インフィニット・ストラトス 夜天の息子の鮮烈なる物語 作:ウィングゼロ
優希SIDE
簪と織斑が口論になっているのを見ていると、簪が声を荒げて睦月と如月をでエネルギー弾を収束しているのを見て勝利を確信したのも束の間、ロンギヌスから警告が伝えられる。
[マスター!上空より高熱源反応!アリーナへ向かって……来ます!]
『っ!』
ロンギヌスの警告で席から立ち上がり上空を見上げると直後アリーナのシールドを貫通しレーザーいやビームというのが正しい……それがアリーナに着弾する。
「な、何!?」
「地震!?」
いきなりのことで慌てる、鷹月さんと相川さん、そんな二人に俺は振り返って、分かっていることを手短に話した。
『いいや、外からの攻撃だ!』
明らかに何かが乱入してきた……IS学園に……恐らく単騎で…… !
「試合中止!織斑!更識!直ちに退避しろ!」
ビームによって焼かれた地面を見据えながら、乱入者のことを模索していると突如、織斑先生の退避アナウンスに観客席の防壁が降りて、アリーナ内の様子が見えないそれが観客席にいる全員の不安を駆り立てて、我先に出口へと集まっていく。
『くそ!やっぱりパニックになったか!』
アリーナ内の様子が見えないから状況が全く分からない……何か何か手を考えないと……
「優希さん!悠長にお考えなさってないで私達も援護に向かいますわよ!」
「そうよ!優希!こんなところで突っ立ってないで、簪を助けに行くわよ!」
考えているとセシリアと鈴に簪の援護に向かおうと進められるが………確かそうだな…
『わかった、直ぐに行こう!』
取りあえずあの人混みに入ってカタパルトデッキに向かわないと行けないんだが、まだ出口の前で立ち往生していて俺は不思議に思う。
すると出口へと向かったであろう鷹月さんと相川さん、そして本音がこっちに戻ってきた。
『どうした?』
「大変だよ~ドアがロックされてて出られない」
そういうわけか!
どうやら乱入者は相当のやり手のようだ、一瞬でセキュリティをクラッキングしたと思われる。
「……駄目ですわ、ISネットワークでの通信も出来ません、恐らく先程の侵入者がジャミングをしているのでしょう」
セシリアはブルー・ティアーズで管制室への通信を試みたようだがジャミングにより通信もできないと伝え、俺は少し考え、考えをまとめると、真剣な表情でセシリア達に話し始める。
『先生達とも連絡が取れない以上独自で動くしかない、まず、セシリア、鈴は直ぐにアリーナ内で戦う簪の援護、例え打鉄弐式が無傷だと言っても簪一人だと分が悪い、本音、鷹月、相川は逃げる学生の避難誘導を頼む』
「は、はい!」
俺の真剣な表情を見たこともなかったためか相川さんが戸惑いながら、返事を返してくるが、次に鈴が訪ねたいことがあるのか俺に向かって喋る。
「優希はどうするのよ」
『俺はまず扉をぶち破る……避難ルートを確保したら直ぐに俺もアリーナへ向かう』
「ぶち破るってどうやってよ」
鈴がどのように扉をこじ開けるか訪ねてくると俺は直ぐさま、出口へと群がっている生徒達に大声で叫んだ。
「全員!出口から離れろ!!」
そう生徒達に一喝すると、出口までの道を開けて、出口の扉前に来るとリヴァイヴから武装を取り出す。
取り出したのは2本の短剣
しかしただの短剣ではない…これはの名称はアーマーシュナイダー……装甲車などの装甲を使った、かなり耐久性のある短剣で切れ味もかなりいい。
「そんな武装出しても……短すぎるわよ!」
そこは鈴の言うとおり、短剣なため刀身がかなり短い……それでどうするのかというと……
『さて……やるか』
俺はアーマーシュナイダーを少し軽く振るった後持っている手を強く握り、アーマーシュナイダーの刀身からエネルギーが溢れて、それは形を変えて通常の刀ほどの長さのエネルギーブレードを生成するとドアを切り裂いて出口をぶち開ける。
『よし、これで出られるはずだ、直ぐにみんな批難しろ……みんなどうした?豆鉄砲くらった鳩のような顔して』
「ゆ、優希……なによ!それ!短剣の刀身が伸びるなんて聞いたことも無いわよ!」
鈴がエネルギーブレードのことを驚きながら指摘すると全員思っていることが同じようで、うんうんと頷いている。
『その事を話すはまた今度だ、今は避難が先だ!』
そう言うと、生徒たちが避難を開始し始め、避難誘導のため本音達が避難していく生徒達の元へと向かっていき、残った鈴とセシリアは直ぐにカタパルトデッキへと走って向かっていく。
さてと、取りあえず、簪の元へ行くには時間がかかる……それまで耐えてくれれば良いが……っ!いや一方的だが伝えることはできるか
そう思い俺は思いついたことを実行しようと一度深呼吸して取り組むのであった。