ビルドファイターズXA   作:アレア

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第3話です。
タイトルはクレナイノモノタチですw
ガンプラバトル世界大会のDVDを見る為、3日連続でフェレシュテを訪れた桃華ちゃん、今回もDVDを見に来たが……

今回も良かったら見てくださいましー


【3箱目】紅の者達

3箱目

 

ピローンとそろそろ聞き慣れてきたチャイムが鳴る。

 

「……こんにちは〜」

 

知らない人がいるかもと思うとつい小声になる。

だが返事が無い。

 

「今日休みだったかな……あ、でもそれなら鍵空いてないよね……」

「ごめんごめーん、ちょっと奥で荷物受け取ってたの」

 

紅葉が奥からトトトッと小走りで入口まで来た。

 

「あ、なるほど……えと、こんにちは!」

「こんにちは……あ、もうお昼ね、じゃあそろそろ……」

 

呟きつつ入口のドアの方を紅葉が指差す。

 

「おはよー……ってもうこんにちはか?」

 

紅葉が指差したドアが開き、挨拶しながら月夜見が入ってくる。

 

「よっ、ツッキー」

「お前そんな呼び方した事無いだろ……あ、いらっしゃい白咲さん」

「ど、どうも、こんにちは!」

 

「バレた?」と紅葉が言うのを横目に挨拶する。

 

「所でさ、その頭のお星様は何なの?」

「あぁ、俺も今気になった」

 

紅葉の問いに月夜見も反応する。

 

「あ、これですか?これは昨日見たキララさんの真似のような物です、星が可愛かったんで♪……あ、ちなみに手作りです」

1度星型のシュシュの様なものを外し、手の上に乗せて説明する。

「キララさんのファンって訳ではないの?……へぇこれ手作りなのね」

「あ、いえ、昨日調べたら好きになりました!手作りです、一応裁縫とかは出来るので」

「そ、そう……手作りって凄いわね」

 

紅葉が感心してると月夜見が話を切り替える。

 

「……もう少ししたらもう1人バイト来るしそれまではガンプラでも見といてもらえば?」

「ん、そうね、とりあえず来たガンプラとか整理しなきゃだし……て事で桃ちゃん、しばらく待っててもらえる?色々終わったらまた呼ぶから」

「分かりました」

 

▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽

 

裏倉庫出入り口。

 

「ちわーっす」

「おっ……紅葉〜来たぞー」

 

倉庫にいた月夜見が店の中にいる紅葉にバイトが来た事を知らせる。

店員は表からも裏からも入れるらしい。

月夜見は表から入る事が多いらしい

 

「お、りょうかーい」

 

▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽

 

「桃ちゃんお待たせ〜それじゃ用意するね……あ、あとこれ預かってたアストレア」

「ありがとうございます!あ、手伝います」

「ありがとー助かる」

 

昨日と同じ紙袋を机の横に置き、DVDを取り出す。

 

「とりあえずバトルロワイアル辺りでも見よっか」

「バトルロワイアル?」

「公式の大会ではこういうのもあるのよ、他にも運動会みたいなやつもあるし、見るのもやるのも面白いよ」

 

玉入れの真似の様なポーズを取りつつ紅葉が説明しDVDをデッキに入れる。

 

「ほぉ…...」

「んで、今回の見所は宇宙で無数の星を作った、チームネメシスのアイラ・ユルキアイネンと昨日も見たイオリセイ、レイジ組、そしてイタリアの伊達男ことリカルド・フェリーニ、後は心経流のヤサカ・マオかなー」

「い、いっぱい…...」

「まぁこの人達はみんな強いからよく見て勉強してね♪」

「はい!」

 

▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽

 

「このアイラって人凄い......」

「クリアファンネルってのが厄介ね......この子とはいろんな意味で戦いたくないわ……」

「サプライズでおっきいザクが出てきた!」

「メガサイズね、なんかスタービルドストライクを狙ってるように見えるのよね……」

「お、フェニーチェとX魔王が、一緒に戦ってる!」

「バトルロワイヤルは一対一じゃないからこうやって共闘して生き残る人達もいるのよ」

「そういうの好きです!」

「そ、そうなの……」

「あ、ザクの頭無くなっちゃった」

「でもまだ動くのよね……ジオングとかと違ってコックピットは胴体だし……あ、ここからビルドストライクの新しいバックパックの性能がちょっと分かるよ」

「あ、なんか出てきた!」

「プラフスキーパワーゲート……だっけ」

「ビームが拡散した……凄い威力……」

「あのバックパックとシールドはセットね、シールドでエネルギーを貯めてバックパックとかからゲートとやらを出して攻撃力を高める……まぁシールドは最初の方にやられちゃったけど」

