残念なことに今回アスナさんは出ません。
また、一部原作にはない描写がありますが、そういうもんかと思って流してください。
百合展開に行き着くのはまだ遠い……
※前話に対する感想、ありがとうございます。作者はただ百合豚です、ブヒィ。
『少女にとっての、その世界は』
ピンポーン、と軽快なインターフォンの音が鳴り響き、来訪者の知らせを告げる。それをリビングで聞いた私は電光石火の早業で玄関へ赴いた。
いやいや、まだ『それ』と決まった訳では無いのだけど、どうしても期待してしまう。特に今日みたいな日は、何か事故があってはいけないと冷や冷やするし、正式サービス開始までもう一時間を切っている。そろそろ来てもおかしくない時間だ。というか、早く来てください。
「はい」
できるだけ冷静を装って返事をし、覗き穴から外の様子を伺う。
『お届け物です』
「はい!」
外にいた配達員さんを見たら冷静さとか消え失せました。
光の速さで扉を開け、受け取りの手続きを終える。料金は先払いだから名前を書くだけだ。少々崩れた自分の名前を横目に荷物を受け取ると、これまた足早に自室へと戻る。心做しか閉じられる扉の隙間から配達員のお兄さんが苦笑いしていたのが見えた気がするけど、そんなことはどうでもいい。
自室のベットに腰掛けて包装を破くと、そこには一つのゲームカセットが入っていた。そう、これこそ私が求めていたもの、
「やっっっ……と、届いた!」
『ソードアート・オンライン』の製品版パッケージだ。
本来アマゾン川のごとく続く長蛇の列に死にものぐるいで並んで手に入れるはずのそれは、ベータテスターに関しては自宅で受け取ることが出来る。βテスト抽選に受かった時点で優先購入権が与えられるからだ。
「一ヶ月ぶりだなぁ……うう、本当に届いてよかった……」
優先購入権が与えられる、と言っても自宅配送の日時を選べないという仕様だったので大変焦った。正式サービス開始は今日の午後一時からなので多少時間はあるが、それでもやはり当日配送というのは心臓に悪い。無事届いてよかった……。
『ソードアート・オンライン』のソフトをナーヴギアにインストールする間、手持ち無沙汰にちらりと横目に見た時計には赤く『2022/11/06/12:42』と表示されていて、サービス開始に遅れないように一時ぴったりにアラームが鳴るようにセットしておいた。今は一刻も早く、あの世界へ飛び込みたい。
高ぶる気持ちを抑えられず部屋をうろうろと歩き回るうちに、インストールを終える知らせが耳に入った。
「ソフト準備よし、ナーヴギアの準備よし。……あと私の準備もよし、と」
インストし終えたナーヴギアは一応内蔵バッテリーも充電してあり、コンセントに繋げていつでも起動できる状態になっている。コンセントはベット近くにあるからコードも邪魔にならないし、寝ながらのプレイを推奨されてるから特に問題もないだろう。
私の方は軽食も水分補給もしたし、お手洗いも済ませて楽な格好に着替えもした。準備万端、いつでも出撃できる状態だ。
一時まであと二分、時計の『12:58』という表示を確認した私はいよいよナーヴギアを装着して、カバーを掛けただけのベットに寝転がる。ぐ、とスプリングを軋ませながら一応置いた低めの枕に頭を乗せて全身から力を抜く。
さて、あとは待つだけだ。
(……ああ、長かったなぁ、一ヶ月)
たった一ヶ月、されど一ヶ月の時間だった。
たかが三十一日が永遠のものに感じられたのは、おそらくあの二ヶ月間の
期待から焦れったくなるような二分間を過ごしているうちに、ふと妹の顔が脳裏に浮かんだ。
血は繋がってないけど、きっと家族だと呼ぶべき彼女とは暫く会話をしていない気がした。また今度、少しでも話してみようかな、なんて柄にもないことを考え始めれば、長かった二分も終わりを告げる。
さぁ、そろそろ始まりの時間だ。あの世界で、次はどんなことをしよう。
