仮面ライダーに変身して運命は変えられるだろうか?   作:神浄刀矢

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決戦、そして

ラステイション教会を出た真二と忍野は、アークワンを探すため、ラステイションの市街地へとやってきていた。

「結構手酷くやられたな」

「まあな。復興には時間がかかるぜ、これは」

市街地ならば和真がいる可能性も大きいと考えて来たわけだったが、歩けど歩けど人の影も見当たらない。

恐らく大半の人は避難したのだろうが、和真としての姿はともかく、アークワンの姿すら見つけることもできないでいた。

「おかしくないか?静かすぎる」

「確かに。破壊の音も聞こえない」

警戒しながら進む2人だったが、突如として上空から攻撃され、互いに間一髪で回避。物影に隠れて攻撃が放たれた方を見上げると、そこには彼らが見つけようとしていた悪意が滞空していた。

「ん?前よりやばくなってそうな…」

「そうなのか?分からないが」

再度放たれる攻撃を躱して真二はゲーマドライバー、忍野はビルドドライバーを取り出して装着。続いてタドルレガシーガシャット、ジーニアスフルボトルをそれぞれ取り出す。

「百式戦術」

『辿る歴史!目覚める騎士!タドルレガシー!』

「実験の時間だ」

『グレート!』「オールイエイ!」

「ジーニアス!」

「イエイ!」『イエイ!』「イエイ!」『イエイ!』

「Are you ready?」

「変身」

『完全無欠のボトルヤロー!』「ビルドジーニアス!」

『スゲーイ!』「モノスゲーイ!」

真二は白いマントをはためかせた水色の聖騎士に、忍野は60本のフルボトルを全身に刺した、白いジーニアスフォームに、変身する。

「1つ言っていいか?」

「何だ?」

「お前、変身やたら長い。相変わらずイエイどんだけ言うんだ」

「4回だ。変身時間はほぼ同じになるだろ、映像だと」

「そういう話じゃないんだよ」

言い合う真二と忍野に再びアークワンの攻撃が放たれるが、今度は2人は避けなかった。

攻撃は直撃したかに見えたが。

「早速出番か」

ビルドが等身大のダイヤモンドのシールドを創り出し、アークワンの攻撃を防いでいたのである。

「俺がアークワンの動きを止める。その間に鎖で縛ってくれ」

「お前をか?」

「アイツをだよ!」

仮面ライダーブレイブは地を蹴り、アークワンに肉薄。振るわれた剣は当たる事はなかったがしかし、ブレイブはすぐさま体勢を変えてキックを見舞う。

アークワンはラーニングレベル6でブレイブに攻撃を仕掛けようとしたものの、背後から攻撃を食らい、振り向く。

ホークガトリンガーとドリルクラッシャー・ガンモードによる射撃。

意識がブレイブに向いていたところに、不意打ちを仕掛けたのだ。

どうやら不意を打たれたことに腹が立ったのか、アークワンはブレイブを掴むと、ビルドへ投げつけた。

「ちょっと待って待って!これは危ねえ!」

「アテにならないな。どいてろ」

投げ飛ばされてくるブレイブをローズのムチで縛ると、そこらへんに適当に転がす。

「ぐえっ…」

フルボトルバスターを手にビルドは飛翔、アークワンへと向かっていく。

「殺すなよ!」

「分かってる」

高速移動だけでなく様々なフルボトルの性能を活かしつつ、ビルドは着実にアークワンを追い詰めていったかのように見えた、が。

『悪意』『恐怖』『憤怒』『憎悪』『絶望』『闘争』『殺意』『破滅』『絶滅』『滅亡』

『パーフェクトコンクルージョン』

禍々しいエネルギーがアークワンの全身から放たれ始める。

「まずい!ケイ!転送しろ!」

既にムチを解いていたブレイブはケイに通信でそう叫ぶと、地を砕く勢いでアークワンへと肉薄、ビルドを屠ろうとする手を掴む。

直後、極光が彼らを包み込んだ。

 

