今回は戦闘シーンはありません。
ご了承下さい。
それでは本編をどうぞ
二体のガーゴイルを倒したその日の夜、
レイとルクスは医務室のベッドで寝ていた。
しかしレイだけはベッドの上で
(ここは・・・・・あの時の)
レイの目の前には修道院が建っていた。
この修道院でレイはフィルフィに「殺して」と言われ殺した。
(なんで今さら、こんな場所を思い出して・・・)
レイは夢だとと分かっていたが、修道院の中に入ろうと歩き出した。
しかし入り口直前でいきなり辺り一面が暗くなりレイはそこで目が覚めてしまった。
目が覚めてしまったレイは隣のベッドで寝ているルクスを見ながら
(ルクスにだけにはあんな辛い思いはさせはしない。
辛い思いをするのは僕だけで十分だ)
そうしてレイは再び横になり眠りについた。
夜が明けて、
ルクスはベッドの上で目が覚めて隣を見た。
隣ではレイが寝ていたのでルクスはレイを起こすためにレイの肩に手をかけた。
が、まだ寝ていたレイはルクスの腕を掴み自分の方に引っ張った。
ルクスは寝ているレイに対して覆い被さるような形でベッドに乗ってしまい、ルクスは焦った。
(はっ早く退かないと・・・‼)
しかし、寝てるレイは何か違和感を感じ目を開けた。
目の前にはルクスの顔があり二人は目が合った。
「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」
「なにしてんの?ルクス?」
「レイが引っ張ったからこうなったんでしょ!?」
「まっまぁ、いいから早く降りてよ。この状況を誰かに見られでもしたら・・・・」
「う・・・うん」
そう言われたルクスはベッドから降りようとしたが、遅かった
医務室の扉がいきなり開きそこには二人の様子を見に来たリーズシャルテとノクトが立っていた。
「おぉ~い、二人とも起きてた・・・」
「リ・・・リーズシャルテ様!?」
「ノ・・・ノクトさん!?」
リーズシャルテとノクトはルクス達の光景に頬を赤く染め、
「じゃ、邪魔したな・・・」
「yes、お、お邪魔しました・・・」
と言い残し逃げるように扉を閉めた。
二人は揃って、
「ごっ誤解ですぅぅぅぅぅうぅぅぅぅ‼」
と大声で叫んだ。
(その後、一部の女生徒の間で二人の関係が色々と噂されたのは言うまでもない)
そしてリーズシャルテとノクトは再び医務室に戻ってきて、二人に謝った。
「さ、さっきはノックもせずに入ってきて悪かったな」
「yes、今度からは・・・気を付けます」
「いえ、気にしないで下さい。あれはただの事故ですから」
「それはそうと昨日の戦闘での傷はもう大丈夫なの
か?ルクス、レイ?」
「まだ少し痛みますが大丈夫です」
レイはリーシャに目線を目を逸らしながら、
「はっはい!傷の方はだだだっ大分良くなりました・・・はい」
「レイ、お前は何故、私の目を見て話さないんだ?」
「ちょっと・・・女性は苦手なんです・・・」
「そうか、ならばしかたがあるまい」
三人の会話が終わると、ルクスはノクトの方を向き、
「ところでノクトさんはどうして、リーズシャルテ様と一緒にここに来てくれたの?」
「no、ノクトでけっこうです。私はアイリからルクスさんとレイさんの様子を見てきてほしいと言われたので来たのです」
「そうなんだ。じゃあ、アイリに伝えておいてもらえるかな?「僕たちは大丈夫だから、心配しないで」って」
「分かりました。レイさんはアイリに伝言はありますか?」
急に名前を呼ばれたレイは、
「ひゃい!?でっ伝言はとっ特に無いかなぁ)
「yes、分かりました。それじゃあ私はこの辺で失礼します」
ノクトは医務室にから出る直前にルクス達の方を向き、
「早く元気になってくださいね。ルクスさん、レイさん。アイリが少し寂しそうにしてましたので」
そう言い、医務室を出た。
ノクトが出ていった瞬間、リーズシャルテは、
「コホン」
と、わざとらしく咳をした。
「とっところでお前たちには話しておかないとな」
リーズシャルテの言葉に二人は首を傾げて、
「「何をですか?」」
「もう忘れたのか!?お前達に勝負を仕掛けた理由だ」
ルクスとレイは互いの顔を暫く見て思い出したかのように、
「「あぁ~すっかり忘れてました」」
帰って来た答えにリーズシャルテは、
「なんで・・・お前達は揃いも揃って大事な事を忘れるんだぁぁあぁぁぁ‼」
「すっすみませぇぇぇぇぇえぇぇん‼」
一旦落ち着いたリーズシャルテは椅子に座り、
「はぁ・・・まぁいい浴場でアレを見られたからにはそのまま逃がす訳にはいかなかったんだ」
「アレ・・・?」
ルクスは浴場での事を思い出し、
