ハイスクールD×D~円卓の銀鴉~    作:Licht10

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 戦闘回。
 主人公が実力の片鱗を現します。


三話 ドーナシークの悲劇

「着いたぞ、イッセー」

 

 ラウルたちは帰宅前に一度、一誠にとって運命の転機となった公園へ寄ることにした。

 事の発端は一誠が発した一言ではあったが、彼の目に宿る決意を見てラウルは快く承認したのであった。

 

「ここで夕麻ちゃんと……」

 

 くしくも、彼らが訪れたのは一誠が夕麻に襲われた夕刻時。

 その時の光景を思い出してか、一誠の顔色は返事の現場である噴水に近づくに連れ、青褪めていく。

 

「無理するな、少し横になって気を休めるぞ」

 

 足取りの覚束ない一誠の手を引くと、噴水の淵に座り、己の膝で休むことを進める。

 

「ほんと、男だとは思えないよな……」

 

 一誠は太腿から発せられる魔力に魅せられ、静かに身体を横たえた。

 口では悪態を吐く彼ではあるが、効果はちゃんとあったようだ。

 頬をすり寄せる彼の顔色は、徐々に良くなりつつある。

 どこか真面目な一誠に、ラウルは小さく笑いを漏らした。 

 

「まあ、仮に私が女であれば、すでに私の貞操は貴方に喰い散らかされているだろうな」

 

「ばっ!? そんな訳あるか!!」

 

 からかい返すと、一誠の血行は瞬時に良くなり、目に見えて慌てふためく。

 語尾を強め否認する一誠の姿を見たラウルは目を細め追及する。

 

「まったく説得力がないのだがな。イッセーは好きだろ? そういうことが」

 

 一誠は首まで赤く染め、顔を太腿に埋める。

 ラウルが語るのは一誠の所有する秘蔵本。

 特に幼馴染の女の子が描かれていたものが、少なからずあったのだ。

 口元に手を当て軽やかに笑声を漏らす麗人に一誠は為されるがままであった。

 ラウルの笑い声が納まると、会話は自然に途切れ、夕刻の時が静かに流れる。

 

 夕日が一際強く差し込み始めた時、一誠は姿勢を変え意を決したように口を開いた。 

 

「なあ……ラウルは――」

 

 正体を問おうとする一誠に、雪のように白く細い指を押し付け、口の動きを封じる。

 

「秘密だ。私のことを知りたいのなら、それなりの覚悟がいるぞ」

 

「そっか……」

 

 困った子を見るようにして、ラウルは微笑を浮かべる。

 独りでに納得した一誠を見て、優しく彼の頭を撫でたのであった。

 

「イッセー、客人が来たようだ」

 

 日が落ち閑静とした公園に砂を踏む音が響き渡る。

 姿を見せたのは、時季外れのロングコートで身を隠し、古めかしい帽子を被る壮年の男。

 一誠に肩を軽く叩き、膝の上から起きるよう指示する。

 

「やあ、堕天使よ。敵地まで乗り込み、いったい何用かな?」

 

 旧知の友人を出迎えるかのよう振る舞って見せる銀髪の麗人。

 されど、瞼に隠された薄氷の眼は鋭い眼光を放っていた。

 

「貴様はこの地の管理者……ではなさそうだな」

 

「残念ながらな。この地の管理者は悪魔のお姫様……決して、私の様な善良な市民ではあるまいよ」

 

「……堕天使? 悪魔?」

 

 堕天使と呼ばれた男は、ラウルの正体を推し量る。

 ただし、軽やかな笑みを浮かべるラウルの正体は幼馴染でもある一誠でさえも知りえはしない。

 一度、会しただけの堕天使に推し量れるものではなかった。

 

「悪魔と共にいるような輩が善良な市民だと……馬鹿も休み休み言え!」

 

「イッセー、貴方と一緒にいた所為で私まで目を付けられてしまったのだが」

 

「俺の所為にすんな! 大体、おっさんに話しかけたのはラウルじゃねえか!」

 

