リリカルマジカル頑張ります?(仮) 作:サクサクフェイはや幻想入り
それでは本編どうぞ!
第一話
新暦75年四月、俺はとある建物の前に立っていた。 正式名称は長いので、機動六課、それが俺が新しく配属された部隊の名称だ。 なのだが
「面倒極まりないんだけど」
「もう、クレナイはいつもそうですね」
隣りのユーリはぼやいているが、本当にめんどうなのだ。 だってあの部隊長がタヌキだしなぁ、面倒ごとを被る未来しか見えない
「だってよー」
「ディアーチェもいますし、大丈夫です!・・・・・・多分」
「えらく心配になる言葉ありがとう。 はぁ、まぁ行きますか」
「はい!」
ディアーチェ達と会えるのが嬉しいのか、ユーリはこのところずっと笑顔だ。 それはいいが、俺はいろんな意味で気が重い。 道中、廊下で六課の局員とすれ違うが、挨拶はするが、見たことない俺がいることで、不思議なのだろう、居心地が悪い。 隣のユーリは気にならないのか、はたまた嬉しさで気にしていないのか、足取りは軽やかだった。 そんな居心地の悪さを感じながら廊下を歩くこと数分、ようやく部隊長のいる部屋まで来た
「失礼します」
「失礼します」
ユーリと共に中に入ると、中にいたのは、毛先は黒だが銀髪で、鋭い目が特徴のディアーチェだった
「む? おお!久しぶりだな、ユーリ、そして主殿!」
「主殿やめーや、久しぶりだなディアーチェ」
「ディアーチェ!」
「まったく、いきなり抱き着くのではないぞ、ユーリ」
そう言いながらも、嬉しそうなディアーチェに特に何も言わず、ユーリの好きにさせてたのだが、いつまでたってもやめそうにないので、こっちから切り出す
「あー、お楽しみ中のところ悪いが、タヌキは?」
「お楽しみ中ではないわ! タヌキなら式の方に......とそうであった、行くぞクレナイ」
「いきなりなんだ?」
「ディアーチェ?」
「ぬしらも式に呼ばれておるのだ。 まぁ、この時間では紹介の方は、飛ばされただろうけどな」
くっくっく、と笑っているが、お前のせいだぞディアーチェ。 あえてツッコミ入れないが。 ディアーチェの案内の元、広いスペースに出ると、そこには六課の、たぶん全員と料理があった。 まぁ多分、今日から稼働日、ということでそのパーティーだろうが
「エリオ、キャロ」
「「マリオさん!!」」
眉がぴくッと動いたが、これは仕方のないことだろう、今だに下の名前は嫌いなのだ。 まぁ、弟や妹みたいな存在なので、特別に、特別に許しているが
「久しぶりだな、エリオ、キャロ。 元気そうで何よりだ」
「はい! マリオさんもお元気そうで何よりです!」
「マリオさんやユーリさんがここにいるってことは」
「まぁ、そういうことだ。 よろしくな」
「「はい!!」」
うむ、本当にうれしそうだな、これで、俺のことを名前呼びじゃなければ、素直に喜べたのだが
「眉がぴくぴく動いてますよ、クレナイ」
「言われなくてもわかってる」
エリオたちの頭を撫でながら、ユーリに小声で返事をする。 まぁうん、いいんだこいつら笑顔だし、うん
「えっと......」
「あの?」
エリオたちと一緒にいたらしく、走ってきたから、ついてきたのだろうが、突然の状況に、目を白黒させていた
「ん? あぁ、クイントさんの娘さんとティーダの妹さんか」
「兄さんを知ってるんですか!?」
「お母さん知ってるんですか!?」
「あ、あぁ......」
何故か迫ってきたので後ずさりをする。 俺の仕事の都合上、いろんなとこ渡り歩いてるからな、知り合いが多いのだ
「ティーダは飲み仲間で、クイントさんはまぁ色々あったし、ゲンヤさんにはこき使われたしな」
「「はぁ......」」
自分の知らないところでの知り合いに、驚いたようだが、納得したらしく下がってくれる
「さて、エリオ、キャロ久しぶりに手合わせしよう、外にどうせ演習場とかあるんだろ?」
「まぁ我は構わぬが」
「皆さんが怒りますよ?」
「どうせしばらく会ってなかったんだ、怒られるに決まってる。 だからバレないうちに」
「バレないうちに、どこへ行くんや?」
うん、どうやらバレていたようだ。 こうなると俺は観念するしかないわけで、俺はエリオに小声で話しかける
「エリオ」
「は、はい」
「いいか、今から見せるのは、ダメな大人の見本だ。 お前は真似せず、反面教師にして生きろ」
そう言って意を決して後ろを向くと、色々とやばかった。 魔王とか小さい金色の死神とか、地球の方は、気軽に行けないなんて理由もあるから、クロノにくっついて向こうに行ったりもしてるけど
「よ!まぁ、色々言いたいことはあるとは思うが、ただいま」
「・・・・・・むぅ、主にそう言われては、私たちは何も言えません」
「そうだね、シュテるん。 お帰り、くれない」
よしまずは二人、怒りを鎮められたぞ。 もともとレヴィに関しては、怒ってなかっただろうけど。 問題は魔王様とタヌキだぞぉ! テスタロッサ姉妹の対処法はわかるから大丈夫、とりあえずそっちから先に!
