仮面ライダーに変身して運命は変えられるだろうか?   作:神浄刀矢

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アレは夢だったのか。
幻想郷など夢の中の出来事だったのか分からないままに、しかし彼は懐かしい世界に帰還する。
20世紀のネウロイ戦線を舞台に、再び仮面ライダーブレイドは空へ飛び立つ。


Re.ワールドウィッチーズ

世界が壊れていった。

おぞましいバケモノに自身が変わり果て、ヒトとしての外観を保てなくなっていく。幻想の世界も彼の前には壊れる運命なのか。

異形と化した彼は拳を地面に振り下ろし、同時に凄まじい光が全てを包み込んだ。

 

「...は、夢...だったのか?」

八坂和真が目を覚ましたのはどこかのベッドの上だった。

雪の世界でもなければ、巫女や魔法使いなどいない。平安時代のような感じは全くなく、どうみても現代の部屋である。

でも確かに彼は彼女達の事は覚えている。

彼だけが見た夢の世界だったのか、それとも別の次元に存在する世界だったのか。本当のところは分からない。

「まあいっか...とりあえずここどこなのかすら不明だしなあ」

起き上がってみると、どうやら彼がいるのは今度はどこかの部屋らしい。少なくとも平安時代ではないことは確かだ。

幻想郷で彼が着ていたコートは影も形も無く、普通のシャツにズボンというスタイルだ。

着ていた服すら夢の中という事なのか。まあどうでも良いが。

リュックは床に置かれており、特にいじられてはいないようだ。

「さて...と」

まず衣装チェンジで上はミリタリージャケット、下は予備のジーンズをはく。これで割と変わるはず。

改めて部屋を見てみると、どこか見覚えがあるような。どこか懐かしいような。

「アレ...どこだっけ?どこかで見たことある部屋のような気が...」

朧げな既視感と共に彼は部屋の扉を開いた。

石造りの建物で、部屋がいくつもある。だいぶ前に彼は同じような建物を見た事がある気がした。

いま彼がいたのは医務室だったようだが、担当の医師はいないし、ひとまず黙って抜け出しても良いだろう。

(けどなんか見たことあるんだよなあ、この昔ながらの感じ)

思い出せない。単に記憶力が悪くなったのかもしれないが。

人は居ないし、今は使われてない建物である可能性もある。

しかしふと外を見ると、空に飛び立つ機影。

獣耳と尻尾が生えており、足にストライカーユニットを付けている。

「なんだ、ストライカーユニットあんだからウィッチーズの世界か」

先程からの建物の既視感はそういうことか。

流石に風香と吹雪も再び彼がこの世界にいるとは思いもしないだろう。

(ならミーナ中佐とか宮藤とか501メンツいるだろうし、挨拶しとかねえとなあ)

一度は顔を合わせているわけだし、こうして医務室に運んでもらったんだから礼のひとつくらい言っておかねばなるまい。

「中佐いるかなー」

歩みを進めていくと、彼は妙な感覚を覚えた。

確かに作りは非常によく似ているのだが、どうにも違う気がするのだ。ブリタニアの501基地とは何かが。

隊長室と思しき部屋まで来て、彼は重そうなドアを開けた。

「どうも、おひさ...し...ぶり?て誰?!」

「あら、目を覚ましたのね。基地の前で倒れていたから医務室に運んでもらったのだけど」

「え、いや貴女どちら様?なんか服的には階級高そうだけど...あー待って、見たことあるかも。劇場版で」

「劇場版??」

「なんでもない。あ、そうだ!ロザリー・エムリコート・ド・グリュンネさんだっけ?」

「え、まあ、そうだけれど。急に私の名前言ってどうしたの?」

「いや俺いまいち場所の把握が出来てなくてさ。ここってどこ?ガリア?カールスラント?ロマーニャ?」

「ガリアの506統合戦闘航空団のセダン基地ね。ガリア解放以降の防衛任務を主として行なっているわ」

「ガリアかぁ...」

中途半端に遠いところに飛ばされたものだ。

ブリタニアは海の向こう側ではないか。飛べばいい話ではあるが。

「今ストライクウィッチーズの基地ってどこにあります?ブリタニアから移ったりしたとか?」

「ロマーニャに移ったって話は聞いたわね」

「なるほど。ありがとうございます」

やはり2期か。

このロザリーって人は結構美人なのだが、確か506は貴族階級が集まったとかいう部隊だった気がする。今思うとよく声をかけたものだ。

あと告ってみようかなと思ってしまった。

でもどうせ無理だろう。貴族と凡人の差以前に、初対面で告るとか不審者の極みか。

ドアを開けて出ようとすると、警報が鳴り響いた。

「ネウロイ...みんなが出撃したタイミングを狙って?!」

「嘘だろォ...しゃーねえな」

焦るロザリーを尻目に彼は走り出した。

ブレイバックルを装着し、叫ぶ。

「変身!」

『Turn Up』

仮面ライダーブレイドに変身し、窓から飛び降りつつジャックフォームへ変わる。

上空のネウロイを視認。

「久しぶりだな。ネウロイとやり合うのも」

ブレイラウザーを抜き放ち、彼は翼を広げ、ネウロイへと加速していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




かなりお久しぶり。
結局書かなくて色々あったりして、今回ようやく仮面ライダーブレイドのこの話最新話投稿になります。
なんだかんだで俺のワールドウィッチーズ熱が冷めなくて、またウィッチーズで書くことになってしまいましたね。
それはともかくあけおめ!
遅いけど。
つーわけで不定期だろうけどあげていくつもりです。
今年はヘブンズフィールとガルパン最終章2話ダナ。
小さーニャと公式コミックアンソロジーも買わねえとな。
ではでは!
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