むかしむかしあるところにおじいさんとおばあさんとアフロがいました。

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新日本アフロ話 おじいさんとおばあさんとアフロ

むかしむかしあるところにおじいさんとおばあさんとアフロがいました。

おじいさんは、山に芝刈りに、おばあさんは川に洗濯に、アフロは、海でアフロを育てていました。

 

ある日、アフロが海でアフロを育てていると、

「アフロ、アフロ」「アフロ、アフロ」と、音を立ててアフロが物凄い勢いで増殖して行きました。

アフロが言いました。

「こりゃすごい。爺さんと婆さんの鬘にしよう。」

アフロが毛刈りバサミを持ち出し、アフロを切ろうとすると、アフロがアフロに言いました。

「アフロを切るのをやめて欲しい。切るのをやめてくれたらこれをあげよう。」

と、アフロに聖なるアフロの鬘を渡しました。

アフロは、「ありがとよ。」との言葉と同時にジョキンと音を立ててアフロを切りました。

元アフロは言いました。

「何をするんですか。この聖なるアフロの鬘を渡したら、アフロに攻撃しないんじゃないのか。いきなり攻撃してくるとは、アフロ法第36条、『アフロに許可なくアフロを切ってはならない。』違反だぞ。」と声をあらあげました。

アフロは言いました。「アフロ法前文 『アフロは、正当に審査されたアフロ会におけるアフロ大使を通じて行動し、われらとわれらのアフロのために、アフロとの協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再びアフロとスキンヘッドの戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権がアフロに存することを宣言し、この法を確定する。そもそもアフロは、アフロの厳粛な信託によるものてあつて、その権威はアフロに由来し、その権力はアフロ大使がこれを行使し、その福利はアフロがこれを享受する。これはアフロ普遍の原理であり、この法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の法、スキンヘッド、髪型を排除する。

アフロは、恒久の平和を念願し、アフロ相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、アフロを愛するアフロの公正と信義に信頼して、アフロのみの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、アフロを維持し、スキンヘッドと他の髪型を地上から永遠に除去しようと努めてゐるアフロ社会において、名誉あるアフロを占めたいと思ふ。われらは、全世界のアフロが、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、アフロのみが生存する権利を有することを確認する。

アフロは、いづれのアフロも、アフロのことのみに専念して他の髪型を無視しなければならないのであつて、アフロ道徳の法則は、アフロ的なものであり、この法則に従ふことは、アフロの主権を維持し、アフロと対等関係に立たうとする他の髪型の責務であると信ずる。』つまり、アフロでないお前は、アフロ法に守られない。」

アフロが元アフロに言い切りました。また続けて、

「つまりこの髪はアフロ法第23条『髪を拾ったアフロはアフロにその髪を喰わせてもいい。むしろ喰わせなさい。』に従い俺は、俺のアフロにこの聖なるアフロとこの髪を喰わせる。」

元アフロ改めスキンヘッドが言いました。

 

「そんなことしちゃいけない。」続けて言いました。「そんなことしたらもうただのアフロに戻れなくなるぞ。」

アフロが言いました。

 

「それこそ関係ない。俺はこの聖なるアフロと髪を喰わせることであの伝説のアフロを超え俺が伝説になる。貴様の方こそそこで俺が伝説を超えるその瞬間をそこで眺めているがいい。」

と、アフロは天に向かって吠えました。

アフロはアフロに髪と聖なるアフロを喰わせ始めました。

「アフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロアフロ」

アフロに侵食されているアフロは思いました。

 

これがスキンヘッドが言っていたただのアフロに戻れなくなるぞって言葉の意味か。

アフロは思いました。アフロがゲシュタルト崩壊してきたな、と

アフロは言いました。

 

「アフロであることにこだわりなどない。」続けて、

「しかし、爺さんと婆さんが心配だ。あの2人はアフロではない。つまりアフロ法には守られない。」

 

アフロは心配でした。このままアフロに侵食されアフロはただのアフロになってしまうのか。それともアフロはアフロを制御し伝説のアフロを超えることが出来るのでしょうか。

 

 

 

〜五年後〜

アフロの墓の前で爺さんは言いました。

 

「アフロよ。お主も馬鹿な真似をしたものじゃ。お主の理想『アフロでないものにも人権を』じゃったか。そんな夢見るのが悪い。」

おじいさんは泣いていました。アフロがいないのが寂しかったのです。




読んでいただきありがとうございます。

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