幻想剣帝録   作:アルクロ

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第三十話「痛みの元を剣に変えて」

~人里に聞き込みに行った翌日:羽衣狐の屋敷:剣帝の部屋~

 

剣帝「さて、取り敢えず今のところあった疑問は昨日解決したし…何をするかな」

 

剣帝は自分の部屋でやる事が無いと嘆きながら布団の上に座っていた、すると無銘が突然と現れて

 

無銘「お前、将来的にゃあの娘を護るんだろ?」

 

剣帝「まぁ、そうだな」

 

無銘「それじゃあよ、精神支配系の奴が出てくる可能性を踏まえて操られる事への対策を打った方が良くないか?」

 

剣帝「それもそうだが…どうする?方法が思い付かないんだが」

 

無銘は将来的に出てくる可能性がある敵への対抗策を考えるように剣帝に言った、そして、剣帝は無銘の話を聞き頭を悩ませ始めた

 

無銘「方法としては何かしらを操られた時に神経の代わりとして代用するか、身体に痛みを負わせて洗脳類を解くかとかだな」

 

剣帝「と、言われてもなぁ…そういうの有るかなぁ……あっ、有ったわ」

 

無銘「ん?何か有ったか?」

 

剣帝「あぁ、お前の時にも使った手だ、剣を神経に使う」

 

無銘は剣帝への質問の返答を聞き、少し頭を抱えたが、すぐに「まぁ、それも手か」と言って納得した

 

剣帝「だろう?」

 

無銘「あぁ、だが、その手は割と危険じゃねぇか?体への負担半端じゃないぞ?」

 

剣帝「そんな事は百も承知だ、だが、俺は自分の身体がどうなろうがあの娘を護りたいからな」

 

無銘「最初からずっとお前はぶっ壊れてるな」

 

剣帝の発言を聞き、無銘は呆れたようにはぁと息をついた、剣帝はその間に剣を糸状にしながら体内に打ち込んでいた

 

無銘「行動が速えよ」

 

剣帝「善は急げと言うだろう?」

 

無銘「それ、俺以外が見たら多分驚くじゃ済まねぇぞ?」

 

剣帝「だろうな、だから、終わるまでは扉抑えといてくれるか?」

 

剣帝が無名に命令すると無銘は「はいはい」と言いながら呆れた表情のまま襖の横に木刀を生成し扉が開かないように仕組んだ

 

剣帝「悪いな……グッ…」

 

無名「痛いだろうな………ざっと右半身の首から下には全部入ってるしな」

 

剣帝「残りは……左と…ふぅ…頭だな…」

 

無銘「あぁ、それなんだが、俺がやった方が早く終わると思うんだが、戻ろうか?」

 

剣帝が痛みに耐えながら右半身に糸状の剣を入れ終わると無銘が剣帝の右肩に触れて体内に入った量を確認した、そして、その後の提案に剣帝は息を絶え絶えにしながら頷き

 

無銘「あいよ、それじゃ行くぜ」

 

剣帝「うっ……ガアァァァァ!!!」

 

無銘が右腕に戻ると接続部の剣帝の右肩が膨らみ、その膨らみがバラバラに左半身にまわった、その際の痛みで剣帝は叫び声を上げた

 

羽衣狐「剣帝!どうしたのじゃ!!大丈夫かの!?」

 

剣帝「大……丈夫…です。ご安心…下さい」

 

剣帝の叫び声を聞きつけてか羽衣狐が必死に襖を開けようとしたが木刀のせいで襖は一向に開かず、その間に膨らみは剣帝の全身にまわり終えた

 

無銘『終わったぜ』

 

剣帝「あぁ…有難う…な」

 

剣帝は膨らみが全身にまわり終えてからぐったりと布団に倒れ込んだ、その後羽衣狐が襖を突き破って部屋の中に入ると体の各所から血を吹き出した剣帝が血塗れで布団に倒れ込んでいたそうだ




はい、毎度お馴染みの俺です。
今回も最後まで読んで頂き有難う御座います
今回の話では剣帝が無茶をしていましたね
彼は度々こんな無茶をやらかして、傷だらけになっていくのでしょうね。
それでも護りたいものを護り続けるという目的を果たす為に行い続けるのでしょうね。
さて、今回の後書きはここまで
また次なる砂の舞う幻想でお会いしましょう
(今回は短くてゴメンナサイ、上手く話が思いつかなかったのです)
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