仮面ライダーに変身して運命は変えられるだろうか? 作:神浄刀矢
しかし目的地で待っていたものとは....?
八坂和真久々の変身!
さあ実験を始めようか!
始まり方がそろそろ思いつかなくなってきそうで、尚且つ説明が面倒くさいというのが、今の心境である。
一言でいうなら、異変とやらを解決することになったのだ。
その準備をすると言って、丞一は守矢神社へと上がりこんで行った。どうやら色々と必要らしいが、一体何を準備してくるか分かったものではない。フォークとかは見慣れたものだが。
まぁ武装云々に関しては知ったことではないが、未だに降り続く雪をどうにかせなあかんというのが和真の思う所である。
そして当の和真であるが、守矢神社には入っておらず、博麗神社に戻るという選択肢を選んでいた。
(ううぁ...クッソ寒いな!ったく...これだからなァ)
これだから何なのだ、という話だがそんなものはどうでも良い。
一度こちらも神社に戻って、異変解決云々の話を博麗の巫女サマにせねばなるまいと思う所存だからだ。
歩きつつ、雪が降り続く空を見上げる。
世界を巡り続けてきたが、この雪が初めてであった。
吹雪く白雪、初雪は深雪の如く、叢雲より降りしきる...と。
磯波がないのは勘弁してほしい。なんせ此処は海がないのだ。
浦波・敷波・綾波は当然ながら存在しない。
(吹雪型か...)
ふと気付くと、和真は博麗神社の階段の前にたどり着いていた。
考え事をしていると、どうやら時間は早く進んでしまうらしい。
取り敢えずはこの階段を登るとするか。
戦いから時間が空き過ぎていたのだろうか。
階段登るので息切れとか、マジ勘弁である。
一応の所集合時間は決められているので、遅れるわけにもいかない。
神社へと戻り、博麗霊夢へと声を掛ける。
「あー霊夢?なんか異変ナントカって言われたんで、呼びに行こうと思ったけどやっぱり良いや準備してやがるぞこの巫女さん!」
和真が来た意味である。
「で、行くの?」
「あ、ああ。俺は戦わなきゃいけねえからな。むしろ戦うのが目的と言いますかね...」
若干言い淀む和真だが、もしやと思い問いかける。
「アレ、ひょっとして異変のこと知ってたりしますかね?」
「知ってるも何も、解決してるの基本私よ。というか今回のも私がやるのよねぇ...ハァ...」
仕事に疲れたOLのような溜息をつかれても困る。
まあ年増など微塵も興味はないし、むしろBBAと煽る格好の対象だと和真の中でなっているが、勿論死地に自ら足を突っ込むような馬鹿な真似はしない。
この幻想郷で合法ロリが何人いるか分かったものではない。
(ま、俺みたいな真人間がンなことするわけねえんだがな)
「じゃあ行くわよ保坂」
「誰が保坂だ?!八坂って言ったろうが!」
「あら、そうだっけ?」
「忘れるなよ霊夢。保坂と八坂って似てるからかね、どこかの性犯罪者と間違えられて逮捕されかけたことがあんだよ!ったく...」
「そう...なの?」
「そうなの!」
いい加減異変解決の前に、精神的ストレスでジョーカーになって世界壊しそうで怖いものである。
『「いい加減名前覚えてくれよな」』
「今別の声しなかった?」
「気のせいじゃね?」
恐らく作者の心からの叫びが、博麗神社まで届いたのだろう。
博麗神社の中心でココロから叫ぶバカ、というヤツか。
いやはや世界は不思議で充ち満ちているが、何は兎も角集合せねばなるまい。
霊夢と和真は、集合場所へと向かった。
霊夢と和真が向かうと、既に丞一と魔理沙が来ていた。
もう1人は銀髪に白と紺色のメイド服を着た少女...外見などから鑑みるに霊夢達よりも明らかに歳は上に見えるが。
名は十六夜咲夜らしい。霊夢によれば、洋館で吸血鬼の少女達のメイドをしているとか。
いつかは見に行ってみたいものである。少女達ではなく洋館の方を、ですよ?いやあのですね、決してロリコンというわけでは。
「何だ、和真も連れてくのか?」
「ほら、働かざる者食うべからずってね言うじゃない?」
先程と完璧に違う事を口走る霊夢。
だがしかし、確かに丞一の疑問も最もであろう。
ここに来て戦闘の一つもしたことがないのに、そんな奴を異変解決に
連れて行こうとしているのだから。
けれど。
「俺は運命と戦う。だから頼む、連れてってくれ。他でもない、俺の為に」
「和真、男の仕事の8割は決断だ。あとはオマケみたいなもんだ。お前が決めた事だ、何も言わねーよ」
否定されると思いきや、そうでもなく、僅かに安堵する。
「父さんの受け売りじゃない」
「何故知ってるんです(ナズィミテルンディス)!?」
「バカやってないで、早く行くわよ。こたつを取り戻しにッ!」
「ぜってー目的間違ってる!すり替わってる!」
やはり霊夢は何かズレた巫女なのだろう。
改めてそれを認識しつつ、和真を含めた異変解決メンバーは出発した。
...出発したのは良いのだが、移動方法がそもそも何故空を飛ばねばならないのだろう。
どうせ地面が凸凹すぎてロクでもない道だから、歩くよりも空を飛んだ方が早いという判断に至ったのかもしれない。
それともバスも車も無い、というのではないだろうな?
