ビルドファイターズXA   作:アレア

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お待たせしました!!(待ってる人いるかな←)

5話投稿です!

今回はバトル回なので書くの難しかったし書いてはやめかいてはやめしてたので変なとことかあるかも…

それでは今回も見ておくれくださいわっしょい(落ち着け)


【5箱目】敗北の先

▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△

 

明かりが消え、薄暗いバトル部屋へと入る2人。

みかんと亜花莉は互いに無言で装置の前へ移動し向かい合う。

 

プリーズセットユアGPベース

 

淡く光る装置に、2人とも緊張しているのか、軽く震えた腕でGPベースをセットする。

亜花莉が使っているのは、店舗で用意されているゲスト用のGPベースだ。

 

ステージ3フォレスト

プリーズセットユアガンプラ!

 

ボイスに合わせ、みかんがガンプラをセットする。

反対側に立っている亜花莉もみかんを真似て持ってきたガンプラをセットする。

 

バトルスタート!

 

「ゆうてバンシィ使うん初めてなんよね……柑野みかん、バンシィ出るでっ!」

「私のノーベルガンダム……行くよっ!」

 

2人のガンプラが同時に戦場へと飛び立つ。

亜花莉のノーベルは素組、みかんのバンシィはアンテナや顔はバンシィだが色は白色に塗装され、武装もユニコーンと同じ物に変えられている。

 

「あかりん!行くで!」

「お、おー!かかってこい!」

 

装置1つ分のステージの為、相手との距離はさほど遠くはない。

そしてみかん、亜花莉、どちらも出撃後真っ直ぐ相手へ向かって進んでいた。

それはすぐに両者は対峙する事になるという事だ。

 

「見えたで!あかりんには悪いけど……この距離やったらマグナムが当たる!」

 

みかんが操るバンシィがスラスターを吹かしつつビームマグナムを放つ。

 

「ちょっ!おわわっ!」

 

向かっている方向から突如赤い光が見えた為、思わずノーベルガンダムが転ける。

その思わぬ動きが幸いし、ビームマグナムがノーベルガンダムの髪の毛を掠める程度で済んだ。

 

「ちょっとぉ!いきなりは卑怯でしょ!みかん!」

「バトルにいきなりもなんも無いんよ!戦場では気を抜いた方が負けだよ少年……フッ……」

「あーくっそ!私は少女だし、そのセリフ全然かっこよくないっての!」

 

亜花莉の叫びと共に起き上がったノーベルガンダムがスラスターを全開にしてバンシィに接近する。

 

「リボンしか武器無いんなら近づかせんかったらええんよ!」

 

接近するノーベルガンダムに構わずビームマグナムを放つバンシィ。

ノーベルガンダムはビームマグナムに擦りつつもスレスレで避け接近して行く。

ザクやジムならビームマグナムほどの威力ならば既に撃破されていてもおかしくは無い。

だがノーベルもガンダムの名を持つ機体だ。

それなりの装甲は持っている。

そのはず……と、そう思う亜花莉の意思にノーベルが答えた結果かもしれないが。

 

「マグナムの残弾が……」

 

ビームマグナムのマガジンを外すバンシィ、接近するノーベルガンダム。

リアアーマーに装着されたマガジンを左手に持つと、同時にノーベルガンダムがバンシィの目前に現れる。

 

「やばっ!」

 

焦るみかんがマガジンをビームマグナムに取り付けようとしたが、その時には既にノーベルガンダムのリボンがビームマグナムに絡みついていた。

ビームで出来たリボンは徐々にビームマグナムを溶かしていく。

 

「これで……正々堂々と接近戦出来るよね?みかん……?」

 

亜花莉の暗い声と共に爆発するビームマグナム。

みかんはバンシィのシールドで爆風を防ぐ。

その光景を見た、部屋の外にいる紅葉が「SEEDdestinyのグフイグナイテッドとガイアかよ……」と呟いていた。

 

すぐさま後退しようとするバンシィ。

だが爆風の中から現れたノーベルガンダムの左足がバンシィのシールドを弾き飛ばす。

 

「えっ?」

 

一瞬何が起きたか理解出来なかったみかんの動きが止まる。

 

「今なら…!」

 

その一瞬の隙を見て亜花莉がリボンをバンシィに向けて振る。

軌道を描き振られたリボンは、バンシィの体へと巻きつく。

 

「やべっ」

 

