リリカルマジカル頑張ります?(仮)   作:サクサクフェイはや幻想入り

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昨日も投稿あると思った? 残念!仕事で投稿できなかったのさ!冗談はさて置き、仕事は冗談じゃないですけど、とりあえずできるときに投稿

それでは本編どうぞ!


第十六話

アースラにある医務室、俺はそこに向かって歩いている、理由は簡単だ、最後の仕事である、アリシアの死体がそこにあるからだ。 医務室について、自動ドアが開くと中には誰もおらず、アリシアはポットに入ったままだった

 

「不用心じゃね?」

 

「彼女自体は死人ですからね、色々な手続きのために、席を外してるのでは?」

 

俺のつぶやきに反応するライトニング、だがそれにしたって、何があるかわからないのだ、誰かは常駐しておくべきだろう、俺にとっては都合がいいが

 

「まぁいいや、手早く済ませますかね。 リザレクション!」

 

リザレクション、このすばの蘇生魔法で、本当は死んだ直後なら生き返せる魔法なのだが、セイクリッドブレイクスペルの例もある、一応やったのだが

 

「効果なし、なのか?」

 

リザレクションが効いたのかどうかもわからずに困惑する、一応かけたときにアリシアの体が淡く光ったのだが、効かなかったのだろうか? 専門家に聞いてみよう

 

『エリス様ー』

 

『はい、なんでしょうか?』

 

『今リザレクション、アリシアテスタロッサにかけたんですけど、効果があったのかどうかわからなくて』

 

『リザレクションをですか? あれは死んだ直後じゃないと効果がないですよ? その他にも制約がありますけど、今回はクリアしているみたいですが......』

 

『それはわかってますけど、ほら、セイクリッドブレイクスペルの例もあるじゃないですか? 物は試しということで』

 

『確かに......一応調べてみますけど、え?』

 

『どうかしました?』

 

『クレナイさん、早くその生体ポッドからアリシアさんを出してください!』

 

『い、いきなりどうしたんですか?』

 

『いいから早く!』

 

『は、はい!』

 

それまでの温厚な声と一転して、鋭い声になったので急いでアリシアをポッドから出す、一応医務室のベッドに寝かせはしたが

 

『一体どうしたんですかエリス様?』

 

『結果的に言います、アリシアテスタロッサは生き返ってます』

 

『はい? でも生体ポッドから出す時だって、ピクリとも動きませんでしたよ?』

 

『体は、ですね。 魂が入ってないですが』

 

『魂が?』

 

『はい、クレナイさんは私たちの世界を知っているので、話は大幅にカットしますが、死んで体はそのまま地上に残り、天界には思念と言いますか、なんと言いますか、ともかく魂が送られてくるんです。 厳密に言うとまた違うのですが、ともかく魂が天界に送られる、ここまではわかりますね?』

 

『えっと、一応』

 

『リザレクションはその魂を体に定着させる、そんな魔法だと思ってください』

 

『でも、その場合、すぐだと魂が天界に送られて蘇生できるわけじゃないですか、今回死んでからかなり時間たってますよ?』

 

『そこが私も不思議なんです、天界の記録を調べますのでしばらく、待っててください』

 

そうして念話が切れる、なんか本当にイレギュラーだらけだな今回、リニスさんだって死んでないし、アリシアも体だけとはいえ生き返ったし、魂がどこにあるんだって話だけど。 ふと、直死の魔眼なら、そういう霊的なものも見えるんじゃないかと思い、目を閉じ切り替えてみる。 ちなみに直死の魔眼、ルールブレイカーは一時的な特典なのかと思いきや、追加で発生したということで取り消せないらしく、このままだ。 まぁ緊急事態以外使うつもりはないが。 切り替えが終わった感覚がしたので目を開けて見てみる、吐き気がするが、周りを見回してみる

 

「・・・・・・」

 

なんか居るなー、ぼやけてるけど浮いてるのが、しかもアリシアテスタロッサに似ているのがだ。 ためにしもう一度アリシアテスタロッサにリザレクションを掛けるが、効果はなかった。 なぜかそのボヤっとしたものが、少しはっきりした程度だが

 

「・・・・・・」

 

「・・・・・・」

 

そのボヤっとしたものと、目が合い見つめあう。 不思議そうな顔をしているが、こっちだって不思議だ

 

『あ、あの、クレナイさん......』

 

『エリス様、なにかわかりましたか?』

 

『い、今ですね天界の記録を調べていたんですが、確かにアリシアさんに記録を見つけました』

 

『ふむふむそれで?』

 

もうここで嫌な予感がしたんだが、聞かないことには始まらない、なので聞くのだが

 

『アリシアさんの記録なんですが、記録がない状態でして......』

 

『・・・・・・』

 

『・・・・・・』

 

無言になる俺とエリス様、記録がない状態、意味が分からん、意味が分からんが、とりあえず、アリシアの霊的なものの頭の上に手を置き、実際は触れてないが、二人分で

 

「テレポート」

 

目を開けるとエリス様の姿があった、どうやら成功したようだ。 目を切り替えて、エリス様に近寄る

 

「エリス様? 記録がないとは?」

 

「そ、その世界の担当者に聞いたんですけど、その時は大勢死んだので忙しく、記憶がないと言ってまして」

 

「相変わらずずさんだな管理がよ!!」

 

流石に怒る、なんでこう毎回毎回、大事なところが適当なんだこの天界は、意味が分からん

 

「あのー?」

 

「はい?」

 

「なに!」

 

俺とエリス様は声がした方を向く、そこには

 

「あれ? 聞こえた?」

 

「あ、アリシアテスタロッサさん?」

 

