マツモト 灼熱の31日   作:サンマ王国

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見た目は高3、中身は中2、その名は男子高校生マツモト!
今日は終業式です。


終業式

俺の名前はマツモト。この4月に入学したピカピカの高校一年生だ。

入学してから既に4ヵ月近く経っているが友達と呼べるのは一人しかいない。勿論、彼女もいない。

今日は7月31日、終業式という訳で、朝から叩き起こされ今ここ、A高校にいる。

時刻は7時45分、段々と学校全体が活気付いてくる時間だ。俺の友、ナカヤはまだ来ないので何気なく周りを見渡す。視界に入ったのは女、女、女。そう、クラスメイトの女子グループだ。彼女達はよく一緒に帰っているのを目にする。だが、そんなことはどうでも良い。今はその内の一人のパンツが見えているということが大事だ。

グレー……

 

「ふっ」

 

しまった。久しぶりのラッキースケベについ笑ってしまった。

幸い、彼女達には聞こえていなかったようだが、危うく変態と思われてしまうところだった。

それにしても美しい。ソックスからパンツにかけての太もも。俺の息子が反応してしまいそうになった。今夜のオカズは決まったな。

気付けば時刻は8時5分。いつもならナカヤが来てもおかしくない時間なのだが、まだ来ていない。

教室にはもう14、5人は生徒が来ている。絶景は既に消え、またしても俺に暇という試練が降り注ぐ。こんなとき、他の奴らはどうしているのだろうか。

俺は、妄想する。俺の趣味である妄想は、俺に無限の元気を与えてくれる。息子にもだ。

 

今日の標的はお前だ、C子。C子は、顔こそ普通だが、その肉体は素晴らしいポテンシャルを秘めている。Dカップはあろうかと思われる豊満な胸、ソックスからスカートの間に潜むいかがわしい太もも。

あの胸を揉みしだけばどれだけ柔らかいものか。想像するだけでも俺の息子が反応してきた。

嫌悪に歪む顔、たまらないな。

その時、俺の頭に柔らかい何かが乗ってきた。これはもしや……

弾かれたように振り向いた俺の目に飛び込んで来たのは豊満な、腹。しかも男の。

 

「お前か」

 

そう、俺の後ろに立っていたのはナカヤだった。

大きく膨らんだ俺の期待が急激に萎んでいくのが分かる。

 

「おーれだ俺だ俺だ俺だ俺だぁーー! 天下のナカヤ様だ!」

 

「ああ、そうだな……」

 

「反応薄!! 悲しいなーナカヤ泣いちゃうぞっ」

 

鳥肌が立った。残念だが俺にそんな趣味は無い。

時刻は8時25分、予鈴が校内に響き渡る。毎度思うが、A高校のチャイムは音量が大きすぎる。

後5分で本鈴が鳴り担任が教室に入ってくるので、俺はナカヤに席に着くよう促した。

 

「んもう、分かったわよ。ま、た、ねっ」

 

こんなキャラだったか?まあ良い。

 

しばらくして、担任のミウラが教室に入ってきた。

教室のドアを開け中を見るなり、ヒステリーを起こした。

 

「あっあっ、あなたたちぃぃぃぃ!! 席にぃぃぃぃぃぃーー、着きなさぁぁぁぁぁぁーい!!」

 

「おい、エイリアンがまた叫んでるぞ」

 

激昂する担任を周りの生徒たち数人がはやし立てる。

 

「エイリアン、ですってぇぇぇぇーーい!?」

 

火に油を注ぐ、とはまさにこの事を指すのだろうと思った。

こうなるとエイリアンことミウラはなかなかおさまらない。

 

「あなたたち、後で職員室に来るように。」

 

驚いた。あのミウラが直ぐに冷静になるとは。

他の生徒も驚きを隠せないようだ。周囲が少しざわつく。

 

「……」

 

「まず、プリント配布を行います…………」

 

約1時間半後、俺たちは終業式を終えナカヤと共に自転車に乗りながら帰路についていた。

 

「明日から夏休み、だな」

 

「おう! 遊びまくろうぜ!」

 

「ああ……」

 

この町はいつも平和だ。

 

「帰ってヌくか……」

 

「はぇ?」

 

「ふっ……」

 

明日も、晴れろ。

 

 

 

 第1話 終




初めてましてサンマ王国です。
男子高校生が日頃思っている事を物語にしてみました。今作が初投稿となるので、表現間違いなどが有るかもしれませんが、どうか、見守っていてください。
この作品に目を通して頂き、本当にありがとうございました。至らぬところばかりですがこれからも応援お願い致します。

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