半蔵学院に転入したのは、落ちこぼれの疾風流でした   作:ニンジャスレイヤー暁希

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7話 共演!伝説の忍「半蔵」と「無限斎」

謎の傀儡の襲撃から数日後

 

俺「秘伝忍法...ですか?」

 

霧夜「あぁそうだ。それが使えれば、随分と戦いに置ける幅が増えると思うぞ」

 

俺「は、はぁ...」

 

こう言っちゃなんだが、この手の攻撃系の忍法は未だ一つも覚えていない

 

霧夜「これを機に、攻撃系の忍法を覚えることに専念するように」

 

俺「う...」

 

そして、俺達はいつもの修行場までやってきた

 

霧夜「まずは斑鳩と葛城!」

 

斑鳩、葛城「はい!」

 

斑鳩は戦闘態勢を取り、秘伝忍法の準備をする。

 

斑鳩「『秘伝忍法 飛燕鳳閃・壱式』!!」

 

斑鳩が術を使い刀を抜刀すると、火の鳥『鳳凰』の幻が出てきた

 

葛城「アタイも!『秘伝忍法 トルネードシュピンデル』!!」

 

続いて葛城が術を使う。

 

その姿はとぐろを巻いた龍が天に向かって登っていくよう...

 

2人のあの秘伝忍法が直撃したとしたら...ゾッとする

 

霧夜「よし!柳生」

 

柳生「『秘伝忍法 薙ぎ払う足』」

 

火の鳥、龍と来て次は何かと思うと...

ニュルニュルとして足が沢山あり、刺身にするも良し、焼いて食べるもよし...

 

俺「イカぁぁぁ!?」

 

霧夜「うむ、今日も素晴らしいイカっぷりだったぞ!」

 

まーた発動した。『とりあえず褒める天才』

 

霧夜「それでは、3人もやってみろ」

 

雲雀「先生!」

 

雲雀が勢い良く手を挙げ、霧夜先生に質問をした。

 

雲雀「呼び出すのは、どんな動物でもいいのですか?」

 

霧夜「本人が強く心に思う動物ならばな」

 

雲雀「じゃあひばり、すっごくお友達になれそうな子がいるんだ!」

 

雲雀は少し離れて、秘伝忍法を念じている

 

雲雀「お願い...来て...『秘伝忍法』!!」

 

雲雀の目の前に巨大な兎が現れた

 

雲雀「やったー!!来てくれた!!」

 

そう言って、兎の背中に乗って...(人間が兎に乗ったのは初めて見たが...)

 

雲雀「やっほーい!!うわー!!」

 

山々を飛び回る巨大兎。飛んだ地点の山々から土埃が上がる。見た目からは想像出来ない恐るべき破壊力。

 

霧夜「そこまで!雲雀、素晴らしい兎っぷりだったぞ」

 

雲雀「ありがとうー!」

 

雲雀が兎にお礼を言うと、兎は消えた

 

霧夜「飛鳥、暁希。次だ」

 

飛鳥、俺「はい!!」

 

それから数時間...

 

飛鳥「うーん...」

 

俺「んー...」

 

イメージが固まらない

 

どんな動物に力を借りるか...

 

少しづつ日も傾いてきた。今日はここまでと先生が言い、俺らは学校から下宿まで戻ろうとした

 

俺「うーん...こう...ないんだよなー...」

 

斑鳩「私も直感でしたし、暁希さんにも『これ』という感覚がいつか来ると思います。ですから、慌てる必要はありませんよ」

 

俺「そうか...な?」

 

飛鳥も考えながら歩いていると...

 

突然飛鳥の上に何かが降ってきた

 

その何かを飛鳥が確認しようとすると...

 

飛鳥「キャァァァ!!」

 

飛鳥は突然悲鳴を上げた

 

俺「どうした!?」

 

飛鳥「か、か、か、か、カエル!!」

 

俺「カエル?」

 

斑鳩「もしかして飛鳥さん...」

 

雲雀「カエル苦手なの?」

 

飛鳥「取ってぇぇ!」

 

飛鳥の服の中に入り込んだカエルは動き回っている

 

俺「わかっ...」

 

取ってやる。と言おうと思った時に気がついた

 

俺がカエルを取るという名目であったとしても、直接飛鳥の服の中にてを突っ込むのは...セクハラに当たるのではないか...

 

俺「斑鳩...頼む...」

 

斑鳩「暁希さんも苦手なのですか?」

 

俺「いや...なんというか、ほら...『俺』が取るとなると話は違くなるだろ?」

 

斑鳩「そういうことですね。わかりました」

 

斑鳩は俺の考えを察してくれたようで、飛鳥のカエルを取ってくれた

 

飛鳥「ふぇぇ...」

 

斑鳩「カエルが苦手とは...それでも忍ですか?」

 

飛鳥「だってぇ...」

 

斑鳩「だってもヘチマもありません!」

 

俺「斑鳩が怒るが...」

 

斑鳩「何か言いました?」

 

斑鳩はバッと俺の方を振り向くと、蛇睨みとでも言うべきか、そんな鋭い眼差しをこちらに向けた

 

俺「い、いえ。何でもないです」

 

そして、下宿に戻るなり俺は自分の持っている携帯で動物について調べていた

 

俺「斑鳩の『鳳凰』...カッコイイよな...」

 

火の鳥『鳳凰』空想上の生き物であるが、京都にある平等院鳳凰堂の屋根に飾られている堂々とした風格。

空の王者を思わせる佇まい

 

俺は鳥類に絞って動物を探していた...

