皆さまも熱中症に気をつけてお過ごし下さい。
それでは本編をどうぞ
レイが機竜を初めて纏ってから数日後・・・
機竜の扱いにも慣れ第0騎士団に入隊して初めての任務に参加した。
隊長が隊員全員に
「全員集合‼」
と号令すると機竜を使って訓練をしていた隊員は
「はっ‼」
と言い隊長の前に整列した。
レイはその列の最前列にいた。
そして、隊長は隊員全員に今回の任務の内容を伝えた。
「今回の任務は、裏切り者を始末することだ。
人数は十数人、潜伏場所はここらから南に位置する廃村だ。」
「裏切り者は全員、
言い終えた直後、隊長がレイの方に向かって歩いてきた。
「レイ、少しいいか?」
「はい?なんでしょうか?」
「おまえはこれを毎回、任務の前に着けて任務にいけ」
そう言われたレイは道化師の顔をかたどった仮面を手渡され首をかしげた。
「これは?」
「お前は他人の心が分かるからな、その仮面を着ければ例の煙を見なくても済むと思ったのだが」
「お気遣い、ありがとうござます。
ありがたく着けさせていただきます。」
隊長にお礼を言うとレイは道化師の仮面を着けた。
「顔にぴったり合います。
こんな便利な物をくださりありがとうございます。」
「何、気にするな」
隊長はそう言うとその場を立ち去った。
そして夜は明けて・・・
第0騎士団の隊員は力を温存するために馬車で廃村に向かった。
廃村に着くと隊長が
「これより任務を遂行する。
隊員各員は五人一組となり、任務をしてもらう。
レイは初めてなので私と共に行動してもらう。
いいな、レイ?」
「はい」
そして隊員全員は
数時間後・・・
「隊長~誰もいないじゃないですか~」
「うるさいぞ!敵に見つかったらどうする!」
「ひぃぃぃ、すみません」
「う~ん?」
「ん?どうかしたのかレイ?」
(何故、敵が姿を見せないんだ?隠れているのか?いやそれならすぐに他の組が見つけているはずだ。そう考えると、それとも僕たちをおびき出しているのか?)
「レイ!」
レイは隊長の一言ではっと我にかえった。
「すみません、考え事をしていました。」
「考え事?」
「はい」
レイは隊長に考えていたことをすべて話した。
「裏切り者が我々をおびき出そうとしている可能性があると?」
「はい」
「そんなわけが無いだろう」
「ですがk」
レイが最後まで言おうとした時に不意に後ろから
仲間の悲鳴が聞こえた。
「おい‼どうした‼」
隊長は悲鳴の聞こえた方に行こうとするがレイが上から気配を感じて上を向くと機竜を纏った裏切り者が剣を持ちながら隊長の方に接近してきた。
とっさにレイは剣を抜き空中に飛び上がり、隊長と裏切り者の間に入り裏切り者の攻撃を防いだ。
互いに拮抗するなか、レイは裏切り者に話しかけた。
「どうして帝国を裏切ったんだ!?」
レイの問いに裏切り者は怒気を孕んだ声で答えた。
「うるさい!貴様は帝国は何をしているのか分かっているのか!」
裏切り者の問いにレイは無表情で答えた。
「それって人体実験の事?」
とレイは答えた。
「貴様!それを知っていて帝国に味方をするのか!」
レイは隊長にも聞こえない程の小さい声で裏切り者の耳元で囁いた。
「僕は僕なりのやり方があるから」
そう言うとレイは裏切り者と一旦距離を取り銃を構え、裏切り者にむかって弾を数発、撃った。
「無駄だ!」
裏切り者はそう言うと弾をすべて剣で弾き、裏切り者はレイの方向に向かって、銃を構えるがそこにはレイの姿はなかった。
裏切り者はレイの姿を見失った。
「何処だ!何処に隠れた!」
裏切り者は辺りを見回すがレイの姿は何処にも無い。
レイはあの時、上に飛んでおり裏切り者の頭上から銃を撃ちその場に倒れた。
その後もレイの活躍により裏切り者は全員倒した。
幸い、味方の隊員は負傷者を数名出したが死人は出ずにすんだ。
無事、任務が終わり第0騎士団が帝都に戻ると隊長宛てに王からの使いが来ていた。
「一度、レイという者を私の元につれて参れ」
という命令が入った。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回は戦闘シーンがメインでしたがいかがだったでしょうか?
それではまた
次回「episode2 褒美と出会い」