更にノーベルガンダムがもう1つのリボンを取り出しバンシィへ巻き付かせる。

 

「これで終わりだよ!みかん!」

 

2本のビームリボンがバンシィの装甲を徐々に溶かす。

 

「まだだ……まだ終わらんよ!」

 

みかんが球体コンソールのスロットを変更、SPモードを選ぶ。

みかんが操る球体コンソールの前にある粒子で出来た映像が赤くなりNT-Dと表示され、バンシィが唸るように首を動かすと共に全身の装甲の切れ目が光る。

デストロイモードが起動したのだ。

 

「なっなにこれ……」

 

ガンダムをほぼ見ていない亜花莉はこのシステムの正体を知らなかった。

 

バンシィの装甲が足元から徐々に展開、それに伴い、体に巻きついていたビームリボンが弾かれる。

そして全身の装甲が開き、頭部アンテナが開くと共に"ガンダム"が現れた。

 

「あの子もガンダムだったのね!」

 

今度は部屋の外でバトルを見ている桃華が若干テンションを上げつつどこかで聞いたような言い方で呟く。

 

白い装甲の隙間から覗くクリアパーツはバンシィノルンのキットに近いオレンジ色に光っていた。

 

「白の装甲にオレンジのサイコフレーム……みかんヨーグルト……」

 

桃華の次は藍刃が口を開く。

小声で喋ったのと興奮から桃華には聞こえなかったが、横にいた紅葉は笑いをこらえつつバトルを見ていた。

 

「こっからが本番やで!あかりん!」

 

みかんが再び通信を開くと共に両腕のビームトンファーを起動する。

 

「このリボン……確か……」

 

亜花莉がそう呟くと同時に左手のビームリボンを真上に投げ捨てる。

 

「えっ」

 

その謎の行動に思わず、投げ捨てられたビームリボンを見てしまったみかん。

バンシィの動きが一瞬止まる。

直後、衝撃により画面が揺れた。

ノーベルガンダムのハイキックが、隙を作ったバンシィの頭部に直撃したのだ。

突如襲った衝撃にみかんは怯む。が、すぐに気を取り直し、投げ飛ばしたビームリボンをハイキックと同時にキャッチしていたノーベルガンダムに、視線を向け直す。

 

「油断してもた……」

「よそ見してちゃダメよ、みかん?」

「喋るなぁぁ!」

 

バンシィがバルカンを放ちながら、ビームトンファーを振り下ろす。

が、ビームリボンにより阻まれる。

 

「リボンでどうやって!?」

「このリボン、ビームサーベルのエフェクトも刺せるんだよ?ガンプラの説明書にも書いてるし!」

 

みかんはGガンダム未視聴、ノーベルガンダムも買っていない為、その設定を知らなかったのだ。

 

「それならっ」

 

バンシィがトンファーを戻すと共に後ろに後退する。が、ノーベルガンダムが振ったビームリボンが右足に絡みつき、バランスを崩したバンシィはその場に倒れた。

 

「まだまだ!」

 

みかんは再度スラスターを吹かせ後方へバンシィを後退させようとする。

絡みつき、装甲を溶かそうと距離を取ればビームのエネルギーが届かなくなると考えたのだ。

その行動に間違いはなかった。

 

「外れた!」

 

案の定ビームの出力が落ちバンシィの足からビームリボンが外れる。

その瞬間バンシィは寝そべっていた状態から一気に起き上がった。

 

「このまま反撃っ」

「やばば」

 

みかんがバンシィを前進させ左腕のビームトンファーを展開。しなかった、正確に言うと出来なかった。

 

「えっなんで!?」

 

みかんの焦りの声と共にバンシィが動く。

正確にいうと装甲の動きだ。

デストロイモードも長時間の使用が出来るわけではない。

ユニコーンモードに戻りつつノーベルガンダムめがけ突っ込むバンシィ。

亜花莉も突然姿を戻したバンシィに戸惑いつつビームリボンをサーベル状にして構える。

 

「時間切れ……トンファーがダメならっ」

 

展開しかけで止まっていたバンシィのトンファーをそのまま射出し右手でキャッチした。

 

「あかりんは……倒すべき敵!」

「ん〜……なんだかよく分からないけどそれはこっちのセリフよ」

 

バンシィのビームサーベルとノーベルガンダムのビームソードが鍔迫り合いになる。

 

