艦これ短編   作:天城修慧/雨晴恋歌

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山風ちゃんの絵描いた。

この前はおめめにヘアピンぶっ刺したいとか言ってごめんね、ってつけてツイッターに上げたけどそれほど伸びなかった。

絵が下手だからだと信じたい。


水族館で

今日も、山風の話をしたい。

 

昨日、叔父さんと叔母さんと一緒にうちに来た女の子。

俺のことを好いてくれているらしい女の子。

 

今日は、みんなで水族館に来た。が、人も多いし別行動しようということになった。

 

父さんと叔父さん。

母さんと叔母さん。

女の子3人。

俺と山風。

 

なかなか会えない山風と2人っきり。気を利かせてくれたのだろうか。この機会に仲良くしときなさい、みたいな。

 

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最近できた、大型の水族館。平和になった海の命を展示している。

 

ペンギンやクラゲ、イルカ、ヤドカリなど魚以外の生物も沢山いて、1日、いや、3日くらいかけてじっくり見たくなる様な素晴らしく楽しい水族館。

 

ただ、素晴らしいということはそれだけ人気が出るということ。オープンして1ヶ月くらいの、8月の水族館は魚といい勝負をしてそうなくらいの、多くの人間がいる様に感じる。

 

「〇〇………、気持ち悪い」

 

隣の山風が、顔を歪めて呟く。

 

………違うよ?俺が気持ち悪いんじゃないよ?人が多くて気持ち悪いって意味だからね?

 

とりあえず、と、メインの1つである大水槽に向かったのは失敗だっただろうか。ぎゅうぎゅうと人の波に押されて、山風の体がぐいぐいと押し付けられている。離れようにも、うまく動けない。むにむに。

 

あんまり人が多いところに行かないからなぁ……。上手い人ならもっと動けるんだろうけど。…いや、これだけいたら変わらないかな?むにむに。

 

山風を抱きながら、波に体を押しつけるようにしながら、なんとか大水槽の前から離れていく。

 

少しでも人が少ない方に進んでくと、クラゲのコーナーに辿り着く。

 

ここなら、端の方で足を止めていても迷惑にはならないだろう。

 

「…山風、大丈夫?」

 

「……大丈夫、ちょっと落ち着いたわ」

 

人混みから離れると楽になったのだろうか、山風の顔色も少し良くなった気がする。

 

でも、この調子じゃあんまり人が多い所には行けないのか。

 

「せっかくだし、クラゲ見ていく?」

 

「…うん」

 

歩き出すときに、忘れずに山風の手を掴んでおく。特に人が多くて、ってわけじゃないけど、はぐれたらまためんどくさいし。手、柔らかいし。

 

山風も、軽く握り返してくれた。

 

近くにあった水槽を覗くと、赤い、花火の様なクラゲがふわふわと浮かんで、開いて、閉じて。

 

うむ。綺麗だ。

 

隣の山風の方を伺うと、目を輝かせて…?

 

「…どうしたの?」

 

笑顔ではあるんだけど、目を細めて、遠くのものを見るかのような…。

 

「……メガネ、置いて来ちゃったの」

 

メガネ?去年あった時はしてなかったような…

 

「……受験の勉強と本読んでばっかりで、近くで固まっちゃったの」

 

ああ、そういう。

 

「見えるの?」

 

「うん。まだ、そこまで酷くはないから…ほら、あっち行こ」

 

小さく笑った山風が、俺の手を引いていく。

 

「エチゼンクラゲ見たいの」

 

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「クラゲってさ」

 

大きな水槽に漂う、1メートルに届きそうなクラゲを眺めていると、山風が話しかけてきた。

 

「漢字で書くと、水の母、とか、海の月って書くじゃない?…〇〇はどっちの方が好き?」

 

「俺は……お月様の方かな?漂ってる感じが好きだったから」

 

「私はね。お母さんの方が好き。…お母さんが好き。柔らかくて、ふわふわしてるの」

 

なるほど。感触から例えるとそっちなのかな?

