バトルスピリッツ リヴァイヴ(rivive)   作:()()

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プロローグ ~終わらない旅路~

 身体が焼けるように熱い。

 

 手や足の感覚は既に無く動かせず、深い…深い真っ赤な世界を沈んでいく。

 

 俺はこのまま死んでしまうのか、それも悪くない。もう何も考えたくない。でも・・・。

 

 異界王を倒したのは俺だ。だから俺が異界王の代わりに世界を救った。そのためなら自分の命だって厭わない。

 

 そう覚悟を決めたはずなのにあの女のせいで生を手放したく無くなってしまった。生きて帰って皆で笑ってバトルしたい、そう思ってしまう。

 

 だけどそれは叶わない、叶う訳がない。だって俺はここで死ぬのだから。

 

 俺はその瞬間不思議な光に包まれた。

 

 

『死なないわ。』

 

 どこからともなく女性の声が聞こえてくる。

 

 ―――… 何だ?幻聴ならやめてくれ。

 

『あら?私の事覚えてないの?』

 

 ―――… すまない、俺はお前を誰か知らない。

 

『じゃあズングリーのカレーも忘れちゃった?』

 

 ―――… それを知っているのは俺と一緒に旅をした元コアの光主の皆だけのはず・・・いや、もう一人いる!けど…まさかそんな。

 

 俺はあり得ないと思いながらもこの声の主を知っていた。あまりの驚きに錯乱しかける。

 

『フフフ、まだまだ子供ね。もっと歳を取らないと、私みたいにね?」

 

 ―――… マギサ!?そんな事ありえるはずがない!だって帰ったんじゃ・・・。

 

『そう・・・私は帰ったわ。そしてまたここに来た、おかしな話じゃないでしょ?だって私、マザーコアの光主だから♪』

 

 ―――… あまり深くは聞かないようにしておく、それで俺はどうなる。

 

 マギサは少し間を置いて話始めた。

 

『ダン、貴方は死んだわ。【あの世界】ではね。』

 

 ―――… どういう事だ。

 

『転生って知ってるかしら。』

 

 ―――… 分からない。バトスピの話か?

 

『残念だけど違うわ。転生って言うのは死んだ人が新しく生まれ変わる事を言うの。それと似たような事をダンにはして貰うわ。』

 

 ―――… 生まれ変わりという訳か。だったら俺の記憶は全部無くなるんだな・・・。

 

『いえ、無くならないわよ。ダンはそのまま他の世界に転生するの。身体は勿論心も記憶も全て前の世界のまま、どう?ワクワクする?』

 

 姿は見えなくてもマギサの笑っている情景が思い浮かぶ。昔と変わらず良い女だな。

 

 ―――… まゐ・・いや、もう元の世界には戻れないのか?

 

『私が全て分かる世界はグラン・ロロだけなの。』

 

 ―――… その世界はグラン・ロロじゃないのか?

 

『違うわ、もっと言えばそれは私も知らない世界なの。私に出来たのはその世界にダンの魂を宿す現身を作る事とその現身にダンの魂を送る事だけ。』

 

 ―――… もう長くないのか・・・。

 

 話が少し胆略化し過ぎている。声は落ち着いているがかなり焦っているみたいだ。

 

『ごめんね、もっと一杯色んな事話したかったけど世界が移り変われば私はもう干渉出来なくなるの。だけど久しぶりにダンと話が出来て楽しかったわ。』

 

 ―――… 俺もだ。

 

『違う世界と言っても根本的にはグラン・ロロと同じだからね。それじゃあ行ってらっしゃい、新しい道がまだ続いているわ。」

 

 光がより一層眩く光る。この先には俺の知らない世界があるんだ。俺は初めてグラン・ロロに来た頃を思い出した。知らない人達、知らない土地なのに不思議と心臓の鼓動が早くなる感覚。

 

 今の俺に身体は無いけれど分かるんだ、俺はワクワクしている。

 

 クラッキー、剣蔵、硯 そしてまゐ。ごめん、俺はまだ生きているのに帰れそうにない。でもきっと帰って見せる。この先何が起ころうとも絶対に帰って見せる。

 

 

 もうマギサの声も聞こえなくなった。俺の視界は真っ白に覆われる。何も見えなくなり俺は次第に身体の感覚が甦り始める。

 

「行こう!新しい世界へ!」

 

 

 

 

 

 




 初めまして。ここ最近ブレイブについて思い出して後味があまりにも悪すぎると自分でハッピーエンドを書いて満足する事にしました。
 タイトルのリヴァイブというのは完全にオリジナルでソードアイズから見ていなかったのでリバイバルというのが存在していたとは気付きませんでした。ですがまぁこのままでいいんじゃないですか?
 先人のブレイブ様を参考にしつつ話を組み立てて行こうと思います。しかし新しくカードを考えたり、バトスピはかじってはいますが状況を考えるのは手間がかかり過ぎるのでアニメとは違いバトルはなるべく排除もしくはカットしてストーリーに重点を置こうと思います。
 漫画版ではダンさんが生きているらしいのですがアニメでのハッピーエンドが見たいので言わないでください。
 作中ではダンさんはダンと片仮名を使います。だってダンさんですから。弾さんじゃないと自分の中では思います。
 更新に関しては活動の方を見て貰えれば分かると思いますが他のサイトでも小説を投稿しているのでかなり遅くなります。1年…2年…もしくは3年もかかるかもしれません。3年という月日はとても長くもしかしたら未完のまま終わってしまうかもしれません。
 予定ではそうですね・・・15万文字、つまり大体ラノベ1巻分ぐらいで終わらせるつもりでいます。感想や疑問に思った点は随時修正して行きますのでよろしくお願いします。

 先人様であるブレイブ様にはこのアカウントのお気に入りから飛べると思うので興味のある方はどうぞ。許可とか取っていないので怒られたらこれも消します。
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