リリカルマジカル頑張ります?(仮)   作:サクサクフェイはや幻想入り

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なんかこれ一日一本か、二日三日で一本になってる気がする。 いいことだけど、ずいぶんハイペースだな

さて、本編どうぞ!


第四話

リンカーコアを抜かれたことにより、意識を失った俺は数時間後に目を覚ました。 ネタをやろうとしたところで、割り込んでくるなのはとフェイト、なのはには思いっきり泣かれ、フェイトはそでを掴んだまま離さなかった。 正直言って、こっちの方が堪える。まだ、O☆HA☆NA☆SI☆も嫌だけど、泣かれたり、何も言わずに泣きそうな顔でそで掴まれる方が堪える。 アリシアなんかも、フェイトがいるからなのか遠くから心配そうにしてるし、はやては申し訳なさそうに見てるし、で、そんな状況の中、不謹慎にもニヤニヤ見てる使い魔が一人。 まぁ、俺のことを気遣ってそういう風に見てるんだろうけど。 俺は小さいため息をつき、事態の収束に努める

 

「なのは、泣き止んでくれよ」

 

「馬鹿! 泣き止んでくれよじゃないよ! いきなり倒れて、心配したんだよ!? なのに、なのに!」

 

「悪かったよ」

 

苦笑しながら頭を撫でる、そして続きの言葉をしゃべり始める

 

「でもさ決めたからさ、頑張ろうかなって」

 

「・・・・・・こんなことになったのに?」

 

「おう、無理や無茶でも押し通す、そうやってやってきたからな」

 

「・・・・・・」

 

いまだに俺の胸に泣きついたままだが、腕の力は少し緩まった

 

「ま、そう言うわけだなのは。 諦めてくれ」

 

「自分で言うことじゃないと思う」

 

いまだに抱き着いたままだが、声は普通に戻ってきている

 

「そんでフェイト、そろそろ放してほしいんだけど」

 

「・・・・・・」

 

首を横にフルフルと振るフェイト。 どうしたもんか

 

「飯作らないといけないし」

 

「・・・・・・」

 

「トイレとか行けないし」

 

「・・・・・・」

 

無反応、ここまで来ると心折れるぞ。 頭を掻きながら、考えるが何もいい案が浮かばない

 

「心配なのはわかる、自分でもなんだが無理するし、でもこんなことしても、問題は解決しないぞ?」

 

「・・・・・・わかってる、わかってるけど、私、怖いよ」

 

「怖い?」

 

「だって、このまま無理してたらクレナイ、いなくなっちゃいそうなんだもん!」

 

「・・・・・・」

 

その言葉に、今度は俺が黙る番だった。 実際前回の事件は、様々な要因が重なり、うまくいったが、今回もどうにかなるとは限らない。 前回も手探りだったが、今回は前回よりも条件はいいはずなのに、前よりも手元が真っ暗だ。 それは実感してる、だが

 

「悪いんだがフェイト、それでも俺は進む、他の誰に何を言われようともだ」

 

「・・・・・・」

 

「勝手だと思うかもしれないけど、これが俺だからな、勘弁してくれ」

 

苦笑してそう言うが、やはりフェイトの表情は晴れない。 だがそこに意外な援護が加わった

 

「フェイト」

 

「リニス.......」

 

「クレナイはこういう人なんです、諦めてください。 でも、貴方には教えたはずですよ? 一緒に戦う力を」

 

「・・・・・・」

 

ハッとした表情になるフェイト、リニスさんも回りくどいが、俺がいなくならないように、自分が強くなればいいと、そう言っているのだ

 

「てか、諦めてくださいとか、酷くないですか?」

 

「改善できるんですか?」

 

笑顔の威圧に、目をそらす。 そんな、確約なんかできるわけ、ないじゃないですか。 そう思っても口には出さない、あの表情してるリニスさんもやばいからな

 

「アリシアもそんな心配そうな顔で見るなよ」

 

「クーって割と女たらしだよね」

 

「言うにこと欠いてそれか」

 

思わず真顔になる、流石にその切り返しはない。 自分でも女たらしではないが、女泣かせなのは自覚してるからな

 

「冗談だよ、でも、心配させないでね」

 

「前向きに検討したいと思う。 んでだ、はやて」

 

「・・・・・・ん? なに?」

 

「なんでそんなに、申し訳なさそうに見てるんだよ」

 

「だって、私のせいやろ、この状況?」

 

そう言って、さらに悲しそうな顔をする。 この状況がはやてのせい? 何言ってやがる

 

「何勘違いしてるんだはやて」

 

「え?」

 

「これは俺が、自分の意思でやったことで、お前のせいじゃない。 お前は最初から、蒐集には否定的だったし、今のままで満足してるって言ってた。 でも俺がそれを良しとしなかった、ならこのざまは俺のせいだし、お前が責任を被る必要はない」

