仮面ライダーに変身して運命は変えられるだろうか? 作:神浄刀矢
和真にその場を外してくれるように頼まれ、真奈と加東圭子は一旦天幕を離れていた。
歩きながら、加東圭子は口を開く。
「もう1人来た途端に、私達に外してくれって…怪しくない?」
「でも迎えって言ってましたし、色々とスケジュール調整でもしてるんじゃないんですかね」
「マルセイユは今は離れてるわけだし、下手に事を大きくしたら面倒でしょ。彼も酒は流石に飲まないと思うけど」
「じゃあ戻ってみます?」
「そうしましょ。迎えに来た青年にも、話聞いてないんだし」
「まぁ、そうですね」
ということで。先程のところまで戻ってきた2人。
天幕をくぐるとそこには、天幕内を漁る和真と真二の姿が。
「あ…」
しかし天幕内の2人は気付く様子はなく、書類の山をガサゴソと漁り続けている。
「これやっぱり、父さんの思い込みなんじゃないか?」
「バカヤロウ、ネウロイのテクノロジーを奪う将軍がいるんだ。俺のが奪われてもおかしくねえ」
「それはそうだろうけどさァ…あ…」
「何だよ、真二…あ」
先に気付いたのは真二。促されるようにして、和真も振り向く。
入り口に立つのは加東圭子と、剣崎真奈。
この状況はかなり不味い。
簡単に説明するなら、まだ十分な信頼も得られていない状態で後から来たメンバーと合流し、無断で基地に侵入したようなものだ。
儀式魔法が手札にないのに高レベル儀式モンスターばかりが手札にあるような、なんともいえないパターン。
次のドローもとい、次の行動にすべてが掛かっている。
まだ加東圭子からは2人は信頼に足る人物であるとされていない。特に真二に関しては、会話してすらいない。
最も砂漠のど真ん中に突然現れる人は一般人ではないと、当事者である和真自身思う。
どんな形であれ説明をせねばならぬのだろうが、今の和真と真二は誰がどう見ても、盗人同然の行動をしているようにしか映らないだろう。
「…ホント、すいません」
「父がこんなことをしてしまって、ホントすいません」
「ごめん、明らかに同年代にしか見えないのに親子っていう事も気にはなるんだけど。どうであれ、イチから説明してもらうわよ」
「了解です…」
というわけで、説明をすることに。
彼女が話を聞いてくれたのは、和真が仮面ライダーブレイドとして501や506で活動した経歴があったことが、大なり小なり影響したのだろうと思う。
真二については息子だとしかいえなかったが。
未来からやってきた息子だ言ったところで、信じては貰えまい。
最も和真もある意味未来から来たわけだから、『未来人』というカテゴリに当てはまらない訳ではないのだが。
説明を終えたところで、加東圭子は口を開いた。
「あのスーツの資料ねえ…あるとは思うけれど。近いうちに全ウィッチ部隊に配備する予定だって言っていた気がするし」
「冗談だろ…」
「テストパイロットならそれくらいは聞いていないの?」
違うんだ、とは言いづらい。
この世界で作られたであろうライダーシステムは、和真や吹雪、風香のモノをベースに創り出したのは間違いない。
和真の知る限り、この時代にそのような技術は存在していないのだ。
元からないのなら、奪うか盗むかして手に入れるしかない。
先ほど漁っていた資料の中に、八坂和真という名や、彼が所有するパワードスーツについて、と記された書類も見かけた。
無論真二には黙ってはいるが。
「それに関しては聞いて…ないですね」
「聞いてないって、そりゃそうだよ。だってアレ、元々父さん達のモノなんだからさ」
「はい?」
「うっわ、真二それ言うなって。面倒になるんだからさぁ」
「あ、いや、マジでごめんて」
「えっ、どういうこと?」
ややこしくなりそうなので、真二と素早くアイコンタクトを取り、なんとか誤魔化すことに。
「技術提供したのが俺だと言うのかな…」
「まぁそういうこと。元はあの技術は父さ、和真が持ち込んだものだってことさ」
「技術提供者兼テストパイロット、ね。ウィッチじゃないのにそこまで関われるなんて、少し驚きだわ」
「ああ、まぁ、はい」
「OKを出すかどうかは分からんが、例のパワードスーツというかアーマーというか、それに関する資料を見せて欲しい。口は堅いから、そこは安心してくれ。生憎と放っておくわけにはいかない案件になりそうなんでね」
「急に結構言うじゃない。そのパワードスーツ、貴方の技術がオリジナルなんでしょ?」
「そういうことにしておいてくれ」
色々と説明するとややこしくなるんだ、と言う言葉は飲み込む。それを言うと余計にややこしくなることは間違いないから。
「けれど軍の資料を、開発者を自称する青年においそれと渡すわけにもいかないのよ。こっちも遊びで仕事しているわけじゃないの。私自身からしたら要らないようなものでも、機密資料は機密資料だから」
