真剣で九鬼家長男に恋しなさい!   作:愛すべからざる光

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※誤字脱字があれば報告お願いします。

今回は短いです。


十二話 就寝

お風呂後は各自部屋に戻って、休むことなったが、揚羽と紋白の二人は「一緒に寝る」と言って来るので寝ることになった。

 

その事に弁慶達が口出しをしてきたが、彼女らは後日ということになった。

 

これからは何時でも会えるのだからということで渋々我慢して部屋に戻って行った。

 

揚羽と紋白を連れて、部屋に戻ると二人の従者が部屋の中に居た。

 

「皇クン、今日一日お疲れ様」

 

「日本に来てから大変だったみたいだね」

 

黒髪美少女とその子から髪が伸びた美女がメイド服を着て待機していた。

 

「おや、今日は別に仕事しなくても良かったのに。燕、ミサゴさん」

 

彼女らは勿論、皇の従者である。

 

一人目は、松永燕という美少女である。

 

皇が高校生の頃の夏休みに偶然出会った事がきっかけで知り合った少女であった。

 

燕の父親の松永久信が株で大失敗してしまい、借金の肩代わりに燕を連れて行かれそうになるが、偶然その現場にいた皇が全額返済して救ってあげたのだ。

 

そのような事があり、久信も燕も九鬼家で働くことになったのだ。

 

なお、従者としての仕事もしてるが、久信が副業でやっていた納豆の栽培を燕が創意工夫で宣伝したところ、これが大ヒット'納豆小町’という名でアイドルのような活動をして貢献している。

 

燕本人的には「納豆小町はあくまで副業で、本当は皇クンの傍に居たい」と断言している。

 

 

二人目は、松永ミサゴという美女。名前からして燕の母親である。

 

燕が何年か経てばミサゴのような容姿になると思うほど、二人は似ている。

 

久信の大失敗に呆れて、家を出ていき、一人で生きることにしたのだが、燕から母親の事を聞いた皇によって強制的に皇の前まで呼ばれた。(皇の勅命を受けたバルトメロイ・ローレライが会話という名の暴力(・・)で連れてきた)

 

借金がなくなったことを知り、自分なりのけじめで、その恩を返す為に皇の従者になった。

 

久信との仲は最初の頃に比べたら回復してはいるが、一緒に暮らそうとは思われていない模様。(当初は、久信を見た瞬間に殴っていた。今では一緒に食事したり、日常会話したりするのだが、燕がいなければ会話が成立しないのである)

 

四十歳を過ぎてもまだまだ現役であり、心身共に充実している。職場も張り合いがあっていいと満足であった。

 

なお、久信は皇にミサゴを寝取られたと思っている為に皇の上位の従者から会った瞬間に半殺しにされている。

 

 

 

 

「燕はアイドル活動あったし、ミサゴさんは久信と久しぶりに会って話す事とかあったんじゃないの?」

 

皇と揚羽と紋白はベットの近くにあった椅子に座っていた。

 

三人の寝る前に一息ついていた。

 

「どうぞ、皇クン」

 

「揚羽様も紋白様も、どうぞ」

 

燕とミサゴが三人にカモミールティーを淹れてあげたのだ。

 

「うん、そうだよ。でも本業の方が大切だしね」

 

「久信クンと話すことがなくて」

 

ニコニコしながら応えた燕。呆れ顔で応えるミサゴ。

 

「はは……(妻にここまで言われるって久信は可哀想だね)」

 

燕の応えは予想できていたけど、ミサゴの応えには苦笑いしかできなかった皇であった。

 

「揚羽様、紋白様、久しぶりのお兄さんとの再会はどうでしたか?」

 

燕が急にキリッとした表情で揚羽と紋白に話しかけた。

 

「やめんか、普通にいつも通りに呼べ、燕よ」

 

「うむ、我のこともいつも通りでよいぞ、何年間の付き合いだと思っておる。それにヒュームなどいないからいいぞ」

 

「あはは、揚羽ちゃんも紋ちゃんも相変わらずだね」

 

この三人は年齢も近いことながら皇経由でかなりの年月の付き合いであるので、気軽に呼べる間柄であった。でも皇の従者以外が居るところではちゃんと切り替えている。

 

「ほれほれ、久しぶりの再会なのに何かないの?」

 

ニヤニヤしながら二人に聞いてくる燕に対して当然の如く二人は応えた。

 

「大浴場で接吻した」

 

「姉上と同じく」

 

