~青年の寝泊まりしている部屋~
青年はベットの上で口元に手を当てつつ俯き、考え事をしていた
青年(そろそろ、出て行こうかなぁ…ヴラド侯爵を殺す為の準備したいし)
青年はヴラドを殺す為の準備をするために出て行こうかどうかを悩んでいた、するとまた頭の中に声が響き
人影『悩む必要あるか?お前はヴラドを殺したい、その為には準備がいる、だが、ヴラドにはバレたくない、それなら出て行くしかねぇだろう』
青年「それもそうかぁ、能力の完全把握もしておきたいからな……よし、そうと決まればとっとと行くかな」
青年はベットの上からスタリと降りると部屋の中にある必要最低限の物と服を三着程持って窓からバレないように出て行った
青年(森の奥に手頃な洞窟があるらしいからな…中にいる生物は殺して奪うか)
青年は森の中を縫うように走り抜けて行き、館からは離れた位置にある洞窟へと向かった
~10分後~
青年「荷物落とさないように気を付けつつ走ってたら着くのが遅れたな…」
青年は洞窟の入り口の前に着き、荷物を全て自分の隣に置くと地面に手を付いた
青年「中に何が居るかは分からないからね、念の為にっと」
青年が喋り終えると剣や刀が青年の前方の地面から生えてきて、それは洞窟へ向かっていき、その数分後には洞窟の中から多数のうめき声や断末魔が聞こえてきた
青年「やっぱり何か居たか、まぁいいや、これで食料も少しは手に入ったし」
人影『最悪右手で食べるんだろう?』
青年「まぁね」
青年らニコニコとした笑顔を浮かべなが、洞窟へと入って行った
~一方その頃館では~
メイド「ヴ、ヴラド様!!大変です!」
ヴラド「どうしたのだ、そんなに慌てよって」
ヴラドが自分の部屋で椅子に腰掛けながら血入りの紅茶を飲んでいるとメイドが慌てた様子で部屋に飛び込んで来て
メイド「ヴラド様の拾って来た青年が跡形もなく消えています!」
ヴラド「なぬっ?それは本当か?」
ヴラドは半信半疑ながらも部屋から出て行き、青年の部屋へと入った、そして、部屋の中を大まかに確認したが青年の姿はどこにも無い
ヴラド「脱走されたか…余の本気の相手として鍛えるつもりだったのだがな」
ヴラドは青年が出て行った時に使った窓から外を眺めながら黄昏れ始めた
~場面は洞窟内に戻り~
青年「さてと…例の零ってのを取り込んじゃったからね、どんな能力が増えてるかな?……確認用に所持能力が閲覧出来る能力とか無いかな……」
青年が自分の能力を把握する為にどうしようかと考えていると青年の頭に音声が響き
《現在所有している能力は
剣や刀を作り出す程度の能力
攻撃に応じてランダムで記憶を得る能力
記憶を消費してその記憶を完全再現する能力だな
血を吸い取り、瀕死に追い込んだ、もしくは、殺した相手の能力を奪う能力》
青年「………はい?」
青年は聴こえた言葉に対して頭の上に疑問符を思わず浮かべた
青年(つまり、アレか、例の零の能力はランダム仕様の上割とダメージを受ける必要があり、その上一度使えば使えなくなると………微妙だ……)
青年が頭を抱えていると今度は頭の中に人影の声が聞こえてきた
人影『零の能力は使い勝手悪そうだろ?』
青年「まぁなぁ、今の俺じゃあちょっと使えないかも知れない」
青年が困り果てていると人影は言葉を紡ぐように喋り続けた
人影『それなら、やっぱり扱えるようになるまで修行だろうさ』
青年「まぁ、それもそうだな……さて、そんじゃあ早速始めるかな、だがまぁ、邪魔が入らないようにこうしておくか」
青年は洞窟の入り口に能力で剣の壁を創り出すと青年は修行を開始した
はい、毎度お馴染みの俺です。
今回は青年が恩人を殺す準備をする為に旅立つ回となりました。
果たして彼はヴラドを殺せるのでしょうかね?
修行は何時終わるのでしょうかね?
それじゃ、今回の後書きはこの辺で終わりにします。
それでは、また次なる砂の舞う幻想でお会いしましょう