バトルスピリッツ リヴァイヴ(rivive)   作:()()

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第二話

宝箱を開けようとすると蓋がかなり重い。それに少し触っただけで手に埃が付いてどれほど放置されているかが分かる。

 

ダンは両手と両足を使って蓋を思いっきり持ち上げるとようやく蓋が開き、宝箱の中身を見ると確かにカードは入っているが見慣れないカードも入っている。

 

手に取ってその知らないカードを見てみると裏には茶色の渦巻きや全体的に青色なアルファベットが書かれた物もある。

 

ようやく見つけた。これでまず一枚・・・。3時間して何とか宝箱からある程度のバトスピのカードを発掘し終えた。

 

ダンはカード一枚一枚を吟味し、デッキを構築していく。しかしどれも殆ど能力の無い基本的なカードばかりでXレアも無い。

 

マリーはずっとバトスピの事を考えているダンに話しかける。

 

「そのカードゲームとやらばかりして飽きないのか?」

 

「飽きる飽きないじゃなくて俺はバトスピが好きなんだよ。好きなのに飽きる奴がいるのか?」

 

マリーは「ふーん。」と納得してダンが色事に分けているカードを眺める。

 

「どうした?やってみるか?」

 

「私かい?そんなものに興味はないね。」

 

ダンは興味があるのかと尋ねるが即答され少しショックを受ける。

 

マリーはすぐに離れて元の椅子に座って足を机の上に乗せる。ダンはそのままデッキを組んでいく。

 

暫くすると外からあのアフロが部屋に入ってきた。

 

 

「お頭、着きました。」

 

 

「アフロご苦労。おい、ダンもっとこの世界を案内してやる。」

 

 

ダンは「この男はアフロって名前なのか。まんまだな。」と思いながらマジックを何入れるか考えていると襟をマリーに掴まれ無理やり立たされた。

 

「何だよ。」

 

デッキ構築の途中に邪魔された事でダンは不機嫌になる。

 

「無視をするな無視を。ほら行くぞ。」

 

「行くってどこに・・・。」

 

首裏の襟を掴まれながら俺は無理やり船を下ろされ地面に立たされる。ダンは顔を上げるとそこには空を飛んでいる人やグラン・ロロの青の世界に居たような大きな人やその逆で小さい子供のような人達が道を徘徊している不思議な街があった。

 

ダンはすぐさまカードショップを探そうと足を前に出すがマリーに止められる。

 

「まずは食料調達だ。アフロ、番を頼むぞ。」

 

「お任せを!」

 

また襟を掴まれて引っ張られる。ダンは持ってきたカードを見比べて今のデッキに必要なのはどっちかを見極めながら食料調達につき合わされてしまう。

 

後ろでダンッ!と足を地に強く叩きつける音が聞こえる。」

 

「あ?これが70?」

 

「何だよあんた。ここじゃあ当たり前の値段だろ。」

 

「どう見てもこの傷だらけのじゃ70もしないだろ!」

 

どうやら値切り交渉をしているみたいだ。ダンは黙々とカードに目をやる。

 

「もしここの人間じゃないからってぼったくろうとしたらただじゃ置かないよ!?」

 

「いいぜ?俺ぁ腕っぷしには自身があるんでぃ。」

 

ダンは二人の喧嘩を止めに入る。

 

「マリー、ここは俺に任せてくれ。」

 

ダンはデッキがひとまず完成し余ったカードをポケットに・・・入れようとしたがダンは今服を着ていない。

 

何で誰も疑問に思わないんだ?

 

「なんだ?ダンお前がやるのか?」

 

「あぁ、デッキが完成したんだ。大丈夫、負けはしないさ。」

 

ダンはデッキが完成した事とこの世界に来てから一度もバトルをしていない鬱憤からここに居る誰よりもやる気に満ちていた。

 

「デッキ?何言ってんだい?この世界で言い争いになったら腕と腕のぶつかり合いに決まってるじゃないか。」

 

「バトスピじゃないのか!?」

 

ダンは声を荒げてマリーに顔を近づける。マリーは「近い近い近い!」ダンの顔を掴み押し返す。

 

「この世界にカードゲームに没頭できるほどゆとりのある奴は少ないよ。」

 

マリーはもう戦闘モードで拳を堅く握りしめている。ダンには止められそうにない。

 

この世界にはバトスピはありつつもカードの影響力が少ないみたいだ。ダンの元居た世界と同じただのお遊戯のバトスピ。

 

ダンは完全にやる気が無くなりマリーの近くから離れた。

 

「ゲートオープン解放。」

 

全員がマリーとその男の殴り合いを観戦している中、ダンは人ごみから外れた所でゲートを開こうとするが無理。コアブリットのような物も船には無かったしダンの常識はこの世界では通用しないのかもしれない。

 

バトスピが出来ないなんてどうすればいいんだ。

 

ダンは空を見上げながらこれからどうしようかと考えているすぐ横には男と女の殴り合いが起きている。

 

 

 

 

「ダン、終わったよ。」

 

マリーの用事が終わるのをデッキに他にも必要そうな物を考えていると終わったらしくダンはデッキをまとめて手に持つと血だらけで人ごみを掻き分けてきた。

 

「大丈夫か!?」

 

「何言ってんだい。この世界じゃ日常茶飯事さ。食べ物は命、だったら食べるこっちも命を張るのが流儀さね。」

 

「そういうもんなのか・・・。取りあえず治療をしよう。」

 

「ちょいと待ちな。ダンの服買わないといけないだろ?」

 

「だけどその傷はまずいだろ。」

 

「大丈夫だ。ちゃんと治してくれる所がある。だからまずはそのほとんど全裸をどうにかしろ。」

 

ダンとしてはボロボロのマリーの方が気になるがその右手にはしっかりと戦果が掴まれている。ここで引くのはただ相手を怒らせるだけなのでダンはマリーと共に服の売っているお店に足を運んだ。

 

「いらっしゃいませ。」

 

「おう、こいつの合う服を仕立ててくれ。」

 

「はい、かしこまりました。彼氏さんですか?」

 

「馬鹿を言うな。じゃあ終わったらここで待ってろ。私は他に行く所があるからな。」

 

マリーは照れる様子も無く店を出て行った。ダンは店員の女性に連れられて鏡の前に立たされる。

 

良かった。見た目は前と同じだ。

 

ダンは万が一見た目が変わっていたら合わせる顔というか知らない顔になってしまった事を薄々不安になっていたが大丈夫のようだ。

 

「さて、どんな服にしましょうかね~♪」

 

店員は何か服を選ぶというよりも着せ替え人形のような目でダンを見ている。

 

店員によるダンの仕立てという名のお人形遊びが始まる。

 

 

 

 




2日に1回は無理そうです。忘れそうなので。
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