バカとテストと賭博師   作:コクミン

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のんびりまったり投稿していますが,どうぞゆるりとご覧ください

では,どうぞ!


ふとした時には大概巻き込まれてんだよな

「,,,,きろバカ」(ドゴッ)

 

「ぐふぉ!?」

 

 

人が気持ちよく寝ているのに,誰だ人の腹を踏みやがるバカは!

 

 

「って雄二か,なにしやがる」

 

「てかなに初っ端から寝てんだお前は」

 

 

くそ、正論っぽい事ばかり言いやがって、、、

 

 

「で、俺を起こすって事はそれ相応の面白い事でもあるんだろうな?」

 

「ああ、早速だが戦争を起こそうと言っていたところだ」

 

「、、へぇ、いいじゃねえか」

 

 

戦争と聞くと大分物騒ではあるが、この学校に通う人間にとって戦争とは1つのみを指す

 

【試験召喚戦争】

 

試験召喚獣と呼ばれる、それぞれの成績を力にして戦うちっこいキャラを使って行われるクラス同士の戦い

 

それこそがこの文月学園の最大の特徴な訳だが

 

 

『勝てるわけがない』

 

『これ以上設備を落とされるのは嫌だ』

 

『姫路さん愛してる』

 

 

若干1人を除いた反対派の声は最もだ

 

自分たちの成績を力にするってことは、Fクラスの面子を考えると最弱レベル

 

普通に考えれば勝てるわけない

 

そう、【普通】ならば、、、

 

 

「では凪が起きた事だし、俺が勝てるという根拠を言う」

 

 

そう言うと雄二は1人の男子の方を見る

 

 

「おい、康太。畳に顔をつけて姫路のスカートを除いてないで前に来い」

 

「…………!!(ブンブン)」

 

「は、はわっ」

 

 

土屋康太 自己紹介の時から無口な奴で、本名を言ってもほとんどの奴が知らないだろう

 

だがこいつは、面白いあだ名を持ってやがる

 

 

「土屋康太、こいつがあの有名な、寡黙なる性識者(ムッツリーニ)だ」

 

「…………!!(ブンブン)」

 

 

このふざけた名前こそが、こいつの存在を知らしめる名前

 

男子からは畏怖と畏敬を、反対に女子からは軽蔑を以って挙げられる名前だが、その名の通りただのスケベ野郎だ

 

 

 

『バカな……やつがあのムッツリーニだと…』

 

『いや、あれを見ろ!明らかにバレバレな証拠を未だに隠そうとしているぞ!』

 

『ああ、ムッツリの名に恥じない振る舞いだ…』

 

 

こいつら本当にバカなんだな

 

ま、男子目線から合わせてもらえれば康太が一部の男子から人気があるのは十分理解できる

 

なにより一歩間違えれば犯罪ってギャンブルしてるってのが面白い

 

だがそれより、、、

 

 

「さらにうちには姫路がいる」

 

「わ、わたしですか?」

 

「ああ、うちの最高戦力だ。十分期待している」

 

 

なんでこいつがいる?

 

姫路瑞希 確か俺の記憶が正しければこいつは学年でもトップクラスの学力だったはずだ

 

周りが疑問を感じてないって事は、俺が寝ている時に事情の説明でもあったんだろう

 

後から聞いておくか

 

 

「それに木下秀吉もいる」

 

『おお、あの木下優子の』

 

『『『双子の妹!!』』』

 

「わしは男じゃ!」

 

 

秀吉まで名前が挙げられる

 

まあ常に冷静な判断をするし、戦場で使えるんだろう

 

 

「勿論、俺も全力を出す」

 

『坂本って、小学生の頃は神童とか呼ばれてなかったか?』

 

『じゃあこのクラスにはAクラスレベルの奴が2人もいるのか!?』

 

『これならいけるんじゃ、、!』

 

 

坂本雄二 かつて神童の名を欲しいがままに手にしていたが、最近は悪鬼羅刹の名前の方が有名だが、こいつは決してバカではない

 

全体を見通す力は俺以上ある上に指揮者としても申し分ない

 

なるほど、これなら勝てるって自信も湧くもんだ

 

 

「それに吉井明久もいる」

 

 

シーン

 

空気が死んだ

 

 

「ちょっと雄二!なんでここで僕の名前を呼ぶのさ!?」

 

『吉井って誰だ?」

 

『さあ、聞いたことない名前だ』

 

「ほらぁ!せっかく盛り上がっていたのにテンション下がっちゃってんじゃん!」

 

 

てか名前を忘れられてる事はいいのかおい

 

 

「じゃあ知らない奴に教えてやる。こいつの肩書きは【観察処分者】だ」

 

 

しかも説明はそれなのか

 

 

「あの、それってどういうものなんですか?」

 

 

姫路が首を傾げて尋ねる

 

この肩書きは知らない奴もいるってぐらいおおっぴらにできる名前じゃないからな

 

 

「まぁわかりやすく言えば、学園一のバカしかなる事ができない教員の雑用係だ」

 

「一言多いよ雄二!雑用だけでいいじゃないか!」

 

 

そっから明久が説明しだす

 

簡単に言えば、こいつの召喚獣は他のと違って物体に干渉して物を持ち上げたりする事ができる

 

いくら学力が低くても、大人以上の力を召喚獣は持ってるから、結構教員から使われてる

 

そんかわりに、召喚獣にダメージがあると、明久自身にもフィードバックでダメージが入る

 

つまり、雄二が言いたい事はおそらく、、、

 

 

「要するにこいつはいてもいなくても変わらない雑魚だ」

 

「そこはフォローするところだよね雄二!?」

 

 

それが言いたかったんだろうな

 

 

「そして、崎原凪もいる」

 

 

は?