3人が転送されたのはギョウカイ墓場の中心部。

いわゆる空間の汚染レベルが1番高い場所であり、他の時空とも繋がり易い、不安定な場所でもあった。

「…生きてるか、忍野?」

「少なくともお前よりはピンピンしてる」

そう言ってブレイブとビルドは立ち上がるが、アークワンはダメージを受けた様子はなく、静かに2人を見据えている。

「元気そうだな、アークワン」

「そうみたいだな。どうせ傷なんて1つもないんだろう」

ブレイブは剣を、ビルドは拳でもって、アークワンと対峙する。

ここで決着をつける。付けなければならない。

和真を救い出すチャンスは、もうここしかないかもしれないのだ。

これまで使っていない最後の技を使う必要も出てくるだろう。

「行くぞ、忍野」

「ああ」

刹那、すべてが始まった。

斬撃、殴打、蹴撃。アークワン、ブレイブ、ビルド、3者は宙を舞い、地を蹴り、攻撃を繰り出していく。

埒が明かないと見たか、ブレイブはビルドに声をかけた。

「忍野!俺がアークワンを吹っ飛ばす!そのタイミングで頼む!」

「任せろ」

『タドルクリティカルスラッシュ!』

音声と共にブレイブの握る剣から膨大なエネルギーが放出され、光の刃を形成。

その剣を手に、ブレイブは高速でアークワンに接近。反撃しようとするアークワンだったが突如として鎖で拘束された。

ビルドの援護である。刹那に鎖はアークワンには引きちぎられるが、そこに僅かな隙が生まれる。

「そこだッ!」

ブレイブは全力でその光の刃を叩きつける。手応えはあった。

見れば数メートルばかり後ずさらせることに成功している。

これだけか、いや、これだけ出来れば十分だ。

「勝利の法則は決まったな」

「ワンサイド!」『逆サイド!』

「『オールサイド!』」

レバーを回して必殺技を発動させ、ビルドは跳躍。

全身のフルボトルからエネルギーを噴出させ(背中から噴出してるように見えなくもないが)、一気に加速してジーニアスフィニッシュをアークワンへと直撃させる。

「効いてるか?」

「分かんねえって。忍野のジーニアスも賭けだったんだ、どう転がるのかは俺も知らない」

そう言いつつも、アークワンの身体に亀裂が入り、禍々しいエネルギーが溢れ出していく。

「これやっぱやばいんじゃないか?」

「ジーニアスの浄化能力意味ねえのか。なら力ずくでも!」

「真二!」

叫ぶ忍野。だが彼の言葉に耳を貸さず、真二はアークワンへと近づいていく。最早ダメージの蓄積を考えれば、いつ変身が解けてもおかしくはない。

(あと、少しで…)

手を伸ばすが。

突如としてアークワンから凄まじいエネルギーが放出され、ギョウカイ墓場そのものを崩壊へと導き始める。

全てを破壊しても、全てを繋ぐことはない。

空間が歪み、暗黒空間が口を開く。

森羅万象を飲み込む、虚無の空間。

「父…さん…」

アークワンは暗黒空間に飲み込まれ、そこから姿を消してしまう。

後に残されたのは、変身を解除された真二と忍野の2人だけとなった。

 

 

 

 




どうも。
少し短いですね、今回。
読者の方が思ってるような展開になってないかもしれないので、必ずしも期待に添えたとはいえないでしょうね。
ま、正直な話、この和真くん主人公なのに真二が主人公になりかけてたから、ちょっと本筋に戻そうと試行錯誤した結果でもあります。
でもアークワン正直今後も出すことになりそうです。
どこかでまた真二くんの出番もあるでしょうけど。
つーわけで意味深な終わり方で申し訳ないですが、今度は和真くん主人公のストーリーに戻ります。
と思わせて真二も出しますよ!たぶん、そう遠くない未来。
ファンタスティックドリーマーだね。
じゃあ近いうちにまたね。
今度はクオリティ上げられるように頑張る。
全部低クオリティだけど。
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