仮面ライダーに変身して運命は変えられるだろうか? 作:神浄刀矢
雪原を蹴り、和真は跳躍。
対する魔王と仮面ライダー達。ダブル、アクセル、オーズ、バース。そしてフォーゼ、ウィザード。
飛び上がった和真に向けて放たれる攻撃。身体を捻りながらその攻撃を躱し、勢いを付けて、まずはバースを殴る。
当然反撃をしようとしてくるが、殴った力に任せ、雪原にバースを叩き付ける。
しかしそれを待っていたのか、常盤ソウゴが召喚した残りのライダー達が和真に狙いを定める。
『ジョーカーマキシマムドライブ』
『アクセルマキシマムドライブ』
『スキャニングチャージ』
『ロケット・ドリル・リミットブレイク』
『ハイタッチ・シャイニングストライク』
どうやら一気にケリをつける腹積もりらしい。
こちらもとばかりに和真がパチンと指を鳴らすと、爆発音のような凄まじい音と同時にデカい砲弾が飛来、ライダー達と常磐ソウゴを巻き込んで着弾した。
もう1人の和真の方がまだ完治してないことを思い出し、少々焦ったが、どうやら大丈夫らしかった。
「とはいえ…傷はつかないか。こいつらには」
メタフィールドにおいて再現した物とはいえ、カール自走臼砲を撃ち込んでも、魔王には傷1つ付かない。ライダー達も消えていない。
最も無事なアイツもアイツなのだが、そこはやはり同じ邪神の血を引く者同士か。
常磐ソウゴは和真に言う。
「それで勝てると思っていたのか」
「いや…勝てるとは思ってない。でもまだ手は残ってる…!言ったはずだ、この世界にあるもの全てが俺の武器、と」
「この雪原がお前の武器だと?」
「…ああ」
(俺は、俺自身を…八坂和真という人間を助けて来た。何度も。そしてアイツの代わりに今、俺が魔王と対峙している。
ここは俺自身の作り出したメタフィールド。この場所で俺が敗北する事は、許されるはずがない。俺が幾度助けて来たあの八坂和真は俺自身だが、俺自身じゃない。アイツが行き着く可能性の1つが俺自身、というだけに過ぎない。あの八坂和真がこの俺に行き着かない可能性も充分にある。数多存在する未来の1つ、幻のようなものだ)
それだとしても。
葬らなければならない。この魔王を。
「俺の…ターン、だな」
和真はゆっくりと雪原へ触れ、中にある『何か』を勢い良く引き上げた。
そして何かが雪上に現れ始める。否、刺さっていく。
剣、槍、斧、銃。数え切れないほどの武器が、雪原を埋め尽くす。
彼が積み上げて来た記憶。そこから武器が具現化される。
魔法少女、精霊、準精霊、女神…彼女達の手にしていた武器が模倣され、この空間に再びその姿を現す。
「仮面ライダーとかヒーローみたいに大層なもんは持ち合わせてないが…俺は俺の記憶を武器にするのさ」
そう言って和真は、大剣を右手に、紫色のメカニックな刀を左手にし、その刃を魔王に向ける。
「オベリスクじゃないのか?」
「生憎と神のカードは持ち合わせていない。それに良い加減、やられてくれ、魔王!」
宙を舞い、雪原を賭け、魔王と和真は再度ぶつかり合う。
ダブル、アクセル、オーズ、フォーゼ、ウィザードも健在、それらも相手取りながらバトルを展開していく。
得物が砕ければ、新たな得物を手にして戦う。
弓、刀、マスケット銃、槍。
大剣、氷の盾、炎の戦斧、古式銃、突撃槍、ペンデュラム、純白の羽、ハルバード。
刀、片手剣、槍、ハンマー。
魔法少女、精霊、準精霊、女神。
それは八坂和真の軌跡であると共に、彼が歪めてしまった物語の断片。
彼の旅路。戦いの記憶。
幕が下された舞台。最早それは終演だ。
しかしそれをもう一度、ここで再演するというのか。
「俺と同じ軌跡を…」
1人残されている方の和真が、ボロボロの服のまま呟く。
戦闘は続くかと思われたが、しかし。剣を手に取ろうとした和真の手は、空を掴んだ。剣も槍も斧も何一つなくなっている。
使い切ったのだ。
「武器が尽きたか」
「…切り札は残ってる」
正義の体現者達は間も無く必殺の一撃を叩き込むだろう。
だが和真はまだ諦めていない。
『プリズムマキシマムドライブ』
『アクセルマキシマムドライブ』
『スキャニングチャージ』
『リミットブレイク』
『ハイタッチ・シャイニングストライク』
拳を握りしめ、引きしぼるように構えると、その右腕に金色の膨大なエネルギーが収束していく。
仮面ライダーブレイド=八坂和真とは違う、別の未来へと行き着いた八坂和真が手にした切り札の形。
「これで、終わりだ!」
金色の輝きと共に、和真は彼らと激突。
刹那、眩い光があたりを包んでいった。
どうも、安定の低クオリティでお届けしております。
もう1人の和真が今回出ずっぱりだけど、うーん。強い気がする。
強いのかな?(どっちだよ
というのはともかく。まだ2人の和真の話は続くでしょうな。
今回色々あって短めだけども。
しかし何か久しぶりにサブカルトークをしたいと思ったけど、話題が無さすぎるクソ野郎ですね俺。
何だろうね、ISのラブアンドパージを始めたとか、そんなあたり?
VITAの。
かといってISで書こうにも本編覚えてないからなぁ…ワールドパージしか書けねえよ。
とりあえずまぁ、こんなとこか。
じゃ、またねー