仮面ライダーに変身して運命は変えられるだろうか? 作:神浄刀矢
暁美ほむらを探して見滝原を歩き回り、しばらく経つが、未だに足取りは掴めないでいた。鹿目まどかや佐倉杏子、巴マミといった人物に聞き込みをすれば探り出せるのだろうが、それはできなかった。
あくまで彼はこの世界にあるべき人物ではない、異端の者。
彼女達の世界に極力干渉せずに、暁美ほむらまで辿り着かなければならないというのが彼の考えだった。
「ったく、見滝原ってなァ、こんなに入り組んでたか?」
中学生1人を探して見滝原市街地の裏路地に入ったまでは良かったが、奥に進んでいくにつれて見慣れぬ迷宮になっているのであった。
暁美ほむらが鹿目まどかをこの世界に保護し、外敵を駆除する為に創り出した迷宮、とも考えられなくはない。
ただこの世界に見滝原しかないのならば、外敵は何だ。
魔獣?ナイトメア?それとも、インキュベーターか?
「何でもいいけど」
とにかくどこか外へ出なければ。
しばらく進み、何枚目か分からない扉を開けると。
(おっ?これは)
ここまでとは明らかに違う雰囲気。薄く霧のようなものが立ち込めているが、この感じは外だ。
いつの間にかあたりは暗く、夜になっている。
「ったく、変なとこで時間食っちまったな」
頭をかきながら進んでいくと、やがてバスの停留所へと辿り着いた。
2階建てバスが停車しているが、見滝原にこんなものあったろうか。
しかも風見野行きと書いてある。
(いや、どうせこれも境界までしか行かんだろ)
既に徒歩でこの結界から外に出られないことは知っている。
ならバスがあったとして、結果は同じだろう。
当てが外れたかと停留所を後にしようとすると、そこへ一台の2階建てバスが滑り込んできた。
「なんっ?!なんで燃えてる!?」
たった今滑り込んできた2階建てバスは、燃えていた。
そのままの意味で。炎上していたのだ。
乗客はいなさそうだったが、1人の少女が降りてくるのが見えた。
「暁美…ほむら」
探し求めていた相手だ。
彼女は炎など物ともせずに燃え上がるバスから降りてくると、ソウルジェムを手にした。
黒く、穢れきったそれは、もはや魔法少女の色彩ではない。
彼女の魔女化は目前だろう。どうすべきかと悩む和真は、空から降り注ぐ火の玉を視界の端で捉えた。
空を見上げ、そして知った。
隕石かと思ったがそうではない。魚の骨格のような何かが燃えながら、見滝原に次々と落ちてくるのである。
視線を戻すと、しかしそこに暁美ほむらの姿はなかった。
「おい!どこへ行ったんだ!?暁美ほむら!」
名前を呼んでも暁美ほむらからの答えはない。
代わりに答えたのは、美樹さやかだった。
「魔女化、始まったね。もう少ししたらこの時間のあたし達が暁美ほむらを止めに向かうはずだよ」
「ならそれより早く、アイツを止めるまでだ。ってもクソ、場所分かんねえな」
「コロシアムが見えるでしょ?さっきまでなかったの。あそこ」
「サンキュ」
和真は駆け出した。暁美ほむらを救う、ただそれだけのために。
コロシアムの恐らく中心に暁美ほむらはいるのだろうが、見た感じ魔女化はまだ完全ではないらしい。
中途半端に力が漏れ出しているというべきなのか、使い魔やそれに準ずる存在と思われる者達は表に出て来ているが、肝心の魔女本体は姿を見せていない。
「まだ勝機はある、か」
インキュベーターの姿も認めたが、今は奴に構っている暇はない。
柱の影から躍り出て、一気に中心に向かって駆け出すが。
「ぐっ…!」
やはり使い魔はこちらを敵として認識しているらしく、迎撃してくる。彼に続いて姿を見せたインキュベーターにも彼同様、殲滅せんと使い魔は動く。
吹っ飛ばされ、口の中に血の味を感じながらも、和真は立ち上がる。
今度は別方向から接近を試みるが、使い魔により槍のようなものを突き刺され、そのまま投げ飛ばされて柱へ背中を強打。
(だいぶ脆くなったな、俺も)
それでも和真は諦めない。
身体が壊れても、精神がイカれても、絶対に止めてみせる。