 

「それにね、毒を持ってて、危険なの。…ママ、優しくたしなめる時と、ビリビリ怒る時があるから」

 

「五月雨叔母さんが、か」

 

母の方もいいのかもしれない。…残念ながら海風母さんのことなど微塵も覚えていないし、村雨母さんは柔らかいより熱いという感じだったのでそういう風には考えたことがなかった。

 

「〇〇、次いこ。ヒトデが見たいな」

 

山風に手を引かれて、次の場所へと進んでいく。

 

 

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「ヒトデって」

 

水槽の底に沈んでいる星形を眺めていると、山風が話しかけてくる。

 

「手が一本ちぎれても、また生えてくるじゃない?どんな気持ちなんだろうね」

 

「……ちぎれたことがないからわからないけど、少し安心するんじゃないかな?失敗を、事故を、なかったことにできるから」

 

「私はね。怖いと思う。……また、ちぎれるために生えてきたのかって。……6本とか、7本とかに増えるときもあるけど、今までなかった自分に変わっていくから」

 

「…変わるのは、悪いことじゃないと思うよ。山風も、健康に変わったんだし」

 

「…そうね。……次いこ。ヤドカリが見たいな」

 

 

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「ヤドカリって」

 

石の上で、何か話している様にも見える二匹を見ていると山風が話しかけて来た。

 

「ずっとお家にいれていいなぁ」

 

「山風は、家の方が好き?」

 

「うん。…お外は、ちょっと怖い。でも、楽しいよ。こうやって遊びに来たり、その…す、好きな人と一緒に歩くのは……な、なんでもない!」

 

顔を赤くした山風が僕の手を引く。

 

「つぎ、行こ。亀さん見たいな」

 

 

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「亀って」

 

水の中を優雅に泳いでいるウミガメを見ていると山風が話しかけてくる。

 

「長生きするっていうじゃない?亀は万年って。……長く生きてたら死ぬのが怖くなったりしないのかな。」

 

「長い間幸せだったら、もっと生きたいと思うかもね。…でも、例えば10000年生きたとしたらきっと僕たちよりもっと多くのものを知るんだと思う。そしたら、死ぬことも違うものに感じるのかもしれない」

 

「仲よかった人が先にいなくなったりするのは悲しいかな」

 

「悲しいと思うよ。でも、悲しいからってそれにかまけていたら、勿体無い気がするね。……僕はまだ知らないから、実際そうなると違うのかもしれないけど。」

 

「そう、ね。…次いこ。マンボウ見たい」

 

 

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「マンボウって」

 

海に浮かぶ月。そうも言われる影を眺めていると山風が話掛けてくる。

 

「たっくさん生まれるのに、たくさん死んじゃうらしいね。……死ぬために生まれるのは、悲しくないのかな」

 

「それは違うと思うよ。生まれるのは、生きるためだ」

 

水槽の中身を眺めていた山風が、今までとは違い、僕の方に顔を向ける。

 

「たとえ死ぬとしても、死ぬために生まれるんじゃない。そもそも生まれるというのは生を受けるってことのはず。だから、死ぬために生まれるという言葉は間違っていると思う」

 

張り詰めていた眉が緩んだ。

 

「生きていたら、楽しいことあるかな」

 

「あるよ。きっと。」

 

「……うん。…次いこ。いわし見たいな」

 

 

 

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「いわしって」

 

水槽の中を回っている、大量の銀色の命を見ていると、山風が話しかけてくる。

 

「……美味しそうだよね」

 

「え」

 

今までと違う雰囲気の問いに驚いて声が漏れ出た。

 

こちらを向いた山風が首をかしげる。

 

「…いわし嫌いだった?」

 

「いや、好きだけど……そういえば、母さんが鰯の南蛮漬けをよく作るな」

 

「誰かが好きなの?」

 

「父さんが好きみたいだよ。魚はそれほ好きじゃないけど、アジフライとかこれとかは好きだって」

 

「私は…うるめが好き。お顔をかじった時の、苦いのが好き」

 

「苦いのが好きって珍しいね」

 

「辛いのも、酸っぱいのも好きだよ。……あと、痛いコトも」

 

「⁉︎」

 

「冗談。…次いこ。……でも、ちょっと疲れたかも」

 

 

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敷地の端の、海が見える売店に来た。

 

他の、もっと水槽に近かったりイルカショーの場所の売店と比べていく分か人が少なく、それに比べて食事用のスペースは広く設けられているのでパラソルの下のベンチに待つことなく座ることができた。

 

隣の山風はソフトクリームを。俺はストローの刺さったオレンジジュースを。

 

ぴったりと並んで手に持ったものを口にしていると、山風がアイスクリームをこちらに向ける。

 

「食べる?」

 

「……じゃあ、ちょっと貰おうかな」

 

そういうと、山風はソフトクリームを俺の口元まで。

 

これはあれだろうか。あーん、だろうか。春雨よりは可愛らしいのだけど…いいか。誰も見てないだろうし。

 

白い冷たさを少し口に含むと、ミルクの甘さが口の中に広がる。間接キス。美味しい。

 

「…美味しい?」

 

「うん」

 

「そ。…よかった」

 

山風は小さく笑うと、首を伸ばして俺が手に持っているストローを咥えた。

 

筒の中をオレンジ色が登っていく。間接キス。そんなことはやはり気にしていないようで。

 