 剣呑な雰囲気を醸し出す堕天使に、ラウルは眉を顰める。

 当て付けるように苦言を投げ掛けるが、一誠は納得がいかず、ラウルの言動に食って掛かる。

 

「それに堕天使とか、悪魔ってなんだよ……あれか、ラウルの言っていた異形の存在ってやつか?」

 

「よく分かったじゃないか、偉いぞイッセー」

 

 ラウルは小出ししていた情報を繋ぎ合わせ、正解に辿り着いた一誠を頭を撫で讃える。

 放課後から続いた過剰なスキンシップにより、一誠は借りてきた猫のようにおとなしい。

 

「だがな、気を付けろよイッセー。堕天使というのはな、年端もいかない女子供を付け狙い、非道の限りを尽くすような連中――」

 

「出鱈目を言うな!! 黙って聞いておれば、あることないことを吹き込みよって……その上、おっさんだと! 悪魔のくせに随分と生意気ではないか!!」

 

「どうやら琴線に触れてしまったようだ。これも相容れぬ者同士の宿命という奴か……」

 

 ラウルは真剣な表情になり、自身が見聞きしてきた情報を切り抜いて伝える。

 

 ――堕天使は集いて神の子を見張る者(グリゴリ)と呼ばれる法規的組織を創っていること。

 ――グリゴリは世界の拮抗を保つ為、神器所有者に容赦ないこと。

 ――特にいかなる勢力にも属してない、立場の弱い者を付け狙うこと。

 

 本来、伝えなければならない情報を口にしていない為、堕天使にとっては聞くに堪えない所業を為してきたことをラウルは平然として一誠に教え込む。

 

「さっきから悪魔、悪魔、俺に向かって言ってるけど、おっさん! 俺は全うとした人間だぞ!」

 

「え? なにを言っているんだ、イッセー?」

 

「何を馬鹿なことを」

 

 一誠の言動に、ラウルは丸い目をし、堕天使は他愛ごとと吐き捨てる。

 

「冗談だよな……冗談と言ってくれよ、ラウル!」

 

 告げられたまさかの事実に茫然とする一誠。

 詰め寄る一誠に、ラウルは皮肉気に口角を釣り上げた。

 

「貴方は、立派な……色情魔、だろ?」

 

「八幡君に座布団一枚!! じゃなくて、俺が悪魔かって話だろ!!」

 

「色情魔というのは否定しないのかな?」

 

「……否定したいけど、否定できない」

 

 日頃の行いを省みた一誠は肩を落とす。

 そんな様子を見てラウルは軽やかな声で笑みを浮かべた。

 

「状況が理解できていないと言うことは、やはり貴様ははぐれで間違えないな」

 

「ならば、奴何にせん堕天使よ」

 

 一誠の存在をはぐれ悪魔と断定する堕天使。

 ラウルは帽子を深くかぶり直した彼を見て一歩前に踏み出す。

 位置するのは、悪魔を狩ろうと息巻く堕天使と状況のできていない幼馴染の合間。

 戦闘に支障が出ないように近づかず、いつでも庇えるよう離れない間合いであった。

 

「はぐれだと分かった以上狩るだけのこと。行動を共にしている人間諸共な」

 

「それは……夕麻ちゃんの!」

 

 夕闇に包まれた公園に眩いばかりの光が立ち昇る。

 堕天使が手にするのはかつて神より賜った威光。

 手にする光を槍と替え、怨敵を滅さんと黒き翼を顕わにさせ立ち構える。

 

「最近の堕天使は冗談がうまいようだ。貴方程度の実力で私を狩るなどと」

 

 光の槍を目にしてもラウルの態度は変わらない。

 むしろ、一層に挑発行為を強める。

 ニヒルに笑うその姿は有り余る美貌と会い重なって、幻想的であり同時に蠱惑的であった。

 

「ほざいたな! 人間!!」

 

「ラウルっ!?」

 

 堕天使は獲物を振りかぶり光の速さで投擲する。

 矛先は道化の如き銀髪の麗人。

 僅かにその軌道を捉えた一誠は悲鳴交じりに警告を送る。

 無情にも、光槍はラウルを捉えんと疾走する。

 

