読んでくださった方。指摘、感想くれると嬉しいです。
それでは、どうぞ。
トコトコトコトコトコ
小柄な二人の可愛い足音が廊下に響く
ガチャ
「さ、ここが図書室だよ」
「あらあら、大きいわねぇ」
「あぁ。ここには個人で買って必要なくなった物や、ファミリアで購入したものを置いているからね。でも如何せんウチのファミリアには読書癖のある人間が少なくてね…」
「そうなの?あ、でもティオナちゃんがここにいるってことは、読書好きな娘なのかしら」
「一つの分野に関しては、だけどね」
「どういうこと?」
マーナの疑問に対し、フィンは直わかるさ、とだけ
「あーフィン!その子誰?」
「やぁティオナ。邪魔しちゃったかな?」
「ぜーんぜん?ここにある英雄譚は全部読んだことあるし」
「そうか。なら良かったよ。紹介するね、こちら僕の姉のマーナ・ディムナ。姉さん、こちらが話してたティオナだよ」
「こんにちは。ティオナちゃん、仲良くしてね?」
(元気いっぱいで可愛いわ)
「よろしくー!!気軽にティオナって呼んで!私もマーナって呼ぶから!」
「えぇ、わかったわ」
「ところでさ、マーナは英雄譚に興味ある?」
ワクワクした様子で聞くティオナ
「えぇ。私も好きよ?昔はフィンによく読んでってせがまれたものだわ♪」
「ちょっと姉さん!!?」
珍しく赤面し狼狽えるフィン
「へぇー!そうなんだ!!マーナはどんな英雄が好き?それに、フィンのちっちゃい頃かぁ興味あるかも!」
「ティオナ!?」
「フィンのことなら今度フィンのいない時にお話ししましょ?それで英雄だったわね、私はディムルッドかしら。フィンが好きで、私も好きになっちゃったのよ」
「あぁ~いいねぇ。でもディムルッド物語って神フィオナが神々に否定されたときに…」
(あ、しまった。フィンの前でこの話は…)
ティオナの罪悪感のある目を受けたフィンは苦笑い
「大丈夫だよ、ティオナ。たしかにパルゥムの女神フィオナはいないとされている。しかし僕が信じている。信じていたいんだ。今はこの事実だけで充分さ」
「そっか。フィンらしいね。じゃあマーナも?」
「えぇ、家族が信じているものを信じない人間はいないわ」
(ありがとう姉さん。信じている人がいるのが僕だけじゃないっていうのは救いだよ)
「さて、一応幹部とは顔合わせも済んだことだし、ロキの所に行ってみようか」
「えーもう?もっとマーナとお喋りしたいよー」
「すまない。実はまだロキの所に行っていないんだ。後で姉さんは自由に行動できるようになるからそれまで待っていておくれ」
「ぶー。わかったよ」
「ごめんなさいね、ティオナちゃん。また後でお話ししましょう?」
「うん!約束ね!!」
コンコン
「ロキ、いるかい?」
「フィンか?おるでー」
「失礼するよ」
ガチャ
「どないしたん?フィン」
「あぁ、実は紹介したい人がいてね。入れてもいいかい?」
「おー、ええでー」
「姉さん」
(んん!?今フィン姉さん言わなんだか?)
「お初目にかかります。フィン・ディムナの姉、マーナでございます。神ロキ」
「んなっ!!??」
石像ロキの完成である
「おーいロキ?どうしたんだい?」
「….フィン、お姉ちゃん何かいけないことしちゃったかしら….」
「いや、そんなことは無い筈だよ」
「そう?ならいいのだけど」
「----------------」
数分後
「て……」
「「て?」」
「天使キタコレーーーーーーーーーーFoooooooooooooooooooooooooo!!!!!!」
「あ、あの…」
「なんやねんあんた!めっちゃ可愛いな!ウチと結婚してぇぇぇぇ!!」
「少し落ち着こうか、ロキ」
ガンッ
「いっつぁぁぁぁぁぁぁ」
今にも姉に襲い掛かりそうだった不審者は弟の手によって阻止された
「なるほどなぁフィンの姉かぁ。通りで似とるわけやわ」
「フフッ、よく言われます」
「ホンマ似とんなぁ、これはアレか?実はフィンも女の子やったっちゅう…..」
「違うからね」
「昔から女の子に間違われる程可愛かったですから」
「せやろなぁ今でも女装似合いそやもん。40のおっさんのくせして」
「姉さん、あまり人の昔の話を話すのはやめてくれ..」
「あら、ごめんなさいね?フフッ」
(これはアレかいな。フィンの弱みを握るチャンスやったりして….)
(何故か親指が疼く。ここに姉さんを置いておくのは危険だ)
「なぁなぁマーナちょぉっと聞きたいんやけど、フィンって昔…..」
「では、失礼するよ、ロキ!!」
バッ ズドドドドドドドド
身の危険を察知したフィンはマーナを抱えて逃げた…
「あーあ、いってもーた。ま、また後で聞けばええか」
一柱の
「どうしよう、どうしよう…」
一人の
紹介編はもう終わります。その後は日常を描いていこうと思っていて、ある程度もう書きました。次話はすぐ更新できると思います。
読んでくださり、ありがとうございました!