ロキファミリア団長の姉   作:相荘

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気が向いて書いてみました

     ポイ
(;´・ω・)つ



お出かけ前の乙女の謝罪

「美味しかったわね。後でレシピを教えてほしいくらいだわ」

「うん。自惚れなく言わせてもらって、ここ以上の料理は豊饒の女主人くらいだろうね」

「豊饒の女主人?」

「僕たちロキ・ファミリア行きつけの酒場さ」

 

満腹で幸せそうな姉と

そんな姉を見て嬉しそうな弟は、

この後の予定のために廊下を歩く

 

「午後はオラリオの案内をしようと思うんだけど、

正直この迷宮都市は広大だからね。

どこか見たい場所なんかはあるかい?」

「そうね、やっぱりあの白い塔を近くで見たいわ!」

「バベルだね。わかったよ」

「あとはさっき話してた豊饒の女主人も気になるわね」

 

物珍しい物が溢れるオラリオであるが

やはり初めて訪れた者にとって、何が目玉かなど

分かりようがない

 

よってこれまでの会話の中で

聞き及んだ場所が出てくるのも必然である

 

「ふふ、それじゃあ夕食はそこで食べるとしようか。

本当はパルゥムいきつけの場所があったんだけど、

気になる紹介の仕方をした僕が悪いね」

「あら。じゃあそこはまた今後紹介してね」

「約束だ」

 

話をしているうちに客間まで戻ってきてしまった。

 

「それじゃあ少し出かける準備をしてくるから

少し待っていてくれ」

「えぇ。わかったわ」

 

せっかくの休日で、姉と久しぶりに出かけるのだ。

少しばかりいいところを見せようと

いつもより、いくらか上等な私服を用意してある団長(弟)は

私室へ向かう。

 

ここでタイミングを見計らっていた

恋する乙女達一行は

チャンスとばかりに発破をかける。

 

「ティオネ!今だよ!!フィンもいないし、

この後オラリオ回って夜まで帰ってこないだろうから

こんなのは直ぐ謝った方が良いって!」

「...私も、そう思う」

「そうですよティオネさん!頑張ってください!」

「うぅ...」

 

それでも後退るティオネを

三人は無理やり部屋に押し込んだ

 

「ちょっと!」

バンッ

 

「キャッ」

「あ...」

 

バッチリと目が合う二人

 

「えっと、あなたは...ティオネちゃん!」

「あ..う...」

「さっきはあんまり話せなかったわよね!

私あなたの妹のティオナにも会ったのよ!本当にそっくりで

二人とも可愛いわ!」

 

怒涛の勢いで話すマーナ

徐々に歪んでいくティオネの表情

 

「あら。ごめんなさいね私ったら

あなたにまた会えたのが嬉しくてつい..」

「ご...」

「ご?」

 

「こ“め“ん”な“さ”い“い”い“い”」

 

号泣である

 

「あらあら、どうしたのどうしたの」

「ひ“どい”事言っでごめ“ん”な“さ”い“

ぎら“わ”な“い”でぐだざい“」

「そんな事気にしてたの?

私は何とも思ってないわよ?それに嫌うなんてとんでもない」

「う~~~~」

 

姉歴の長いマーナは

目の前で泣きじゃくる少女を放ってはおかない

優しく抱きしめ慰める

 

「私、ティオネちゃんに嫌われちゃったんじゃないかって

気にしてたんだけど」

「そんな!...」

「そうね、あなたはとってもいい子。

自分のしちゃった事を気にして

泣いてしまうほど謝れる子なんてそう居ないわ」

「お“姉ざま”ぁ“ぁ”」

 

「私達、仲良しになれるかしら?」

「はい!..はい!もちろん!!お願いします!」

「嬉しい!よろしくねティオネちゃん」

 

二人の行く末を見守っていた3人も

ホッと一息

 

