幻想剣帝録   作:アルクロ

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第零話「プロローグ」

~幻想郷:迷いの竹林~

 

男「……………」

 

とある一人の赤髪の男が自分の部屋で椅子に腰掛け紅い本を読んでいた、すると、部屋の扉が開かれ

 

??「パパ、何を読んでるのですか?」

 

黒髪長髪の歳は10歳程に行くかどうか位の少女が男に近付き聞いた

 

男「あぁ、妹菜(もな)これはお父さんの大切な本だよ」

 

男はそう言うと本に自分の指を挟み込み娘へ返答をした

 

妹菜「私、その御本の内容、気になる!読んで!!パパ!」

 

妹菜は男、剣帝に近付きせがむように言った

 

剣帝「あぁ、良いよ」

 

剣帝はそう言うと娘を自分の太ももの上に乗せ本をまた開いた、そうすると同時に

 

??「あー!!お姉ちゃんばっかりパァパに乗しぇて貰ってじゅるいー!!」

 

猫耳の生えた黒髪の少女に良く似た白髪の少女がプンプンと怒りながら入って来た

 

妹菜「ふーん、私を見つけるのが遅い妹志(もか)が悪いんだもん!」

 

妹菜がそう言うと

 

妹志「うぅ……うぅぅ……」

 

妹志が涙目になった、すると

 

剣帝「あぁ、妹志、おいで」

 

剣帝が手招きをした

 

妹志「なぁに??パァパ」

 

妹志が呼ばれて近付くと

 

剣帝「よいせっと」

 

剣帝は自分の近くの机の上に本を置いて妹志を持ち上げて妹菜の隣に座らせた

 

剣帝「これで文句無いだろう?」

 

剣帝がそう言いながら本を取ると

 

妹志「うんー!!」

 

妹志は嬉しそうな顔をした

 

剣帝「さて、読むから二人共前を向こうか」

 

剣帝がそう言うと二人の娘は前を向いた

 

~???~

 

この話は4000年以上前、まだ剣帝という存在が居なかった時まで遡る

 

不良A「■■!何でお前今日ちゃんと学食のチケット買ってなかったんだよ!」

 

不良B「お陰で昼飯食べるの遅れたじゃねぇか!」

 

青年「…………」

 

夕暮れ時の教室で二人の男子生徒が一人の男子生徒を教卓を背に座らせてひたすらに蹴っていた、その間蹴られている側の男子生徒はただ終わるまでずっと腕と足を交差させてガードし続けていた

 

不良A「ふぅ…今日はこれ位で済ませてやるか」

 

不良B「そうだな、先生にバレたら面倒だし、オイッ!■■、先生にチクるなよ?」

 

二人の不良の男子生徒は満足そうな顔付きで教室を後にしてから階段を降りて行った、そして、その二人が階段を降りて行った音を聞くと蹴られていた男子生徒も立ち上がり近くの机の上に置いてあった自分の鞄を持った

 

青年「誰がこの程度でチクるか…対して痛くもないし…」

 

蹴られていた青年は長い袖を捲くり上げ、さっきまで蹴られていた腕を見た、そこには蹴られた跡であろう赤い部分とそれとは違い青い痣になっている部分があった

 

青年「大分制服汚しちゃったな、それに帰るのも遅くなったし…また怒られちゃうな…」

 

青年はブツブツと独り言を言いながら階段を降りて行った、そして、上履きからボロボロの青い靴に履き替えてボロボロの自転車を漕いで帰路に付いた

 

~自宅~

 

女性「■■■!!また何で制服をこんなに汚して帰ってきたの!?」

 

青年「…………転けた」

 

青年は携帯を操作してWebのハーメルンで小説を読んでいた、そして、その近くではその母親らしき女性が青年に怒鳴り散らしていた

 

女性「これはもうお父さんに言いつけるからね」

 

青年「……………」

 

青年は母親の言葉を聞きながら無言で携帯を操作し続け、小説を読み続けていた

 

青年(皆楽しそうだなぁ…この小説も面白いなぁ…こんな風に格好良く誰かを助けられるようになれたらなぁ…)

 

青年が携帯で小説を読んでいると玄関の扉が開き、二人の男性が入ってきた

 

青年「………お帰りなさい」

 

男性A「聞いたぞ■■■、お前、また制服汚して帰ってきたそうやな」

 

男性B「これはシバキかな」

 

二人の男性の内大柄な方が青年の体を持って立ち上がらせて鳩尾を殴った

 

青年「げふっ……」

 

男性「■■■、お前は何回言われれば分かるんだ?制服を汚すと面倒になるから汚すなよってあれ程言ってるよな?」

 

男性は何度も何度も青年の体を殴打し、打撲痕や青痣を作った

 

男性B「親父ー、俺にもやらせてよ」

 

男性A「あぁ、分かった」

 

大柄な方の男性が殴り終えると今度はもう少し体格が小さい方の男性が青年を殴り始めた、その男性と青年は顔が似ていて親子のようだ

 

男性B「お前は何故言われた事をちゃんと守れねぇんだよ!ちゃんと言われた通りにしてろよな!」

 

大柄な方の男性とは違い小柄な方は青年の体に何度も何度も休み無く殴りや蹴りを叩き込んでいた

 

男性A「オーイ、その辺にしとけ、それ以上やると警察にバレる」

 

男性B「ハイハーイ、分かった」

 

そう言って男性二人は殴ることを辞め、ご飯を食べに何処かへ行った

 

青年「………ゲホッ……ゴホッ……」

 

青年は全身の痛みに耐えながらゆっくりと眠りに付いた

 

~翌日~

 

この日もまた青年は同級生の不良に絡まれて殴られていた

 

不良B「俺等はジュース飲みたいって頼んだだけだろうが!」

 

不良A「それなのに何が『嫌』だよ!自分の立場弁えろ!」

 

不良二人はそう言って青年を殴り続け蹴り続けていたが、青年からの反応が無い為徐々に飽きたのか勢いが衰えていき

 

不良B「もう良いや、帰ろうぜ」

 

不良A「あぁ、そうだな」

 

不良二人は殴る蹴るを辞めて仲良く二人で階段を降りて帰って行った

 

青年「俺も帰ろう………」

 

青年も不良が帰ってから5分後に動き始めて鞄を持って階段を降りて行き、下駄箱(げたばこ)で靴に履き替えて徒歩で駅に向かった、何故ならこの日は自転車が壊れていたので電車で帰る事にしていた

 

青年「電車の中でゆっくりと小説でも読もっと」

 

青年はそう呟きながら歩いて行き、十五分ほどで駅のホームに着いた

 

青年(さて…今日は何か新しいのあるかなぁ)

 

青年がフラフラとした状態でホームに立ち、スマホを操作していると青年の後ろを見知らぬ男性が通って行き、青年にぶつかった

 

男性「おっと、スマナイ」

 

青年「うわっ…えっ…」

 

男性がぶつかると青年は力無く前のめりに倒れ、電車の線路上に落ちた、そして、その青年に向かって電車が猛スピードで走って来て、電車と青年は衝突し青年はその瞬間に息絶えた




今回から始まりました。幻想剣帝録、内容は面白みがないかも知れませんが。読んで下さり光栄です。またこれも剣の帝の異世界冒険同様に不定期更新のなる為皆様注意をして下さい、それではまた次回お会いしましょう
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