~前回のあらすじ~
燃堂現る
僕の幸せだったはずのこの世界での生活は、突然あるイレギュラーによってぶち壊されることとなった。
「お?相棒、どうしたんだ?クソでも漏らしたか?」
しょっぱなから下品な言葉を口走るな……!そんな言葉を打ち込む作者の身にもなれ!
しかし、どうしてこの世界に燃堂が……?この世界に来たのが僕だけではないということか……!?
ちっ!なんでよりによってここで出てくるのが燃堂なんだ!くそっ……!他の奴らだったらテレパシーでどういうことかわかったかもしれないのに!
「お?どこ行くんだ?」
(お前の……いない所だ!)ダッ
僕は燃堂を置き去りにして走り出した……はずだった。
「お?ラーメン食いに行くのか?オレっちも連れてけよ」
!?
燃堂が声を発してすぐ、僕の体が宙に浮く。
(これは……サイコキネシスか!?)
振り払おうにも、どうすればいいかがわからない。なにせ、
ここは、“超常”が“日常”になった世界。つまりは……
「おっ!?」
(残念だったな)スタッ
“超能力者”は、日常なのだ。
―――――
「いやー、まさか相棒に個性があったなんてなー!」
……何故、こんなことになってしまったのだろう。
原因は、僕が自分の能力を見せてしまったからだ。どうやら、この世界の僕も自分の能力を隠したがっていたらしい。それは好都合だ。いや、でも……
「お前のカーチャンに見せたらきっと喜ぶぞー!」
何故、僕が燃堂に抱えられているんだ……
燃堂は、さっき見た僕の……こっちの言葉で言うなら『個性』を、僕の母に見せようとしている。
こいつバカか?いや確かにこいつは天然記念物に指定されてもおかしくないレベルのバカだが……僕の母が僕の個性を知らないとでも思ってるのかこいつは?いくら何でもそれはさすがにバカすぎないか?
「お、着いたぞー!」
そこは僕のお隣さん家だ。
ピンポ-ン
燃堂が呼び鈴を押す。だから僕の家は隣だって……ん?待てよ?
僕以外の人間もこの世界に来ているとしたら……お隣さんは……!!
「私が来たー!」
「お?なんでユウタが相棒の家にいるんだ?」
あー……。
この子は入達遊太。前の世界ではサイダーマンに憧れていたが、この世界では……
「お、それオールマイトの帽子じゃねーか!カッコイイなー!」
……どうやら、オールマイトのファンらしい。これで付け回されることはなくなるな……安心した。
「ん?その脇に抱えてる人って……」
!?
まさか、この世界でも……!
「無個性の人じゃん」ハア-
僕を見つめるその瞳には、前の世界での
「あのさあ、あんまり僕に関わらないでくれる?僕、オールマイトみたいなヒーローになりたいんだよね。無個性の人とつるんでる暇なんてないの。僕の個性、知ってる?『幽体離脱』っていうやつ。なかなか強いでしょ?」
……相手にされないのはいいが、こうやって見下されるとなんかムカつくな。
「お?こいつ『無個性』じゃねえぞ?」
「へ?」
こいつ……!
「お?オレっち個性使ってねえのに浮いてるぞ?何でだ?」
そういうことをべらべら喋られると面倒なんだ……!
「え?あの、個性って……」
「じゃーなー」
そのまま僕(達)は(僕の家に)帰宅した。
そろそろ(まだ2話)個性付与の法則性に気づいた方もいるのでは?
あと間違いあったらバンバン言ってください 燃堂の一人称とか
キャラ紹介
燃堂力(ねんどう りき) 個性:念道力(サイコキネシス)
バカだ!とてつもなくバカだ!ラーメンバカ!!
でも運動神経は抜群!ケンカは弱いぞ!!
入達遊太(いりだつ ゆうた) 個性:幽体離脱
オールマイトを愛する少年だ!個性の『幽体離脱』はかなり強力!将来に期待だ!