異世界転生したからって選ばれし勇者になれる訳じゃない。 作:アルトルト
ちょっと切るに切れなかったので今回は長めです。
よっす、ケンゴだぜ。
俺たちは今回、ある噂を聞いてダンジョンに行ったんだが…
***
「「「星降り山?」」」
「ああ、なんでも、その山頂では毎晩、延々といつまでも流星が流れ輝いてるとか。で、その流星に願いを唱えると、唱えた願いが叶うらしい。
…まあ、今は魔物共のダンジョンになっちまってるって話だがな」
ある日、俺たちはある町の酒場のマスターからそんな話を聞いた。
「ふぅーん…まあ、ロマンチックな話じゃん」
「でもさぁ、安全区ならともかくダンジョンはなぁ…行く気が起きねぇぜ」
「あーそれわかるわジョン。ダンジョンってだけでなんか行く気無くなるよなぁ」
うんうん、と俺とジョンが頷きあっていると、
「いえいえ、ダンジョンだろうとロマンチックなのはいいじゃないですか!こういうの、乙女的には大好物ですよ!ねぇ、2人とも行きましょうよー!」
「あー…始まった」
「こうなるともうエリーは止められん。仕方ねぇな、行こうぜ、ケンゴ」
「はぁ…仕方なく、仕方なくなんだからね!」
「男のツンデレとか誰得だよキモイわ」
「ケンゴなら私得だと思います」
「相変わらずジョンは辛辣ぅ!あとエリーはステイ」
ということで、星降り山の攻略が決定したのだった。
***
その翌日の夕暮れ時、町からしばらく歩いた所にある星降り山。
『ここより先、星降り山登山道 猛獣注意』
その山の麓で、そんな古ぼけた看板を見つけた。
立てられたのが随分前なのか、それはもうボロボロだった。字がなんとか読めるくらいだ。
「こっからだな」
「魔物、少なきゃいいんだがねぇ…」
「祈りましょうよ、祈れば届きます」
「今日のエリーはロマンチック乙女モード全開だな…」
「それほどでもないですよジョン」
「褒めてねぇよ」
そして、俺は仲間たちと前の世界以来、久方ぶりの登山に繰り出すことになった。
***
ザク、ザク、ザク。
土を一歩一歩踏みしめながら歩く。
辺りは少しずつ暗くなってきていた。
時々魔物が出てくるがまあ弱いのばかりなので瞬殺できた。なんかダンジョンって感じがしない。これでは普通に登山だ。まあその方がいいのだが。
さらにしばらく歩く。
「なあケンゴ、俺もう疲れたんだが…?」
「この程度で諦めちゃダメですよジョン。それでも男の子ですか?」
「そうだよ(便乗)、お父さんそんなだらしない子に育てた覚えはないぞ?」
「だーれがお父さんだこの阿呆」
「お前がやる気を出すまで言い続けようか?」
「やめてくれ。わかった、頑張るからさ…」
「それでよし。まあ、見たとこあと一刻(1時間)くらいっぽいし頑張れよ?」
「おーう…」
***
さらにしばらく歩いていると、今度は…人影か?