「おいしい。ありがと」

 

あ、ちょっとほっぺ赤くなってる。…もー好き。可愛い。

 

バカなことを考えていると、山風の手元のアイスがつつっと垂れて、膨らみに垂れた。

 

気づいていない山風にそれを伝えると、何が嬉しいのかまた小さく笑う。

 

「〇〇…ハンカチ持ってる?」

 

「ああうん、多分カバンの中にあったはず…」

 

カバンのポケットの中からハンカチを探り出すと、山風に手渡そうとするのだが、

 

「…わたし、アイスで手が塞がってるから、拭いてくれない?」

 

なんと。

 

「いや、俺もジュース持ってるし…」

「ジュースなら置けるでしょ」

 

いや、そうなんだけど…流石に外じゃ…

 

「冗談」

 

そういうと、山風はコーンごと口の中にアイスを収める。

 

もぐもぐしながらハンカチを受け取って拭き取った。

 

「帰ったら、今夜。…嫌じゃなかったら、触ってくれる?今度は2人っきりで」

 

はい、以外になんた答えたらいいのか、俺は知らない。

 

「昨日はみんなとだったけど…わたしの体、目を離さないで見ててね」

 

 

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おまけ『白露型駆逐艦の、その後』

 

設定を少し

 

〇〇視点で、時雨と村雨と。海風の年齢について言及した…と思ってるけどしてたっけ。多分してた。そのはず。……30といくつとか、海風が二十代で死んだとか言ってたけど、それは子供達の認識。親がついた嘘。

この話の世界観としては、戦後。深海棲艦の根絶という形で決着。艦娘は機密扱いなので外見や名前、その他の情報もよく知られていない。第二次世界大戦などの情報も一部規制。戦争があった。終わった。ぐらいしか知らない。

2番3番6番7番9番10番しか白露型は『製造』されておらず、江風と海風は他の娘の2年後に着任。戦争自体は時雨達が作られてから7年という非常に短い期間で終了。

戦後3年でかわうみはお亡くなりしたので生きたのは8年と少しだけ。

時雨達は今作られてから25。

 

親達が艦娘であることは、そのうち子に伝える話を書きたい。

 

子供の名前、見た目についてはメタい理由からなので特に伏線とかではないです。〇〇の存在についても。そんなにしゅえさんの頭賢くない。

 

 

 

ー水族館内。むらさみ、すずしぐ達ー

 

 

五月雨「あ、ペンギンさん!…可愛いですね」

 

村雨「そうね。…ペンギンがいるようなとこまでは行かなかったなぁ……あ、さみ、こっち向いて」

 

「?なに?」

 

「今いいとこなの。写真撮るから。…はい、チーズ」

 

「…撮れました?」

 

「うん。…ほら、こっち向いてくれてるのよ」

 

「かわいいですね」

 

「うん。……こういうの見るとさ、思い出しちゃうな。深海棲艦の、『人間以外』への被害」

 

「はい。他の生き物には攻撃されていないって」

 

「沈めたり沈んだりした艦から出た油とか、投げ込んだ爆雷とかの方が、よっぽど殺してるって」

 

「……本当に、終わってよかったですよね」

 

「バカみたいな量の報酬貰って、提督が過ごしていける身分を作ってくれて」

 

「人間とは違うのに、ですよね。…成長は遅い。運動性能は違う。念じれば武器が出る。…情報規制がなかったら、艦娘反対派、なんて人たちに攻撃されてもおかしくないのに」

 

「何度感謝しても、足りないわ」

 

「……私達は、詳しくはわかってないんですよね。今でも。人に造られたのに。……できた子供がどうなるかも、わからなかった。……私達は子供作っちゃいましたけどね」

 

「無責任、とは違うと思いたいけどね。私も、他のみんなもそうだと思うけど、子供達に何かあっても責任を、……場合によっては終わらせる覚悟も。提督さんもきっとそうなのよね。私たちが何をしたって、責任を取ってくれる気でいるのよ。…きっと、親みたいな気持ちで」

 

「……お話ししてたら、久しぶりに顔を見たくなっちゃいました」

 

「また今度、会いに行ってみましょうか?」

 

「うん。…そうしよ。

 

「………つぎ、何見る?…あ、アザラシいるみたいよ?」

 

「おうっ!…ですね」

 

 

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時雨「見て!タチウオだよ!カッコいい!」

 

涼風「ああ、銀色でシャープでいいよな」

 

「うん!江か…ぜは居なかったね」

 

「……あたいのせいか?最近は江風呼ぶこともなかったろ?」

 

「昨日、思い出しちゃったからかな。どうだろ」

 

