あと言い忘れてましたがいろんな世界を回ってるから誠一は意外と歳食ってます。といっても見た目の倍程度ですが。見た目が原作の一誠と同じなので年齢の方は大体40手前ぐらいです。老化が進んでないのは前回で赤天功を生み出す時に使っている波紋のお陰とちょっとした事情から。
※ご指摘があった為、視点変更などなの表記を変更しました。
【イリナ視点】
今回、私とゼノヴィアはとある任務を受けて私の生まれ故郷である駒王町に戻ってきた。
任務の内容は堕天使コカビエルに奪われた3本の聖剣エクスカリバーの奪還。正直な話大戦を生き残ったほどの実力者に対して私達2人とは教会は何とも見積もりが甘いと言わざるを得ない。それに私とゼノヴィアはエクスカリバーの使い手。正教会は最後のエクスカリバーを守るつもりだとは言っていたが仮に私達2人のエクスカリバーが奪われた場合相手に5本ものエクスカリバーを使わせてしまうこととなる。最悪の場合は破壊も考慮に入れると上司は言ってはいたものの破壊なんてすれば確実に私達2人の独断でしたことにされ、上に罰せられらだろう。
そんな不安を抱えながら私は幼馴染の家である兵藤家を訪れる事にした。久しぶりに一誠君の顔を見ておきたかったというのもあるが昔からおばさま達には良くして貰ったので成長した自分を見せに行くともいうのあった。
だが12年という歳月は非情にも私の希望を打ち砕いた。
「やぁイリナ。」
全く知らない男がそこにはいた。自分とは全く面識がない。なのに相手はあたかも自分とは昔からの幼馴染のように振る舞う。訳が分からなかった。私がいたころは兵藤家に子供は1人だった。一誠君ただ1人、年の近い弟はいないはずだ。なのにこの男はそこにずっといたかのように収まっていた。
そいつが用事でいなくなった後、私はおばさまに尋ねた。
「おばさま、私がいない間に養子でも迎えたんですか?それに一誠君は?」
私の質問におばさまは予想もしなかった答えを返した。
「あらあら、イリナちゃん面白いこと言うようになったわねぇ。誠二ならいつもイリナちゃんと元気に遊んでたじゃない。それに…」
さっきまでの陽気な感じが嘘のように消え、自らの息子であるはずの一誠の事にも関わらず無頓着な様子でこういた。
「一誠なら死んだわ。誠二の話ではあの高台の崖から飛び降りたみたい。」
その言葉は私を動揺させるには十分だった。そこから先はあまり覚えていない。ゼノヴィアの話では正に放心状態といった様子で話しかけても全く反応がなく。周りも見えていないようだったのでここまで引っ張ってきたという。
だが、明日はこの町の名目上(日本神話は前管理者以降この駒王町の管理者はリアス・グレモリーであると正式に認めていない)の管理者であるリアス・グレモリーとその補佐であるソーナ・シトリーに情報提供と交渉にいかなければならない。
未だに心に傷跡を残したままではあるが今日は抑えてあったホテルの1室で寝ることにした。
【小猫視点】
最近部長の様子がおかしくなってきていた。それもこれも全部兵藤誠二という先輩を部長がこの部に招待してからだ。兵藤先輩の学校での評判は最上級と言ってもいいほどにすごい。頭脳明晰でスポーツ万能、何をさせても完璧にこなし他の女子からもモテモテである。
正に神童ともいえるこの人だが私は信用していない。初対面にもかかわらずなれなれしく話しかけてくるし、先輩である部長や朱乃さんに敬語もなし。それに何というかこの人の周囲の評価は少しおかしい。
駒王の二大お姉様と呼ばれている部長と朱乃さん、そして不本意ではあるけども駒王のマスコットと呼ばれている私でさえ同性からは少しであるがやっかみは受けている。私でさえこうなのにハイスペックでイケメン、女子からの人気ナンバーワンな先輩が同性からのやっかみを受けないはずがない。
この学校は元々女子校という事もあって女子率が高い。その為ここに入ってくる男子は大体、進学校な為に頭がいい人か明らかに女の子目当ての人の2種類しかいない。それに先輩の学年には先輩を1番妬んでそうな人達がいる。なのに彼への不満はゼロ。明らかにおかしかった。
そんな先輩なので私は当然部長に彼は何処かおかしいと忠告した。まるで私達が裏の人間であることを知っていたかのように自分が赤龍帝であることを明かしたのも含めてだ。だが部長は誠二だからの一点張り。朱乃さんもそうだった。更に裕斗先輩に至っては自分の神器を使ってまさかの性転換までしてしまった。
訳がわからない。というかおかしすぎる。確かに祐斗先輩には男色の気があったがそこまでして彼の愛を受けようと思うものだろうか?
そんなあまりにも異常な眷属内の様子に私は兵藤誠二という先輩に恐怖を抱いていた。
だがそれは氷山の一角に過ぎなかった。兵藤先輩がオカルト研究部に迎えられて数日後、兵藤先輩は自分の力を見せつけると言って何故か廃教会に私達を呼び出した。普通ならば行かないところだが私以外の皆んなは殆ど言いなりに近い形で兵藤先輩に付いて行った。そこで私達が元々マークしていた堕天使とはぐれ悪魔祓いを容易く倒して神器を抜き取られようとしていたアーシア先輩を助けて部長に悪魔にするように進言し、アーシア先輩までもが兵藤先輩の言うがままに悪魔となった。
その後も部長の婚約者であるリクター・フェニックス氏を赤龍帝の籠手の禁手で倒し、部長を勝ち取った。こちらの情報では兵藤先輩が神器を覚醒させたのは悪魔になる僅か数週間前。其処から鍛えたとしても神器の禁手が出来るまでの時間が短すぎる。才能といえばそこまでなのかもしれないが奇妙だった。
そして今日は教会から使いが来る日だ。兵藤先輩はご機嫌にこの前会ったというその使いの内の1人のことを話していたがまさか次のターゲットはその人なのだろうか?ならば阻止したいところである。というか相手は教会勢力の人間だ。アーシア先輩の場合は破門に近い形だったので事なきを得たが今回は現役、しかもかなりの手練れだという情報。そんな人を兵藤先輩が手篭めにしようとしたなら教会勢力とことを構えなければならない。そうなれば兵藤先輩にも部長にも手に負える事態ではなくなる。最悪の場合ルシファー様が責任を取らなければならない。
そんな事にならない為にも私だけはしっかりとしていようと考えた。
何か暴走しすぎた気がする…
木場きゅんについては…うん、これが1番の暴走だわ。
ということで救済はあるか分かりませんが本作では木場きゅんではなく木場ちゃんでお送りいたします。