「イマイチ分からないけどワカリマシタ」

 

紅葉が「どっちよ……」と小声で呟いていたが気にせず続ける。

 

「あ、バトルロワイヤル終わった」

「次に進む人数が決まってるのよ、だからその人数に達したら終わりなの」

「なるほど」

「いずれバトルロワイアルはやる機会があるかもね……さ、次は」

「紅葉、ちょっと来てくれー」

「はーい!ゴメンね桃ちゃん店長呼んでるからまた後で!」

「あ、はい!」

 

DVDを1度止め下の階に降りていく紅葉を見ながら、桃華は机の上に置いていたアストレアを手に持つ。

 

「アストレアにも何か改造してあげたいな……でもやり方わからないしなぁ……後で聞いてみよっか」

 

▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽

 

「お待たせ〜じゃあ続きを……」

「あの!」

「ん?」

「ガンプラの改造ってどうやるんですか?」

「あぁ見てたら改造したくなっちゃった感じ?桃ちゃんの実力なら素組のままでもいいとは思うけど……うん、まぁ教えるのはいつでもいいしね!それじゃ……」

「すまん紅葉、またお呼びだ」

 

またも店長の妨害(呼び出し)を受けた。

 

「ゴメン桃ちゃん、また後で……」

「あ、はい」

 

▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽

 

紅葉が下の階に降りてから数分後、階段の方から足音と共に人影が現れる。

 

「……あ、貴女昨日の」

 

階段を上ってきた少女が桃華を見て呟く。

 

「?……あ、昨日はありがとうございました!」

 

声の主の正体に気付き、咄嗟にお辞儀する。

 

「いいのよ、ここら辺はだいたい分かるし」

「今日は彼氏さんは来てないんですか?」

「うん、今日は連れてきてな……って彼氏じゃない!」

顔を真っ赤にしながら少女が叫ぶ。

「あれ、違ったんですか……」

「違うわよあいつはこの前引っ越してきたばっかやし……」

「わたしとおな……」

 

同じと言おうとした時、桃華のスマホがプルルと電子音を立てる。

 

「もしもし?そうだった、うんすぐ帰るよ、それじゃ」

 

通話を終えスマホを仕舞う。

「誰?お母さん?」

「うん、まぁ……仕送りが届くだろうから家に居ろって……」

「え、もしかして一人暮らし?」

「うん」

「ちなみに今貴女何歳?」

「15歳」

 

桃華が答えると共に階段の近くに立っていた少女が桃華の目の前まで来る。

 

「ほぼ同い年じゃん!あたし早生まれでまだ14やけど……」

「そうなの?」

 

実はもっと年下だと思ってたと言ったら怒られるだろうか。

 

「うん、ちなみに昨日一緒にいた、紅羅守君も同級生だよ」

「へぇ、あの彼氏も」

「彼氏じゃないって!てかさ、ガッコーは?」

「今、編入?のやつやってる……はず、明日くらいには行くかな?」

「え、どこ?」

「南中学校」

「え、マジで?近所なのは知ってたけどうちと同じやん!」

 

「ほら」と学生証を取り出し見せてくる。

 

「ほんとだ」

「うん!まさか転校生だとは思わんかったわ……そんな話聞いてないし」

「私もこれから行く学校の子だとは思わなかった……これからよろしくね!」

「えぇ!」

 

手を差し出し握手する。

 

「あ、話に夢中で忘れてたけどもう帰らなきゃ……」

「あ、ゴメンなぁ、引き止めて……」

「大丈夫だよ」

「おっ待たせ……って桃ちゃん帰る感じね……」

 

紅葉がトトトッと駆け足で階段を登ってきていた。

 

「はい、すいませんちょっと家に荷物が届くんで……」

「そっか、また来てね〜」

 

ピローン

 

▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽

 

「さて……みかんちゃん、今日は何の用?私とバトルしにきた?」

 

