戦姫絶唱シンフォギア~歌姫たちと仮面の強者~   作:ルオン

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大変長らくお待たせいたしました‼

今回の話では、フィーネと弦十郎が激突します‼
激突する際に、弦十郎があの姿へ、そして最後に現れる人物がまさかの事をします。

それでは本編スタートです‼


Song19:激突する終末とOTONA

―エレベーター内―

 

「大丈夫ですか?未来さん?」

 

「はい。ありがとうございます、緒川さん」

 

通信機で、響に連絡していた未来は、目の前に現れたインベスのせいで、通信機を破壊されてしまい、絶体絶命であったが、緒川に助けられ、なんとか危機を脱し、二課へ繋がるエレベーターに乗って、二課へと向かっていた。

 

「でも、何故リディアンにノイズやインベスが現れたんでしょう?」

 

「恐らくここに、“カ・ディンギル”があるからでしょう」

 

「カ・ディンギル?」

 

緒川が言った、カ・ディンギルという言葉に、何のことか分からず、首を傾げる未来。

その未来に、緒川はカ・ディンギルの事を説明しようとする。

だがその時

 

―ドン―

 

「な、なに⁉」

 

「まさか―――ぐわっ⁉」

 

「緒川さん⁉」

 

突然、エレベーターに何かが落ちてきて、壁から鞭のような物が現れ、緒川を突き飛ばした。

そして、エレベーターの中に、黄金の鎧を纏ったフィーネが現れた。

フィーネは中に入ると、鞭型の武器で、緒川の首を締め付けた。

 

「まさか、そこまで嗅ぎ付けているとは…………驚いたぞ」

 

「ぐっ⁉……フィーネ⁉」

 

「流石の貴様でも、ネフシュタンの鎧を纏った私相手では、太刀打ちできないだろう?」

 

「僕を、甘くみないでくだ……さい‼️」

 

「ぐっ⁉」

 

緒川は、足でフィーネの腕を蹴り、その衝撃でゆるんだ鞭から逃れ、フィーネに銃を向けて乱射する。

だが

 

「ぐっ⁉…………だが、無駄だ‼」

 

「なっ⁉」

 

フィーネの体の傷が、数秒の間に塞がり、フィーネはピンピンしていた。

 

「ま、まさか超再生⁉」

 

「その通りだ…………ふん‼」

 

「がはっ⁉」

 

「緒川さん⁉」

 

緒川はフィーネの攻撃を受けて気絶してしまう。

何とかしようとする未来だったが、フィーネに鞭を向けられ動けなくなる。

 

「動くなよ小娘。死ぬのが早まるだけだ。まぁ、駆紋戒斗に会いたいなら、すぐにでも殺してやるがな」

 

「戒斗さんは死んでなんかいない‼必ず生きてる‼」

 

「黙れ‼」

 

「ぐっ⁉」

 

未来の言葉が気に入らなかったフィーネは、未来の頬を平手で叩いた。

するとエレベーターは二課に着き、フィーネは2人を無視して先に進んだ。

そしてフィーネは、完全聖遺物デュランダルが保管されている部屋【アビス】の前で止まる。

 

「ついに、この時が来たわね」

 

そう言ったフィーネは、扉のロックを解除しようと、持ってきていた端末を、パネルに翳そうとする。

 

しかし、気絶していた緒川が、フィーネの持っていた端末を狙って銃を撃ち、フィーネの手元から端末を弾いた。

 

だがそれにより、弾が無くなってしまい、緒川は銃をしまって拳を構えた。

 

「デュランダルは渡しません‼」

 

そう言った緒川は、いつでも駆け出せるように準備をする。

一緒にいた未来は、緒川の邪魔にならないよう、隠れて2人の様子を見ていた。

対してフィーネは、静かな怒りを抱える。

フィーネが緒川に、鞭で攻撃をしようとしたが、突如床が壊れ、フィーネは攻撃するのをやめた。

そして壊れた床から、アタッシュケースを持った弦十郎が出てきた。

床から出てきた弦十郎は、緒川とフィーネの間に着地する。

 