「・・・・・‼」
リーズシャルテはルクスの顔を見て、
「おい、ルクス?どうかしたか?」
「いっいえ!なんでもないです!?」
「そうか、よしお前達は後ろを向け」
ルクス達は首をかしげ、
「「何でですか?」」
「いいからっ!後ろを向かんかぁぁぁ‼」
「「はっはい!」」
ルクス達はリーズシャルテの言うとおりに後ろを向いた。
リーズシャルテの方からパサッという音が聞こえ、
(これってもしかして・・・)
「よっよし!お前達、前を向いてもいい・・・ぞ」
ルクス達はリーズシャルテの方に顔を向けた。
そこにはスカートをおろし、少しだけ下着をずり下げていた。
ルクスはリーズシャルテの顔を見た。
その顔は羞恥で頬が赤く染まっていた。
「こっ・・・これがお前達に勝負を挑んだ本当の理由だ」
「なっ何をしているんですか!?リーズシャルテ様」
「・・・・・・・・・」
レイはその光景に慌てて目を隠し、
ルクスはじっとリーズシャルテの体を見ていた。
いつまでも体を見ていたルクスに対してリーズシャルテは、
「なっ何を黙っているっ!?何とか言ったらどうだ!?」
「あっあの、その~」
「僕は何も見ていませんから大丈夫です‼」
ルクスは咄嗟に思い付いた言葉を口に出した。
「とてもよく似合ってますよ、その・・・下着」
「なっ!何を言っているんだお前は!?私が見てほしいのは下着の上の方だ!」
「「下着の上?」」
そう言われルクスとレイはリーズシャルテの下腹部に目をやった。
そこにはルクス達にとって見覚えのある紋章があった。
「ねぇ、ルクス、この紋章ってまさか」
「うん間違いない。旧帝国の紋章だ。なんでリーズシャルテ様に?」
リーズシャルテはスカートを引き上げ、
「やっと気が付いたか、その言動からしてまだ誰にも話してはいないな?二人とも?」
ルクス達はうなずき、
「頼む‼この紋章の事は誰にも言わないでくれ‼」
と言いリーズシャルテは二人に頭を下げ、ルクス達は事の重大さを感じた。
(リーズシャルテ様の身体に、旧帝国の紋章がある。
確かにこの事が公になればあらぬ疑いをかけられる可能性もある)
ルクス達はリーズシャルテに、
「頭をあげてください、リーズシャルテ様。この事は誰にも言いませんから」
「僕も・・・ルクスと同じです。この事は誰にも言いません」
「本当か!?」
「はい。僕たちの
レイもルクスの横で頷いていた。
「ありがとう!二人とも‼」
「よし、この件はこれで一件落着だ。とっいうわけで
お前達には明日から、この学園に士官候補生として通ってもらうぞ!」
「「分かりまし・・・・・・・・えっ?」」
当初の予定ではルクス達は整備士見習いとしてこの学園に来る予定だったが、
いつの間にか士官候補生として学園に通う事になっていたのだ。
ルクス達はリーズシャルテの方を見て、
「なんで僕達がこの学園に通う事になるんですか!?
整備士の件はどうなるんですか!?」
ルクスの問いにリーズシャルテは笑顔で答えた。
「あぁ、あの件は解約させてもらったよ」
「えぇぇええぇぇぇ!?」
ルクスは驚いていたがレイはルクスの肩に手をかけ。
「まぁ、仕方ないよルクス。これから学園にお世話になろうよ」
「本気で言ってるの、レイ!?僕達は男なんだ――!?」
ルクスはレイの顔を見たがレイは今にも泣きそうな顔になっていた。
「僕だって女性は苦手だからこの学園には通いたくないよ‼でも―――」
「でも?」
「ここでなら・・・僕はもっと
―――あの時のような辛い思いは二度としたくはないから」
「レイ・・・」
唐突にリーズシャルテが二人の会話に加わり、
「あの時?」
「あっ・・・リーズシャルテ様はお気になさらないで下さい。こちらの話ですので・・・」
「・・・分かった。そっそれとこれから学園に通うなら私の事は級友らしく「リーシャ」と呼んでくれ」
ルクスは改めてリーシャに挨拶をした。
「では、改めてこれから宜しくお願いします。リーシャ様」
「宜しく頼むぞ!ルクス‼」
そしてレイは相変わらずリーシャと目を合わせないまま、
「こっこれから宜しくお願い致します。リーズ・・・シャルテ様・・・」
レイの挨拶に対してリーシャは頬を膨らませレイに近ずいて
「むぅ~、リーズシャルテではなくリーシャだっ!リーシャ!分かったな!レイ!」
「はっはいぃぃぃぃ!」
「よし!ではこれから宜しくな!二人とも‼」
そうしてルクスとレイは女性しかいないこの
ここまで見ていただきありがとうございます。
次の話からはルクスとレイの学園生活が始まります。
それではまた
次回「episode10 運命の再会」