 そして――――――銀髪が月を映して輝き舞った。

 

「……残念」

 

「ぐっ……あっ! なんだ……と!?」

 

 光槍は半歩、体を引いたラウルの手によって掴み取られ、標的を射抜くことはなかった。

 敵の獲物を掴みとったラウルは、舞うが如き無駄なき流麗な動きを見せ、堕天使へと投げ返す。

 堕天使は驚愕の色に顔を染めながらも、辛うじて黒き翼を羽ばたいて宙に浮いて見せる。

 されど、投げ返された光槍は、僅かに反応して見せた堕天使の右足を易々と貫いた。

 己の光槍に貫かれた激痛に呻き声を上げ、地に堕ちる。

 

「ぬっ……はっ……はっ……、貴様……いったい、何をした?」

 

「口程にもないな、堕天使よ」

 

 光の槍を消した大股より流れ出る血潮に服を染め、額に脂汗を浮かべた苦悶の表情で堕天使は問う。

 堕天使の問いに答えることもなく、ラウルは一歩、また一歩とゆったりとした歩調で歩み寄る。

 近づいてくるラウルに気圧された堕天使は傷を負った右足を庇いながらじわりじわりと後退する。

 

「まるで親の元を飛び立った雛鳥(神に反逆した新米天使)の様ではないか」

 

 ラウルは仰々しく腕を広げると、己を襲った愚か者を嘲る。

 嘲笑われた堕天使は射殺さんとばかりに睨み返すが動じることもない。

 絶対強者の如きラウルの態度に堕天使の頭は冷えていく。

 正気に戻った堕天使は再び光の槍を作りだすと、空に向かって投擲する。

 

「……これで時期に仲間が集まってくるぞ。精々、余生を楽しむがいい」

 

 ラウルを憎々しく睨むと嘲り返した。

 投擲された光槍は空で弾る。

 白光の世界を作り、篝火の如く辺りを照らし出す。

 

「ひ、卑怯だぞ、おっさん! 自分が敵わないと分かると仲間を呼ぶなんて」

 

「心配の必要はないぞ、イッセー」

 

 一誠の心配を余所に、ラウルは露程も動じることはなかった。

 むしろ、堕天使の態度に嘆息し、蔑みの視線を送る。

 

「私が結界を張ったことにも気づけていないとはな……呆れを通り越して、哀れですらある」

 

「ば、馬鹿な! この私が人間の張った結界に気付けないなどあるはずがない!!」

 

「だから、哀れと言っているのだ」

 

 結界の存在に気付けなかった堕天使は狼狽する。

 醜態を見せ続ける堕天使から視線を外すと、背後の暗がりに潜むものへと問いかけた。

 

「貴方たちもそうは思わないか、悪魔の皆さん?」

 

 問い掛けたものを除き皆が息を呑む。

 それは暗がりに潜んでいたものも同様であった。

 暫くすると、影に潜むものは意を決し、複数の人影が顕わになる。

 

「ごきげんよう、兵藤一誠くん、八幡ラウルくん」

 

「り、リアス先……ぱい? それに、姫島先輩、イケメンに小猫ちゃんまで……」

 

 口上を切った紅の姫リアス・グレモリーを筆頭に、黒髪の大和撫子、金髪の貴公子、白髪の美少女がぞろぞろと姿を現した。

 悪魔と呼ばれた彼女達は皆、整った容姿をしており、尚且つ私立駒王学園の制服に身を包んでいた。

 ラウルは姿を現した彼女達に問う。

 

「これは、これは……旧校舎を居城とする者たちで、間違えないかな?」

 

 ラウルの問いを聞いた悪魔陣営に緊張が奔る。

 白髪の美少女こと塔上小猫は主の前に出ると油断なく拳を構える。

 金髪の貴公子、木場佑斗は魔剣を創り出し、同じく主の前で仮想敵を見定める。

 黒髪の大和撫子、姫島朱乃は姫の傍らで雷を迸らせ、威嚇する。

 紅の姫は臨戦体制を取る下僕たちを片手を上げ鎮めると、下僕たちの一歩前に踏み出した。

 夜の帳の降りた公園で、紅と銀の視線がかち合う。

 