「それ以上はさせないさ。フィーネ…………いや、了子くん」

 

「その名で呼ぶか…………いつ気づいた?」

 

フィーネこと、櫻井了子は、弦十郎が自身の正体に気づいているのを知っても、動揺することはなかった。

弦十郎も、予想していたのか、了子が動揺してないのを見ても、驚いてはいなかった。

 

「調査部だって無能じゃない。米国政府のご丁寧な道案内で、お前の行動はとっくに気づいていた。あとは、お前が動くのを待つだけだ‼」

 

「ほう…………筋肉だけが取り柄だと思っていたが」

 

「両方鍛えてるんでな…………だからこそ、俺はここに来た。君を止めるために」

 

「私を止めるだと?ただの人間に、完全聖遺物であるネフシュタンの鎧と同化したこの私を、止められると思うのか?」

 

「確かにキツいかもしれんな。だからこそ、コイツを使わせてもらう」

 

そう言った弦十郎は、持っていたアタッシュケースを床に置き、中身を取り出した。

その中身を見て、フィーネはもちろん、緒川は驚いた。

 

「そ、それは⁉」

 

「せ、戦極ドライバー⁉」

 

そう。弦十郎が取り出したのは、戦極ドライバーであった。

 

「な、何故お前がソレを持っている⁉」

 

「アルマさんから貰った」

 

「アルマさんから⁉」

 

「そうだ緒川。アルマさんと会ったあの日、俺はアルマさんから戦極ドライバーを受け取った。戦う時がきたら使ってくれとな」

 

そう言い、弦十郎は戦極ドライバーを腰に装着した。

それにより、フェイスプレートに色がつく。

そして弦十郎は、ロックシードの1つである【レモンロックシード】を取り出し、解錠する。

 

《レモン‼》

 

「変身‼」

《ロック・オン》

《カモン‼レモンアームズ‼》

《インクレディブル・リョーマー‼》

 

弦十郎はカッティングブレードを倒し、解錠したことにより、クラックから現れた【レモンアームズ】が、弦十郎の頭に被さり、弦十郎の体にライダースーツが装着される。

そして、弦十郎に被さったレモンアームズが展開して、鎧として装着した後、弦十郎の手には、専用アームズウェポン【レモンレイピア】が握られ、弦十郎は、かつて戒斗と敵対した仮面ライダー【仮面ライダーデューク レモンアームズ】へと変身した。

 

「まさか……貴様が仮面ライダーになるとはな」

 

「驚いているところすまないが、止めさせてもらうぞ…………フィーネ‼」

 

そう言った弦十郎は、レモンレイピアを投げ捨て、フィーネに向かっていく。

レモンレイピアを投げ捨てた弦十郎に唖然とするフィーネだったが、すぐに正気に戻り、ノイズを生み出す【ソロモンの杖】を取り出し、ノイズを生み出そうとする。

だが

 

「させん‼」

 

「くっ⁉」

 

弦十郎がソロモンの杖を蹴り飛ばし、天井に突き刺した。

そのまま弦十郎は、フィーネへと殴りかかる。

フィーネはすぐに避け、鞭で連続攻撃をする。

弦十郎はその攻撃を数回かわし、鞭を掴んで、自身の元にフィーネごと引きずり込み、フィーネの腹に拳を叩き込んだ。

叩き込まれたフィーネは吹き飛び、地面を転がるが、すぐに起き上がり、殴られた箇所をさする。

 

「ただの拳で、完全聖遺物と渡り歩くとは、貴様本当に人間か⁉」

 

「知らいでか‼飯食って映画見て寝る‼男の鍛練は、そいつで充分よ‼」

 

「いや、その理屈はおかしい」

 

弦十郎の言ったことに、真顔でツッコムフィーネ。

 

「さぁ‼そろそろ決めて、話はベッドで聞かせてもらう‼」

《カモン‼レモンスカッシュ‼》

 

弦十郎はカッティングブレードを倒し、右手にエネルギーを蓄積させる。

そして弦十郎は、フィーネに向かって駆け出す。

だがその時

 

―グサッ―

 

