仮面ライダーに変身して運命は変えられるだろうか? 作:神浄刀矢
そそくさと着替え、和真と薫は女性陣が着替え終わるまで、あたりをぶらつくことにした。
歩きながら、薫が珍しく真面目な顔をして口を開く。
「なあ、和真。高校卒業した後、俺たちのクラス同窓会やったんだ。お前にも声かけたんだが、結局来ないままだいぶ経ったよな」
「声かけてくれたのか。丁度、俺旅に出てたから」
「自分探しの旅か?面白えことするじゃないか」
「まあそんなとこだ。事実を話したところで、信じてはもらえないだろうさ」
「なんだ、出かけ先で彼女でも出来たか?ヤることヤったのか?」
「そうじゃねえよ。彼女もできてない。ただ、色々あった。ひと言では言えねえ」
「らしくねえな」
「いずれ話せる時が来る。それまで待つんだな」
「そうか。気長に待たせてもらうよ」
そして2人がテントへ戻ってくると、丁度女性陣の着替えが終わったところだったらしい。
水着に3人とも着替えているが、だからと言って何かコメントをいうかと言われると難しい。
スミレは黒と紫の水着、桜木は水色と白、美山雫は白一色。
さっそくスミレが。
「どーよ、この水着。こないだ行った時に買ったやつ」
「ああ、まぁ良いんじゃねえの?」
「反応薄いなー」
「エロい!紫水着はめちゃエロいだろッ!」
「黒も入ってるだろ。つーか黒鉄、なんでコイツサークルに残したの?」
「まぁ、力仕事はやって貰えるから」
「なるほどね」
薫は桜木と美山雫の水着も見て、長々とその良さというかエロさを語っていた。
中学で初めてアイツと会ったが、正直当時と変わったのが外見だけなのではないかと思えてくる。
ただこれまでがこれまでなせいで、黒鉄スミレを異性として見るかと言われると難しい感じはあり、どこか女性としての魅力を感じるのはやはり桜木か美山雫。
その2人でいうなら、美山雫よりかは和真は桜木派だった。
「ま、遊ぼうか。せっかく来たわけだし」
「水鉄砲なら持ってるぜ。ほれ」
どこに隠して持っていたのか、両手に水鉄砲を構えて撃ち始める薫。というかいつのまに水を補給したのだろう。
女性陣も水鉄砲を持ち出し、薫の水鉄砲を避けながらマガジンに水を入れて装填して応戦してくる。
(映像研究サークルだよな?やたら動きがプロっぽいんだが)
もしかしたら映像研究サークルというのは建前で、サバゲーサークルか何かなのかなのかもしれない。
和真は巻き込まれないようにやや離れて戦況を見守ろうと思ったのだが、どうやらそれは許されなかったらしい。
「和真!これやるから!」
薫から水鉄砲を一丁投げ渡され、仕方なく和真は受け取り、撃ち始めるが、女性陣の水鉄砲がやたら威力が高く少々ひやりとする。
(水流で石が砕けるって、前俺が持ってたアレかよ)
しかしテントの影に身を隠すとぱたりと水流は止まり、やったかと思ったのも束の間。水風船のようなものが投げられ、立て続けに和真達の近くへ落下。
隠れても意味がないということであろう。
ザ・ウォールのような攻防をするために来たわけではないのだが、やってみると意外と悪くない。
「薫!残弾は!?」
「残り少ない!補給には20秒といったとこだろう!」
「なら補給してこい!」
「すまん!」
しかしこちらも残弾はそう多くはない。元々やると思ってなかったので持ってきていないし、この水鉄砲も薫から借りたものだ。
「補給してきたぞ」
「薫、デカい水鉄砲はないか?銃口が複数付いてるような」
「あるぜ、ホラ」
またどこから取り出したのか、大型の水鉄砲を渡してくる。水鉄砲というか、見てくれはもはや近未来的な銃だ。
「よし」
銃口を女性陣の方へ向けるが、直接当たるようには狙わない。
威力が高そうなので、敢えて少しずらして撃つことにする。
「しゃあ!今回は俺1人じゃねえぞ、女性陣!覚悟しろよォ!」
水鉄砲を肩に担いで声を上げる薫。
しかし戦いは終盤に突入していた。
結局。
ウォーターシューティングスペシャルは、女性陣の勝利で終わった。
