これまではスマホで執筆していたんですが、操作ミスでサイト閉じてしまって書いていた内容がだいぶ消えてしまったのでパソコンで執筆することにします(半ギレ)
あ、伝えたいのはそれだけです。
以下茶番劇。
ソニア「前回のあらすじ!ユラが私の家に不法侵入してきました。以上です」
ユラ「説明短すぎじゃないか…」
ソニア「あら、じゃあ貴女が説明して下さいよ」
ユラ「えっ…起きたら変な世界にいて小屋に入れ言われたから入ったところです」
ソニア「…ずいぶん平凡な説明ですわね」
ヴァルニルジュ「あのー…私の名前覚えてますよね?」
ソニア「あ、ヴァルなんとか、どうしたのです?」
ヴァルニルジュ「なんとかじゃないですよ~、ヴァルニルジュです…仮にも仕えているんなら名前ぐらい覚えてくださいよ~」
ソニア「…今覚えましたわ。というか…早く本編開始しましょうヴァルトビューネさん。ただでさえ読んでくれてる人少ないのにこのままだとさらに減ってしまいます」
ヴァルニルジュ「そうですね…ってヴァルニルジュですっ!!!」
ユラ(…俺空気だ)
「…私はソニア、この島で大いなる女神ヴァル…なんとかさんに仕えている者です、よろしくお願いしますわね」
唐突に現れた少女、ソニアはペコりと頭を下げる。俺は転倒時に打った腕を摩りながら椅子に座り直した。
「よろしくお願いします…あの、ここは何処なんです?」
真っ先ににそう質問した。ここがどこかさえ分かれば帰れる可能性がある筈。そう思ったからだ。
「ここはすべての始まりの世界ミローバです、貴女はこれから運命によりこの世界を救う冒険をする定めなのです、私は初心者に出来る限りのサポートをする役としてここにいるのです。要はオー〇ド博士的立ち位置です」
ミローバ、聞いたこともない名前に動揺する。…確かあの手紙にも少しだけ名前が出ていたような…
「は?ミロ…?日本じゃなくて?」
「二ホン…?」
「うん、日本…」
「二ホン………」
俺の質問がまるで理解できていないかのように暫く「日本」のおうむ返しが続く。
「…え?いや…日本から来たんですけど…え?俺変なこと言いましたか…?」
「…二ホン…今まで聞いたことのない異界ですわ…」
「ちょっ異界…え?ええ?」
ミローバ?日本が異界?世界を救う運命?普段の生活において100パーセント出てこない単語を連発されてついに俺の脳はオーバーヒートしたようだ。
「…様子からして、どうやら貴女は普通では決して交わることのない世界線を超えてこの世界にやってきたのですね…分かりました。取り敢えず覚えていること…なんでもいいのでお教えください」
「お…覚えていること…?」
必死に覚えている出来事を思い出す。そうだ、たしか…。
「そういや先週…ナポリタン味のアイス食べたんだけど半分も食べられなかった」
「ほうほう、他には?」
「うーん…4日程前にwetube(ウィーチューブ)で動画見てたら不注意でベッドから落ちて腰痛かったことがあって…」
「そうなのですか!?あともう一つだけお願いします!」
「後1つか…エアコンが突然壊れたから扇風機を付けたら羽動かなくて悲しくなったことかな…」
「…分かりました」
いかにも納得したように大袈裟に頷くソニア。
(こんなどうでもいい記憶でいいのか…?)
こんな記憶じゃ分からないだろ。そんなことを思っているとソニアは椅子から身を乗り出して俺の頭を両手で挟み込むように触った。
「な、なにしてるんですか…?」
「…成程成程……落ち着いて聞いて下さい。貴女は…」
1分程その状態が続いたのち、そう前置きしたソニアはおもむろに左手を後方へ大きく振りかぶる。
「元にいた世界とは全く接点の無いこの異界へ…しかも性転換状態にて女神ヴァルニ…なんとかの手によって転生させられたのですわ!!!!!!」
ビシィッッッッッッッッッッッ!!!!!
…と漫画ならこのオノマトペがでかでかと出てきそうな迫力でソニアは俺を指さした。
「な、なんだってー!?」
…常識がこの事実を拒むが、なんとなく理解した。あり得ない話だがつまり俺はヴァルなんとかのせいでこんな訳の分からない異界に飛ばされて、しかもこの世界を救う宿命を背負わされたって事だ。それも性転換状態で…。
…性転換状態?
「ソニア…性転換状態ってどういうことだ?」
「ああ」
ソニアはその質問を待っていたかのように俺の手を引き、壁にある姿見の前に俺の全身が映るように立たせた。
「…へ?」
…そこに映るはずの俺の姿はない。代わりに映ったのは黒と白の一般的なメイド服を身に纏った可愛らしい少女が立っていた。見た目は13歳ぐらい。身長は135センチ位だろうか。さらさらしたきめ細かい髪は茶色で腰の辺りまで伸び、眼は淡い黄緑色で、穢れを知らない純粋なオーラを放っている。そんな、まるでゲームの世界で顕著な体とは対照的なでかい武器を正義の為だけに振り回していそうな少女が、少し驚いた表情でそこにいた。
「…こういうこと。理解できましたわよね?」
「えっ、まさか、まさかとは思うけど…」
そんな筈はない、震える手で鏡を指さした。その少女も俺と同じ動きをしてみせる。今更すぎる話だが、自分の口から発せられる声が今までの声では無くなっていて、あどけなさが残る少女のものになっていることに気づく。
「これが……俺?」
未だに信じられず、自分の体をぺたぺたと触ってみたりする。
「そう、それがこの世界での貴女の姿よ。…ふふ、元は男とは思えないぐらい可愛いですわね。それに…」
ソニアは未だに鏡と体を見比べている俺に後ろからゆっくりと近づく。
「ひゃっ!?」
突然両方の胸を―かつての自分には無かったものを後ろから掴まれる―。
「この年相応の胸も顔と同じくかわい…!?」
瞬時、俺は本能的にソニアから離れ…気が付いたら何故か手に持っていた巨大なハリセンでソニアを全力で攻撃する。
「なっ…こ、こんなはずじゃないなr…」
ドンッ…グシャア!!
…壁を突き抜けてソニアは小屋からログアウトした。…一瞬の出来事過ぎて自分でも何をしたか理解できていない、できてはいないが…。
「これが女子の防衛本能って奴か…」
俺は、何かを理解した。