「ごふっ⁉な……なんだ……と⁉」

 

「甘いな…………私がいることを予想しておくべきだったな」

 

「コウガネ」

 

突然と現れたコウガネが、弦十郎の腹にダークブリンガーを突き刺した。

刺された弦十郎の腹からは、大量の血が出てくる。

 

「ふん‼」

 

「がぁっ⁉」

 

「司令‼」

 

コウガネは、ダークブリンガーを引き抜きながら弦十郎を蹴り飛ばす。

蹴り飛ばされた弦十郎は、地面を転がり変身が解錠される。

そして弦十郎の腹からは、先程よりも血が出て、緒川が駆け寄る。

 

「行けフィーネ。我らの目的を果たせ」

 

「感謝するぞ、コウガネ」

 

そう言ったフィーネは、弾き飛ばされた端末を拾い上げ、最深部へと入っていき、パネルを操作する。

 

「目覚めよ、天を貫く魔塔。彼方から此方へ現れ出でよ‼」

 

フィーネがそう言うと、建物が揺れだし、塔が目覚めだす。

 

 

 

 

 

 

それから数時間後、東京スカイタワー周辺で戦っていた奏たちは、戒斗と共にリディアンに来ていた。

リディアンに着くと、校舎は破壊されており、人1人いなかった。

 

「未来ーー‼みんなぁーー‼」

 

響は校舎に向かって叫ぶ。

だが、返事はおろか、誰1人出てくることはなかった。

 

するとその時、5人はリディアンの校舎の上に、1人の人物を視線にとらえた。

 

「櫻井女史?」

 

「「了子さん‼」」

 

そこにいたのは、櫻井了子であった。

響は、了子が無事なのを知って喜び、了子に駆け寄ろうとする。

だが

 

「フィーネ‼」

 

「えっ?……フィー…………ネ?」

 

クリスの言葉を聞いた響は、駆け寄るのをやめ、自身の耳を疑った。

 

「了子さんが…………フィーネ?嘘…………だって私を守ってくれた‼」

 

「あれはデュランダルを守るため、ついでにお前を守っただけだ」

 

「それじゃあ、本当の了子さんは⁉」

 

「意識は12年前に死んだ。超先史文明期の巫女“フィーネ”は、遺伝子や魂に己が意識を刻印した。だが本来、輪廻転生をして新しい命に生まれ変わった際、前の記憶や人格はリセットされる。私はそれを防ぐために、自身の血を引く者がアウフヴァッヘン波形に接触した際、その身にフィーネとしての記憶、能力が再起動する仕込みを施した。12年前、風鳴翼が偶然引き起こした天羽々斬の覚醒…………それにより、立ち合っていた私の遺伝子を引き継いでいた櫻井了子の中で、内なる意識が覚醒した」

 

「それが、貴様ということか、フィーネ」

 

「その通りだ、駆紋戒斗。いや、オーバーロード」

 

「そこまで知っているか」

 

櫻井了子―――フィーネにオーバーロードと言われた戒斗は、警戒を強めて拳を構える。

 

「私にとっての誤算は、お前という存在だ。だが、それも、奴の存在がいたことで修正できる」

 

「コウガネのことか」

 

「呼んだか?」

 

戒斗がコウガネの名を言うと、フィーネの隣にコウガネが現れた。

 

「コウガネ‼」

 

「駆紋戒斗、やはり生きていたか」

 

「コウガネ、貴様は何故フィーネに協力する?」

 

「特に意味はない。私は、コイツの計画が面白いと思って協力しているだけだ」

 

「計画だと?」

 

「月を穿つ…………この天にも届く一撃を放つ荷電粒子砲…………カ・ディンギルによってな‼」

 

フィーネがそう言いながら手を広げた瞬間、地響きが起こり、二課本部から塔が突出する。

 

「これが…………カ・ディンギル⁉」

 

「これで月を穿つだと⁉何故そんな事をする⁉」

 

「バラルの呪詛を解くためだ」

 

「バラルの呪詛?」

 