「…誰かいるな」
「んー…5人くらいか?なんでこんな所に?」
「私たちと同じで流星を見に来たんじゃないでしょうか」
「いや、ありゃどう考えても冒険者の類でしょうよ」
※冒険者
ケンゴたちのように、魔物を狩ったりすることで生計を立てている人のこと。一応、勇者一行も冒険者扱いではある。
「てことは同業者?まあ、今の俺らにゃ関係ないが…」
「まあ、せっかくですし話かけてみましょうよ」
「そうだな。おーい、そこの人たちー?」
「ん?この声は…あ゛っ!?」
「どうかしたのか勇者ー?」
「ん、ありゃあ人だね。冒険者かい?」
「でしょう。でなければこんな所には来ません」
「あ、ケンゴたちじゃないですかー。お久しぶりでーす」
「あれ、エリアの知り合い?」
「うん、私とアランの幼なじみ…かな?」
「はぁ…なんたってこんな時にあいつらと出くわすんだ…?」
そこにいたのは今噂の勇者アラン御一行だった。
「おー、ハーレムクソ…じゃなくてアラン君じゃないかー?元気してたぁ?」
「ねぇケンゴ今なんて言おうとしたの?ねぇ?」
「ようハーレムクソ…じゃなかった、アラン。久しぶりだな」
「ジョンも何言おうとしたの!?」
「どうも久しぶりですハーレムクソ男さん。お身体の調子はいかがですか?」
「エリーに至ってはダイレクト!?相変わらず言動が肥溜め並に酷いよ皆!?」
「「「お前の方がナチュラルに酷いわ/ですよ!!」」」
ほんっとこいつは無意識に酷い事言うナチュラルクズだなオイ…
「ねぇエリア、はぁれむってなんだ?」
「メレナは知らなくていいことよ」
「おーいエリア、遠い目をしたって現実からは逃げられないわよ?」
「…はっ!?そうねジェニー、ごめんなさい」
「分かってくれれば…「分かってるわ、ケン×アラじゃなくてジョン×アラで考えれば良かったのね?」違うわそうじゃないわそんな腐った考えじゃなくてね?」
外野のアランのハーレム要員たちが何かうるさいが何言ってるかは聞こえないし気にしないことにした。
「そういやお前のパーティメンバーの名前、エリア以外知らねぇな…教えてもらってもいいか?」
「ん?それくらいなら構わないが…
おーい、皆?彼らに自己紹介してやってくれないか?」
「おーう、勇者の頼みならなんでもだぜ!アタシはメレナ。盗賊だせ!」
「私はジェニー。戦士をやっている」
「私はリヴェーナ。王の使いの魔道士だ」
「えーっと、お久しぶりです皆さん、エリアです。僧侶してます」
と皆自己紹介をしてくれた。
「おう、皆よろしく。俺はケンゴ。パーティリーダーだ」
「俺はジョン。盾役の戦士だな」
「エリーです。僧侶やってます」
俺たちも自己紹介する。
さて…
「で、アランよ。お前たちはなんでここに来たんだ?目的なしってわけじゃないだろうに」
「ああ、今日はね、ここの流星群が特に多い日…大流星群の日なんだって。僕たちはそれを見に来たんだよ。ケンゴたちは違うのかい?」
「ああいや、俺たちも流星群を見には来たんだが、まさかそんな大流星群とかいうのがあるとは思わなかったぜ…」
「そっかー…ケンゴ、冒険者たるもの、いつでも情報収集を欠かさないのは重要だよ?情報1つ無いだけで強力な魔物にあっさりと惨たらしくミンチにされるかもしれないからね」
「お、おう…」
んーなんか例えがグロテスクじゃね?
そういうの勇者としてはどうなのでしょうか。
閑話休題。
「それはいいとして、アランよ。目的は同じなのだし、せっかくだから一緒に行かねぇか?天下の勇者サマが一緒なら心強いしよ」
「うん、そうだね、それもいいね。よし、じゃあ一緒に行こうか」
勇者アラン と その仲間たち が 仲間になった!