 

「それは.......」

 

「言い訳はいらん、お前は笑ってろ。 そのために俺は動いてんだから」

 

そう言うとポカンとした表情のまま数秒、そして笑い出した

 

「ふふふ、まさかそんなこと言われるなんて、思ってなかったわー」

 

いつも通り、というわけにはいかないが、それでも笑顔を見せてくれた

 

「さて、それじゃあ下に行きますか」

 

「なんでや?」

 

「飯」

 

------------------------------

 

下で屍と化していたヴォルケンリッターたちを起こし、料理をはやてとリニスに作ってもらい、少し遅いが夜飯となった。 空気が悪い、主にヴォルケンリッターたちが、なのはとフェイトを睨んでいるからだが

 

「はやてなんとかして」

 

「とりあえずや、なのはちゃんとフェイトちゃんにも手を出したらアカンよ?」

 

「ですが主はやて、この少女たちは管理局の所属と聞きます」

 

「そいつらが管理局にしゃべらないとも限らないだろはやて」

 

「手を出したらアカンよ?」

 

「でもねはやてちゃん」

 

「アカンよ?」

 

笑顔で言うはやて、目が笑ってないのはわかりきっていた。 その姿にヴォルケンリッターたちは、さっきのことを思い出したのか、震えていた。 すげぇな、歴戦の戦士たちを震えさせる九歳の主。 字面にするとなんか情けなく感じるけど、体験している身としては笑ってもいられない。 俺は普通に飯食ってるけどね

 

「諦めた方がいい、シグナム、ヴィータ、シャマル。 それに、クレナイも殺気立っている、下手に刺激するとこちらが被害を被るぞ」

 

なんか失礼なこと言ってるザフィーラだが、気にしないでおこう。 こんなの気にしていたら、身が持たん。 今は常識がある程度あるが、最初のころは本当にやばかったからな

 

「あの、そのことなんですけど」

 

「なのはと話し合って決めました、貴方たちのことはしゃべりません」

 

「・・・・・・それが信じられるとでも?」

 

「信じられなくてもいいです。 でも、私たちは約束を破ったりしません」

 

「けっ......」

 

一応終息はしたようだ、さっきよかましな空気になった

 

「さて、それじゃあライトニング、報告頼む」

 

「了解です、今回マスターのリンカーコアを蒐集して、ページが埋まりました。 今そのページを解析していますが、これと言って進展はありません」

 

「まぁ、少し埋まったぐらいで、劇的な変化はないだろうしな、その調子で頼む」

 

「了解」

 

------------------------------

 

「ねぇマー君」

 

「ん? なんだ?」

 

夜もそこそこの時間になり、流石に一人で夜道を歩かせられない、ということでなのはを家に送っているのだが、なのはが話しかけてきた

 

「私もはやてちゃんのためにリンカーコアを......」

 

「やめとけ」

 

短くなのはに告げる

 

「どうして?」

 

なのはが問いかけてくる、俺の顔を覗き込んで

 

「リンカーコアを蒐集する、その行為は危険な行為だ。 下手したら魔法が使えなくなるぞ」

 

一応俺も抜いてから、シャマルにチェックしてもらったが、大丈夫だったらしい。 まぁ体は重たいけどな

 

「魔法が?」

 

「ユーノから魔法のこと、リンカーコアのことを聞いたと思うが、あれは繊細なものだっていう話だ、俺は成功したけど、なのはが成功するかはわからない、それに、かなり痛いぞ」

 

「・・・・・・」

 

俺の説明を聞いてためらうなのは、それが普通の反応だ

 

「ともかく、はやてのためって言うなら、一緒に居てやるだけでもいいんじゃないか?」

 

「一緒に?」

 

「はやてだってつらいはずだ、友達が一緒に居ればそういうのも和らぐだろ?」

 

「うん......」

 

納得がいかないのか、その表情は曇ったままだ、コイツもこうと決めたら一直線なところがあるしなぁ、誰に似たんだか

 

「まったく、こいつめ!」

 

「にゃー!?」

 

頭をぐしゃぐしゃと撫でると、なのはは猫みたいな悲鳴を出す。 いきなりのことだったから反応できなかったようで、ようやく反応した時には髪はぐしゃぐしゃだった

 

「マー君、酷いよー」

 

「うっさい、とりあえずさ、リンカーコアの件はよく考えろ。 さっきの聞いて怖くなったんだろ?」

 

「・・・・・・うん」

 

「考えて、考えて、考え抜いてから答えを出せ。 その回答がどんなものだったとしても、俺はちゃんと聞いてやるから」

 

そう言って今度は、くしゃくしゃになった髪を直すように撫でる

 

「うん!」

 

そこにさっきまでの表情はなく、笑顔があった

 




蒐集ってドンくらい埋まるんだろう、ちょっとわからないためぺーじ数はなしで。 

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