「フェイト、心配かけて悪かったな、アリシアも。 ちょっといろいろ忙しくてな」
「み、みんなの前で、恥ずかしいよ......はぅ」
「む~、そんなんじゃ騙されないよ~」
どうやら沈静化できたみたいだ、それにしても相変わらず、フェイトはこの空間の癒しだ
「それでなのは様、はやて様、何をそんなに怒っているのでしょうか?」
「わかるはずだよね?」
「それに今回、遅れたしなぁ?」
「あ、それはディアーチェのせい」
「下僕貴様ぁぁぁぁぁ!?」
時には必要な犠牲がある、冗談はさて置き、本当のことだし
「ディアーチェ、ちょっとこっちでお話や」
「主殿! 主殿ぉ!?」
「あー、シュテル、レヴィ、心配はないと思うけど、一応ディアーチェの方に」
「りょうかーい」
「かしこまりました」
残るはなのはだけ、なのだがコイツが一番手強い、なので、絡めて等はなしで本当のことを言う
「あー、その悪かったよ。 本当に、ここのところ忙しかったんだ、時には眠らないこととかあったからな」
「・・・・・・私には無茶するなって言うくせに」
「お前の場合は、無茶しすぎるからだよ。 俺は、本当にダメそうならセーブするし」
怒気がだんだんなくなってきたので、俺はなのはの頭を撫でる。 昔と変わらず、いい撫で心地だ
「本当に悪かったな」
「ううん、こうやって無事に戻ってきてくれるもん」
そう言ってなのはは、俺の胸に顔をうずめる。 忘れているようだが、ここは六課のパーティー会場で、まだ大多数の人間がここにいるわけだが
「いいなぁ、なのは」
「私も抱きついちゃお!」
「わ、私も!」
こういう風になるわけで、ただのゲス男じゃん俺。 視線が突き刺さるよ、まぁ慣れたもんだけどな、慣れたくなかったけど
「おほん、おほん!」
「どうしたはやて」
「そういうのええから、ついてきて」
さりげなく、抱き着いてきていた全員をはがし、はやてが中央のステージになっているところに、俺を先導する。 そして
「あー、あー、マイクテス、マイクテス。 大丈夫みたいやな。 さて、みんなも気になってると思うけど、この人の紹介するで!」
そう言って指さされる俺、まぁ今日から配属だしな
「私の婚約者で、紅魔狸男さん、みんなよろしくな」
場の空気が凍った。 何を言ってくれるんですかね、このタヌキは! とりあえず、諸悪の根源はひっぱたき、離れさせ、改めて自己紹介をする
「あー、さっきのは、冗談とでも思っていてくれ。 紅魔狸男三等陸佐だ、まぁこっちよりも、便利屋って言った方が分かりやすいか? とりあえず階級なんか気にしなくていい、あと魔狸男って呼ぶな、以上だ」
さっきとは別の意味で静かになる。 多分便利屋っていうのに反応したんだろう。 便利屋とは読んで字のごとくだ、おもに人手不足の陸でこき使われるのだ
おもにフリーでも、一応管理局に属してるんだから、便利屋という形にしました。 各種免許はもちろんもています。 ちなみに、原作だと、空白期に死んでいる、クイント、メガーヌ、ゼスト、ティーダは生きています。 ご都合主義ここに極まれり
そんなわけで、感想評価お待ちしてます