「江風なら、『これって食えンの?』とか言いそう」

 

「……うん。…そうだね。……………ぐすっ」

 

「あー!悪かったって、こんな所で泣くなって、」

 

「だ、だいじょうぶ…」

 

「……やっぱり時雨といると楽しいな。さみとは、仲良くできるけど好きなものはやっぱり違うし」

 

「…そうだね。村雨も、見たいって行ったら笑顔でついてきてくれるんだろうけど、隣で楽しんでくれるかというとそうじゃないし」

 

「海風だったら……鰯とか鯵の水槽に行って、南蛮漬けが、とかアジフライ、とか言ったかな」

 

「うん。……海風の料理…おいしかったな……ぐすっ」

 

「あーわるかった!人目あるからここ!」

 

「な、涙は溢れてないからセーフ…」

 

「………ありがとうな。いろいろ」

 

「何か言った?」

 

「変わってないな。そのノータイムの何か言った。…昔っからそうだったよな」

 

「涼風だって。聞こえるギリギリの、でも絶対聞こえる小さな声。」

 

「…変わってないな。あたいら」

 

「……うん」

 

「………次、何見たい?」

 

「サメかマグロかな?かにも見たいな」

 

 

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「さみは、すずのどんなとこが好きなの?」

 

「…えっと、……私、本当は、時雨のことが好きだったんです」

 

「え、聞いたことないんだけど」

 

「隠してましたから。…時雨にはフラれちゃいまして。その傷心に付け込まれちゃいました。……優しくしてくれて、きゅんきゅんして。………今でも時雨のこと好きだから、いらなくなったらくださいね?」

 

「だめ!時雨は私のなんだから!」

 

「……村雨はどうだったんですか?」

 

「わ、私?……江風には、好きって言われて…仲良くしてるうちに、好きになっていったの。時雨とは…最初はキズの舐め合いだったわ。さみには悪いけど、子供達のため、って、どっちかが好きだったわけでもないのに籍入れて。……今はすっごく好きよ。………時間がないと誰かを好きにはなれないみたい。嫌いじゃないだけで」

 

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「涼風が、五月雨に好きだって言ったんだっけ」

 

「ああ。……その時、さみは時雨が好きだったんだけどな」

 

「…………」

 

「気にすんなって。時雨が、海風のこと特に気にかけてたのは気付いてたし」

 

「……今でもね。酷いことしたなって思うんだ。……なんて言ったんだい?涼風は」

 

「ふつうに、好きです。…あたいじゃダメか?って、」

 

「かっこいいね。……僕は、最悪だ。…女として見れない、なんて言っちゃって。」

 

「………殴りてぇ」

 

「まってまって、……ちゃんと謝ったよ。すぐに。……大切な妹だったんだよ。僕にとっては」

 

「知ってるよ。…………あー、悪くないってわかってるのに」

 

「…………いいよ。一回ぐらいなら。されて当然のことを僕はしたんだと思う」

 

「いや、いい。……さみって、呼んでやってくれ。…きっと喜ぶから」

 

「…いいのかな。僕が呼んで」

 

「きっと喜ぶさ」

 

 

 

 

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「時雨と結婚するとき何か言いました?」

 

「まあ、うん。…言わずに伝えるなんてスキルないし。……聞きたい?」

 

「……はい、少し。」

 

「僕と一緒に居てください……って。当時の状況考えたら、褒められた言葉じゃないかもしれないけどね」

 

 

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「2人が死んだ時。…〇〇が生まれて1年、夕立が生まれた後。………ダメだな、って思ったんだ。〇〇と白露と夕立がいるっていうのに、半分抜け殻みたいだったからね。………村雨と泣けば、悲しみが薄れる気がした。隣にいてくれれば、致命的な何かが折れずに済むと思った。泣きながらね。僕と一緒に居てください。この子たちのためにって。」

 

 

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「それで結婚したんだけどね。………悲しみが薄れてくると、ね、ほら、やっぱり男と女がいたらそうなるじゃない?海風にも江風にも悪い気はしてたんだけど、我慢して、それで『幸せ』になれないのは、言われたことと違うじゃない?」

 

 

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避妊とかは2人とも考えなかったな。1発目かはわからないけど結構早いうちに当たってね。

 

 

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私が春雨をお腹に宿して、その時にもういちど相談したの。…でも、その時には2人ともね。

 

 

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村雨といて幸せだった。一緒に生きていきたいと思えるようになってた。

 

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とっても魅力的でね。時雨となら、幸せになれるって思ったの。それで、

 

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「「好きだよ、って」」

 

 

 

 

 

 




おまけ長え。

ちなみに初期構想は夕立が妹だけなので設定は後付け。

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