しかしふと、和真の頭の中に疑問が湧いた。
どうやら丞一と十六夜咲夜も疑問が湧いたらしい。
「一つ良いかしら、霊夢」
「奇遇だな俺もだ」
「同じく」
「何よ、下から答えて行くわ。はい和真」
「んじゃ聞かせてもらうけどよォ...今どこ飛んでんの?」
「「そこ?!」」
丞一と十六夜咲夜からツッコミが入るが、当然のことを聞いたまでである。和真はここにきてひと月とて経ってはいない。
全てを把握している訳では到底ないし、ましてや空を飛ぶとなれば気にするのは当然であろう。
なんせ幾ら飛んでも山しかないのだ。白い雪山が続いて行くばかり。
変わることの無い景色が続き過ぎて、流石に不安を抱く。
こたつの為に征く巫女をメンバーに加えた時点で、それなりに不安ではあったが....
「ゑ?違うの?!」
「じゃあ次は丞一と咲夜ね。2人いっぺんに頼むわ。どうせ同じなんだろうし」
「「犯人に目星はあるのか(んでしょうね)?」」
丞一と十六夜咲夜の質問は、確かにごもっともだ。
異変はそもそもの犯人が分からなければ解決のしようがない。
これまでどうやって解決したかは知らないが、流石に犯人特定しないで冤罪にしたわけでもあるまい。
「当たり前でしょう。私をなんだと思ってるの?」
「ケチ巫女」
「楽園の素敵な取り立て屋」
「まともなのがないな?!」
しかし己に不都合なのは自動的に聞こえないシステムになっているのか、霊夢は勝手に名探偵のように話し出した。
「いい?要は雪が降って喜ぶ奴が犯人なわけでしょ?」
「そりゃあ、そうだよね」
「じゃあ雪が降ったらどうなる?寒くなるでしょ?そこがみそよ」
「うん。で?」
「つまり、寒いのを好む奴ら。そんなの幻想郷でも限られてるわ。そんな物好き、幻想郷でも少ないもの。例えばチルノなんかはそうよね。あとは冬に湧く妖怪なんか、ね?」
貧乏巫女の戯言を何となく聞き流していると、どうやら目的地についたようである。
さあ、降りるとしようか。
「というわけで。貴女“を”犯人よ!レティ・ホワイトロック!」
「どういう意味で⁉︎それと誤字についてもツッコませて貰っていいかしら⁉︎」
霊夢に連れられて来た所にいたのは、白い少女だった。
ひと言で言うなら、雪を擬人化させたという風に感じた。
雪の中に在っても薄れることはなく、その白い少女は和真にとっては
圧倒的に存在感を感じさせた。
「レティ、何でお前が....」
「丞一まで?!私が1番怪しいというのは分かるわ、でも証拠が無いじゃない!」
「その言葉が証拠みたいなもんよ」
結局どこまでも無計画に無鉄砲な奴なのか、博麗の巫女というのは。
正直勘弁願いたい。これ以上無茶苦茶やらないでほしいものだ。
しかしドヤ顏で霊夢は続ける。
「犯人は大体そう言うのよ。『証拠を出してみろ』とか『大した推理だ。まるで推理小説だな』とか『犯人と同じ部屋なんかに居られるか!俺は自分の部屋に帰らせてもらう!』とか。ねえ、和真?』
「何が『ねえ、和真?』だ!俺に振るな。ていうか俺がいつフラグ建築士になった!?それと最後のとこツッコませて貰っていいか?このままじゃあ俺が犯罪者みたいじゃねえか!」
必死の答弁も軽くスルーされた。
自分は犯罪者ではないのだが。(前科殺人など)
「もういいわ。ヨクゾキタナユーシャヨ(棒読み)」
霊夢の言葉に疲れたのか、言葉が棒読みになっているレティ・ホワイトロック。魔理沙は腹を抱えて笑っているが、今は目の前の事をなんとかせねばならん。
「貴様が中ボスか」
「いや中ボスじゃねェよ!?」
「よく見破ったな私が中ボスダー(棒読み)」
「誰が戦う?」
「切り替え早いんだぜ」
「私ついて行く自信無くなってきたわ」
そりゃあそうだろう。霊夢の奴が暴走しすぎなのだ。加えて何気にレティもノリが良い。メイドさんにはキツイ仕事か。
