なんだかんだ時は流れ今日は受験の日だ。もちろん雄英のな。おいそこサボりすぎとか言ってんじゃねえぞ。こんなちっさい事気にしてると将来ハゲるぞ。そんでもって買い物に行ったりする時に「え、あの人ハゲてない?かわいそー。」とか言われるんだ。ざまーみろ。
「ねえってぱ。」
突然俺の体が揺らされる。
「誰だよ。普段温厚な俺も今に限っては怒っちゃうぞ?」
「へー、駅乗り過ごしそうだから気づかせたあげたのにそういうこというんだー。へー」
やばい。選択間違えた。これゲームみたいに一個前の選択肢に戻れない?たまにゲームで選択肢間違えたら最初からやり直しみたいなゲームあるけどあれめっちゃ腹立つよな。だけどまたやっちゃうんだよね!なんて現実逃避してみたけどなににもならないわ。どうしよー。
「ま、別に気にしてないからいいんだけどね。緊張してるんでしょ?」
人生で初めて現実逃避が役に立った気がする。とりあえず今は一佳の勘違いにのっておこう。
「お、おうそうなんだよ。やっぱ受験当日だからなー」
「今日頑張ろうね!絶対に2人で入学しようね。それで卒業したらお互いにヒーローとして活躍しようね。」
「おう。そうだな」
ごめん一佳。その約束俺には守れない。それでも俺は作った笑顔で一佳と話し続ける。
「これが雄英か。」
「やっぱりでかいね。」
俺と一佳は他の受験生と同じ方向に向かい歩いていく。ふと、左を向くと緑色のもじゃもじゃ頭の男の子が可愛い女の子と話している。いいなー。彼女かな?ま、なんでもいっか。俺は基本適当である。え、知ってるって?そんなに風脳内会話をしたり、ときどき一佳にちょっかいを掛けたりして受験会場につく。少しの時間待っていると1人のおっさんがでてきた。あれは確かプレゼントマイクって名前のヒーローだ。なかなか強烈なキャラをしていたから覚えている。出てくると突然叫びだした。あーこれ原作でもあったな。プレゼントマイクの話のあと遂にきた。試験だ。原作同様ギミックをただ倒すというものだ。ただ俺はこの試験の確実に合格できる手段を知っている。それはバカでかいギミックを倒すことだ。ボンゴレボスの力があればあんなもの余裕だろう。だからあいつがでてくるまでは一佳のサポートに回る。という作戦を思いついていたのだがなんと一佳と俺は別ブロックだ。まあ普通同じ中学の奴を一緒のブロックにはしないよな。頼むから一佳合格してくれ。ここから先は別々に戦うことになったが一佳は落ちないそう信じてる。多少なりとも俺がこの世界に入ったことによってのイレギュラーがあるはず。今はそれに期待しておこう。
『試験開始ー!』
なっ。まじで突然じゃねーか。てかこのことすっかり忘れてた。まあ忘れてたからって俺が落ちるとは思わないけどな。さあ、戦闘開始だ。
なんて、かっこつけたけどそういえば俺ギミックが出るまで戦わなくていいじゃん。俺忘れすぎでしょ。アイツが出るまで俺はそのへんで他の奴らの戦いでも見とこ。
そろそろ頃合いじゃねーか?始まってからだいぶ時間が過ぎてる。
ガシャン
やっぱりか。一撃でケリを付けてやるよ。俺は宙に浮き両手を伸ばす。
「XBURNER」
俺の手のひらから出る炎でギミックの上半分を消滅させる。これで、俺の合格は決まった。あとついでに俺自身もキマってる。
あの後は特に変わったこともなく試験は終了し、今俺は一佳と帰ってる最中。試験の結果が不安なのかさっきから一言も喋っていない。流石の俺もこれには空気を読んで黙っている。
「じゃあな」
「あ、うんじゃあね」
家に入るとベッドへ直行しそのままダイブ。
あー疲れた。この個性を手に入れてから初めて本気で使ったけど思ったより疲れるな。もうちょっと訓練しないとダメだな。まあ、雄英に行けば次第に慣れるか。そんな事を考えていると瞼が重くなってくる。今日はもう寝よう。
遅くなってしまってすみません。次回はもっと早く書きます