「俺は仮面ライダーだ!変身できなくても、俺はお前を救ってみせる!暁美ほむら!」
ブレイバックルを持たなくなって、初めて気付いたかもしれない。
ベルトとカードがあるから仮面ライダーなのではない、ということ。
誰かを救いたい、助けたい、そういう意志があれば、何を持たなくても仮面ライダーとしていられるのだ。
跳躍し今度は空中から仕掛けるが、使い魔は槍を複数投擲。見事なまでの精度で全て彼の身体に命中。
「ッ…!」
そのまま地上へ落とされ、身体をもろに打ち付けてしまう。
受け身など取れていないから、ダメージはかなりあるだろう。
感覚が無くなりつつある腕で身体に刺さった槍を抜き、使い魔とその奥の暁美ほむらを睨む。
(いよいよか)
インキュベーターと和真の違いは、身体が無限にあるか、そうでないかである。
ヤツはいくらやられても直ぐに復活できるが、彼にはそれがない。
この身1つで行かねばならないのだ。
拳を握りしめ、使い魔の1人に狙いを付け、そして刹那に地を蹴る。
「ッらァ!」
投擲される槍には目もくれず、和真は使い魔の1人を殴り付けた。
1人、また1人と殴り、蹴り、血を流しながらも倒し、ほむらに近付いていく。
「これでラストだ!」
ラストワンを殴り飛ばし、暁美ほむらを見据えた瞬間。
背後からの攻撃を想定していなかったのが、命取りだった。
「ごふッ…」
痛みを感じて見れば、腹に黒い槍が何本も刺さっている。しかも全て背後からのものではないか。
首だけ動かして後ろを見やると、使い魔が新たに彼を取り囲んでいるのが見て取れた。
(そりゃ本体倒してねえんだから、消えるわけねえよな)
生暖かい血が流れているがなんとなく分かる。
もう痛覚も無くなりつつあるらしい。
槍に刺されたまま、彼の身体は再度投げられた。
どさりと倒れ、もはや起き上がることも叶いそうに無い。
(それでもこれじゃ終われない!)
確固たる意志だけが、彼を突き動かす。鮮血をぽたりぽたりと垂らしてゾンビのように立ち上がり、槍を抜き、使い魔を見据える。
そして。
「それを使うんだ!やり方は分かるはずだ」
ここで聞こえるはずのない真二の声と共に、投げて寄越されたのは。
赤と銀の変身ベルトと、『ROCKING HOPPER』と記された深藍色のキー。
それを受け取ると、和真は確信した。
「ああ、やれる。行ける気がする!」
赤銀の変身ベルトを腰に装着し、キー上部のスイッチ(後に聞いたところでは、ライズスターターというらしい)を押す。
『KAMENRIDER!』
「変…身!」
『CYCLONERISE』『ROCKING HOPPER』
『TYPE ONE』
黒いバッタを身に纏うようにして、和真が姿を変えたのは、仮面ライダーブレイドでも、仮面ライダーカブトでも、ジョーカーでも、アークワンでもない。
深藍色と銀のアーマーを纏った仮面ライダー。
彼は新たな力と共に宣言する。
「俺は仮面ライダー1型。暁美ほむら、お前は俺が助ける!」
あっさりまた変身したといわれたら、まあそうかも。
一応令和ファーストジェネレーションをオマージュというか、してみてるんですけど、上手くいかんね。
前は結構サブカルコーナーを頻繁にやってましたけど、最近どうにもねえ…
遊戯王とかやってはいるんですが、うーん、話せる内容かといわれるとそうでもない。
メアリスケルター買ったとか?買っておいて未だにやってない。
リプキスも欲しいし未消化ゲーが増えてしまう。
買う癖なくせばええじゃん、と言われたらそうかもしれんが。
ちなみに遊戯王の新しいデッキ、六花を考えております。
美少女デッキしか使わない男です。
弱くてもいいのさ、可愛いキャラ見て楽しむから。
そろそろ気付けばスリーブがアイマスで統一されてる。
トリックスターは竜宮小町。
マドルチェはあずささん。
まつりのスリーブは何だっけ、ああ、ウィッチクラフトだ。
基本担当アイドルのスリーブを使うマン。
そろそろ目新しさも考えつつ、でも多分またアイマス。
デレマスも導入するか検討せねばな。
じゃ、またねー