―おかしい、こんなわけあるはずないのだ―
「カズマ、私の後ろにいろ」
「そうです、私も後ろの方で魔法を唱えるんですから」
「やめろ!!お前が魔法とか唱えんじゃねぇー」
「カズマさんこの状況で、自分が何を言ってるかわかってる!」
どの状況かというと、今は、カエルの群れに襲われていたりする。
いや、正確に言えば襲われそう、だな。
「そもそも、ダクネスの後ろにいても、いなくても一緒じゃねえか~!!」
「いつまでも、私を甘く見ないことだカズマ。私をいつまでも昔の私と侮るなよ!!」
「どうせお前の後ろにいても攻撃があたらないじゃないか」
スパッザシュッ
俺の言葉が言いおわりににカエルの首が落ちていた。
まさかの出来事に俺は目の前の光景が信じられず周りを見まわしていた。
もしかしたら、ミツルギがなにかをしていたに違いないはずだと信じたくて。
はたしてそこにいたのは首の落ちたカエルの前にいたのはダクネスしかいなかった。
「だから言ったのだ。私の後ろにいろとな」
「いやいやいや、お前なんで。」
「何か言いたいようだな。」
ダクネスはその後もカエルを攻撃していた。
そう攻撃していたのだ。
しかもそれが全部命中していたのだ。
命中率100%のダクネスに違和感を覚えつつも目の前に来ていたカエルに俺は『クリエイトウォーター』と『フリーズ』の魔法で対処していく。
が途中で処理しきれず、カエルが俺に向かって舌を伸ばしてきた。
「『ライトニング・ストライク』」
なぜか後方から魔法が飛んできた。
その声は聞きたかった声ではなかったのだが。
「ダクネス、なんだかカエルが増えてきているんですが?」
「めぐみん、ダクネス、カズマさん。花鳥風月を使います目を」
アクアがまたとんでもないことを言いだした。
この増えつつある敵に宴会芸を見せたところで何も状況は変わらないのにそこでやさしいカズマさんは言ってあげることにしました。
「今、宴会芸をォォオーー!!」
「まさかこんな時にこの男は。」
「私がカズマをおぶっていくアクアとめぐみんは先に行け!!」
なぜか俺の知らない間に花鳥風月がとんでもないことになっていた。
「何がどうなって!!花鳥風月が眩しい光を放つようになるんだよ!!」
大声で叫んだがみんなが不思議そうな顔をしていた。
そしてなぜかダクネスにおぶされている俺が叫ぶと、前方の地面が盛り上がりその拍子にダクネスは手を滑らした。
カエルは、完全に標的を俺にしているようだった。
カエルが今まさに舌を伸ばすタイミングで聞こえて来た声があった。
「全て消えろ、『エクスプロージョン』」
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「何で全て!!」
ガバッと起きた俺は周りを見わたす。
まさかの夢落ちに気が緩みもう一眠りする俺だった。