「にしてもそのバンシィ?ってガンプラ、ユニコーンガンダムとかいうやつの兄弟機なのにアンテナ開くのね」

「ユニコーンも開くっての!」

「そなの、というかみかんのガンプラ"にも"強化するシステムがあったんだね……」

「にも……?っまさか!」

「ノーベルガンダム、いくよ……バーサーカーモード!!」

 

亜花莉のノーベルガンダムが赤く輝き、髪型のパーツが開く。

 

「うぁぁぁぁ!」

 

2機のビームはほぼ互角だったがバーサーカーモードにより出力が上がったノーベルガンダムのビームソードがバンシィのビームサーベルに食らいつくように侵食する。

 

「このままじゃ……デストロイモード再起動までの時間が長い……」

「みかん……あたしの勝ちよ」

 

亜花莉が突然ビームソードの展開をやめた。

同時にバンシィのビームサーベルがノーベルガンダムの胴体に向かう。

だがそこにノーベルガンダムは居なかった。

バーサーカーモードの機動力を活かしバンシィの背後に回っていたのだ。

 

……バトルエンデッド

 

バトル終了の合図がなった。

ノーベルガンダムのビームソードはバンシィの胴体を貫いていた。

 

「うちの負けやね……ちっ」

「か、勝った……!私勝ったよ!」

「おめでとう!亜花莉ちゃん!」

「経験者のみかんに勝つとはな」

 

舌打ちするみかんを放置し桃華と藍刃が亜花莉の元へ駆け寄っていた。

 

▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△

 

「ささっ、次は白咲さんと藍刃君の番よ」

「立ち直り早っ」

「あっ、はい」

「あぁ、準備は出来てる」

 

みかんの立ち直りと共に次のバトルは始まった。

 

ステージ1スペース!

プリーズセットユアガンプラ!

 

桃華がガンプラをセットする。

粒子が注ぎ込まれ、アストレアが再び目を覚ます。

 

「桃華、アストレア行きますっ!」

 

アストレアは右腕にビームライフル、左腕にプロトGNソードを付け、コンデンサーにGNシールドを装備していた。

GNピストルは桃華が気に入ったようで毎回付けるようにしているようだ。

続いて藍刃もガンプラをセットする。

エクシアにも粒子が注ぎ込まれ、起動する。

 

「紅羅森藍刃、エクシア出るぞっ!」

 

エクシア本体は素組塗装のみだがGNブレイドを改造したGNブレイド改ロング/ショートを装備している。

右手にショート、左手にロングを持つ。

名前に改が追加されているがライフル機能とグリップを追加したくらいで見た目はほぼノーマルと変わっていない。

双剣の動かしやすさを考えシールドは装備していない。

 

バトルスタート!

 

「宇宙(ソラ)か……」

 

藍刃が呟く。

 

「ここのステージ、隕石が邪魔だなぁ……あ、逆にこの隕石で隠れたりも出来そう」

「宇宙で双剣はキツイかもしれんな…」

 

桃華も藍刃も宇宙での戦闘は初めてだ。

まずはステージに慣れる必要がある。

 

「とりあえず宇宙の動き方がわかったらエクシアを探そかな」

 

桃華はデブリで身を隠しつつアストレアを宇宙に慣れさせる。

 

「藍刃君なんでジッとしてんの?」

「考え事だ」

「バトル中に考え事って……」

 

それに対しエクシアはその場で動かず止まっていた。

 

「よし、そろそろ宇宙の泳ぎ方分かってきた!」

 

桃華の方は準備万端とデブリに隠れながらエクシアが居そうな方向へアストレアを移動させる。

 

「藍刃君、まだ動かないの?白咲さん、多分もうこっち向かってるよ?」

「あと少しだ、待て」

 

2人の行動に変わりはなく、1分ほどが経過した。

先に行動に出たのはエクシアだった。

 

「行くぞエクシア……!」

「動いたっ!」

 

動き出したエクシアを確認した桃華はアストレアをエクシアへ向ける。

 

「ライフルモード……試してみるか!」

 

藍刃がエクシアのGNブレイド改ロングを変形させビームライフルを放つ。

 

「わわっシールド!」

 

想定外の射程に思わずアストレアのシールドを前面に出す。

 

「なるほど、いい感じだ……」

 

エクシアは接近しつつGNブレイド改ロングとショートを交互に撃つ。

 