きっとあの世界でなら、リアルの私じゃできないことでも、何だってできる気がする。
ピピピピピーーーーッ
「《リンク・スタート》!」
電子音の合図と共に発したキーワードで、私は夢の世界へと誘われた。
※※※※※
「うおりゃあああああっっっ!!」
力任せに振るわれた剣が低レベルモンスター【フレンジーボア】を突き刺し、HPバーを消した。ピシ、と結晶が割れるような効果音の後、イノシシ型モンスターはポリゴン体へと姿を変えて霧散する。
「はぁはぁ……やったか!?」
「おめでとう、今ので倒したよ」
「ふぅ……壮絶な戦いだったぜ……」
「まあ今のイノシシ、他のゲームでいえばスライムとかそのへんなんだけどね」
「なに!? おりゃてっきり中ボスくらいかと……」
「んなわけあるかい。レベル1の雑魚モンスターだよ」
風が頬を撫でる音が耳を通り抜け、そのまま草むらを揺らした。
ここははじまりの街、西フィールド。いわゆる草原だ。
「にしてもキリトよぉ、お前その顔イヤにリアルだな」
先程モンスターを倒した美形の男が、私のプレイヤーネームを呼び、顔を指さした。
SAOでは自分でデザインしたアバターを使ってプレイすることになる。その際、デフォルトのアバターもパターンも幾つかあるのだけど、それだけじゃつまらない。かといって、あんまり時間をかけてアバターを作るのも面倒だ。
「ああ、これ? 凝ったアバター作るの面倒だったから、スキャニング機能使ってそのままアバターにしたんだ」
そういう我儘に答えてくれるのが、ナーヴギアに搭載されているスキャニング機能である。簡単に言えば、私の現実の顔をアバターとして使ってるという話。
「そんなこと出来んのかよ……さすがベータテスターは違うな。って、それが本当ならおめぇリアルバレとか危ないんじゃねえのか?」
「まるっきり同じ、って訳じゃないからね。若干弄ってるよ」
例えば髪の長さとか目の色とか、身長とか。3センチくらい盛っただけだけどね!
リアルではストレートロングだったものをベリーショートにして、目は紺色のような暗い青色にしてある。
そしてなにより、今の私は――――
「それにリアルじゃ大人しくしてるから、
絶賛ネナベプレイ中なのである。
VRゲーム、しかも初の本格派『VRMMORPG』となれば、ゲームの中だって現実世界と何ら変わりなく生活できてしまう。そういうキャッチコピーだってあるくらいだから、このゲームで出来ることというのは計り知れない。
それにこのゲーム、ベータテスターの時にも思ったけどやはりというか女性プレイヤーというのが極端に少なく、アバター越しでも画面越しでないゲームである以上、何かしらの『セクハラ対策』はしておかなきゃいけない。女だからって見くびられても困るし、そんなことで楽しめないのは嫌だからね。ソースは一ヶ月前の私。
そんな理由から、演技は得意とも言えないけど男口調くらいならどうにかなるだろう、と思って男性アバターを選んだのだった。
「ふーん、そんなもんかぁ」
「そうそう。……あ、またポップしたよ。今度はスキル使ってみよう」
「あれか、さっきやってたあの……青く光るやつ」
そもそも私はソロプレイをしようと思っていたのに、どうしてこの美形アバター……もといクラインに戦闘手ほどきをする羽目になっているのかと言うと、彼の図々し……コミュニケーション能力の高さにある。初対面で「初心者だから色々教えてくれ」と笑顔で頼んできた彼はきっと大物になるだろう。ネットスラングやネトゲ用語が通じるあたり、彼もゲーマーに違いない。すぐにゲームにも慣れて、レベルだって追い抜かれそうだ。
そんなこんなでソードスキルについて教えながらひたすらイノシシ狩りをしていると、あっという間にゲーム内時間で夕暮れになっていた。
「ふぅ……もうこんな時間か」
「くぅ……これが『仮想現実』だなんて信じられないくらい、精巧な夕日だなこりゃ」