「え、あ、はいそうですけど? お姉さん誰?」

 

「ええええぇぇぇぇぇ!?」

 

エリス様大驚き、俺はというと、そう言えばさっき連れてきてたなー、成功したんだーという感じ、怒りも霧散した

 

------------------------------

 

「えっとつまり、こんな風な空間に、一度来たことがあるってことか?」

 

「うん」

 

それからアリシアに、これまでどんなことがあったか、ということを聞いたのだが、一度このような空間についた後、いくら待っても人が来なくてつまらなく、抜け出してぶらぶらしていたら、いつの間にか時の庭園についていたらしく、そこで自分の体を見ながらぼーっとしていたらしい。 自分の状態については、プレシアの行動や言動から、死んだということが分かっていたらしい。 その話を聞いてエリス様は頭を抱えていた

 

「あの人大丈夫?」

 

「まぁこれからのことを考えると頭が痛いんだろうから、そっとしといてあげて。 さてこれからどうする、アリシア」

 

「どうって?」

 

エリス様の心配しているアリシアだが、俺がそっとしといて欲しいというと、興味をなくしたのか話に乗っかってくる。 ちなみに呼び捨てにしているが、アリシア自身がそう言ったからである

 

「そこのエリス様に頼めば、いや、頼まなくても生き返れると思うけど」

 

「・・・・・・いい」

 

「なんで?」

 

意外なことに生き返りたくないらしい、だがその表情は真逆だった

 

「だって、もうフェイトがいるもの、私がいなくても」

 

「フェイトとお前は別人だろ、クローンで全く同じに作られても、性格や細かい動作なんかは違う」

 

「確かに、そうかもしれないけど、今更だよ......私は見てきたもん、お母さんとフェイトのこと、今更生き返って、あの関係を壊したくない、ようやくお母さんとフェイトのすれ違いが解消されたのに......」

 

「はぁ......」

 

俺は溜息をつく、フェイトのため、お母さんのためそうは言っているが結局

 

「自分が傷つきたくないだけだろ?」

 

「っ!?」

 

それまで俯いて喋っていたアリシアが、初めて顔を上げた。 だが、俺はそれに構わず喋り続ける

 

「自分のいた場所にはフェイトがるから、だからお母さんは自分を愛いしてくれない、そう思ってるんじゃないのか? 甘えんな、自分の場所は自分で勝ち取るしかない」

 

「で、でもフェイトは、あの子は!」

 

「優しいから譲ってくれる、後ろめたいから譲ってくれる、そうだろう?」

 

「・・・・・・」

 

頷くアリシア

 

「それがなんだ、大体あのプレシアテスタロッサが、二人同時に愛せないと思ってるのか? 時間はかかるかもしれない、でもきっと二人を同じくらい愛すと思うぞ俺は」

 

「もし、もしクレナイの言うような未来にならなかったら?」

 

「そんなのは知らん」

 

そこで驚いた顔をするアリシア、だがそうだろう

 

「無責任な話だけど、そこまで面倒は見られんぞ俺は、大体お前ら家族のことだろう、自分らでそうなるように努力しろ」

 

「・・・・・・・ふふっ、無責任すぎないかなそれ」

 

そう言って笑うアリシア、てっきり怒ると思ったけど、そうではないらしい

 

「うん、でもそうだね。 私たち歪だもんねまだ、努力はしないといけないよね」

 

どうやら勝手に元気になったようだ、よかったよかった

 

「ねえクレナイ」

 

「ん?」

 

「もしさ、お母さんやフェイトと喧嘩とかしちゃって、家に居ずらくなったらかくまってくれる?」

 

「かくまうかどうかは別として、別に来る分には構わない」

 

「そっか、ありがとう!」

 

ようやくいい笑顔になるアリシア、どうやら覚悟が決まったようだ

 

「エリス様!」

 

「は、はい!」

 

「私を生き返らせてください、お願いします!」

 

「・・・・・・」

 

何故か驚いた顔になるエリス様、俺たちの話を聞いてなかったのか? そしたらだいぶトリップしてたな

 

「エリス様、出来ないんですか?」

 

「は、はい出来ますよ!」

 

パチンと指パッチンの音がする、そうするとアリシアの体が浮き上がる

 

「おー! すごい」

 

「アリシアさん、ここでのことは皆さんには内緒ですよ?」

 

「わかりました! お世話になりましたエリス様!」

 

「はい、それではアリシアさんのこれからに、幸があらんことを」

 

「またあとでね!クー!」

 

笑顔で宙を舞うアリシア、その姿が光に包まれ、やがて消えた

 

「また仕事が増えましたね、エリス様」

 

「いいです、向こうの人に全部押し付けますから」

 

若干いじけてるのか、そんなことを言うエリス様、その姿に声には出さないが少し笑ってしまった

 

「それにしてもクーか、また新しいあだ名がついた」

 

「そろそろ向こうに帰った方がいいんじゃないですか、クレナイさん」

 

「それもそうですね、それじゃあまた何かあったら呼んでください。 遊びに来たりしますけど」

 

「はい、お待ちしてますね」

 

「テレポート」

 

笑顔のエリス様に見送られ、俺はその場を後にする。 目を開けると、アースラの医務室で、ちょうどアリシアが目を覚ましたようだ

 

「おっす、さっきぶりだなアリシア」

 

「うん、おはよう、クー」




いえーい! 今回は4000オーバー! アリシア蘇生回でした! リザレクションが、魂うんたらかんたらは、独自設定ということで。 この話が十六話なので、次からは適当にエピローグということで三、四話やったらA`sに入りたいと思います

それでは感想評価お待ちしてます
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