***
またしばらく魔物を屠りながら歩き続けていると、急に道が開ける。
「ん、そろそろか」
「そうですね」
「お…おい2人とも、すげぇぜ、上見てみろよ」
「ん?…おお、こりゃ…」
「わぁ、綺麗ですね…」
ジョンの言葉に従って空を見上げると、そこには満点の星空に降り注ぐ数多くの流星が見えた。前の世界じゃ見ることのできなかったような幻想的な風景に、俺はつい見入ってしまう。
「綺麗だねぇ」
「ああ、とっても綺麗だ」
「うーん、アタシには何が綺麗なのかわかんないぞ…」
「大人になれば分かると思いますよ」
向こうの勇者パーティも同じようだ。
「おい勇者、ケンゴ殿。まだ山頂はまだだぞ?こんな所で見とれてないで、早く行くぞ?」
「「あっ、はい」」
人が見入っている最中に水を指すのはどうかと思うぞリヴェーナさん…クール過ぎるのも考えものだなと思いました(小並感)。
***
そして山頂にたどり着いた…のだが。
「ん?…誰かいるか?」
「お、確かに誰かいるな…」
そこには手頃な石に座り込むおじさんが1人。耳が人と違って
「あのー、すいませーん、ちょっといいですかー?」
早速エリーが声をかける。
「ん?ああ、冒険者の人かい?ようこそ、星降り山へ。私は…そうだね、ここのダンジョンボス…といった所かですかな?」
「なっ、ボス!?」
「ボスだってんなら…!」
「見逃すわけにはいかないですね」
アランが驚くと同時に、メレナとリヴェーナが同時に
「ああ、そこの娘さん2人、ちょっと待ってくださいな。私はボスと言っても名ばかりでね。昔こそベテランの大将軍とも言われた身だが、今ではほとんど力のない老いぼれですよ。せいぜいここの連中を外の人間に手出しさせないようにするだけですよ。
…まあ、こんな老いぼれの命です、殺すなら殺せばいいでしょう」
「ふん、命乞いか?だが、それでも魔物は「待ってくれリヴェーナ!」…なんだ勇者?まさかこいつを殺すな、なんて言うのではないだろうな?」
「…ああ、そのまさかだ」
「…何故?」
「その人、多分悪いことはしてないよ」
「何故そう言える?」
「勘」
わーお出ました勇者特有の無駄に鋭い直感。意外とこういうのってあってるから何とも。
「…また勘か。まあ、勇者の勘だ。信じよう」
「ありがとう、リヴェーナ」
「リヴェーナがやらないならアタシもやーんない」
そういってリヴェーナとメレナは武器を収めた。
「ふむ…皆さん?そろそろ、大流星群のピークですよ」
すると老人が流星群のピークを伝えてくれる。
「お、そろそろか。待機すっか」
「そうだな」
「そうですね」
「あの、アラン?私と一緒に…「待て、アランとは私が「いいやアタシが「いや、私が…」」」」
………
「「「「…アラン!私/アタシと一緒に星を見よう!!??」」」」
「皆どうしたのそんなに!?」
「あっちはタノシソウダナー(遠い目)」
「じゃあお前も混ざってくるか?」
「やめてくださいジョンさん死んでしまいます」
「はっ、冗談だよ」
「2人とも楽しそうですねぇー」
「「はっはっは!」」
俺たちは笑いあった。
***
少しして、少しばかり周りも落ち着き、皆空を眺めている頃。
「あの、ケンゴ?少し、いいですか?」
「ん?どうしたエリー?」
「いえ、少しお話を」
彼女の声はいつも通りのようで、少しだけ重かった。
どうやら雰囲気的に大事な話だろうか?一応真面目に聞くとしよう。
「ふぅーん、で、何?」
「いえ、ケンゴ、あなたは…10年前の事、覚えてますか?」
「10年前?いや…ほとんど覚えちゃねぇなぁ…」
「そうですか…ねぇ、ケンゴ?おぼえてますか、10年前に、私が森で迷子になった日のことを」
「え?ああ…あったな、そんなこと。覚えてないわけじゃないが、いまいち覚えてないな…」
「まあ、そうですよね…じゃあ、ここからは独り言です。聞いてもらわなくても構わないです」
「え?それって…」
「これは、10年前のある日の事ですーー」
***
あの頃、私は村の男の子たちにいじめられていました。
たしか、ジョンはそのいじめっ子たちの中に混ざっていて、ケンゴはその後ろから何もしないで見てるだけでしたっけ。
その日も、私は森の奥に呼び出されて、殴られたり、蹴られたりしてました。
「きゃっ、やめて、痛いよ…!」
「うるせぇ!女のくせにナマイキなんだよ!」