「凄い進歩だよ。……本当に、この時代に生きててよかった」
現実とさして変わらない鮮やかな夕日が空を彩る。オレンジ色の黄昏が私達を照らし、夜の訪れを告げようとしていた。
「さて、そういや17:30にピザ頼んでたんだっけな。そろそろオレ落ちるわ。色々サンキューな、キリト!」
「おう、またな」
システムウインドウを開いてみれば、たしかにそんな時間だった。もう直葉――――スグが帰ってきてる時間かな、とかなんとか考えていると、隣から「あれ?」とか「おかしい……」とかいうクラインの気の抜けた声が聞こえてきた。どうしたんだろう。
「なんかあった?」
「いや、ログアウトしようと思ったんだけどな」
「ああ、ログアウトボタンなら一番下の――――」
そう言いながら自分のシステムウインドウで場所を指し示そうとフリックしていく。
しかし、いくら探しても目的のものは見つからなかった。
「……は?」
そう、『見つからなかった』のだ。
どこをどう探しても、『ログアウトボタンがない』。
「おいおい、初日からバグかよ。こりゃ運営も大変だな」
そう言いつつクラインはシステムウインドウを閉じた。
もう誰かが連絡しているだろうけど、一応私も、と思いGMコールで運営に報告をする。
だが、変だ。待ってほしい。
「なぁ……なんか、変じゃないか?」
「変って、そりゃ変だろ。バグでログアウト出来ないんだから」
「それもあるけど、それだけじゃなくて」
なんだろう、この焦りというか焦燥感は。
何かが、おかしい。
普通こんなバグがあったとして、それを運営は長い時間『通達も無しに』放置したりするものだろうか?
答えは否、有り得ないだ。なぜならこれはフルダイブの仮想現実を舞台にしたゲームで、それもサービス開始初日だから。
「……まあ、サポート万全で名高い《アーガス》じゃ考えられない対応ではあるな」
このゲームの制作会社は他のハードのゲームにおいても質の高いサポートで提供するゲーム達が評価されている企業だから、『バグを放置する』なんて事は考えにくい。しかもそれが身体の覚醒に必要不可欠な『ログアウト』関連のバグであるなら尚更だ。
「しかもこのゲーム、『ログアウトコマンド』以外のログアウト方法は存在しないはずだけど……」
「そ、そりゃないぜキリトぉ……あと五分もすりゃピザの宅配が来て、受け取らなきゃなんねぇってのに」
「うわぁ……冷めたピザは不味いよなぁ……」
「くそぉ、どうにかしてくれ、よ――――ッ!?」
遠くから鐘の音が聞こえて、瞬間視界が闇に包まれる。
数秒前は目の前でクラインが草原で地団駄を踏んでいた筈なのに、気付けば私達は『街の中』にいた。
「何が……どうなって……!?」
「おい、なんだよこりゃ……」
瞬間移動でもしたかのように移動したところは、この世界で誰もが最初に踏んだ場所――――『はじまりの街』だった。
「広場……?」
はじまりの街で特に広い広場、そこに大勢のプレイヤーが集まっていた。各々が「バグまだ治んねえのかよ」「ログアウト出来ない……」「このあと予定あるんだけどな」「GM出てこい!」等とざわついている。
「強制転移……」
蠢く人々に押されるのを避け、クラインと共に後方へ下がる。
そしてそれは、なんの前触れもなく現れた。
「お、おい! 見ろよあれ!!」
誰かが広場の上空を指さして叫ぶ。
そこには、赤いローブを纏う巨大な『何か』……否、紛うことなき『GM』が居た。
【Warning】と【System Announcement】という文字列がそいつの周りをぐるぐるとゆっくり周り、全プレイヤーが注目したかと思えたあたりで、消える。
固唾を飲んで見守っていると、やがてブゥン、という何かパソコンが立ち上がるような音が聞こえて、そいつは口を開いた。
『プレイヤーの諸君、私の世界へようこそ』
『私の名前は茅場晶彦。今やこの世界をコントロールできる唯一の人間だ』
「茅場……晶彦、だって?」
