インフィニット・ストラトス 夜天の息子の鮮烈なる物語   作:ウィングゼロ

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七十八話『簪の修行 第三段階は座学?』

……

 

…………

 

あ、どうも簪です……

 

挨拶が遅れちゃった……でもねこれには訳が「簪、腕止まってる」あうぅ~

 

今現在考える暇さえ与えられないぐらい、優希によって絞られてる…あ、ヘンな意味がないよ

 

今は日も暮れて部屋に居て椅子に座り第三段階の特訓を一心にやっている。

 

やっているけど…

 

「簪、左手が動いてない…あと制限時間2分だよ」

 

え!?もうそんなにしか残ってないの!?

 

制限時間を述べられて焦り出す私

 

取り出したことでまともにできなくなって、終わりのアラームが鳴り響く。

 

「はい、終了…それじゃあ採点するから休憩しててロンギヌスそっちはお前に任せる」

 

[了解です]

 

私は椅子から立ち上がってベッドに飛び込むとどっと疲れた体を休ませる。

 

優希の言うとおり夜でもできることだけど…まさか…座学なんて……

 

今やっていたのはIS学園でも習うのような問題の数々……けど、それだけならまだ良かった……

 

問題はテストが二つあるということ …

 

一つは紙に書かれた一般的によく見るテスト表…そっちは優希が採点してるみたいだ。

 

それだけなら問題は無かった………

 

問題ここから

 

私の座っていた左手には優希のディスプレイがあってそれをロンギヌスが採点していた。

 

そう、もうわかると思うけど……

二つある別のテストを同時にやる…これが優希に課せられた第三段階の特訓らしい……

 

 

これって何の特訓なのか全くわからない

 

「はい、採点完了……こっちは54点だ…ロンギヌスそっちは」

 

[こちらは32点です]

 

低い……でもしかたない両方いっぺんにやるとテスト問題がごちゃ混ぜになって酷い有様

 

『優希、本当にこれって特訓なの?』

 

特訓というか、なんらかの罰ゲームにしか思えないほどげんなりしている

 

そのため、私はその疑問を直接訪ねると優希は直ぐに縦に首を振って頷く。

 

「ああ、この特訓は物事を両方同時進行でやること……これが打鉄弐式のいやIS自体の性能を引き出すことに繋がるんだ」

 

IS自体の性能を引き出す……か……

 

「まあ初めでこれぐらい取れたまあまあだろうな……俺なんて……もっと悲惨だったしな……

 

初めてにしては上出来という優希…その後何か言ったみたいだけど聞き取れなかった…何かあったのかな?

 

「取りあえず、俺の予想だが簪には俺以上の潜在能力が眠ってると思ってるだからきっとできるはずさ…俺が保証する」

 

『私に…優希以上の?』

 

そんな力があるというのか…ううん、翌々考えれば…鈴と互角に渡り合えたとき…稼働時間も訓練時間も私が劣っていたはず、それなのに互角に持ち込めたということは優希の言うとおりの話なのかもしれない。

 

優希に励まされ、少し嬉しく思えた私、そして優希は机の上を片付けると台所の方へと向かっていった。

 

「取りあえず、夕飯にしようか…待ってろ直ぐに作るから」

 

『うん…!』

 

この頃は食堂の開いている時間が過ぎることが多くなったことから優希が夕飯を作ってくれることが多くなった……優希が作る料理はどれも絶品で……優希曰く……それは母親仕込みらしい。

 

そんな優希の作った料理を食べた後また、同じように2つ同時進行のテストを行うのであった。

 

………

 

…………

 

「はい、今日の授業はここまで、明日からは連休だから帰郷する人も居ると思いますが…くれぐれも羽目を外さないように」

 

そういって教卓に立つ先生は教室から出て行き、周りの人達も近くに居る人と話し合いながら寮に戻る準備を進めていく。

 

明日からはゴールデンウィーク…5日間の休みで浮かれる人も居るだろう…

 

私もほとんどゴールデンウィークは埋まってるといっていい…主に優希との特訓で

 

今日からバニングス社の演習所に移り打鉄弐式の最終調整と私の特訓を更にみっちりとやることになっている

 

迎えも直ぐに来るらしいから直ぐに寮に戻らないといけない。

 

教材を鞄にまとめて教室から出ようと思った矢先クラスメイトが私の前に立ち止まる。

 

「あの更識さん、今日これから一緒にレゾナンスで遊びに行かない?」

 

至って普通のお誘い……忙しくなかったらいって良いんだけど……

 

『ごめんなさい、今日から少し用事があって……』

 

「あ、そうなんだ……用事なら仕方ないよね」

 

「用事っていったら一つしかないじゃない…八神くんとデートなんでしょ?」

 

そういって近くに居たクラスメイトがニコニコとからかいながらそう言われると私は顔を真っ赤にする。

 

「そっか、それじゃあ尚更仕方ないよね……でも八神くんってかっこいいよね……普段は優しい物腰で接しやすいし……だけど裏腹に怒ったりすると怖いけど……」

 

「でもここ一番では頼りになるんだよね……この前の閉じ込められたときも先導して避難させてたし……あの時の八神くん、凜々しかったよね~」

 

と優希のことをこれでもかと褒めちぎるクラスのみんな……

 

みんな優希のことをわかってくれて嬉しい気持ちはあるけど……少し妬いちゃう気持ちもあるかな。

 

というか、少し恥ずかしい……

 

私はそんな気持ちでクラスメイトの横を通り過ぎて教室から出て行く。

 

「あっ、八神くんとのデート楽しんできてね~」

 

離れていく中そんな声が教室から聞こえてくる…そんなこと言われると恥ずかしくなってくるよ~

 

 

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