「え~と、エレベーター、エレベーターっと」
男が防衛省A棟の玄関先でエレベーターを探したいた。
幸いにして男の荷物はちょっと小さめのボストンバック、他の荷物は既に下宿の方に配送されている。
「あ・・・ここか、えーと8階だったな」
エレベーターの正面の案内図を確認していた男はふと不機嫌に眉をしかめた。
(8階・・・大会議室と小会議室しかないぞ・・・どうなってんだぁ~こりゃ・・)
8階の案内図には会議室と書かれた名称しかなく、本部長室などと書かれた掲示物がなかったのである。
(まぁ、とにかく確かめてみないとわからないな・・・)
エレベーターが着き、中に入って8階のボタンを押した、エレベーターは動き出した
しばらくして8階に到着し、ドアが開いた、男は目の前の光景にさらに不機嫌になった。
「なにもねぇじゃねえかよ!!」
目の前にあったのは「会議室」と書かれた看板のみだった
「まさか警衛、間違った場所言ったんじゃないだろうな・・」
あたりを見渡すが会議室のような扉意外には何もなかったのだ
しかしその考えもすぐに打ち破られた
「あのぉ・・・もしかして、舞鶴から転勤でうちの部署に配属される、
突然の声にびっくりし、声のした方を振り返ると身長160cm前後の小柄な女性が立っていた
「あの・・・どちら様ですか?」
「あぁ申し遅れました、
新庄は身体を15度倒すお辞儀の敬礼をして男に自己紹介を行った
「こちらこそ、ご丁寧にありがとうございます。
本日付けで防衛省・
松山は海上自衛隊方式の挙手の敬礼をして新庄に答礼した。
「松山1尉、奥で本部長がお待ちになっていますので、どうぞそのままお進みください」
「え?でも正面は会議室の入り口ですよ」
新庄が腕を出した方は「大会議室」と書かれた入り口だった
「あぁ、あれはフェイクです、もっとも会議室だったところを急遽私達が使っているといったほうがいいでしょうが・・・」
すこしおしとやかな笑みを浮かべた彼女を見て少し照れくさかった松山は、自分を鼓舞するような咳払いをして目の前のドアに向かった。
「松山1尉入ります」
「おぅ入れ!!」
「失礼します」
「1等海尉
護衛艦あたごより同日着任いたしました、よろしくお願いいたします。」
「おぁ、あのあたごからか、BMD改修でいろいろと大変な思いもしたが、あの艦はいいねぇ・・・あぁ申し遅れた、防衛省・
目の前にいた佐伯は松山が見た中でも一番にガタイの良い、船乗りの体格にもってこいの40代の男性だった。
「はい、よろしくお願いいたします!!」
「さて紹介も終わったし、これから対深海棲艦にどう対応するか見てもらいたいのだが・・・まぁ時間も時間だ、明日にでも問題ないだろう」
時計の針は既に5時を過ぎており他の部署の人たちは既に帰っていた
(さすが特別職国家公務員だな・・・・)
心の中でそんなことを思いながらもおくびにも出さず
「わかりました、力不足かもしれませんが、精一杯頑張ります!!」
と松山は言った。
・・・・・To be continued・・・・
男の名前が無事にわかったところで話はここまでです。
しかし結構考えるのはしんどいですねぇ、まぁ気楽に頑張ります