 

翌日も同じように訓練をして、昼時には学校へ戻ってきた

 

すると、朝には無かった怪しい屋台が教室の隅にあった

 

俺「なんだ...この屋台?」

 

みんなも気になって、傍に集まっていた

 

半蔵「寿司屋の出張じゃ〜」

 

なかなか癖のある爺さんがでてきた

 

飛鳥「じっちゃん!?」

 

斑鳩「じっちゃん?...ということは、貴方は!!かの有名な、半蔵様!?」

 

飛鳥と俺以外のみんなは跪いて半蔵に挨拶をした

 

斑鳩「半蔵様...」

 

半蔵「そんな堅くならんでもええぞ。斑鳩くん」

 

斑鳩「半蔵様が私めの名を...!?」

 

半蔵「飛鳥から聞いとるわい。葛城くんに雲雀くん、あと柳生くん...それから...む!?」

 

半蔵は俺に目を向けた瞬間に警戒し始めた

 

俺「へ?」

 

半蔵「飛鳥!コヤツはだれじゃ?」

 

飛鳥「あ、この行った時に名前を紹介するの忘れちゃった」

 

俺「あ、どうも...娘さんとクラスメイトの...」

 

半蔵「ワシは認めん!認めんからな!飛鳥にはまだ早過ぎるのじゃ!」

 

なんだ...この勘違い爺さんは...

 

俺「あのですね...」

 

半蔵「ならん!絶対に娘はやらん!」

 

飛鳥「ちょっと、じっちゃん!この人...暁希くんとは何も!」

 

無限斎「ワシはいいと思うぞ」

 

まーた面倒くさい爺さんパート2

 

半蔵「な!貴様が何でここにおるか!」

 

無限斎「戯けが!ワシの弟子の様子を見にきただけじゃ」

 

俺「無限斎様、お暇ですね」

 

無限斎「ハッハッハッ!!元気そうで何よりじゃ」

 

前会った時はこんなノリノリ爺さんじゃなかったはずだけどな...

 

斑鳩「無限斎様!?あの忍の進学校である忍風館の名誉館長のですか!?」

 

無限斎「いかにも。ワシが無限斎じゃよ」

 

またまたみんなは跪いて深く頭を下げた

 

無限斎「堅いのは苦手での、顔を上げてくれたまえ」

 

半蔵「無限斎!貴様の木偶の坊の弟子にワシの大切な孫娘をやるものか!」

 

無限斎「なーにを言うか、ワシの大事な弟子の1人である暁希、これ以上の男なんて他におるまい」

 

俺、飛鳥「いい加減にしろ(して)!」

 

俺と飛鳥の怒号に2人の爺さんも我に返る

 

俺「無限斎様、別に俺らは...」

 

飛鳥「付き合ってもないわよ」

 

無限斎と半蔵は肩を撫で下ろし、ホッとしたようだった

 

半蔵「そうじゃったか...いや、なんとなくそんな気はしていたのじゃがな、暁希くんよ。こっちのデカ物爺さんが酷く勘違いをしていたもんじゃから、ワシもつい...」

 

無限斎「何を言うか、エロジジイ!お主のような輩がいるから、忍は落ちぶれていくのじゃ」

 

半蔵「何を!貴様の弟子が宇宙忍者と戦っている間、お主はハムスターの姿で哀れにも見ているだけだったと噂されているぞ」

 

無限斎「あ、あれは仕方がなかったんじゃよ!」

 

半蔵「術を一文字間違えて、哀れよのぅ」

 

無限斎「お主、これ以上ワシを愚弄するなら...暁希が黙ってな... 」

 

俺「なぁ、爺さんどもよ...いい加減にしてはくれないか...」

 

俺は久々にプツンと来てしまった...

普段穏やかな分、一度怒ったが最後。天才である剛毅でさえも止めることは出来なかったらしい...

 

無限斎「お、落ち着こう?暁希や...」

 

半蔵「ワシらは...こう見えても仲がいいんじゃ...よ?」

 

俺「正座...」

 

爺さんズ「へ?」

 

俺「聞こえなかった?『正座』!!」

 

まさか、俺が伝説の忍と呼ばれた2人の爺さんを説教する日が来るなんて俺自身、いや誰も予想だに出来なかっただろう

 

俺「クドクドクドクド...」

 

斑鳩「あの半蔵様や無限斎様が...ああも簡単に...」

 

飛鳥「1番怒らせると怖いの、暁希くんかも...」

 

葛城「ちょっと...気をつけよう...」

 

すると、またどここから煙玉が投げつけられ霧夜先生が現れた

 

霧夜「半蔵様、無限斎様...お久しぶりです」

 

半蔵「ケホッケホッ...全く霧夜は...」

 

無限斎「相変わらずじゃのう...」

 

ちょうどキリがよかったので、俺の説教はそこで終わった

 

なんで頭にきたのかは自分でも分かんねぇ...

きっと頭にくるっていうのには理由がねぇんだろうなぁ。

きっと『本能』ってやつなんだろうなぁ。

 

どっかのリーゼントヘアーの高校生なら、そう言いそうだな...

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