バトルスピリッツ リヴァイヴ(rivive)   作:()()

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第三話

ダンはカーテンによって誰からの目にも止められない個室に入れられそこで身体の大きさを測ってもらう。

 

そして今まで疑問に思っていた事を女性の店員に投げかける。

 

「この俺の恰好はおかしくないのか?」

 

ダンの恰好は前にも言った通りほぼ原始人のように古風が出ている。ここの住民の服も見ていたが少なくともダンの今の恰好よりは上半身も下半身も隠しているしまともだ。

 

ダンの今の恰好だけが浮いている事は例え朴念仁であろうが分かってしまう。

 

「もしかしてこの国来たの初めてですか?」

 

「あぁ、初めてだ。」

 

別にこの国が変では無いと思うけど・・・。

 

女性はダンの腕の長さを測りながら説明を加える。

 

「でしたらこの国の王様を見てないんですね。私はてっきり真似をして遊んでいる方かと思いました。」

 

「真似?その王様のか?」

 

「椅子でございます。」

 

「椅子?」

 

王様の椅子?ダンの頭の中にある王様の椅子は豪華で大きく、正に王座と言う感じだがこの世界では違うのだろうか。

 

気になる。

 

ダンは意識をそちらに集中し、その間に上半身の測定を終えた。

 

「では下の方も測りますので脱いでくださいね~。」

 

女性の店員が測りを片付けながら言ってきた。

 

ダンは躊躇わず脱ぎ下半身を露出させる。

 

「ちょと!私が出てからにしてくださいよ!」

 

「え?あ、ごめん。」

 

最近ちょっと無頓着過ぎるなと思う。虚無感というのだろうか、この世界に来てから戻りたいとは思うがじゃあ(この世界で俺は何をすればいい。)そう感じてしまう。

 

前なら女性に下部を露出するのは恥ずかしいはずなのに今はどうでも良くなってしまう。

 

女性の店員はカーテンから出て俺は全裸のままこのままどうなるのか待っているとカーテンが開き大男が入ってきた。

 

「どうする?パンツ履くか?」

 

「あるのか。履かせてくれ。」

 

このままズボンを履いたとしても絶対スース―するので履きたいと宣言すると手のひらを見せられる。

 

「85だ。」

 

単位も付いていないが数字からするとマリーが買おうとしていた野菜よりは少なくとも高いだろう。

 

「すまない、この姿を見れば分かると思うが俺はお金がない。」

 

遠くから「その子連れの人いますから大丈夫ですよ~。」と先ほどの女性店員と同じ声が飛んでくる。

 

しかしダンには一つ気になる事がある。

 

「俺は『服』を買いに来たんだ。パンツが服に入るか分からない以上パンツを買う事は出来ない。

 

「大丈夫だろ、パンツは服だ。」

 

「怒られたら俺がどうする。」

 

「加勢してやるぜ!」

 

男はグッと親指を突き立てる。実にいい笑顔である。

 

この世界の奴らは血気盛んな事だ。もっと安全にバトスピで決着を決めようとは思わないのか。

 

ダンはこの世界は自分の住んでいた世界とは異なるとは理解しつつも違和感を感じてしまう。

 

 

男をパンツを持ってきてくれたがブリーフ、トランクスの方が締め付けが無く楽なので出来ればそちらの方がありがたい。

 

しかしせっかく持ってきてくれた事で断るのに気が引けて仕方なくブリーフを履く事にした。

 

その後男が脚の長さなどを計測し、帰っていった。ダンはまた待っていると女性の店員が帰ってくる。

 

「ではまずは合ったサイズの方から試着して行きましょう!」

 

「試着?サイズが分かるんならする必要ないじゃないか。」

 

「何言ってるんですか!どんな形の服が良いとか似合いそうな色とか実際に着ている所を見ないと分からないじゃないですか。」

 

そこまで言うなら仕方ないと身を任せていると様々な服を着せられてしまった。

 

 

所々破けた服に虹色という微妙なセンスの色や調べているというよりも楽しんでいるように女性の店員は楽しそうにダンに服を着せている。

 

 

何十着着たから数えもしないでようやく色と服の形が決まった。

 

ダンは無駄な体力を使ってしまったと後悔し、パンツを履き毛布を腰に巻いて座って待っている。

 

その間にダンは暇つぶしにデッキを真面目に構築する。ほぼ最終系に近い完成度だ。しかしそれはあくまで今持っているカードの中での話、殆ど捨てられてたようなカードの中にはキースピリットと言えるようなカードは存在しない。

 

勝つには圧倒的な力を持つスピリットが必要だ。それを補うためにマジックは要チェックしなければならない。

 

戦術は序盤速攻型、スピリットを並べて相手がコアが溜まってキースピリットを出す前に叩く。しかし何もスピリットを出せば良いと言う訳では無く強力なマジックについている軽減を上手に使って一気に敵を殲滅する。

 

ダンはカードを見比べているとさっきの大男がやってきた。

 

「さっきから気になってたんだけどそれバトルスピリッツって奴だよな。」

 

「知ってるのか!?」

 

ダンは顔を上げて男を見つめる。そのダンの表情に「おぉう。」と変な声を出してしまう。

 

「いや、俺はやってねぇけど丁度今日バトルスピリッツの大会がこの国で開かれるんだよ。お前も出ねぇか?優勝賞品は豪華なカードだぜ?」

 

「出る!出る!」

 

ダンはようやく出来るバトスピが待ち遠しい。マリーには無理に言って大会に参戦させて貰おう。

 

ダンはより一層デッキ構築に力を入れ服が完成するのを待った。

 

 




カードプールは主に一期の物を使用します。基本的にスピリットの殴り合いになりますが自分にはそれぐらいしか出来ません。
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