最弱無敗の神装機竜と機竜喰いの道化師   作:クステラ

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クステラです。
このepisodeから物語が始まります。

それでは本編をどうぞ



第1章 朱の戦姫
「episode5 学園への侵入者」


あのクーデターから五年後・・・

 

その日もルクスとレイは新王国の人達の雑用をしていた。

ルクスとレイが雑用を終え一息つくと一人の少女が二人に話しかけてきた。

 

「ルクスくーん、レイくーんおはよー!」

 

「おはようございます」

 

「お・およう・・・」

 

「昨日はよく寝れた?」

 

「おかげさまで泊めてくれてありがとう」

 

「いいっていいって気にしないでよ、二人とも」

 

「あら?掃除までしてくれたの?もしかしてパパに頼まれた?」

 

レイは少女から目を反らしながら、

 

「あ、いや・・これは・・・」

 

するとルクスが、

 

「自分達を宿に泊めてくれたからそのお礼にしているんですよ」

 

「そうなんだ。他にもお仕事があるのにこんな雑用まで大変だよね・・・ありがとうね二人とも!」

 

「別に大したこと無いよ」

 

「とにかく今は人の役に立てるのが嬉しいんだ。ね?レイ?」

 

「う、うん」

 

そんな会話をしていると後ろから猫が近ずき少女の持つポシェットを猫がくわえどこかへ走っていった。

 

「あぁっポシェットが――――――!!」

 

ルクスとレイの行動は早かった。

 

「レイ!あの猫を追いかけよう!」

 

「分かった」

 

そう言うとルクスは少女の方を向き、

 

「絶対にポシェット取り返すから」

 

と言ってレイと一緒に走り出した。

 

「む、無理しなくていいんだよー?」

 

ルクスは微笑みながら、

 

「一食一泊の恩返しですよー」

 

(・・・ところでレイ君はなんでルクス君は平気なのに

私だと目を反らすのかな?)

 

そうしてルクスとレイは猫を追いかけた。

 

それから一時間後・・・

 

「「そろそろ止まれー!」」

 

ポシェットをくわえた猫はルクス達の行動に驚きポシェットを落としてどこかに行ってしまった。

 

ビキ・・・

 

「ねぇ、レイ?」

 

「どうしたの、ルクス?」

 

「僕たちどこまで来たんだろ?」

 

「さぁ、どこだろここ?」

 

「とにかく戻らな・・・!」

 

最後まで言おうとした直後、屋根が崩れ落ち二人は下に落ちた。

 

「「うわああああぁっ!!?」」

 

下はどうやら水で二人は助かったらしい。

 

「いっててて・・・」

 

「大丈夫、レイ?」

 

「あぁ、なんとかね」

 

「これは・・・お湯?」

 

「ここは一体・・・?」

 

考えていていると天井に亀裂が入っていき、

その下には小柄な少女がいることに気がついた。

天井の破片・・・

その塊が下にいた少女に向かって落ちてくる。

 

「なっ、天井がっ!?」

 

ルクスは咄嗟に、

 

「危ないっ!」

 

ルクスは少女を突き飛ばし、覆い被さった。

 

「大丈夫?」

 

ルクスは手の感触に違和感を覚えた。

すると、少女から

 

「おい・・・変態共」

 

「死ぬ前に何か言い残すことはあるか?」

 

「「・・・・・・!!」」

 

(どうしてこんなことに・・・!?)(ル)

 

(あ、終わった。僕の人生・・・)(レ)

 

ルクスは咄嗟に、

 

「えっと・・・可愛いですよ!!胸は結構あってエロいですっ・・・・・ん!?」

 

ルクスは助けを求めてゆっくりとレイの方を見た。

 

しかしレイは壁の方を見ながら、

 

「ルクス~、流石にそれはアウトだと思うよ」

 

「なんで壁の方を見ながら言ってるの!?」

 

するとレイが壁の方を見ながら、

 

「ルクス~もういいから準備をしようよ?」

 

「準備って?」

 

「そりゃ、もちろん・・・」

 

「・・・・・・・・・」

 

「逃げる準備だよ‼」

 

「この痴れ者共があああぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

「「ごめんなさぁぁぁぁいぃぃぃ!!?」」

 

ルクス達は勢いよく逃げ出し、大浴場にいた女子達は一斉に悲鳴を上げた。

 

大浴場を出る直前、レイはあることを思い出した。

 

「そうだ、ルクスっ!ポシェット、ポシェット!!」

 

「あぁ、そうか!」

 

ルクスはポシェットを手に取り、

 

「僕達はただこれを取り返そうとしただけで!」

 

するとポシェットのボタンが取れると中からは

女性物の白いブラジャーとパンツがルクスの足元に落ちた。

 

それを見た全員が黙った・・・

 

「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」

 

「「・・・・えっ?」」

 

そして、

 

「下着ドロ!!覗きの上に下着ドロだわっ!!!」

 

「衛兵!誰か衛兵を呼んで!!!」

 

「剣を取ってきて!今なら正当防衛が成立するわ!!」

 

「ち、違うんですぅぅぅ!!?」

 