「守ってばっかじゃダメだ!撃たなきゃ!」

 

桃華もシールドで防御しつつアストレアのライフルを撃ち、対抗する。

 

「そろそろか、ブレイドモード!」

 

GNブレイド改ロングを持ち変え、振り下ろす。

桃華は咄嗟にアストレアのシールドを剣スレスレで構えGN粒子を放出、GNブレイド改を反らせた。

 

「なんだ今の!?」

「GNリフレクション……!?白咲さんどこで覚えたの?」

「あっ偶然です」

桃華の機転と偶然の出来事だが奇しくもアストレアtypeF2が使用するそれと同じ効果をもたらした。

 

「それより背中がガラ空きだよ、クラモリ君!」

 

左手に持っていたGNブレイド改をアストレアが左手のシールドで反らせた事によりエクシアはアストレアの左側に、アストレアは右側に、そしてエクシアの剣を振る動きからほぼ後ろに移動していた。

アストレアがエクシアのGNドライヴにライフルを構える。

 

「させるかっ」

 

GNブレイド改ショートを逆手持ちにして、真後ろのアストレアのライフルを突き刺した。

 

「ライフルが……ならソードで!」

「……」

 

今度はアストレアがプロトGNソードを横に振る。

だが鈍い音と共にアストレアが後方に押されると同時にエクシアの姿が消えた。

桃華はすぐにエクシアに蹴られてデブリに隠れたのだと気付いた。

 

「どこに行ったんだろ……」

 

その場に居ては不意打ちを食らう可能性もある為、桃華もアストレアを移動させる。

 

「なんで後退したの?」

 

みかんが尋ねる。

 

「見られては困るからな」

「何を?」

「見てれば分かる」

 

藍刃はエクシアをデブリからデブリへと先程のアストレアのように移動する。

一瞬アストレアの後ろ姿が見え、ライフルモードのGNブレイドを放つ。

 

「見えたっ!」

 

だがギリギリのところで避けられた。

 

「やはり……そういう事か?」

「だから何なのよー!」

「……白咲は粒子の動きが見える事がある……んだと思う、多分」

「粒子の動き?」

「あぁ、何年か前のネメシスのメンバーアイラ・ユルキアイネンも見えてたって噂がある

……って紅葉さんが言ってた」

「へぇ……それが見えたらガンプラバトルに勝てるの?」

「普通は見えないもんだ……それに見えるから勝てると言うわけではないはずだ」

 

藍刃の考えにみかんは微妙に分かってない感じで「ふぅん……」と返事した。

 

「藍刃くんがそこにいるのは今見えたから分かるんだけど……また出てきてくれないかな……」

 

桃華が呟く。

 

「見られてるから普通に出られないんだ」

 

藍刃はみかんの最初の疑問に対しての返事を返した。

 

「それで後退したって訳かぁ」

「あぁ、そういう事だ」

 

2人の会話が聞こえない桃華はかくれんぼに飽きたようで「もうこっちから行こうかな」とエクシアに向けスラスターを吹かす。

 

「藍刃君、やっぱりここに居たね」

「白咲、やはり」

 

アストレアは足のコンデンサーに接続されたビームピストルを取り出しエクシアに向けて撃つ。

対してエクシアはGNブレイド改にGN粒子を纏わせこれを防御する。

 

「今度はこっちの番だ……!」

 

藍刃がエクシアをアストレアに向ける。

 

「トランザム!」

 

エクシアが真紅に燃えるかのように紅く光る。

 

「えっ」

 

アストレアにはトランザムは設定上まだ搭載されていない。

 

「終わらせるぞ桃華!」

「光は見えてもこれじゃ追いつかない……!」

 

エクシアのGNブレイド改がソードモードになりアストレアを切りつける。

 

「きゃぁぁ!」

 

「こっちは戦闘慣れしてるんだ」

 

ゲームでだがな、と藍刃が小声で呟きながらGNブレイド改を構える。

 

「決めるぞエクシア!」

「ま、負ける訳には……あれっ光が見えなく……」

 

バトルエンデッド……

 

END




前半のバトルが地上であんまり動かないので後半はちょこっとですが宇宙で動き回ってもらいましたw

後半戦短すぎたかな…と個人的に思ったり…(いずれ編集出来れば…)

サブタイトルの意味は次回分かるかも…?

次回投稿日は相変わらず未定!書きたい回なので早めに公開したい!
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