和真が薫から借りた威力が高そうな水鉄砲が、意外にも威力が低く、女性陣のいる場所にまで届かなかったことが1番の理由だ。
そして女性陣がそれよりも強力なガトリングのような水鉄砲を持ち出してきたことが、男性陣の敗北を決定付けた。
どうやっているのかは知らないが、氷をガトリングで撃ち出しているらしい。まあ氷をどこでどう調達したのか、どこに隠し持っていたのか、知ったところで勝てやしないが。
どうせスミレの持つ邪神特有の超時空的なアレだろう。
氷を撃ち出すのは禁止とは言われていないが、中々に強引なやり方ではある。
そして惨敗した男性陣は夕食の支度を全て担うことになった。
食事係を決めるだけなのにこんなことをする必要は果たしてあるのか、不明な所ではあるものの、決まってしまったものは仕方ない。
和真と薫はキャンプの知識などまともなものを持ち合わせておらず、肉やら野菜やらを焚き火で焼いて食う、やたらと雑な料理を拵えてしまうこととなった。
案の定、野郎の野郎による野郎のためのような料理の評判は良いわけではなかったが、まぁ以前薫が1人で作ったものよりかはまともにできたらしい。全くどんな料理を作ったのやら、想像すらできない。
ふと見ると、1人桜木がキャンプを離れていくのが見えた。野菜と肉を少々つまんだだけで、殆ど減ってすらいない。
桜木が気になりスミレに聞いてみると。
「彼女、いつもこうなのか?」
「食事は少なめだよ、いつも。まあ遠出したわけだし、散策して来ても良いんじゃない?」
「なるほどな」
スミレはそう言うものの、和真はどこか引っかかるものがあった。
彼女が苗字のみを教えた事、そしてこんな暗くなってきたタイミングでキャンプから離れていく事。
これまでの経験も踏まえ、どこか彼女には隠し事がありそうな気がする。無論証拠があるわけではない。しかしそんな気がしたのだ。
月明かりが差し込む森の中を、和真は進んでいく。
薫には探検をしてくると伝えてあり、当面は怪しまれないはずだ。
服装は先ほどまでのラフなものから、迷彩の上下に黒いミリタリーブーツへ。もしものことを考え、その類の専門店でこうした服を用意しておいたのである。
肩に持ってきていたライフルをかけ、桜木が進んでいったと思われる方角へ歩みを進める。
(枝が折れてる。地面も踏みしめられた跡があるな)
夕食時には全員靴へ履き替えていたので、恐らくその時の靴と同じと見て良いだろう。和真のように着替えていなければ、だが。
「ったく、どこまで行きやがったんだ」
道は徐々に登りになり、更にしばらく進むと、木々の向こう側が拓けているのが分かった。
位置を確認するべく木々の向こう側に行こうすると、そこに和真は1人の少女を見た。
(桜木…)
万が一のことも考え、ライフルの安全装置は解除しておき、静かに一歩、また一歩と前進。
「来たのね」
しかし彼女は振り向いた。桜木だった。
「バレたか」
ライフルを下ろし、和真は彼女へと近づく。
「ここで何を?」
「警告をするため。あの中で、あなたは受け入れてくれると思ったから。元は私から接触を図るつもりだったけれど」
「だから敢えてこう、俺をおびき出す形にしたのか。そう言うってことは、俺の正体も知ってるってことか?」
「ええ」
「君はその、いや、それよりも黒鉄には言わなくてもいいのか?アイツなら俺より頼りになるはずだぞ」
「あなたでなければならない。あなたがトリガーでもあるのだから」
「トリガー?」
「クトゥルフ神話の邪神、闇。ガタノゾーアが復活する。円環の理に引き寄せられて」
「…ガタノ、ゾーア?円環の理に引き寄せられて?」
「ルルイエの最奥に、ガタノゾーアはいる。あなたは夢で見たはず」
「もしかしてあの、遺跡か?絶海の孤島の。ならなぜ俺の見た夢を知ってる?」
「私が見せたものだから。光あるところに闇は必ず生まれる。最早ルルイエの浮上は避けられない。だからこそ、あなたに止めて欲しい。トリガーでもあるあなたに」