「誰が戦うって...そりゃあ和真しかいないでしょ」
「ゑ?俺?」
「それもそうだな。私も和真がどんな戦い方をするのか気になるしな」
「そもそも、戦えるかどうかハッキリするし、良いんじゃないかしら?」
「えっ?ちょっ、あの!」
「ハイ満場一致、いってらー」
「ヒドっ!?」
皆で和真を前に突き出した。
自己犠牲の欠片も感じられない、酷いやり方である。
もう少しオブラート(?)という物を知るべきであろう。この世界の住人は。
「....貴方も大変ね」
「幻想郷にまともな人間がいるとはね」
意外にもレティ・ホワイトロックはまともな部類であるらしい。
感動のあまり拳を床に叩きつけて喜びたいレベルだ。
そしてこのヒトならば、話し合いで解決でk
「まあ戦うんだけどね」
一瞬で砕かれる幻想。幻想郷では人の夢とは、儚くも散ってゆくものなのか。
ならば仕方ない!
「ああもういいよ!やってやろうじゃねえか!」
取り出したのはブレイバックル。♠️のAのカードを差し込み、そのブレイバックルを装着する。
右手の掌を上にし、ゆっくりとそれを左斜め上に持って行く。
「変身!」
『Turn Up』
そして素早く裏返し、同時にブレイバックルを操作する。
カードが見える方が反転し、♠️のマークが描かれた方が表を向く。
蒼い光のカードが体を通過すると、和真の身体は蒼銀のアーマーを纏った姿へと変貌していた。
これこそが和真の本来の戦闘スタイル。仮面ライダーブレイド。
久方振りの変身に、懐かしさを覚える。
ブレイラウザーを抜き放つ和真に対し、レティ・ホワイトロックも戦闘モードに移行する。
「「遠慮なしで使わせてもらう(わ)!」」
「冬符『フラワーウィザラウェイ』!」
レティは自らが放ったスペルカード(というらしい)により、飛翔する。雪空を舞う彼女だが、彼女含めてここに居る奴らは知らない。
和真とて空を飛べるという事を。
『アブソーブクイーン・フュージョンジャック』
アーマーが変化し、オリハルコンウィングが展開されて、ジャックフォームへと変わる。
「そんなのありっ?!」
驚愕と好奇の入り混じった瞳でジャックフォームをみるレティだが、彼女は知らないのだ。
和真はヒトではないということを。
しかし手を緩めることなく、レティはレーザーと弾幕を駆使して和真を襲う。そりゃあ当然だ。戦いの場において、先制攻撃は悪とはならない。勝てば良し。結果のみが全てである。
(クソ...負けるわけにはいかねえ!)
飛来するレーザーと弾幕の嵐を、和真は危なげながらも回避して行く。
「くっ!白符『アデュレイションレイ』!」
新たに展開されるスペルカードを視界の端で捉えながら、和真はラウズカードを取り出し、ブレイラウザーで読み込ませた。
『スラッシュ』『サンダー』『ライトニングスラッシュ』
ゆっくりと刀身が雷を纏い始める。
レーザーを回避しつつ急上昇し、素早く身を翻して急降下、加速しながら、ブレイラウザーを振り下ろす。
「ハァァァァァァァ!」
「くっ!キャァァァ!」
雷を纏った刃が直撃すると同時、何故か爆発エフェクトが起こった。
これまでの世界ではなかった分、意外である。
そしてレティは器用なことに空中で倒れており、全くよく分からない。
何はともあれ、初戦闘で初勝利である。
丞一や十六夜咲夜が和真の姿を見つつ、何かを呟いていたが、敢えて何も聞かないでおくとしよう。
それが得策なのかもしれないと思った。
なんでしょうな、この感じ。
コンチクショウなんで俺が、性犯罪者扱いされなきゃいけないんだ!
と言うのは置いておいて。えーとね、話題変わりますが。
平成ジェネレーションズに期待してます。
フォーゼとオーズに出番よこせ!
っていうのもありますが、最後に一つ。
俺、ロリコンなんですかね?
ものすごい疑問なんですけど。