百合が見たいだけです(切実)   作:オパール

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クリスちゃん編を書いてたと思ったら歯磨き中に浮かんだバカな話を投稿していた
何を言って(ry

いつも以上に短い上に中身が無いです

追記
お気に入りが一気に700件を突破
それとちょこちょことですが日刊ランキングの方にもお邪魔させていただいているようで、皆さまに改めて感謝いたします


異聞:ノンケが気付いたら百合ハーレム出来てた件

「ヒナさんの髪、やっぱりキレイですよね」

「そう?切るの面倒だから伸ばしてるだけなんだケド」

「マリアやクリス先輩もツヤツヤしてるデスけど、ヒナさんのもとってもツヤツヤデース」

「バストも豊満」

「ちょっ、調ちゃん、急に胸触るのは…」

「大丈夫です、わたしヒナさんのことも愛してますから」

「何故そこで愛ッ!?」

「調ェッ!?」

「あー!ズルいよ調ちゃん!ヒナさんヒナさん、私も、あの、ヒナさんのこと大好きですから!!」

「いや、あの、前から言ってるケドさぁ……!」

 

 

 

「わたし、男性が好きなノンケだからッ!!」

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

前世で唐突に死んで、某AUOのあれこれ持たされて飛ばされたシンフォギアの世界。

女ながら、いや、女だからだろうか、第三者の女の子同士がにゃんにゃんしてるのを見てるのがたまらなく好きで、そのためなら何だってやろうと決めて色々やってた。

セレナ助けたり奏さん助けたりフィーネに狙われる前にクリスちゃんとあれこれしたり、あとひびみくの友達のリディアン三人娘とも絡んだりもしてきた。

 

「はぁ……」

「よっ、ヒナ!」

「ヒェッ……か、奏さん」

「なんだよ、そんなに怯えなくても良いだろ?」

「そ、そうですね……急に肩組まれなければもう少し普通だったかと……」

「……相原」

「あ、つ、翼さんまで」

 

肩組んでくる奏さんと、服の裾をきゅっと摘まんでくる翼さん。翼さんのいじらしさに思わず顔緩みそうになるけど、それよりも早く奏さんが動き出した。

 

「……あの、奏さん」

「ん?」

「何故に私の肩とお腹を撫で回してるんです?」

「嫌か?」

「嫌というかむず痒いんで出来ればやめていただけるとありがたいです」

「………」

「ファッ!?翼さん、ノゥ!脇腹は絶対にノゥ!」

「……焦れったい!行くぞ翼!」

「うっ、うん!わたし頑張るよ奏!」

「どこにイくの!?ナニを頑張るの!?」

 

「やめっ、引き摺らないでください!わたしにエロいことするつもりでしょう!?薄い本みたいに!薄い本みたいにぃ!!」

 

※逃げ切れました

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

「エロ同人みたいな目に遭うとこだったヨ……」

 

何とかその後追手も振り切って、今はふらふらとS.O.N.G.潜水艦のわたしに宛がわれた部屋に向かってる。皆のボディタッチが日増しにどんどんすごいことになってるよネ……

 

「休もう……ていうか寝よう。寝て忘れよう……」

 

部屋に入る

 

視界が真っ暗になって、顔がやーらかい何かに埋まる

 

ついでに後ろからもやーらかい何かに抱きつかれる

 

「………………マリアさん」

「なぁに、ヒナ?」

「何でわたしマリセレ姉妹にサンドイッチされてるんです?」

「ヒナ、こういうの好きでしょ?」

「男だったら大歓喜してルパンダイブしたと思いますケド、わたし女なんで普通に戸惑ってるんだよネ……」

「ふふっ……まぁ、今はそんなことはいいのよ、ヒナ。疲れてるでしょう?」

「私と姉さんで見てるから、このまま一緒に休んじゃお?」

「……………」

 

ちゃうねん……姉妹一緒に寝てるのを見るのが好きやねん……そこにわたしが入る必要は無いねん……

 

「おうちかえる!!」

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

何かがおかしい

わたしはあくまで百合を眺めていたかっただけなのに、何故にわたしがそこに放り込まれているのか

 

「わたしはノンケだぁ……!」

「……ほらよ。あったかいものどーぞ」

「うぅ…あったかいものどーも」

 

響ちゃんやきりしらちゃん、ツヴァイウィングやマリセレ姉妹と違って、クリスちゃんだけは何の気無しに接してくれる。あぁ、ここがわたしの聖域なんだネ……

 

「……クリスちゃん」

「どした?」

「わたしとどこか遠い場所に逃げて永住しない?」

「ブハッ!?ば、バカ言ってんじゃねぇよ!」

「だよねぇ……」

 

クリスちゃんは……うん、やっぱり司令といるのが様になってるからネ。

 

「……ねぇクリスちゃん」

「なんだよ……アホな提案なら聞く耳持たないからな」

「そうじゃなくてさ……普段のみんなのわたしに対する行動、どう思う?」

「どうって……あ、あたしに、んなこと聞くなよ!」

「お願い!わたしと同じ数少ないノンケ女子の味方が欲しいの!このままじゃ凌辱レズハーレムものの薄い本展開待った無しなの!」

「りょうじょ……!?」

 

顔真っ赤にしたクリスちゃんに思わず抱き締めたい衝動に駆られるケド耐えるよ!わたしノンケだから!

 

「そ、その、なんつーかさ、そういうのはもっとこう、なんだ……」

「うん」

「…………」

「…クリスちゃん?」

 

 

 

「お、女同士って、やっぱりおかしい、のかな?」

 

「」

 

 

 

神は死んだ

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

「し゛れ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!!」

「むおっ、なんだぁ!?」

 

最後の砦ェ!もうこの人に泣き付く他ない!!

 

「結婚してください!もしくはそれを前提に付き合ってくださいィ!!」

「何だとォッ!?」

 

周りが揃って「何言ってんだこいつ」みたいな眼をしてくるケド、形振り構っていられるか!!

 

「あー、ヒナくん?気持ちは素直に嬉しく思うが、俺と君では色々と……」

「本気にしていただけないのはわかってます!けど、このままじゃわたしの性癖がとんでもない方向に歪められるんです!」

「そんなことを声高に言うものじゃないぞ!」

「うぅっ、確かにしれぇに比べれば子供です!親子ほどの年齢差あります!けど、もうわたしにはしれぇしか……弦十郎さんしかいないんですよぅ!!」

「むぅっ……」

 

無理無茶無謀は百も承知!でもここでダメなら―――

 

 

 

「―――ヒナさん」

 

 

 

「ヒェッ……」

 

振り向く

 

いた

 

みんな揃って、そこにいた

 

わたしの司令への言葉をしっかり聞いていたのか、どことなく眼が妖しい色を宿している

 

「み、みんなが何て言おうと!」

 

「どれだけわたしを想っていようと!」

 

「わたしは、男性が好きなノンケだからッ!」

 

わたしは!

 

百合が見たいだけです!(切実)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何て夢を見てんだ俺は……」




ヒロくんの夢オチでした、お約束よな
ちなみにヒロとわかりやすくするために女性的な名前にしたら今度は未来さんの愛称と被る事態に

前書きでも触れましたが、改めて読者の皆様に感謝を
今後も、よろしくお願いいたします

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