「…お?おいジョン、こいつ、ペンダントなんて付けてるぜ?」
「えっ…待って、それはおかあさんの…きゃっ!?」
「へぇー、十字架のペンダントかよ…ダッセェなこりゃ!こんなダッセェのつけてるくらいならいらねぇよな!…そーれっ!」
「…あっ!?」
そして私は、その時身につけていた母の形見の十字架のペンダントを奪われ、近くの崖下に投げ捨てられてしまいました。
「ああ…酷いよ…あれ、おかあさんの形見だったのに…」
「げ、こいつ泣いたぞ…」
「あー!ジョンが泣かせたぞー?」
「うげっ、テメェらもだろ!?おいケンゴ、見てたんなら俺を擁護してくれよ!?」
「…うるせぇ。俺は見てるだけだ。それに、女の子をいじめてるお前なんざ擁護できねぇよ」
「はあ!?この裏切り者ー!」
「知るかよ」
その時は、ああ、この人たちはなんて酷い人たちなのだろう、泣いている私よりも自分の事がそんなに大事なのか、彼らに神様の罰が下らないか、とも思いました。
それから、彼らが去った後、私は彼らが投げ捨てたペンダントを探し続けました。
太陽が空の真ん中を横切ろうとしている時も、太陽が沈む前に赤く染まっている時も、暗くなって月が出ている時も。
そして、気がつけばフクロウが鳴き始め、周りは真っ暗で、月の光も届かなくて。
…もうどれ位の時間探しただろうと思えるほど時間がたっていました。
もうお腹はペコペコで、疲れも溜まり、しかも水すら飲まずにやっていたせいで、私はもうふらふらでした。
その時でした。
「…おい、お前、大丈夫か?おい?」
目の前にケンゴと呼ばれた少年がいたのです。
彼はその手に、捨てられた私のペンダントを持っていました。
「…え?」
「お、まだ大丈夫そうだな。お前がなかなか帰ってこないから村は大騒ぎなんだぜ?
…ほれ、お前の探し物はこれだろう?」
「あ…それ、私のペンダント…」
「お、あってるみたいだな。よかったよかった。あ、これは返すぜ」
そう言って彼は私の首にペンダントをかけてくれました。
「…うん、やっぱお前に似合ってると思うぜ。
ようし、帰るか。立てるか?」
その時、私の首にペンダントをかけて、私に手を伸ばしてくれた人…ケンゴは、とっても輝いて見えて。まるで、絵本に出てくる白馬の王子様みたいで。
「え、あ…うん」
「ならば良し。さ、行こうぜ」
この時、私の胸は今までにないほど高鳴っていて。そして、気づいたんです。ああ、私はこの人に、恋をしてしまったんだ、って。
そしてその日は、空に流星群が降り注いでいました。私は星に願ったのです。どうか、私がこの人への恋心を忘れないように、とーー
***
「…えっとさ、エリー、それってつまり…」
…つまり、だ。…それって…エリーは俺のことが…!?
てか、エリーが俺にべったりだったのってそれが理由かー!覚えてたようなそうでなかったような…
「ふふっ、顔が真っ赤ですよ、ケンゴ?」
「うっせぇ!そんなこと言われて顔が赤くならないわけねぇだろ…」
つい恥ずかしくて顔を逸らす。
「…ケンゴ、ちょっとこっちを向いてくださいな」
「へ?あ、ああ…ってーー!!??」
チュッ。
エリーの言葉通りに俺が彼女の方を向いた瞬間、彼女は俺にキスをしてきた。
「ーーー!?!?!?」
俺は声にならない声を上げる。
少しの間の後、唇を離す。
「ぷはっ、え、あ、ちょ、え、エリー!?」
「ふふっ。
…ケンゴ。私は、エリーは、あなたの事が大好きです。愛しています」
「へっ!?お、おう、俺も、お前が「待ってください」…へっ?」
「その返事は、今すぐじゃなくていいです。あなたが本当に私の事が好きだ、って思えた時に言ってください」
「あ、ああ…わかった」
「ふふっ、大好きですよ、ケンゴ…。私の願い、また流れ星に願うまでもなかったです」
「…そうかい。そりゃ、よかった」
そうして、その夜、俺とエリーは寄り添いながら流星群を眺めたのだった。
この世界で俺は選ばれし勇者にはなれなかったけど、こういう幸せがあるなら、それはそれでいいのかもしれないな…
***
気がつくと、もう朝日が登っていた。
「うん…寝てたのか?」
「おお、起きましたか、旅の人」
「あ、おじさん…おはようございます」
「ええ、おはようございます。いい朝ですね」
俺の横には、エリーが寄りかかっている。
…そうだ、俺は彼女に昨日、告白され…て…!!??
