僕のヒーローアカデミアwith斉木楠雄   作:ぽけっと

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あけましておめでとうございます。久しぶりの更新です。
色々書きたいことはあるんですが、色々ありすぎて思い出せないのでまた後でなんか付け足すかもしれません。
第一χのクソ長い前書きを削ろうと思ってます。


第6χ Ψは振られた

 雄英高校。ヒーローを目指す者の登竜門にして通過点。ヒーローを目指す者の半分はここを目指し、そしてその大半はあまりに高い壁に絶望し、妥協というものを知る。

 しかし、僕はヒーローなど目指していない。なのにここを受けることになってしまった。それはなぜか?

 

「そんなんじゃ全然だめ!最低でも80点は取らないと雄英の門はくぐれないわよ!」

 

 この女、照橋心美のせいだ。

 そもそも僕はヒーローも雄英も目指していない。受験するのも断れない状況を作られたせいだ。証明として「雄英を受ける」と渋々言わされた僕のあの顔を忘れたのか?それとも覚えていて、その上で僕にこんなことを言っているのか?どっちにしろ、この女がかなりイラつくことには変わりない。

 

(……そもそも、勉強する必要はあるのか?)

 

「はあ?」

 

(いざとなれば、テレパシーで他の受験者の答えを除き見るということも……「できる訳ないでしょ!?」)

 

「雄英がそんな幼稚園児でも考えつくようなことを対策してないとでも思ってるの?筆記試験では個性を消す個性の先生が常に見張ってるわ。あんたほんとに……あれ?」

 

 気づいたか。まあいい、気をそらすことには成功した。

 照橋さんには一種の催眠術をかけさせてもらった。僕が身につけているものには、僕の気配が残る。そして、この催眠術はそれを僕のように思わせることができるのだ。ただ発動が少し面倒で、僕に気が向いていると催眠術はかけられない。さっきも照橋さんの気を完全にはそらせなかったので、すぐに気づかれてしまった。だが、その間に瞬間移動で部屋に戻れたのでよしとしよう。

 やる気のない勉強会などさっさと切り上げて、好きなことをしよう。その方がお互いのためになる。この間空助から貰った最高級コーヒーゼリーがまだ残っているんだ。ティーブレイクならぬコーヒーゼリーブレイクだ。

 早速コーヒーゼリーを……あれ?

 無い。無い……無い!あれ程大切に取っておいたコーヒーゼリーが……無い……!?

 父さんが食べたか?いや、それはない。生活の安定の為に平気で靴を舐めるような奴だぞ?僕に逆らってまで最高級のコーヒーゼリーを食べる訳がない。

 空助……もないな。あいつならもっと高度な嫌がらせをするはずだ。

 じゃあ一体……まさか!

 

「あれ、なんでここにコーヒーゼリーが……きゃっ!?」

 

(危なかった)

 

 コーヒーゼリーが消えた理由……それは、皆さんご存知テレポート&アポートだ。

 詳しい説明は省くが、部屋にあったコーヒーゼリーと、今僕が身につけている装飾品の価値がたまたま釣り合ってしまったのだ。

 神は信じない主義なんだが、ここまでくると本当にいるんじゃないかと思えてくる。だとしたら、神様は本当に意地悪だ。僕に二物も三物も与え、人生を本当につまらないものにしてくれた。

 だが早めに気づけたのはよかった。万が一心無い誰かに見つかって食べられるのは防げたからな。

 

「さ~い~き~?」

 

 照橋さんが、女神のような笑顔でこちらを見ている。これをあのシスコン変態野郎(照橋信)に見せたら許して貰えるんじゃないか?

 

「わかってるわよね?」

 

 だが、なぜだろう。この女神の微笑みが、般若のように見える気がしたのは。

 

―――――

 

 時は飛んで筆記試験の日。あのあとさらに厳しくなった照橋さんの勉強会に嫌々付き合い、貴重な休みを消費してしまったが、終わってしまえばどうということはない。試験なんて簡単だ。

 ……おっと、今僕が真面目に試験を受けると思ったか?そんな訳ないだろう?勉強会のおかげで僕の学力は格段にアップした。地頭の良さも相まって、おそらく……いや、絶対受かる。……真面目にやれば、の話だが。

 答えがわかるということは、間違えた解答もわかるということ。的確に間違いを選べば、不合格間違いなしだろう。

 文字にするとふざけた内容だが、僕は至って真面目だ。それに、僕が雄英を受けたくない理由はもう一つある。

 この学校、燃堂と海藤も受けるというのだ。こいつらだけでは無い。寺生まれのTや占いギャル、メガネヤンキーに熱血野郎……まあとにかく、前の世界での主要メンバーはだいたい受けるらしい。中には個性が戦闘向きでなくて落ちる輩もいるだろうが。

 だから、僕は雄英に合格するわけにはいかない。なんとしても、この災難を逃れなければならないのだ。

 

「もう会場開いてるって」

 

(おっと、もうそんな時間か)

 

 声をかけてきた相手のほうを見る。

 

「君も雄英?じゃあ、ライバルやね!」

 

 僕に声をかけてきた相手……それは、『僕のヒーローアカデミア』に登場するヒロイン……麗日お茶子だった。

 まさかこんなところで会うとは……いや、大丈夫だ。ここで僕が騒ぎを起こしたりしない限り、彼女の記憶に僕が焼き付くことはない。

 よく見るとあっち(ヒロアカ)のキャラもちらほら見える。落ちる僕には関係ない話だが。

 さあ、始めようか……試験(出来レース)を!

 

―――――

 

 実に簡単な試験だった。わからない問題は何問かあったが、マークシート式の問題は一、二個は明らかに間違っている選択肢があるからな。今回はそれに救われた。

 さて、と……滑り止めの学校の試験も終わったことだし、結果を待つとするか。

 そうだ、空助に貰ったコーヒーゼリーがまだ残っているんだったな……丁度ジャンプの最新号もあることだし、いただくとするか。

 

 確か冷蔵庫の奥に……

『ドーモ、クスオ=サン。コーヒーゼリー型ロボット、CJ-10デス』

 

 ……

 

 …………

 

 ………………

 

 ……勘弁してくれよ……




次の更新は多分おまけになると思います。
海藤との絡みがないのに名前出てくんのは変かなと。気分によっては+αある……かも?
~キャラ紹介~
斉木 空助(さいき くうすけ) 個性:???
ハーバード大の天才科学者!名前から察する通り楠雄の兄貴だぞ!頭には楠雄のテレパシーを妨害するテレパスキャンセラーを付けているぞ!その科学力で楠雄に様々な嫌がらせをしてくるイヤなヤツだ!その度重なる嫌がらせの裏には、小さな頃植え付けられた楠雄に対する強い劣等感がある。意外に根に持つタイプなのかもしれない。ちなみにドMだ!
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