「いやー良かった良かった」

「あの姉力..あれでアイズさんとも仲良く...」

「...マーナなら、大丈夫」

 

それじゃあと

自分たちも部屋に入ろうとした3人だったが

まだ2人の会話は続いているようだ

 

「それで、ティオネちゃん」

「はい!お姉さまっ」

「私の勘なんだけど、もしかして弟のこと..」

「愛しています!」

 

ドーーーーーン

と効果音がつきそうな勢いで

宣言するティオネ

 

「やっぱり!あらあらどうしましょうっ

こんな可愛い子が!」

「団長のためなら私、死ねます!」

 

甘酸っぱい気配を感じ

ウキウキなマーナと

テンションがおかしくなっているティオネ

 

部屋はおかしな空気でいっぱいだった

 

「私、ティオネちゃんの恋

応援するわ!」

「本当ですか!!!お姉さま!」

「えぇ..手始めに

今日のオラリオ観光、一緒に行かない?」

「行きます!絶対に!!」

(団長と私とお姉さまで観光!?これは実質家族旅行!!)

 

「マジか...これフィンはどうするんだろう」

「...」

「あのティオネさんに超強力な助っ人がっ!

これはもしかしたらもしかするかもしれませんね!」

 

キャーキャー騒がしい客間に加え、

その前でコソコソ覗き見してる3人を

悪戯好きの暇神は見逃さなかった

 

「なんやー?3人とも何してんの?」

「いえ、マーナさんが団長とのオラリオ観光にティオネさんを誘って...

って、ロキ!?」

「ほーん?おもろそうやん!

ウチも混ぜてぇな!」

 

「え!?だめですよ!絶対。

そんなことしたらティオネさんに殺されます!」

 

部屋に突っ込もうとするロキを

引きずってでも止めるレフィーヤ

 

「うーん。レフィーヤがそこまで言うねんたら..」

「...ホッ」

「隙ありぃぃぃ」

 

Level3を搔い潜るこいつは

何者なのだろうか。

神です

 

「おい、その辺にしとけ」

「うにゃっ!ってベート!?」

 

居るはずのない邪魔者に

唸るロキ

 

「なんでぇや!はなせベート!

邪魔すんなやあああ」

「ウルセェ。お前が一番邪魔なんだよ。

黙ってどっか行ってろ」

「そもそもなんで

あんたがココにおんねや」

「お前に関係ぇねえだろ

俺がどこに居ようが」

 

「どーせウチと一緒でアイズたんのケツおっかけてきたんやろ」

「んなわけねぇだろ!」

 

実はマーナを追うアイズ達が気になって

一部始終を見ていたベート

ある意味ロキは間違っていなかった

 

「いやや!いやや!ウチもマーナ達と街行く!

フィンがティオネとマーナに挟まれてどんな反応するか見たい!」

「最低だな」

「最低です」

 

ベートとレフィーヤ

好きな人が同じなだけあって

実は息ぴったりである

 

「...」

「どしたの?アイズ」

「...私も気になる」

「!だよねーあたしも」

 

静観していたこの二人も

こんな面白そうな展開気にならないわけがない

 

「よし!直接邪魔するとティオネが怖いから..

ロキ!あたし達と後を付けよー」

「アイズたんも!?」

「...行く」

「私も行きます!」

 

ひとまずロキを抑えて

かつ自分達の欲求を満たせるナイスアイデアである

 

「ベートは?」

「ケッ行くかそんなもん。

勝手にしやがれ」

「ほな女子だけのデートといくでー!」

 

テンションダダ上がりのロキ

この後の展開が気になる3人娘

フィンの好きなところといった話で盛り上がる室内の2人

何も知らない団長

 

 

この後の展開は誰も予想できない

 

 

 

------------------【次回!フィンの胃は耐えられるのか】----------------------

 




皆さんの感想見るとやっぱり嬉しいです。
亀投稿も亀投稿ですがよろしくお願いします
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