「そういうことか。なら聞かせてくれ」
「何?」
「桜木、改めて君は何者なんだ?俺の正体も知った上で、このキャンプに来たんだろ?もしかしてもう1人の、美山雫さんもなんか特殊な存在なのか?」
「私は監視者(ウォッチャー)。文明を監視し、その危機が迫れば警告してきた。私の本来の姿は不定形なものだから、現在は桜木レナの体を借りているの」
「ほう」
「ちなみに美山雫と平島薫は一般人。特殊なのは私、あなた、黒鉄スミレだけ」
「つまり桜木レナとウォッチャーであるあんたは、その一体化してるわけだ。ならいつか分離するのか?」
「ガタノゾーア監視が今私のすべき事。ガタノゾーアがいる限り、私は彼女の姿を借り、ルルイエを見張らなければならない」
「なら彼女の体を返して貰って、元に戻ってもらわなきゃいけないわけだな」
「それは難しい。今のガタノゾーアは単体ではないの。長年貯めたエネルギーを使って、尖兵を送り込んでくる」
「尖兵?」
「ルルイエの監視者である私と、円環の理であるあなたを狙って」
彼女の言葉に続き、遠く響く咆哮。
見上げると星空の中に小さく見える、異形の影。
「クソ、1、2、3…もっとか?桜木!桜木?!」
返答がない。視線を戻すと、そこに桜木レナは倒れていた。
もしやウォッチャーとしての人格、あるいはそれが表に出ると、著しく消耗するのか。
いや今はそんなことを考えている場合ではない。
(彼女を安全なところへ…)
黒鉄スミレ、平島薫、美山雫にも万一のことがあってはいけない。
暗い夜空を滑空するように迫る異形に対し、和真はライフルの安全装置を刹那に解除、躊躇なく引き金を引く。
通常弾では効きそうもない。ならばとグレネード弾を装填、異形に向けて撃つと、ようやく一体を撃ち落とすことに成功はした。
だがまだ異形はやってくる。桜木レナを抱えると、和真は崖の上から迷わず跳躍。
落下しながら信号弾を撃ち上げた。
一方その頃、八坂宅。
「真尋さんめちゃくちゃ心配してるじゃないですか。いつにもまして不安そうな感じで」
「だってルルイエだぞ?何があるか分からんし、もしも邪神と戦うことにでもなったら…」
「あの子はそれ以上のことをやってきてるんです。きっと大丈夫だと思い…」
「どうしたニャル子」
「邪神レーダーに反応が。ヤベーイやつが和真の方に向かってます」
「行こう」
なんだかんだ放任的だが、流石にこれはやばいと思ったらしい。
八坂真尋と八坂ニャル子はすぐにも出発することにした。
日常編、恋愛編が書けないことに定評がある作者です。
あとウルトラマンで何か書くっていってまだ書けてない。
夏休みももう少しだからね。
和真ストーリーを進めるか、新作を書くか。
悩みどころではあんだけど、どっちにしろぶっつけ本番で書くようなとこあるんだよね。
下書きとかしないでさ。
それで結構乗り切ってきたものある。良くねえとは自覚してるよ。
サブカルコーナー久しぶりにやるか。
っても話すようなことねえ。
あるにはあるか。クリアファイル買ったとか。
そうそう、スタァライトのバレンタインクリアファイルを買いましてね。良すぎかよ、双葉。
他にはそうだなぁ、アニメは出来るだけテレビで見る派なんで、テレビ壊れてからほとんどアニメ見れてないんですけど。
話すことあったわ。
ワールドウィッチーズ、新作ゲーム出るの。アプリだったと思う。
那佳ちゃん出る時点でやるしかないと思いました。
もう言葉にできない。前はCDのドラマパートだけだったし、映像でもノーブルは劇場版でAの姫様とロザリー隊長がチラッと出た程度。
でも動いてるんだ、那佳ちゃん。
彼女のためなら喜んで全財産つぎ込む。彼女、守銭奴とか言われてるけど、関係ないもんね。
かわいいから!
あと1日3回転んだら天海春香。中の人同じだもの。
あ、真面目にいうと事前登録始まってます。
私も事前登録しました。
課金一瞬、嫁一生とも言いますからね。
「魂」を賭けよう。
というわけで、ぼちぼち書きます。
じゃ、またねー