~謎の森:上空~
青年は地上から100m上空から森に向かって落下し続けていた
青年「…………夜鴉さん巫山戯てる…確実に俺死ぬ…」
青年は空中で何度かバタバタと暴れたが無駄と分かり、抵抗せずに森へと落下し、木々にぶつかりつつ落ちていった
青年「ぐっ…がはっ…痛い…だけど…死にたくない!」
木々に当たり始めると青年はまたバタバタと暴れていた、すると、青年の手元に突然と一本の剣が現れ青年はその剣を木に突き立て落下の勢いを多少殺したが、ある程度落ちていると剣が折れて、青年は背中から地面に激突した
青年「がはっ………………」
青年は地面に背中から衝突した瞬間に血を口から吐き出し、少しの間動かなくなっていた
~10分後~
青年は落下してから10分経過するとピクピクと体を動かしてから目を覚ました
青年「あれ?………死んでない…」
青年は自分の体の状況を確認すると立ち上がり周りを見回し始めた
青年「此処は…森か………丁度良いや、能力の試運転だ」
青年はそう言いながら今度は足下の地面から剣を創り出した
青年(なるほど…形と大きさを決めておけば創り出せるのか…それじゃあアニメとかで良く見る能力付きの剣とかを創れるかな?)
青年は自分の能力について情報を集めつつ自分の能力の出来ることを調べ始め、頭で形と大きさを想像していると今度は黒い刃と柄をした刃の根本に赤い玉の填められた剣を創り出せた
青年「出来た、グランワームソード………切れ味は…」
青年が近くの木に黒い剣を振るうと剣は木の幹を両断していき、木の幹はデコボコなおうとつを作りつつある程度まで切れた
青年「やっぱりこれが限界か…こんな事なら剣道とかの授業ちゃんと受ければよかったなぁ…どうにもこのグランワームソードには能力無いみたいだし…」
青年は新しい情報を集めつつまた新しい情報を集めようと実験を始めた
青年「今度はどれ位の大きさが作れるかの実験……」
青年がそう言って地面に手を着くと青年の目の前に木に刺さっている剣と同じ大きさの剣が湧き出てきた
青年(大きさは今はこれが限界か……それじゃあ量は……ん?)
青年が自分の力を確認していると森の奥から強い獣の匂いと血の匂いが漂って来て、その匂いの先から2m超えの二足歩行の狼が現れた
青年「人狼…か…戦闘での試運転には持って来いだな……」
人狼「あらぁ、随分と美味しそうな匂いのする人間ねぇ」
人狼は野太い声を発しながら女性のような口調で喋りつつ青年に近付いて来る
青年「オネェ………か!」
青年は手を地面についたまま人狼の歩いてくる方向に向けて大量の刃を発生させ、人狼を斬ろうとする
人狼「あんらぁ、危ないわねぇ、こんなオイタをする子にはお仕置きよっ」
青年「なっ…」
しかし、刃の山は人狼に当たる事は無く、人狼の爪によって軽々と切り裂かれ、更に、青年の腕にも爪から斬撃が出ていたのか切り傷が付いた
青年「だったら…これならどうだ!」
人狼「あら、アナタの方から近づいて来てくれるのね、有難う♪そして、頂きます」
青年は自分の周りに地面から出した剣を掴み取り、人狼へと切りかかったが、やはり先ほどと同様に人狼は剣を爪で切り裂き、青年の腕に噛み付いた
青年「ぐっ……ギャアァァ!!」
人狼「ウフフッ、ちゃんとアタシの力を測らなかったからよ」
人狼は逃げられないように青年の腕を持ち、青年の腕を徐々に食べ進めていく
青年「………オイッ…人狼さんよ」
人狼「何かしら?」
青年「どうせアンタの血肉になる俺に教えてくれよ…アンタの持ってる能力……」
青年が涙目ながらも人狼に所有能力について聞くと人狼は口を食べながら答え始めて
人狼「アタシの能力は『月夜に爪で視界の物を切り裂く程度の能力』よんっ」
青年「なるほどね…だからアレ等が切れた訳か……心残りは無い…好きに食べ」
??「られては余の楽しみが無くなってしまうのでな、スマナイがこの者は貰ってゆくぞ」
青年が右腕を人狼に食べられていると突然近くの茂みから現れた白髪白髭の男性が手に持っている槍で青年の肩を切り飛ばし、青年を抱えて人狼から逃げた
人狼「グギギッ、待ち゛なさ゛ぁい!!」
人狼は猛スピードで追いかけて来たが、男性は青年を抱えつつ木々の隙間を縫うように走り人狼の視界から外れた
~森の外れ~
??「ここまで来ればアヤツも追っては来まい」
青年「何故…助…けた……?」
青年が男性に問を投げかけると周りを見回していたが青年の方に目を向け
??「何やら貴様は余を楽しませられそうなことをしていたから助けたまでだ……自分で質問していながら聞こえていないか」
男性が青年の方に向き直って喋っていると痛みと貧血のせいか青年は気を失っていた
??「さて…連れ帰るとするか」
男性は再度青年を担ぎ上げ、森から更に離れていく
読者の皆様どうも、毎度お馴染みのうp主です。
今回の話では青年が死にかけてしまいましたね。
そして、この男性は一体何者なのでしょうか!?
まだまだ謎が多いですが。どうか、これから先も楽しんで読んで行ってください、それではまた次の話数、次なる砂の舞う幻想でお会いしましょう