オレンジの髪の少女、みかんに何故かポケットに入っていた"紅葉のアストレア"を、取り出しながら紅葉が質問する。

「ガンプラバトルはしたいですけど、私じゃ紅葉さんには勝てないの分かってるんでしません……」

「やってみなきゃ分かんないじゃない……」

「無理です、まだ……あ、用件なんですけどオレンジ色のガンプラ入荷してませんか?」

「……えーとパワードジムならあるわ」

「パワードジム……持ってないなぁ……それ買う!」

「ありがとうございま〜す!よく来てくれるみかんちゃんプライスで100円引いといてあげるわ」

「いいの?ありがとう!」

「店長にバレないよう私が後で払っとくわ、まぁあの人なら大丈夫だろうけど……っと1000円ね」

「はい、じゃ私はこれで、ありがとうございます」

「ありがとうございました〜」

 

ピローン

 

▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽

 

閉店後。

 

「イケメソツッキー」

「なんだー?……ってまた変な名前になってる……」

 

2階の組み立てスペースの椅子でダラ〜っとしていた紅葉が月夜見を呼ぶ。

 

「店長呼んできてよ」

「ん?おう、分かった」

 

店長を呼びに1階に降りた月夜見が店長を連れ、すぐに2階に戻ってきた。

 

「どうした?紅葉」

 

店長が問う。

 

「5分後くらいにガンプラバトルしてくれません?このイケメソ君じゃ相手にならないし……」

「うぐっ」

 

月夜見が悔しそうな顔をする。

 

「それにさっき公式大会のビデオ見てたら強い人とやりたくなっちゃって……」

「あぁ、そういう事なら受けて立つよ、ははっ」

 

▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽

 

プリーズセットユアガンプラ

 

フィールド1、スペース!

 

バトルスタート!

 

「"紅巴(クレハ)"、アストレアtypeF2出る!」

「店長はジンクスⅣの改造機で行かせてもらうよ」

「赤いジンクスⅣ?新型ですか!店長!」

「ははっ店長特製のジンクスⅣはどうだい?君のガンプラにも負けてはいないだろう?赤色勝負だよ、ははっ」

「そうっすね!スピードは負けそうですよ!」

「トールギスⅢとミキシングしてるのか、手強そうだな」

 

部屋の外で見ている月夜見が呟く。

 

アストレアのプロトGNソードとジンクスⅣのバスターソードがつばぜり合いになる。

 

「更に出来るようになったね店長!」

「ははっシャアか、そういえば機体も赤いね」

「シャアとは関係ないけどねっ!ちなみにアストレアtypeF2のコンデンサーをアストレアの物に戻して重武装バージョンにしてますからね!」

「この人達、デブリを軽がる避けながら普通に戦ってやがる……なんなんだこいつら……」

「ちょいちょいツッキー?聞こえてるよ〜私はともかく店長にこいつはダメっしょ」

「うぐ……すいません店長……」

「私には謝らんのかいっ!」

「別にいいかなと思って……」

「バトル終わったら絶対アストレア奢らせてやるかんね!」

「ははっ君達はほんと仲イイねぇ」

「いやぁ、それほどでもー」

 

紅巴が棒読みで答える。

 

「ところで最近、髪の毛がピンク色の子がよく来てくれるねぇ」

「あぁ、桃ちゃん?」

「あの子はいずれ凄いファイターになるよ……」

「おぉ、店長が言うならそれは期待出来るね♪」

「それじゃあ……」

「んじゃ」

『そろそろ決着付け』

「ようか!」

「ちゃいましょう!」

 

2人同時に叫ぶと共に切り札を発動する。

 

「ハイブーストモードだよ!」

「トランザム!」

 

END




まさかの年内に第3話投稿です!w

新キャラ?の店長登場です…が今のところはガンプラバトルが強いモブおじさんです…もしかしたら主要キャラになって名前が付くかもですが…

誤字とかあったら報告くださいw

果たして紅葉(紅巴)さんと店長の決着やいかに…

えと、第3話まではほとんど修正が終わってる物を更に細かく修正して投稿してたんですが…4話からはセリフだけ書いて脳内再生してたままになってるので更新頻度が更に落ちます…更新待ってくれてる数人のフォロワーさんごめんなさい、来年の1月中にはなんとか4話投稿したい…!
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