仮面ライダーに変身して運命は変えられるだろうか?   作:神浄刀矢

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キル・ステージ

先の建物を離れ、和真とエンプティ、そして時崎狂三は『どこか』を目指して歩いていた。

どこに向かっているのか分からないのは、2人が時崎狂三についていく形を取っているからであり、それ故に目的地を知らない和真とエンプティは半ば彼女のお荷物でもあった。

とはいえ、先程は時崎狂三に対して恐怖の表情を見せたエンプティだったが、今はしっかりと彼女の手を握っている。

その姿はさながら親に見捨てられたくない子供のようだ。

「あの、この街にはなんで人がいないんですか?」

和真にも投げた質問を、エンプティは時崎狂三にも投げかける。

「ここはただの舞台、ステージですから。居なくて当然です」

「舞台?こんな街1つ使って歌ったり踊ったりするのか?」

誘宵美九など比べ物にならないレベルではないか。

規模が違いすぎる。

「ええ、わたくし以外の誰かが歌いますわねぇ。喩えるなら…絶望の悲鳴と苦痛の絶叫のアンサンブルを」

「あー…」

「??」

和真は意味を理解したが、エンプティはいまいち飲み込めていないようだった。

「あの…」

「忘れなさい」

「絶望の悲鳴とは一体…なんでもありません!忘れます忘れます!」

理解されずに恥ずかしい事を言ってしまったと気付いた狂三に短銃を突き付けられ、エンプティは必死。

「まぁ落ち着け。銃を突きつけられちゃ、ビビって話にもならんだろ」

「…そうですわね」

下手すれば撃ちかねない勢いだったので、和真は彼女を宥め、3人は再び歩き出した。

 

「アレですわ」

少々歩いた所で、時崎狂三はその建物を指差した。

周囲にビルが立ち並ぶ中、一際目立つ建物がある。尖塔か、ピラミッドの類に見えなくはないが、とにかく異様な建物だった。

「わたくしの目的は、あの校舎です」

「学校…なのか?」

「学校?!マジですか」

「えらくマジですわね」

日本の学校とは明らかに異なる外見をしており、どこぞの魔法学校の1つと言っても違和感はないだろう。

「じゃあつまり学校に通うわけですね。学校生活、いいですね。何も考えないで勉強すればそれでいい感じですか!」

「まぁ、今はそう思ってくださると助かりますわ」

絶対に違うと和真は分かっていたが、敢えて彼は言うのを避けた。

エンプティが彼女のやる事を知ったら悲しむだろうから。

(何があるかはまだ分からないが…血を見るのだけは確かだな)

その姿で彼女が通った後に、血が無かった事が無い。

そしてニヤリと浮かべた笑みを、彼は見逃さなかった。

 

時崎狂三に続くようにエンプティと和真は校舎の中へ入った。

感想を抱くのが非常に難しいくらい、これといったものを見つけることができない。

何かがあれば感想があるわけだが、そもそもがない。

するとふと立ち止まり、時崎狂三は確認するようにエンプティに言った。

「気紛れで連れてきましたけれど。エンプティ、ここから先、あなたには荷が重すぎますわよ?」

「…そもそもここに何があるのか知らないんですけど」

何も知らぬエンプティはまだここに恐怖を認めていない。

けれどここの建物が何のために創られ、何のために時崎狂三がここに来ているのか、最終的な目的は知らずとも彼にはそれが理解できる。

(殺すのか…)

誰かは分からない。何人死ぬのかも。

けれど純粋無垢で空っぽな少女に再び血を見させるのは、彼としては抵抗があった。

止めた方が良い気がしたが、時崎狂三は続けた。

「痛いのはお嫌いかしら?」

「それは、まあ」

「怖いのもお嫌いかしら」

「それはもう」

「戦うことは…お好きかしら?」

「え?」

よく分からないと言うふうな反応をするエンプティ。

至極当然の反応であろう。

「エンプティ、エンプティさん。これからわたくしはね、準精霊を殺すんですの。可愛らしい女の子の形をした、準精霊たちを殺しにいくんですよ?」

「なんっ…?!」

これにはエンプティだけでなく、和真も驚きを隠せなかった。

準精霊はドミニオンだけではないということ。

更に彼女はその準精霊たちを殺戮しにいくということ。

やはり準精霊も精霊と同じ、女の子の姿をしているということ。

(つまり…この隣界には準精霊ってのはかなり居るってことか?)

複数形でいうのだからそれなりにはいるはずだ。

学校ということもあるし、授業のような事でもしているのであろうか。

まあさっき彼女が言った感じだと、まともな授業というわけではなさそうだが。

とはいえ選ぶのはエンプティだ。和真ではない。

時崎狂三に問いを投げかけられているのは、彼女だからだ。

ここで悪夢と離別するか、悪夢について進むか。

それでもエンプティは、彼女と進む事を選択した。




どうも最新話です。
なんか自己紹介みたいですけど、ま、いいでしょう。
進み具合遅いかもしれないですが…そこはマジですみません。
色々とやる事があったりしまして。
小説書くだけの生活っつーわけでもありませんからね。
まあまあそれは置いといて。
コロナウイルス、マジでなぜ流行するかな。
秋葉原行けないじゃないか!
コロナ…てめぇなんか怖くねえ!野郎オブクラッシャー!
と言いたいとこですけども、流石に感染したくはないですので。
昼食以外は外に出てないです。
大学5月かららしいしさぁ…早く収まってくれよコロナ。
ネイバスター光線でなんとかできたら苦労はしないけどさ。
あれコロナモードだしコロナウイルスなんとかならんかな。
すいませんホント急にウルトラマンコスモスの話してしまって。
何言ってんだコイツですよねそうですよね。
じゃ、次の話は明日かな?
たぶん明日にでも挙げられると思うんで、じゃあまたねー
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