赤ローブが語ったのは、とある科学者の名前だった。
茅場晶彦。
ナーヴギアの生みの親にして、このゲーム『ソードアート・オンライン』の開発者だ。
天才の名を欲しいままにし、メディアへの露出はほとんどしなかった彼を名乗るそいつは、一体何を語るのか。
『まずは私の世界に来てくれたお祝いに一つ、諸君にプレゼントを贈ろう。全員、ストレージに送ったアイテムをオブジェクト化してくれたまえ』
そういいながら、赤ローブはシステムウインドウを操作し、何かの『ボタン』を押した。
数秒後、あちこちから取得物を知らせるウインドウが出現する音が聞こえてくる。
「これは……鏡……?」
ウインドウに表示されたのは『手鏡』と称されたアイテムだった。
《オブジェクト化しますか?》のメッセージに《Yes》と応えようとした瞬間――――
「うわぁっ!? な、なんだ!?」
「クラインッ……?!」
すぐ側から驚愕の声が聞こえて、そして『何か』が青白く発光した。突然のことに慌てて《No》と答えてタブを閉じ、隣へ向き直る。すぐに光は収まるが、そこには。
「え、君……クライン、なの……?!」
「キリトお前……これ、何なんだよ……?! オレは今、どうなってんだ!?」
野武士のような髭面が、クラインの装備をして立っていた。
いや、彼は、彼こそがクラインなのだろう。現実の顔をした、クラインだ。
『なんなんだよこれ!? 俺のアバターが、顔が……!』
『なっ、テメェ男だったのかよ?!』
『お前こそネカマしてたんじゃないか! なんなんだよ、これは!』
あちこちから悲鳴に近い声が上がる。
最初は凡そ半々だった男女比が完全に変わり、女性プレイヤーが全く見当たらない。
そうなった原因はきっと、先程配られたこのアイテムのせいだ。
『なお、このアイテムは《バグ修正パッチ》も兼ねていることを知らせておこう』
無慈悲な宣告を聞きながら、私は頭をフル回転させる。
今、このアイテムを使用しなければならないということは、何をどうしたって理解している。
けど、もし本当に赤ローブが言うように今後ログアウトできず、この世界で暮らしていくとするなら、それは。
「圧倒的に、男である方が有利だ……」
バグが何であるかは分からない。だが、先程までのプレイで考えれば『アイテムが使用できない』や『モンスターを倒せない』等、致命的なバグでないことは明確だ。
それなら、これは使わないほうがいい。
ソロでやっていくならなおさら、女性には戻れない。
女性である、少数派であるというだけで、この世界はあっという間にハードゲーム成りうる。
「キリト、おめぇは……いや、お前はたしか元からリアルと変わんねぇアバターだったか。手鏡は使ったのか?」
混乱から抜け出したクラインが心配そうにこちらを見る。
騙すのは申し訳ないけど、それでも、すべきだ。
「あ、ああ……」
「そうか……」
罪悪感から目をそらす。
ごめんなさい、クライン。
胸中の謝罪の声は、誰にも聞こえない。
『さて、プレイヤー諸君はすでにメインメニューにあるログアウトボタンが消滅していることに気付いてきると思う。しかしゲームの不具合ではない』
未だ混乱が解けない広場に、赤ローブは閉じていた口をまた開く。
今度はもっと、理解しがたいことを告げるために。
『繰り返すが、これはゲームの不具合ではなく、ソードアート・オンライン本来の仕様である』
「し、仕様だと……?!」
誰かがそんな声を漏らす。
そしてそんな誰かの言葉を聞こえないとでも言うかのように、赤ローブは続けた。
『諸君は今後、この城の頂を極めるまで、自発的にログアウトすることはできない』
城。この城、という表現が当てはまるものは、この世界には一つしかない。
百層から成る鋼鉄の城……アインクラッド、それのみだ。
つまり彼は――――茅場晶彦は、このゲームをクリアするまでログアウトできない、させないと言っているわけか。