「太古の時代、神と言われる存在がいる所へ届く塔を、シンアルの野に建てようとした。だが神は、人が同じ高みに至る事を赦さなかった。怒った神は、塔を破壊した後に、人々から統一言語を奪った。神の領域に許しなく立ち入ろうとした罰、それが“バラルの呪詛”だ」

 

「その呪いを解く鍵が、月だということか。しかし何故貴様は、バラルの呪詛を…………そういうことか」

 

「戒斗?何か分かったのか?」

 

「フィーネは…………その神に会いたい……そうだろ?」

 

「よく分かったな…………私はあの方に会いたい。愛しいあの方に…………だから月を穿つ‼」

 

「月を穿つ…………その後、この世界はどうなる⁉」

 

「知ったことか…………世界どうなろうと構わない」

 

「ならば貴様は、俺たちの敵だ」

 

フィーネの言葉を聞いた戒斗は、腰にゲーマドライバーを装着した。

 

「戦極ドライバーは使わないのか?」

 

「今、ある奴に調整してもらってるのでな…………この力で戦ってやる」

《タドルクエスト‼》

《ドラゴナイトハンターZ‼》

 

「術式レベル5…………変身‼」

《ガシャット‼》

《ガッチャーン‼レベルアップ‼》

《タドルメグル‼タドルメグル‼タドルクエスト‼アガッチャ‼ド・ド・ドラゴ‼ナナナナーイト‼ドラ・ドラ・ドラゴナイトハンターZ‼》

 

戒斗は仮面ライダーバロン ハンタークエストゲーマーへと変身する。

奏たち装者も、戒斗に続いて聖詠を歌い、シンフォギアを纏うも

 

「貴様の計画は…………俺たちが潰す」

 

「潰せるものなら、潰してみろ‼」

 

そう言ったフィーネは、ネフシュタンの鎧を身に纏う。

続いてコウガネも、マルスへと変身し、大量のインベスを生み出した。

 

「さぁ‼潰せるものなら、このインベスたちを乗り越え、我々を潰してみろ‼」

 

「ちっ‼ノイズならともかく、インベスは厄介だな‼」

 

「それでも、やるしかなかろう‼」

 

「ならソイツらは、僕に任せてもらおうか」

 

「「「「えっ?」」」」

 

「ッ⁉アルマ⁉」

 

クリスたちが、インベスが厄介だと思っていると、上空から、アルマが降りてきた。

 

「何をしているアルマ⁉貴様は下界の争いごとに関わることはできないはずだ‼関わったら、処罰を受けることになるのだろう⁉」

 

「僕が関わっていけないのは、元々この世界に関係のある争いとその人物。まぁ人物には話しかけたりしても大丈夫だけどね♪ただし、この世界に元々存在しない人物だったら、話が別さ」

 

そう言ったアルマは、腰にベルト―――【ゴーストドライバー】を出現させた。

 

「そのベルトは⁉」

 

「さぁて‼久々に戦うよ‼」

《ア~イ‼バッチリミトイテー‼バッチリミトイテー‼》

 

「変身‼」

《開眼‼アルマ‼》

《魂の戦士‼魂のゴッド‼》

 

アルマはゴーストドライバーに、自身の魂が籠ったアイテム―――【眼魂】をセットする。

するとドライバーから、パーカーを着たオバケ―――【パーカーゴースト】が出てくる。

そしてアルマがレバーを引くと、アルマの体全体がライダースーツが装着し、パーカーゴーストを羽織って、顔に一本の角と催しが浮かび上がり、アルマは【仮面ライダーアルマ】へと変身した。

(見た目は、仮面ライダーゴーストムゲン魂のオレンジカラー)

 

「インベスとコウガネは、僕が担当するよ。戒斗たちは、フィーネをなんとかして」

 

「よし…………いくぞ‼」

 

「「「「おう(ああ/はい)‼」」」」

 

戒斗の言葉を合図に、奏たちはフィーネに、アルマはインベスに突っこみ、世界の命運をかけた戦いが、切って落とされた。

 

to be next song




今回はここまでです‼

次回はアルマ側と、戒斗側の話になります。

次回も是非読んでください‼
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