蒸すような暑さと、それに伴って出たであろう、汗による不快感で目が覚めた。
窓を見たがまだ夜明けは遠いらしく、薄ぼんやりとした空が蠢いていた。
ふと、赤い光が目の端に飛び込んできた。
恐る恐るそちらに目をやると、部屋の中央に、赤い溶岩が溢れ出ていた。
目をやった時には、枕と同じくらいのサイズだったが、段々とその半径を広げてきている。
あと数分もすれば、この、木製のベットは跡形もなく燃えてしまうだろうし、何より私が危ない。
部屋の中央に、なるだけ目をやらないようにして、私は家から立ち去った。
────とにかく逃げよう。
そう思い、パジャマに裸足のまま、夜のアスファルトの上を駆けていった。
見慣れない光景が続き、現実では到底ありえない、酷く湾曲した道路を走っていると、後ろからあの溶岩が追いかけてきた。
グネグネと縦に曲がった道を、さながら津波のごとく追いかけてくる、太陽にも負けぬ赤い煌めきは、私に確かな絶望を与えた。
────家族はどうしているのだろう。
────この赤い海の中で、今もまだ生き残っているのだろうか。
ふと、家族のことを思うと、普段は憎たらしくとも、自然と涙が溢れてきた。
身の前は決して霞まないが、確かな滴がそこにはあった。
しかし、太陽が地上を照らし始め、空が薄く明るみを帯びると、次第に恐怖は高揚感へと変わっていった。
溶岩に追いかけられ、走り続ける私。
なんとロマンチックなのだろう、と本気で思った。
涙は、次第に迸る汗に変わり、溶けていく街は、私に更なる加速を与えた。
────走れ。走れメ○ス。
目が覚めた。
誰がメ○スだ、と軽いツッコミを入れつつ、窓を見るとまだ日が登る前だった。
軽い恐怖を覚え、部屋の中央に目を向けたが、もちろん赤いものなど湧いてこなかった。
それでも少し心配になり、両親や弟達とコンタクトをとってみたが、特に異常なしとのことで心から安心した。
しかし、やはり、あの歪な街はどこでも見たことがないものだったので、一体なんだったのだろうと思いながらパンを焼いた。
尺があまりました。
いや、仕方ないことではあるんですよね。
「見た夢を書く」ってことですから、そもそもが元々想像と妄想の世界であって、酷く抽象的だったり、殺伐としていたり、謎めいたものだったりと、一言でまとめるならば、本人にもなにこれ?よくわからんよ?ってもんが大半ですよね。
本人にもあれなので、読んでいる人に伝わったらそりゃあもう読者さん最強ってやつなのでは?と思います。
何はともあれ、筆者が望むことはただ一つです。
「いい夢が見たい」
尺稼ぎ終了です。
尺稼ぎに色々書いたのにまだ書くっTていう。
暑さに弱いんです(そして唐突な告白)。
もう何なんですかね、今年。
去年の百倍は暑いんじゃないですかね?
去年こんなにYシャツ濡れたっけな……。
と、感じるのは現在に起こっていることがあまりにも辛すぎるが故に、過去の似たような(というかほぼほぼ同じ)事象と比較した際に、過剰にマイナスイメージを持ってしまうのではないでしょうか。
「過去の栄光」などという言葉がありますけれども、よく非難に使われる言葉ですけれども、実際、過去が良かったものでありたいと思うのは必然なんじゃないかな、と思う今日このごろはとても暑いです。
久しぶりに夢を見たというのに、暑い夢でした。
夢の中でも汗だくなんですから、起きた時も、もう汗びっちょでした。
辛い。「つらい」とも読む。「からい(=あつい)」
とも読む。
読んでくださり、ありがとうございました。