出されたカモミールティーを飲みながら当然といわんばかり二人は答えた。

 

「へっ!?」

 

「ほぅ」

 

燕は驚き、ミサゴは感心した様子であった。

 

燕としてはもっと動揺なり、焦って欲しかったのだ。

 

「残念だな、燕。我も紋も貴様の考えなどお見通しだぞ」

 

カップを置きながら、フッ、と鼻で笑った揚羽。

 

「残念だったね、燕ちゃん。ですが揚羽様、それだけで終わるつもりですか?」

 

予想外の答えに、にゃはは、頬をかいて誤魔化していた燕。ミサゴは勘だが、何かしら察していたようだったので予想が出来ていたようだった。

 

そして揚羽達に言葉を述べた。

 

「むぅ、続きとは?」

 

「勿論、大人の階段を上るということです」

 

何のことを言っているのか理解できていなかった揚羽に対して当たり前のように返してきたミサゴの言葉に揚羽と紋白は赤面してしまっていた。燕も多少面食らったようで頬を薄く赤く染めていた。

 

「……ミサゴさん、本人居る前ですけど」

 

「だから言ったのですよ。皇様は自分からは求めないで、求めてくるのを待つタイプなんですから」

 

チラチラ皇の方を見てくる揚羽と紋白に困った様子で頬をかく皇であった。ミサゴが言っていることは本当の事であったから否定もできなかった。

 

そして次のミサゴの発言が爆弾発言であった。

 

「私や燕ちゃんだって「抱いて」って言ったのですから」

 

皇の後ろに控えて何事もないように応えてしまったミサゴ。

 

「お、皇兄さん!? ほ、本当なのですか?」

 

「お、皇兄様!?」

 

言ってしまったか、と内心でため息をつきながら正直に応える。

 

「本当ですよ。女性から求められて断るのはどうかと思ったのでね。でも知らない相手を抱くというのはないからね」

 

正直に認めて話す皇。

 

「そうそう、皇クンってそういうところ律儀だよね」

 

後ろから皇に抱きついてきた燕はニコニコしながら彼の肩に頭を乗せて甘えていた。

 

「……なら皇兄さん、我も抱いて下さい!」

 

「姉上が良いなら我も!」

 

何か決心して揚羽が皇に言った。

 

揚羽に続いて紋白も続いて言ってきた。

 

二人の行動に皇の後ろで控えているミサゴが口元を吊り上げていた。まるで最初から狙っていたかのように満足そうにしている。

 

「急ですね、また」

 

動揺することなく、応えてくる皇に二人は必死になっていた。

 

「我は皇兄さんのことをお慕いしております!」

 

「我も姉上に負けないぐらいお慕いしておりますぞ!」

 

自分の気持ちを前面に押し出して伝えてくる二人。

 

「で、ですがね。母さんが何てい「その事なら心配ありませんよ」どういう事ですか、ミサゴさん?」

 

彼女らの必死さに流石に応えなければいけないと思いながらも何処か遠慮がちな皇にミサゴが口を挟む。

 

「帝様と局様から許可は出ていますので」

 

「はいッ!?」

 

流石に驚きを隠せなかった皇が声を上げた。

 

「帝様は「娘達の幸せの為ならいいぞ」局様は「二人が幸せになるならそれで良い」という言葉を受け取っています」

 

「うんうん、成功だね、おかん」

 

イェイ、と言いながら皇の後ろでハイタッチし合う親子。

 

つまりは最初から仕込まれていていたのにまんまと引っかかってしまったということになる。

 

「父さんも母さんも何を考えているんだか、血は繋がっていない(・・・・・・・・・)とはいえ、兄妹なのに」

 

何やら皇には決心ができない理由があったようだ。

 

「血が繋がっていないからこそ抱いて下さい!」

 

「父上と母上が許されたならいいのです!」

 

揚羽も紋白も必死であった。

 

「……」

 

顎に手を置きながら考える皇。

 

考えに入ってすぐ彼は答えを出した。

 

「では、川神学園に勤めている間には必ず抱きましょう」

 

皇の言葉に一瞬で笑顔になって喜び合う揚羽に紋白であった。

 

「ですが、まだ此方に来たばかりなので落ち着いたらですよ」

 

喜び合う二人に対して皇は付け加えた条件を出したが、二人は喜び合っていて話を聞いていないようにも見えていたがちゃっかり聞いていた。

 

「燕ちゃん、上手くいったところで行こうか」

 