『また、外部の人間の手による、ナーヴギアの停止あるいは解除も有り得ない。もしそれが試みられた場合――――』
一瞬の空隙、重圧で押し潰されそうな間の後に、平坦な声でそれは告げられた。
『――――ナーヴギアの信号素子が発する高出力マイクロウェーブが、諸君の脳を破壊し、生命活動を停止させる』
それは脅しでもなんでもない。
事実だ、と、本能的に理解する。
「そ、そんなことできるわけねぇよ! あんな機械に、オレ達が殺されるなんて、そんな……そうだろ、キリト!」
取り乱すクラインに、務めて冷静に返す。
残酷な現実を、逸らしたい実態を、告げなければならない。
「……多分、ナーヴギアの最大出力で内部電力を使えば、電子レンジと同等の電波を出力できる。容量的に見たら、確実に、死ねるくらいの威力だよ」
絶句するクラインから目を逸らす。
私だってそんなの信じたくない。
ただ、このゲームで自由に遊びたかった、それだけなのに。
どこで、どうして、何が、何で狂ったんだろう。
『より具体的には、十分間の外部電源切断、二時間のネットワーク回線切断、ナーヴギア本体のロック解除、分解または破壊の試み――以上のいずれかの条件によって脳破壊シークエンスが実行される。この条件は、すでに外部世界では当局およびマスコミを通して告知されている』
『ちなみに現時点で、プレイヤーの家族友人等が警告を無視してナーヴギアの強制除装を試みた例が少なからずあり、その結果』
淡々と告げるその声は、まるで悪夢を囁く死神のようで、私達を嘲笑っているようだった。
『――――残念ながら、すでに二百十三名のプレイヤーが、アインクラッド及び現実世界からも永久退場している』
パソコンのタブのように、現実世界のネットニュースをウインドウに表示させたそれには、若い男性二人の死亡速報が映されていた。
これが紛れもない現実だということを、強いショックと共に突き付けられる。
『諸君が、向こう側に置いてきた肉体の心配をする必要はない。現在、あらゆるテレビ、ラジオ、ネットメディアはこの状況を、多数の死者が出ていることも含め、繰り返し報道している。諸君のナーヴギアが強引に除装される危険はすでに低くなっていると言っていいだろう。今後、諸君の現実の体は、ナーヴギアを装着したまま二時間の回線切断猶予時間のうちに病院その他の施設へと搬送され、厳重な介護態勢のもとにおかれるはずだ。諸君には、安心して……ゲーム攻略に励んでほしい』
出来るわけないだろ、そんなこと。
誰もがそう思ったはずだ。
死ぬかもしれない状態で、皆目見当も付かないようなゲームのクリアを目指せ、だなんて。
「出来るわけないだろ、そんなこと! ベータテストの時だってろくに上がれなかったってのに!」
誰かの野次が上がる。寸分違わず、同じ意見だった。
もちろんそれを赤ローブが耳に入れるわけないのだが、それでも叫ばずにはいられなかったのだろう。
『しかし、充分に留意してもらいたい。諸君にとって、ソードアート・オンラインは、すでにただのゲームではない。もう一つの現実と言うべき存在だ。今後、ゲームにおいて、あらゆる蘇生手段は機能しない。ヒットポイントがゼロになった瞬間、諸君のアバターは消滅し、同時に、』
能天気に遊べるゲームは、今しがた、消えてなくなった。
そして始まる新しいゲーム――――この世界は、ゲームは、
『諸君らの脳は、ナーヴギアによって破壊される』
現実同様――――一度限りの命を懸けたデスゲームと、化してしまった。
アスナさんを早く出したい……キリト♀とイチャイチャさせたい……
それと言い忘れていましたが、キリ子ちゃんは暫くキリト♂(アローラのすがた)状態です。
本作は性転換してある主人公がネカマプレイしてしばらくそのまま話が進む百合ss、という大変ややこしい二次創作となっております。いや、本当ややこしいなこれ……。
それでも宜しければ暫くお付き合い下さい……早く百合を見たい。