大浴場から脱出したルクス達は互いに廊下を走っていた。

 

「ルクス!二手に分かれよう!!」

 

「分かった!」

 

そう言うと二人は二手に分かれた。

 

しばらくして・・・

 

「待ちなさぁぁぁいっ!!!」

 

「ひぃぃぃぃぃ!!!」

 

「あいつよ!あいつが覗き魔よ!」

 

「いや痴漢よ!」

 

「胸もまれた子いるって!」

 

「足も触られたって子もいたわ!」

 

「ちょっ・・・なんで話が大きくなっているのさ‼?」

 

(どうしよう、この状況‼この状況下で誰も話を聞いてくれる人なんていないだろうし・・・)

 

(とにかくここから一旦出よう‼)

 

(それからもう一度ちゃんと説明しに・・・)

 

ルクスがそう考えていると目の前の壁に突然亀裂が入った。

 

「えっ?」

 

凄まじい音と共に機竜を纏っている蒼髪の少女が現れ、それに驚いたルクスはしりもちをついた。

 

(なんでこんな所に機竜がっ!)

 

「ふぅむ、変態で覗き魔のしかも下着ドロにしてはいい顔つきじゃないか」

 

「そ、それは誤解ですってば~」

 

「だが降伏しろ、次は当てるぞ」

 

ルクスは周りを見回した。

 

(もしかしてここはっ!)

 

すると機竜を纏っていた蒼髪の少女がルクスに向かって攻撃をしてきた。

 

「!!うわぁあぁぁぁぁ!!?」

 

ルクスは咄嗟にその攻撃を回避した。

 

「あ、危ないな~!!!」

 

ルクスは機竜の方に振り向くと目の前に大きな手があった・・・

 

「おぉう・・・」

 

凄まじい音が鳴り終わるとルクスの居た場所に大きな穴が空いた

 

「「・・・・・・・」」

 

「しまった!!スピードを抑えすぎたか!?」

 

「いやいや!死んじゃうんですけど僕!?」

 

「下か!!」

 

ルクスは少女から逃げるため走り出した。

 

「むぅ・・・」

 

「しかし・・・あの変質者、装甲機竜を生身で避けるとは・・・」

 

「だが出口は一つ 絶対に逃がさん!」

 

「もう一人の変質者もなっ!」

 

一方その頃・・・

 

レイは一人の黒髪の少女と相対していた。

 

「「・・・・・・・・・・・・・・・・・」」

 

レイは渋々少女に意識を集中させた。

思った通り目の前の少女からは黄色の煙が見えていたのでレイは少女に目を反らしながら話しかけた。

 

「あっあの~」

 

「yes.何でしょうか?」

 

「なんで君はここにいるの?」

 

「yes.それはあなたを捕まえる為です」

 

そう言うとその少女は機攻殻剣に手をかけ機竜を纏った。

 

「えっ?」

 

「警告します。おとなしく私に捕まって下さい」

 

「見逃すということは~」

 

「NO.それは出来ない相談です」

 

「やっぱりねぇ・・・」

 

「yes.だから・・・捕まって下さい」

 

そう言った瞬間、機竜を纏った少女は一気にレイとの距離を詰めて捕まえようとしていた。

 

「うぉ!」

 

「NO.避けないで下さい。捕まえられないです」

 

「いやいやいや、そのスピードは捕まえようとしてないよね!?明らかに殺ろうとしてるよね!?」

 

「No.そんな事はありません」

 

レイは階段の方に逃げようとしたが少女の方が先回りをした。

 

「もう逃げ道はありません。おとなしく捕まって下さい」

 

レイは辺りを見回し、窓を見つけ、

 

「いや、まだ逃げ道はあるよ!」

 

レイは窓の方に走りだし窓に体当たりをして外に出た。

 

機竜を纏った少女は割れた窓から外を見たがレイの姿は無かった。

 

「そうゆう手もありましたか。しかし出口には・・・」

 

なんとか逃げ切ったレイは、走っているとルクスと合流し門の手前まで走った。

 

「あれが出口だっ!」

 

「これで外に出れ・・・」

 

すると門の横から一人の少女が出てきた。

 

「あら?随分と可愛らしい覗き魔で痴漢で下着ドロね?」

 

「まだ、どちらも子供じゃない」

 

(こっ子供・・・)

 

ルクスははっと我に返り、

 

「ちっ違うんです。僕達は・・・」

 

「でも、ごめんなさい。私は子供相手でも犯罪者を見逃すわけにはいかないの」

 

「そうだよルクス、この状況でまともに話を聞いてくれる人なんていないよ」

 

「そうかもしれないけど・・・」

 

「だからっ」

 

「あの人を抜いて外に出よう‼」

 

「分かったっ!」

 

二人は勢いよく走りだし門の方に向かった。

 

しかし・・・そうはいかず

 

「二人とも、私を甘くみすぎよ」

 

そう言われた瞬間、二人は天地が逆転していた。




ここまで見てくださりありがとうございます。
個人的にルクスが風呂場からの逃走するのが好きシーンです。アニメでは全カットされてしまい残念です

それではまた次のepisodeで

次回「episode6 新王国の姫」
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