「……あ゛あ゛あ゛っ!?」
「ふにゃっ!?」
「うおぉっ!?なんだケンゴ!?敵か!?敵襲か!?」
「あ、ごめん2人とも、起こしちまったか…」
俺が昨日の事を思い返して悶える声で2人を起こしてしまった。悪いことをしたか。
「ふぇ…もう、驚かせないでよー…」
「ったく、驚かせんなよおっちょこちょい」
「わりーわりー…」
「ふふふ、若いとはいいことですね…そうだ、でしたらこれをあげましょう」
「え?…これは?」
すると、おじさんが何かを取り出す。
それは、2つの指輪。それぞれ同じ形にカットされた赤と青の宝石がついている。
「これは、かつて私と私の妻がつけていた指輪なんです。強力な呪いも弾く婚約指輪…。まあ、今となっては私1人。つけていても意味は無いと思い、持っているだけだったのですが…あなたたちのような人が来て、思ったのです。これは、新たな世代に渡すべきではないのか、と」
「それで、俺たちに?…ダメですよ、受け取れません。それは、あなたにとっても思い出の品のはずです」
「いいえ…確かに、楽しかった時のことも思い出しますが、それ以上に、今は辛い記憶を思い起こすばかり…私としても、そろそろ手放したいものだったのですよ」
少し、辛そうな目をするおじさん。
確かに、思い出はいいことばかりじゃないが…そういうことも、あるのだろう。
「そうですか、なら…受け取らせてもらいます」
そう言って、彼から指輪を受け取る。
「そうですか…ありがとう。これで、もういつでも逝ける…」
「…えっ、おじさん、体が…!?」
突然、おじさんの体が透け始める。まさか…
「…実はですね、私、もう死んでるんです。私は、悪霊の魔物…地縛霊のようなもの。今まで、妻との思い出の場所で、ずっともういない妻の事を考えてはかり…未練がましかったのです。でも、これで踏ん切りが着きました。これで、安心して彼女の元に向かえます」
何があったかは知らないが、きっと彼を地縛霊にしてしまうほどの未練が、思い出がここにあったのだろう。そして、それが無くなった今、彼はここにいる理由はない。
「…そう、ですか。向こうでも、お幸せに」
「ありがとうございます。毎晩、星に願ったかいがありましたよ。では、皆さん、さようなら。ありがとう…。それと、ケンゴ君、でしたっけ?彼女さんとお幸せに…」
「…!
ハイ、頑張ります…!」
そう言って、おじさんは光と共に消えた。残ったのは、彼とその妻の指輪だけ。
俺は、少し涙目になりながらそっと青い指輪を拾い、指に嵌める。
エリーも、赤い方を拾って指輪に嵌めた。
俺とエリーはお互いを一瞬見つめ合う。
そして、エリーは祈りの姿勢を取って、
「あの人たちに、幸あらんことを」
そう、祈りの言葉を捧げた。
彼女の言葉に続いて、俺とジョンも祈りを捧げた。
そしてその後、俺たちは山を離れ、再び旅立つのだった。
というわけでちょっとしんみり回でした。
ちなみに、アラン一行は朝にいろいろあったせいで忘れられて寝たまんま放置されました。
ちゃんと無事に起きて帰ってるから大丈夫です。…多分。