「まぁ、そう言われる予感もしてたよ。それにそっちはウィッチだし、《アフリカの星》もいるんだ。下手に暴れたところで、勝ち目はないだろうさ」
生身であればの話だが。
レンゲルのライドウォッチを取り出してスイッチを押し、短く呟く。
「変身」
深緑のアーマーに包まれた蜘蛛のライダー、レンゲルに姿を変える。
瞬く間に真奈を気絶させると、和真はレンゲルラウザーを加東圭子に向ける。恐らくもっとスマートな使い方はあるのだろうが、悲しいかな正規の使用者ではないからか、ゴリ押しなやり方しかできない。
「渡してくれ。大人しくすれば、下手な真似はしないで済む」
「やたらと悪役みたいな台詞吐くな、父さん。それ言ってるとあっさりとやられるよ」
「大丈夫だ、俺はこんなンでやられやしねえ。正直こんな手を使うのも気が進まねえけどな」
しかし当然ながら、彼女は書類を渡してくれるはずもない。
マルセイユが来るまでの時間稼ぎでもするつもりか知らないが、ここで時間を食っている余裕はないのである。
「すまねえ」
「あ…」
躊躇いはあったものの、加東圭子も拳で眠らせた。
「あっ、何してんだ!気絶させたら…」
「いや…例の資料だが、恐らくこれだろう」
和真はそう言って、テーブルの上に伏せてあった書類の束を手に取る。
加東圭子が戻って来る直前、真二に問われぬ内に、テーブルの上に伏せて置いておいたのだ。
問われるかどうか少々不安はあったものの、運良くここまで漕ぎ着けられたと言って良い。
「ホントにそれ?」
「ホラ、俺の名前とかパワードスーツってワードが書いてあるだろ」
裏返して表紙を見せる。
さては…、といった風な表情を浮かべる真二。
「さっき気付いてたろ」
「そいつはどうだろうな。ともかく目的地は欧州だ、さっさと向かおう。アフリカの鷲はとびきり優秀らしいからな。追い付かれたら厄介だ」
「それは分かったよ。でもどうやって地中海を越えるつもりさ?行く途中でその資料を見るとしても、手持ちのバイクに地中海を越えるだけのポテンシャルはないんじゃ…?」
確かにそうかもしれない。
和真のバイクは使えないだろうし、万一使えたとして、また変なところに飛ばされるのだけは勘弁して欲しいところだ。
となれば確実に地中海を越えられねばならず、尚且つある程度のスピードも出るものが必要だ。
「ふむ…最悪ユニットを拝借するつもりだったんだが、ないよなそりゃ」
「呑気にしてて捕まっても、父さんの責任だからね。というか操縦できんの?ストライカーユニット」
「あーうん。…お?アレは」
辺りを見回す和真は、ふとあるものに目を止めた。
まぁ書いてはいたんですがね、この話。
いつ上げるかとか色々悩んだ挙句、今日上げる事にしました。
実は今日シンエヴァを見てきましてね。
チケット買う前に腹痛でダウンしましてね。
上映時間が1日7枠くらいあって、鬼滅の刃並みに上映回数があったから良かったものの。
もっと枠あったのかな。
ともかく観ることはできたんですけど、1番前の席くらいしか開いてなくて。
首辛くなるかと不安ではあったんですけれども、そんなこたァどうでも良くなりましたわ。
YouTubeやネットの界隈では、考察やらネタバレやら感想やらが飛び交ってることでしょうがね!
俺は語彙力クソカスな事もあるけど、感想は敢えて言わねえ。
『新世紀エヴァンゲリオン』ってタイトル、ようやく終わりを迎えたというか。
終わったというと、個人的になんか縁起が良くないような感じもあるからな。
終幕とか結びって言った方が、的確なのかもしれん。
1つのアニメ作品が最終回を迎えたっていうのと、違うんだよね何か。
長い旅が終わった感覚。
久しぶりに『エヴァンゲリオン』って作品を見たのもあってか、途中泣きそうになってしまったし。
ストパンRtBの最終回でも泣いてしまったので、最近涙脆くなっているのかも。
その前に映画館で観た映画は『ワンダーウーマン 1984』だったから、振れ幅かなりあるとは思う。
シンエヴァ、観る観ないは人それぞれだし、観てどんな感想を抱くかは人それぞれで良いと思う。
でも良かった。(良かったしか言わねえなコイツ)
実はアニメ映画をシアターで見るって『リリカルなのはDetonation』以来なんじゃないかなと。
ま、『Detonation』は知人に誘われて行ったんだけどね。
『シンエヴァンゲリオン』、一度で理解しきれない点も多々ある。
でも何はともあれもう一度観たいな。
拍手が起こるのも分かる。
というわけで
『閃乱カグラ』やってきますわ。
(雰囲気ぶち壊しマン)
じゃあ、またなー
あ、今回和真くんの今後の話してねーな。
ま、いいか。