「いつから気づいていたの?」

 

「貴方の鮮血に染めたが如き紅髪を目にしたその時から」

 

「……そう」

 

 質問の意味を意図的に逸らそうとするラウルの意思にリアスは息を漏らす。

 紅髪の美姫は飄々とした姿勢を取る銀髪の麗人への追及を後送りにすると、先んじて解決すべき問題に着手する。

 

「……赤い髪……グレモリー家の者か……」

 

「リアス・グレモリーよ。ごきげんよう、堕ちた天使さん。私の管理地でこれ以上、勝手な真似をするなら、容赦をしないわ」

 

 現れた紅の姫を堕天使は憎々しく睨みつける。

 睨み付けられたリアスは涼しい顔をして忠告する。

 

「もちろんあなたもね」

 

 騒ぎを起こした片割れのラウルにも告げる。

 忠告された本人は目を閉じたまま反応を示さなかった。

 

「くっ、あちらの悪魔はそちらの眷属で、奴は流れの魔導師と言ったところか。そして、この町はそちらの縄張りだったわけだ」

 

「理解が速くて助かるわ。この町は私の管轄なの。私の邪魔をしたら、その時は容赦なくやらせてもらうわ」

 

「今日のことは詫びよう。手痛い傷も負ってしまったことだしな、暫くは私も動けまい」

 

 堕天使は自らが負った大股の傷を見ると、苦々しい笑みを浮かべる。

 まるで常沼のように底の見えない銀の麗人。

 あのまま、戦いを続けていれば命を落としていたのは堕天使だったであろう。

 忌々しい悪魔の登場によってに助けられたのは癪であったが、命拾いしたのは僥倖であった。

 

「そこの下僕悪魔よ!」

 

「なんだよ、おっさん! 俺は下僕と呼ばれるような趣味はないぞ!!」

 

 突然、堕天使に下僕と呼ばれた一誠は、事実無根の言いがかりだと激怒する。

 

「今日のところは運よく、そこの人間に助けられたようだが、次の時はどうかな。所詮は主の庇護がなければ生きられぬ醜悪な存在なのだ。主より離れてうろついていたならば、私のような存在に散歩がてら狩られても文句言えまい」

 

「な……なんだよ……それ……訳、分かんねえよ!」

 

 一誠の頭の中で夕麻に襲われた時のことが思い起こされる。

 フラッシュバックに見舞われ顔を青ざめさせながらも、声を絞り出して必死に襲われる所以はないと抗議する。

 必死に耐え忍ぶ一誠を背後から人影が優しく抱擁する。

 

「ごめんなさいね、兵藤一誠くん。いえ、イッセー。私が説明しなかった為に、あなたを混乱させてしまったわ」

 

 人影の正体は、紅髪の持ち主で、一誠の主でもあるリアスであった。

 一誠はその優しく抱擁に何処かラウルの抱擁を覚えながら、彼にはない胸の弾力に安息を覚える。

 

「でも、大丈夫。グレモリー家の名に懸けて、あなたに危害なんて加えさせないわ」

 

「たかが、下僕程度に家名を掛けるとは、余程入れ込んでいると見える。精々、首輪でも付け放し飼いにしないことだ」

 

 リアスは警告と脅迫の意を込め堕天使に鋭い視線を送る。

 一誠に入れ込む様子が可笑しかった堕天使は、高笑いを上げた。

 堕天使の態度にリアスの血が高ぶるが、手を出すことはなかった。

 

「話は付いたか?」

 

 ラウルはゆったりと目を開け問いかける。

 その静々とした動作は、人を惹き付ける魔力が宿っており、悪魔であるリアスでさえも怒りを忘れさせ、一時、心を奪われたのだった。

 

「……ええ、貴方もそれでいいでしょ?」

 

「…………」

 

 ただ、無言で返すような態度には、気が食わないものがあったが。

 

