仮面ライダーに変身して運命は変えられるだろうか? 作:神浄刀矢
この手のバイクに乗るのは、真二は正直初めてだったと言って良かった。バイク自体最近乗っていなかったようなものだし、増してや携帯端末から変形したバイクなど、どのような構造をしているのか分かったものではない。
無論、真二とて幾度も修羅場を潜り抜けてきたことは事実である。
相応の場数は踏んできた。彼自身それは自負していたけれども、このバイクに乗って怪我をしないかどうか、そこに関しては内心恐怖がなかったわけではない。
だがいざ乗ってみると、それらは払拭された。
真二の身体は思っていたよりも、このバイクに馴染むのだ。
それこそ乗るべくしてこのバイクに乗ったとでも言わんばかりに、シートやハンドルがしっくりとくるのだ。
(何なんだろう…)
このスマホバイクに関しては不可解な点は多く残る。けれど何はともあれ、父を救い出しに行かねばならない。
バイクを加速させ、真二は何者かに導かれるように、光の中を進んでいくのだった。
***
左程時を経ずして、真二は和真の居た所へ辿り着いた。
否、正確に言うのであれば、和真達がいた場所であろうか。もう1人の和真が創り出したメタフィールドの中に真二はやってきたわけだが、無論そんな事を真二が知るはずもない。
「異空間ってこんな風になってるのか?結構、うん悪くないな」
辺り一面は白銀の世界。
しかしその雪景色の中、クレーターらしきものが、一際異彩を放つ。
何か巨大な力がぶつかり合い、その余波で周囲を抉ったように見えなくはないが、果たしてその真相を知る事はまだできない。
「父さーーん!!居ないのかーー?!」
敵らしき敵もいないようなので、声を上げてみる。反応があればここにいるということだが、反応がなければ、ここにはいないということになる。
特殊なプログラムを積んであるから、追跡は可能だという感じの事を銀アト子は言っていたが、ここで消息を絶っているのなら、話は変わってくる。
(誰かに攫われた?そんな事は流石にないか)
いくらボロボロになっているとしても、あっさりと拉致されるような軟弱な人間ではないことはこちらも理解している。
となると和真が自らの力でここから脱したか、第三者の助力によってここから出たかの2択に絞られる。
だが真二自身がこの空間に留まるのも、些かリスキーではある。ここは本来の世界とは別の位相に存在する空間。
彼がいるべき世界ではないのであり、真二の肉体が消滅する可能性もゼロではない。
元いた世界に戻るのが妥当なのだろうが、それではまた彼は戻れなくなってしまう。
早急に後を追い、連れ戻す方が得策だろうと見た。
真二は再びバイクに跨り、ディスプレイを操作。
すると突然バイクが喋った。
喋ったのである。
『八坂和真の現在地を割り出しました。』
「え、急にコレ喋るの?喋るって聞いてないんだけど」
『コレではありません。私にはサキという名があります』
「名前あるんか。じゃあサキ、父さん…八坂和真は今どこにいるんだ?」
『西暦1945年、北アフリカ。トブルク付近にいます』
「いやタイムトラベルしすぎだろうよ。まぁ良いけど。さっさと行って連れ戻そう」
『了解しました。目的地をトブルクに決定します。マシンビルダー・チェイスモードオン』
少々不安ではあるものの、真二はアト子から渡されたバイクを信じる事にした。
ちょっとはそっとの事で動じていては、正直やっていられない。
ガラスが割れるようなエフェクトと共に、中空に光のゲートが生み出される。
ヒビ割れたガラスをイメージするあたり、亀裂とでも呼ぶのが手っ取り早いのかもしれないが。
ともかく真二はバイクのエンジンを全開にし、再びその中へ突入していった。
***
辺り一面、砂の大地に太陽が照り付ける。
遮るものなどなく、熱と光とが直に和真に降り注ぐ。
バイクはこの熱砂の大地では使い物にならないと悟り、和真は自らの足で進む事を選んだ。
「クソ…全然近付いてる感じがしねえ」
ひとまず遠くに見えたピラミッドを目的地にしたのだが、歩けど走れど近付いている感じがしない。
正直この砂漠がアフリカなのかどうかも、ピラミッドで判断しただけであり、不確定要素は多い。
(アフリカだとしても、どこなのか分からんしな)
エジプト付近であろう事は間違いないが、悲しい事に地図の詳細を覚えていない。
時間をかけて歩いて行けば、いずれは地中海に出るのだろうが、そこまで呑気なことをしている余裕もない。
だがそんな和真に対し、砂漠は非情な試練を突き付けてきた。
「な、なんだ…?!」
地面が揺れ始めたかと思うと、突如として黒い巨大な物体が、砂の中から姿を現した。
パッと見ただけでは、それが何なのか、和真には分からなかった。
だが刹那、その黒い物体から赤い閃光が走った。
跳躍して回避しながらも、ふとそのビームに既視感を覚える。
「ビームにその黒い装甲…ネウロイ?!ならここは魔女たちの世界ってことか?」
間髪入れずに反撃に出ようとした和真だったが、肝心な事に気付く。
ないのである。
ブレイバックルと、彼自身のラウズカードが。
銃やバールのようなものも持ち合わせていない。いつもの癖で懐を探ってみたが、思えば一度は平穏な生活に戻っていたのだ。
日常生活にあれらが必要ないのは、常識といえば常識。
レンゲルとカリスのライドウォッチくらいしか頼れる物はない。
一か八か、賭けてみるか。
カリスのライドウォッチを取り出し、上のボタンを押す。
ライドウォッチが光ると同時、和真の腰に風香が付けていたものと同じベルト・カリスラウザーが現れる。
ハートのAが記録されたラウズカードを取り出し、カードリーダーに読み込ませる。
「変身」
『Change』
短い音声と共に和真の身体は変質。
黒を基調としたボディに金のラインが走り、胸部には銀のアーマー、頭部にはハート型の複眼が見て取れる。
手には弓型の武器、醒弓カリスアローが握られた。
どうやら切り札は彼の元にやってくるらしい。
熱砂を踏みしめて跳躍、和真はカリスアローを振るい、ネウロイとぶつかり合う。
どーも、どーも。
毎回中途半端な感じに終わらせてあとがき書いてるなと思われそうな、糞雑魚作者でございます。
話す事ねえや、どうしよ。
ない事もないけどさ。
和真くん久しぶりの変身だろうし、前はブレイドで今度はカリス。
ブレイド本編が個人的に好きだと言うのもあるし、結構この変身は色々と思うところがある。
自分で書いておいてなんだけれど。
というか、ウィッチまだ出ないね。
たぶん次の話かな。
進行具合によるけど、まぁ近いうちに遊戯王でも何か書いてみようかな。難しいだろうけどね。
次はリリカルルスキニアデッキでも作ってみるかな。
スリーブ黒咲にしたら、流石にデュエルするこっちが笑ってしまう。
中々面白そうなテーマではあるんだけどね。
モンスターのレベルとランクが全て1だっていう。
まぁ、デュエリスト仲間はドラゴンメイドだったりギャラクシーアイズだったり高火力なデッキ使うから、いかんせんクソザコなデュエリストの俺には勝ち目はそんなにないんだけども。
懺悔はしないけどさ。
天草四郎とかシロウ・コトミネが「懺悔の用意はできているか!」って言うのを想像すると、結構面白いんだよね。
懺悔って言いつつ、これ言ったの神父の時じゃないっていう。
魂狩ってる時だから。
まぁそんなわけで、ぼちぼち書いていきます。
じゃあまたねー