皆様も水分補給は忘れずに
それでは本編をどうぞ
レイは隊長と馬車に乗り帝都の中心にある一番大きな城に向かっていた。
何でも、皇帝から直々にレイを連れてこいという命令が入ったので、隊長とレイは城に向かった。
その途中、レイは街の風景を見ていると傷だらけの女性達が男性に対して酷く怯えているように見えたのだ。
レイは隊長に
「何故、女性達は怯えているのですか?」
隊長は悲しそうな目をして理由を話した
「この国は男の方が権力を持っている。
逆に女は道具として扱っているんだ。
酷い話だろう・・・・・いつか皆が平等に暮らせる日がくることを願っているよ」
「そう・・・なんですか」
そして
城に着き、しばらく歩いていると前方から歩いてくる銀髪の少年とすれ違った。
レイは貴族だと思い軽く会釈をしてその場を去った。
そして、皇帝がいる謁見の間の前まで行くと隊長が
「レイ、此処からは一人で行くんだ」
「何故でしょうか?」
「皇帝はレイだけに会いたいと言っていたからな。
私がこの謁見の間に入る事は出来ないのだ。」
「そうですか、では此処からは僕一人で皇帝に会ってきます。」
「そうしてくれ。私は城の外にとめてある馬車で待っている」
「分かりました」
そうしてレイは隊長と別れると扉の前で
「第0騎士団のレイです!皇帝に謁見しに参りました!」
そう言うと扉が開き、奥には一人の人物が玉座に座っていた。
そこにはこのアーカディア帝国の皇帝が座っていた。
皇帝は
「久しいなレイよ。
あの時以来だな、お前と会うのも。
先の任務での活躍は聞いておるぞ」
「いえ、私はただ任務を遂行しただけでございます。」
「そんなにかしこまるな、レイよ。頭をあげよ」
そう言われたレイは頭をあげた。
「今回、お前を呼んだのは任務で活躍した事に対する褒美をやろうと思ってな」
「褒美ですか?」
「あぁ、お前が欲しい物を言ってみろ。
可能なものならばそれをお前に与えよう」
「そうですね・・・」
そう言ったレイはしばらく考えた
そして
「それならば、別荘と村が欲しいです。」
「ほぅ、別荘に村とな。何故そんなものを欲する?」
「理由などはございません。ただ頭に浮かんだからでございます。」
「ならばお前にこの国が管理する村を一つお前の与えよ う。
お前に与えた村はお前の好きなようにするがよい。」
「ありがとうございます。」
「別荘はお前が村に行く前までには完成させるから心配は無用だぞ。」
「了解致しました。」
話は終わり、レイは謁見の間を出て隊長の待つ城の門まで向かった。
歩いていると横の部屋からガシャンという何が割れる音がしたのでレイはその部屋の扉を音がしないように開け中を覗いた。
そこには二人の貴族だと思われる装いをした子供が2人いた。
どうやら、聖像を割ったらしい
レイは音がしないようにそっと部屋に入った。
「おい、どうする!?この聖像‼」
「この事がバレたら、ただじゃ済まされないぞ!」
「そうだ!この城にいるアイングラム家とかいう商家の娘のせいにしようぜ!」
「そうだな、あの女のせいにすれば俺達は大丈夫なはずだ!」
レイは二人の会話を聞いて、立ち去ろうとした時
一人の少年が部屋に入ってきた。
(あれはさっき廊下ですれ違った人だよな?)
そこには廊下ですれ違った銀髪の少年が驚いた様子でそこにいた。
「どうしたのですか!?これ!?もしかしてお二人が割られたのですか!?」
「そうだ、この聖像に触ろうとして割れたんだ。
だけど大丈夫だ。今、この城にいるアイングラム家とかいう商家の娘のせいにすれば俺達は大丈夫だ。」
「もしかして、あの子の事ですか!?
ダメだですよ‼ちゃんと自分達が割ったって言わないと!」
「うるさい‼お前にごちゃごちゃ言われる筋合いは無い‼」
そう言うと聖像を割った二人は部屋から出ていった。
そして、その2人は大人達に聖像は城にいるアイングラム家の娘が割ったと伝えた。
その聖像を割ったとされる少女は執事長の部屋に呼び出されていた。
「貴方が聖像を割ったと聞いたのですが、本当ですか?」
「私は・・・」
するとそこに
「待ってください‼」
いきなり入ってきた少年に少女は
「あなたは?」と問いかけた。
すると少年は
「僕はルクス。ルクス・アーカディア」
「ルクス?」
そして少年は
「僕があの聖像を割りました。」
そうして許してもらった二人は部屋から出ると聖像を割った二人がいた。
その二人はルクスに近ずき
「つまんないことすんなよ‼俺達の計画を潰しやがって‼」
「まぁいいさ、せいぜいそこの女に謝っておくんだな‼」
ルクスは少女の方に振り向き
「・・・ごめん」
「その・・・」
「・・・かばってくれたんだよね?
わたしのこと・・・」
「・・・えっ」
「ありがと・・・助けてくれて」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・そんなことないよ。ごめん僕は・・・」
「めっだよ」
「?」
「あなたは悪くないのに謝っちゃだめっ
それは悪いのに謝らないのと同じくらいだめだよ」
それを柱に隠れて聞いていたレイは
「そうだよ。聖像を割った本人がちゃんと謝らないと」
「誰!?」
そうルクスに言われたレイは
「僕はレイという者です。いごお見知りおきをルクス王子 」
「レイ・・・」
「君はいつから聖像を知っているの?」
「あの二人が聖像を割った辺りからです」
「・・・そうなんだ」
「なんでレイは二人が割った所を見ていたのに黙っていたの?」
「僕がたとえ「あの二人が聖像を割った」と言っても誰も僕の言っていることは信じてはくれませんよ」
「・・・・・」
ルクスは正論を言われ黙りこんだ
「ところでそちらの方は?」
そう言うとレイは少女の方に指を指した。
「そういえば僕も名前を聞いていなかったね。よかったら名前を教えてくれないかな?」
少女のゆっくり口を開き
「・・・フィルフィ」
「フィルフィ・アイングラム それが私の名前」
「フィルフィ・・・いい名前だね」
「僕もそう思うよ」
「ありがとう ルーちゃん、レーちゃん」
そのあだ名に二人は
「ルーちゃん?」
「レーちゃん?」
声を揃えて言った。
「ルーちゃんってなに?」
「あなたはルクスくん、あなたはレイくんだから」
とそれぞれに言った。
「フィー」
「「・・・・・・?」」
「わたしのことはフィーって呼んで」
「お母さんとお姉ちゃんはそう呼んでるから」
「よろしくね。ルーちゃん、レーちゃん。」
「「よろしくね、フィーちゃん」」
この日出会ったルクスとフィルフィはレイにとって初めての友達だった。
レイは二人と別れた直後に二人にどう思っているのか気になり意識を集中した
二人からは青色の煙が見えていた。
レイは安心して隊長が待っている馬車に急いで戻った。
それを遠くで見ていた一人の人物がいた
「ほぅ・・・なるほど、あいつはなかなか面白そうなや つだな。
そうだ、あいつがわたしの計画に使えそうなやつならこれをやつにわたそう・・・」
そう言った人物は特殊な形をした機攻殻剣を持っていた・・・
最後まで見てくださりありがとうございます。
最後の人物は一体誰なんでしょうかね~?
まぁ察しのいい人なら分かりますよね?
「episode3 初めての領主」