「貴様もだ、私に泥を塗った忌まわしき人間よ。次に相見えることがあれば覚悟しておけ! では――――」

 

「では、さらばだ。名も知らぬ堕天使よ」

 

 飛び立つ姿勢を取った堕天使に追撃が入る。

 銀の麗人が翳す左腕から光が集まり陣と為し、魔力は熱を為し雷撃と化す。

 紡がれた雷撃は集いて雷槍と為し、灼熱の豪槍は堕天使へと放たれる。

 

 それはまさに神速の一撃。

 

 不可避の一撃は、服を纏った皮膚を裂き、鮮血に満たされた肉を灼き、人体を支える骨格を溶かし、容赦なく術者の敵を呑み込む。

 堕天使は祈る間もなく、灰塵と化し天に召されたのだった。

 

「……………………」

 

 堕天使が燃え去った後、公園を静寂を包んだ。

 状況がいまいち理解できない者、芸術とも言える魔方陣の構成に魅された者、突然の暴挙に呆然とする者。

 そして、術を放った本人は黙祷を捧げていた。

 

「――アーメン」

 

『っ!?』

 

 ラウルの何気ない一言が空気を裂く。

 軽い鈍痛に見舞われた悪魔たちはラウルの眼前に立ち、再び臨戦体制を取る。

 王たるリアスは一誠を引き連れ、後方に控える。

 

「……悪魔祓い……そんな臭いは一つもしなかったのに」

 

「君が教会の回し者だなんて……正直、信じたくなかったよ」

 

「あらあら。堕天使が居なくなったと思ったら、次は目星を付けていた生徒が悪魔祓いだなんて、今日は一段と忙しい日ですわね」

 

「堕天使といい、いつの間に入り込んだのかしら? 迷惑千番もいいところね」

 

 リアスたちグレモリー眷属は思い思いの言葉を投げかける。

 特に面識のあった木場と小猫に至っては動揺が顕著であった。

 木場の持つ剣は切っ先が揺れ、子猫の握る手は震えていた。

 

「先輩……なんで、ラウルと敵対してんっすか?」

 

「大丈夫よ、イッセー。貴方は絶対私たちが守るから……」

 

「先輩……」

 

 状況を理解できない一誠はリアスに問いかける。

 だが、返ってきたのは要領を得ない言葉。

 要領の得ない言葉ではあったが、耳元で甘く囁かれ、圧倒的な胸の谷間に挟まれた一誠は、誘惑に負けて思考を破棄した。

 

 だらしない顔で悪魔の谷間に顔を埋める幼馴染の様子を見ながら、ラウルは細い眉を寄せ、これからのことを推し量る。

 推量は、現状戦力に周囲の勢力図、その勢力の背後にある人物、果ては一誠の育成予定までと多岐に渡る。

 そんな中、ふと思いついた案に目を見開く。

 

「ふむ、これもまた一興か」

 

 ラウルは薄い唇を歪め、心得たと言わんばかりの満身の笑みを浮かべる。

 虚空より短剣を抜くとグレモリー眷属に向けて駆けだしたのだった。

 

 




 以上、ドーナシークの悲劇でした。

 ドーナシークファンの皆様、申し訳ありません。
 彼は登場一話目で出オチしました。
 再登場は有りません。


 悲劇の理由について――

 ・本文中において名前の描写がない(名乗る前に主人公が……)
 ・一般人と思っていた主人公にあっさりと負ける。
 ・散々罵られた挙句の出オチ。
 ・何より、次回の戦闘における前座となってしまっている。

 などが、上げられそうです。
 申し訳ないですが、私ではカッコいいドーナシークを描けれませんでした。
 (ストーリー上、仕方ないところはあるのですが……)

 話は変わりますが、舌戦は如何だったでしょうか?
 何分、本格的に舌戦を書くのは初めてだったのもですから……出来が気になりまして。
 設定上、かなり主人公が皮肉を言う描写が増えそうなので、宜しければアドバイスをください。
 感想欄や活動報告でお持ちしております。


 次回、うちのラウルが暴走します。
 それでは、また明日に。
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