仮面ライダーに変身して運命は変えられるだろうか?   作:神浄刀矢

88 / 103
オラーシャの幻影

雪原を蹴り、和真は跳躍。

対する魔王と仮面ライダー達。ダブル、アクセル、オーズ、バース。そしてフォーゼ、ウィザード。

飛び上がった和真に向けて放たれる攻撃。身体を捻りながらその攻撃を躱し、勢いを付けて、まずはバースを殴る。

当然反撃をしようとしてくるが、殴った力に任せ、雪原にバースを叩き付ける。

しかしそれを待っていたのか、常盤ソウゴが召喚した残りのライダー達が和真に狙いを定める。

『ジョーカーマキシマムドライブ』

『アクセルマキシマムドライブ』

『スキャニングチャージ』

『ロケット・ドリル・リミットブレイク』

『ハイタッチ・シャイニングストライク』

どうやら一気にケリをつける腹積もりらしい。

こちらもとばかりに和真がパチンと指を鳴らすと、爆発音のような凄まじい音と同時にデカい砲弾が飛来、ライダー達と常磐ソウゴを巻き込んで着弾した。

もう1人の和真の方がまだ完治してないことを思い出し、少々焦ったが、どうやら大丈夫らしかった。

「とはいえ…傷はつかないか。こいつらには」

メタフィールドにおいて再現した物とはいえ、カール自走臼砲を撃ち込んでも、魔王には傷1つ付かない。ライダー達も消えていない。

最も無事なアイツもアイツなのだが、そこはやはり同じ邪神の血を引く者同士か。

常磐ソウゴは和真に言う。

「それで勝てると思っていたのか」

「いや…勝てるとは思ってない。でもまだ手は残ってる…!言ったはずだ、この世界にあるもの全てが俺の武器、と」

「この雪原がお前の武器だと?」

「…ああ」

 

(俺は、俺自身を…八坂和真という人間を助けて来た。何度も。そしてアイツの代わりに今、俺が魔王と対峙している。

ここは俺自身の作り出したメタフィールド。この場所で俺が敗北する事は、許されるはずがない。俺が幾度助けて来たあの八坂和真は俺自身だが、俺自身じゃない。アイツが行き着く可能性の1つが俺自身、というだけに過ぎない。あの八坂和真がこの俺に行き着かない可能性も充分にある。数多存在する未来の1つ、幻のようなものだ)

 

それだとしても。

葬らなければならない。この魔王を。

 

「俺の…ターン、だな」

和真はゆっくりと雪原へ触れ、中にある『何か』を勢い良く引き上げた。

そして何かが雪上に現れ始める。否、刺さっていく。

剣、槍、斧、銃。数え切れないほどの武器が、雪原を埋め尽くす。

彼が積み上げて来た記憶。そこから武器が具現化される。

魔法少女、精霊、準精霊、女神…彼女達の手にしていた武器が模倣され、この空間に再びその姿を現す。

 

「仮面ライダーとかヒーローみたいに大層なもんは持ち合わせてないが…俺は俺の記憶を武器にするのさ」

そう言って和真は、大剣を右手に、紫色のメカニックな刀を左手にし、その刃を魔王に向ける。

「オベリスクじゃないのか?」

「生憎と神のカードは持ち合わせていない。それに良い加減、やられてくれ、魔王!」

宙を舞い、雪原を賭け、魔王と和真は再度ぶつかり合う。

ダブル、アクセル、オーズ、フォーゼ、ウィザードも健在、それらも相手取りながらバトルを展開していく。

得物が砕ければ、新たな得物を手にして戦う。

 

弓、刀、マスケット銃、槍。

大剣、氷の盾、炎の戦斧、古式銃、突撃槍、ペンデュラム、純白の羽、ハルバード。

刀、片手剣、槍、ハンマー。

 

魔法少女、精霊、準精霊、女神。

 

それは八坂和真の軌跡であると共に、彼が歪めてしまった物語の断片。

彼の旅路。戦いの記憶。

幕が下された舞台。最早それは終演だ。

しかしそれをもう一度、ここで再演するというのか。

 

「俺と同じ軌跡を…」

1人残されている方の和真が、ボロボロの服のまま呟く。

 

戦闘は続くかと思われたが、しかし。剣を手に取ろうとした和真の手は、空を掴んだ。剣も槍も斧も何一つなくなっている。

使い切ったのだ。

「武器が尽きたか」

「…切り札は残ってる」

正義の体現者達は間も無く必殺の一撃を叩き込むだろう。

だが和真はまだ諦めていない。

 

『プリズムマキシマムドライブ』

『アクセルマキシマムドライブ』

『スキャニングチャージ』

『リミットブレイク』

『ハイタッチ・シャイニングストライク』

 

拳を握りしめ、引きしぼるように構えると、その右腕に金色の膨大なエネルギーが収束していく。

仮面ライダーブレイド=八坂和真とは違う、別の未来へと行き着いた八坂和真が手にした切り札の形。

「これで、終わりだ!」

金色の輝きと共に、和真は彼らと激突。

刹那、眩い光があたりを包んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうも、安定の低クオリティでお届けしております。
もう1人の和真が今回出ずっぱりだけど、うーん。強い気がする。
強いのかな?(どっちだよ
というのはともかく。まだ2人の和真の話は続くでしょうな。
今回色々あって短めだけども。
しかし何か久しぶりにサブカルトークをしたいと思ったけど、話題が無さすぎるクソ野郎ですね俺。
何だろうね、ISのラブアンドパージを始めたとか、そんなあたり?
VITAの。
かといってISで書こうにも本編覚えてないからなぁ…ワールドパージしか書けねえよ。
とりあえずまぁ、こんなとこか。
じゃ、またねー
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。