~剣帝がぬらりひょんに会った日の夜~
剣帝「フンッ、はぁ!せやぁ!!」
剣帝は昼に修行に来ていた山で槍の練習をしていた
無銘『剣の次は槍かぁ、飽きないねぇ』
剣帝「飽きる、云々の、話じゃ、ねぇよ!」
剣帝はヴラドの槍の使い方と槍と動かし方を思い出しながら木に槍を打ち込んでいく
剣帝「今の、俺じゃあ、将来あの娘を護り続けられないから、な!!」
無銘『普通の世界なら今でも十分チートだがなぁ、何故かチートが多いこの世界じゃ今の俺等じゃキツイだろうな』
剣帝が無名の言葉に応答しつつ木に槍を打ち込んでいると剣帝の後ろから何者かが近付いてくる
剣帝「………誰ですか?」
ぬら「お前さん、感覚鋭すぎやしねぇか?儂は一度も足音させちゃいねぇ筈なんだがな」
剣帝の後ろから近付いて来ていたのはぬらりひょんだった
剣帝「…俺なんてまだまだですよ。ところでぬらりひょんさんは何故ここに?」
ぬら「まぁ、ちょいとお前さんが出ていくのが見えてな、それと儂の事はそんな他人行儀じゃなく父上って呼んでくれねぇか?」
剣帝「えっ、な、何でですか?」
ぬら「お前さんの事を羽衣狐は息子って言ってるんだろう?それなら儂にとっても息子だ、だから、父上って呼んでくれぬか?」
ぬらりひょんは剣帝に対して父と呼ぶように言い聞かせた、すると、剣帝は頷き
剣帝「分かりました。父上」
ぬら「うむ、それで良い」
剣帝「それと父上、一つお願いが有るのですが。聞いて頂けますか?」
ぬら「ん?どの様な願いだ?」
ぬらりひょんが剣帝に願いの内容を聞くと剣帝が喋り始めて
剣帝「俺と手合わせして下さい」
ぬら「良かろう、相手をしてやる」
剣帝がぬらりひょんに頭を下げて模擬戦を申し込むとぬらりひょんは許可をして木刀を構え、剣帝も許可を貰うと即座にぬらりひょんから距離を取り、槍を構えた
ぬら「''剣''帝って名前の割には剣は使わないんだな」
剣帝「えぇ、実践では使いますが。今回は模擬戦ですし。槍にも慣れたいのでね!」
剣帝は槍を構えたままぬらりひょんに向かって突撃していく、ぬらりひょんはそんな剣帝を見ながら紙一重で回避した
ぬら「ほぉほぉ、だから、武器を制限しとる訳か」
剣帝「そういう訳ですよ!」
剣帝は持っている槍の刃とは逆側で地面を抉るようにぬらりひょんに払うとぬらりひょんに剣帝の足元の土が飛んでいく
ぬら「ぬぅ、目くらましか」
剣帝「ご名、答!」
剣帝は土の礫でぬらりひょんに目くらまししながらぬらりひょんに近付き、ぬらりひょんの脇腹に槍を突き立てた
剣帝「…………当たってないか」
ぬら「良く分かったのぉ、儂の能力に」
剣帝「さしずめ、《五感を鈍らせる能力》か《感覚をずらす能力》ですかね?」
ぬら「うむ、その両方じゃな」
しかし、槍の穂先はぬらりひょんには当たって居らず、ぬらりひょんは何時の間にか剣帝の少し後方に移動していた
剣帝「面倒な能力ですね。それを活用すれば不可接化も可能ですね」
ぬら「むっ、儂が最も良く利用する方法を言い当てよったか」
剣帝は振り返りぬらりひょんの反応を確認すると、感覚を鋭敏にして周りを見回した
剣帝「父上、今俺が見ている方向に貴方は居ませんね?場所は……俺の斜め後ろですよね?」
ぬら「ほぉー、儂の能力でブレた感覚を戻し、儂の居場所を言い当てたか」
剣帝がぬらりひょんの位置などを言い当てると、剣帝の目の前に居たぬらりひょんの姿が揺らぎ、消えた、その次の瞬間には剣帝が言い当てた位置にぬらりひょんが現れた
ぬら「これが真剣勝負だったらと思うとヒヤヒヤするわい」
剣帝「よく言いますよ。父上、俺の感覚を余りずらしてませんよね?」
剣帝がぬらりひょんに近付き質問をするとぬらりひょんはニヤリと笑みを零し
ぬら「そんな事まで気付いて居ったのか」
剣帝「当然です。第一、父上が本気でずらして居たら俺が感覚を研ぎ澄ませた程度では戻せないでしょう」
ぬら「さぁのぉ?それは試さねば分からぬのぉ」
ぬらりひょんはニヤニヤと笑みを零しながら歩き始め、剣帝ははぁとため息をつきながら屋敷に向かって帰って行った
二人が屋敷に帰り付くと泥だらけになった服を脱がされて、二人は少し笑ってからゆっくりとご飯を食べたりし始め、屋敷でゆっくりと休んだ
はい、毎度お馴染みの俺です。
今回も最後まで読んでいただき有難う御座います。
さて、今回はぬらりひょんとの模擬戦の回となりました。
ぬらりひょんの性能はぬら孫のぬらりひょんに類似させてあります。
攻撃が当たらないのは辛い
まぁ、剣帝はあぁやって攻略してましたが。多分他にも攻略法はあるでしょうね。
さて、今回の後書きはここまで
それじゃ、また次なる砂の舞う幻想でお会いしましょう