「そうだね、おかん」

 

飲み終わっていたカップを片し、部屋を去っていく二人であった。

 

部屋の扉が閉まる直前に皇だけに見えるように燕が口元に手を当てて、えへへ、と言いながら手を振っていたのを皇は見逃さなかった。

 

燕らしいな、と内心で思いながら、目の前で幸せそうに抱き合っている姉妹をどうするか、考えていた皇であった。

 

その後は揚羽と紋白に挟まれながら眠りについた。

 





ミサゴさんはかなり好きです。

燕とミサゴを従者に追加

16位;松永燕
100位:松永ミサゴ

※名前が分かっている人物だけです。


従者部隊

零位:ナルバレック(月姫)
1位:バルトメロイ・ローレライ(月姫)

3位:黒神めだか(めだかボックス)
4位:セフィリア=アークス (BLACK CAT)

5位:四楓院夜一(BLEACH)

8位:十六夜咲夜(東方Project)

9位:グレイフィア・ルキフグス(ハイスクールD×D)

11位:シオン・エルトナム・アトラシア(MELTY BLOOD)
12位:織斑千冬(インフィニット・ストラトス)
13位:エレオノーレ・フォン・ヴィッテンブルグ(Dies irae)
14位:神裂火織(とある魔術の禁書目録)
16位:松永燕(真剣で私に恋しなさい!S)NEW
17位:林沖(真剣で私に恋しなさい!S)

21位:ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)

28位:楊志(真剣で私に恋しなさい!S)

30位:リーズバイフェ・ストリンドヴァリ(MELTY BLOOD)
31位:斑鳩(閃乱カグラ)

34位:詠(閃乱カグラ)

37位:黒神くじら(めだかボックス)

45位:小鳥遊十花(中二病でも恋がしたい! )
46位:ベアトリス・ヴァルトルート・フォン・キルヒアイゼン(Dies irae)

56位:セラフィム(これはゾンビですか?)

60位:史進(真剣で私に恋しなさい!S)

90位:楠木 南月(オリキャラ)

100位:松永ミサゴ


118位:ハルカ・ミナト(機動戦艦ナデシコ)

190位:黒神真黒(めだかボックス)

256位:篁唯依(マブラヴオルタネイティヴ トータル・イクリプス)

987位:香月夕呼(マブラヴ)


ラストナンバーズ

990位:比古清十郎(るろうに剣心)
991位:蒼崎橙子(空の境界)
992位:セルベリア・ブレス(戦場のヴァルキュリア)
993位:蒼崎青子(型月)
994位:ローラ=スチュアート(とある魔術の禁書目録)
995位:呂布 奉先(一騎当千)
996位:マティルダ・サントメール(灼眼のシャナ)
997位:大道寺(閃乱カグラ)
998位:湊斗光(装甲悪鬼村正)
999位:篠ノ之束(インフィニット・ストラトス)



番外組

1000位:《真祖の姫君》アルクェイド・ブリュンスタッド(月姫)
1001位:《悪平等》安心院なじみ(めだかボックス)
1002位:《妖怪の賢者》八雲紫(東方Project)
1003位:《輪廻転生》マルグリット・ブルイユ(Dies irae)


1006位:《不死に囚われた魔術師》レディリー=タングルロード(とある魔術の禁書目録)
1007位:《怪異殺し》キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード(物語シリーズ)

1009位:《第2の精霊》四糸乃(デート・ア・ライブ)
1010位:《第3の精霊》時崎狂三(デート・ア・ライブ)

1012位:《第5の精霊》八舞耶倶矢・八舞夕弦(デート・ア・ライブ)
1013位:《第6の精霊》誘宵美九(デート・ア・ライブ)


1017位:《冥界のネクロマンサー》ユークリウッド・ヘルサイズ(これはゾンビですか?)
1018位:《サラスヴァティー・メルトアウト》メルトリリス(Fate/EXTRA-CCC)
1019位:《ブリュンヒルデ・ロマンシア》パッションリップ(Fate/EXTRA-CCC)
1020位:《月の女王》BB(Fate/EXTRA-CCC)

???:《全人類の欲》殺生院キアラ(Fate/EXTRA-CCC)


懲罰部隊


No.01:美哉(セキレイ)



???:フミ・ヒメノ(舞-乙HiME)


同盟

《アルカード家の現当主》レイチェル=アルカード(BLAZBLUE)

《魔神》オティヌス(とある魔術の禁書目録)
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