 

 

『崎原?聞いたことない』

 

『こいつも吉井みたいに使えないんじゃないか?』

 

『有名じゃない奴は雑魚だ』

 

 

おい最後のやつ 後で覚えてろよ?

 

 

「こいつもある肩書きを持つ。しかし、この肩書きは必ずお前らは知っているはずだ」

 

 

そして雄二は俺に近づいてきて言葉を放つ

 

 

「【死神】と言えばわかるだろう。それがこいつだ」

 

 

ザワザワザワザワ

 

 

『し、死神だと!?』

 

『馬鹿な!あれはただの噂なんじゃ!?』

 

『死神と言えば、1人で4校の不良全員を潰したってやつじゃないか!?』

 

『いや、俺が聞いた話だと、夜道を歩いてる大人を一瞬で潰したって、、!』

 

『それが崎原なのか!?』

 

「思ったより知れ渡ってんな」

 

「おい雄二、なんで今更その名を引きずりやがる?」

 

 

【死神】随分とありきたりな名前であるが、同時にとてつもなく恐ろし噂が引っ付いている

 

その噂もこいつらが言っていた通りだし、他にもだいぶヤバい内容もたくさん

 

 

「お前を表すんなら1番効果的だと思ってな。予想通りだ」

 

「ったく、そいつはもう捨てた名なんだがな」

 

「そう言うな。お陰でこいつらもAクラスに勝てると更に信じれるんだ。安いもんだ」

 

 

全く悪びれる様子もないし、これ以上追求するのは野暮だな

 

確かにクラス中の雰囲気が変わったし、問題はないか

 

 

「とにかくだ。俺達の力の証明として、まずはDクラスを征服してみようと思う。 皆、この境遇は大いに不満だろう?」

 

『当然だ!』

 

「ならば全員筆ペンを執とれ!出陣の準備だ!」

 

『おおーーっ!!』

 

「俺達に必要なのは卓袱台ではない!Aクラスのシステムデスクだ!」

 

『うおおーーっ!!』

 

 

流石雄二だ

 

こいつの一言でクラスの士気が高まった

 

 

「では明久、お前にはDクラスへの宣戦布告の使者になってもらう。無事大役を果たせ!」

 

「下位クラスの使者って、確かとても酷い目にあうんだよね?」

 

「大丈夫だ、あいつらはお前に酷い事はしない」

 

「本当に?」

 

「ああ、俺を信じろ」

 

「雄二、わかった!行ってくるよ!」

 

 

バン!

 

タタタタタッ、、、

 

 

「くっくっく、相変わらず騙されやすい奴だ」

 

「俺はお前ほどの外道を見た事がないな」

 

 

どうせボコボコになって帰ってくるんだろうな

 

面白そうだから見過ごしたが、

 

 

「しかし雄二、それこそ俺が使者になっていけば平和的に終わるんじゃないか?」

 

「ああ、しかしまだお前がFクラスにいるって事は隠しておきたくてな」

 

 

なるほど

 

それじゃのんびり明久が戻るのを待つか、、、

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「騙したなああああ!!」

 

 

しばらくしてるとボコボコになった明久が戻ってきた

 

どうやら随分楽しい目にあったらしいな

 

 

「心配するな、全て予想通りだ」

 

「殺す!」

 

 

バカだな 明久ごときじゃ雄二に敵うわけがないのに

 

ほら、殴られて終わったんじゃねぇか

 

 

「うう、痛いよ、、、」

 

「よ、吉井くん、大丈夫ですか?」

 

 

泣きそうになってる明久を姫路が心配してる

 

 

「う、うん。なんとかね、、、」

 

「吉井、ほんとに大丈夫?」

 

 

お、島田にまで心配されてんだな

 

 

「うん、大丈夫だよ」

 

「よかった、まだウチが殴る余地があるんだ」

 

「ああ!もうダメ!死にそう!」

 

 

やっぱりあいつとは仲良くできそうだ

 

 

「よし、明久も戻ってきた事だし、早速ミーティングを始めるぞ。凪も今日は参加してくれ」

 

「ん?今日だけでいいのか?」

 

「お前にも都合がらあるのはわかってるからな。まだ他のクラスにバレてない今はこっちにいてくれ」

 

 

まぁそう言う事なら従ってやるか

 

そう思いながら俺たちは屋上へ向かった

 

 

そして、ここからFクラスの戦争が始まる

 

どうなるかなんてわかんねえが、楽しませてくれよ?

 




長くなってしまいました

次回からバカテストも前書きで書けたらなと思っておりますので、皆さまどうか楽しみにしていてください

のんびりとした更新ですが、次回もよろしくお願いします!
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