Fate/Grand Order ~Another Destiny~ 作:らまちゃ???
さて、今回は初の特異点&サーヴァント登場であります(え、ライダー?知らないな)
今回は白野視点でございます。場所はまあ、何処ぞの家の土蔵としておきましょうかね?(笑)
ではでは拙いかつ短いですが最後までお願いします。
――今までの人生に王という存在を目にしたことがあるだろうか?
俺が住んでた国において王などいるはずも無く他の国の王も今となっては日本の天皇のような象徴に過ぎない。
――けれども、今俺の前にいる男はまさしく、王と呼ぶべき存在だろう。
「問いを投げよう、貴様が不遜にも我を喚び出した魔術師か」
男の声には風格があった。ただ偉そうな態度というわけではない。おそらく彼は人の上にたつものだ。そして、1番俺が感じられたのは、彼の目はあたかも
しかし、身なりを見る限りでは王というよりかはむしろ歴戦の戦士のようにも思える。その象徴として彼は全身に黄金の鎧を纏っていた。
「……ほう、我を無視するとはよほど肝が据わっているな?」
……どうやら怒らしてしまったようだ。
「すまない、俺も何がなにやらサッパリで混乱していた。……色々教えて欲しい事があるが、最初に聞いておきたいことがある」
「よかろう、言ってみろ」
「君は一体何者なんだ?」
「……ククク、そうきたか!我は
……俺に喚び出された?つまり、この目の前の男は――――
「ようやく気づいたか。そうだ、この身はサーヴァントだ。よもやサーヴァントがなんたるかをも知らぬ愚か者ではないな?」
サーヴァント。使い魔とは似て非なるものだったか。それが善行でも悪行でもこの星に名を残した英霊のコピーのような存在。つまり彼もこの星の英雄だということか……。
「つまり、その、なんて呼べばいいのか」
「アーチャー、我のことは以後そう呼称するが良い」
サーヴァントはおおよそ七つのクラスに分けられると聞いたが彼は
「アーチャー、だな?つまりお前は俺が無意識に喚び出したサーヴァントということか」
「2度も言わせるな、戯けが」
…………一つ分かったことがある。こいつ凄く扱いにくいぞ。
「ともかく、お前は俺の指示に従ってくれるという認識で間違いないか?」
「本来なら貴様のような不届き者は問答無用で首を落とすところだが、此度は気分が良い。それに貴様、なかなかに
「よくわからないが、協力してくれるなら心強い。早速だが――」
□■■□□■■■□■■ッッ!
なんだこの音は?いや、音というよりはむしろ声に近いな。
「どうやらぼんやりとしてる暇はなさそうだぞ、雑種?」
アーチャーの言う通りだ。ともかく今は状況を手探りしていくしかない様だ。
「…………ああ、行こう、アーチャー!」
……このサーヴァントは一体何ガメッシュなんだ!?()
という訳で一応真名は隠しております故。
次話はいよいよお待ちかねの所長大活躍(?)シーンのはずです!
次話投稿も大変遅くなると思われますが、暖かい目で見てくださるなら、私も嬉しい限りでございます。
皆様、良い1年を!
p.s:エレシュキガル可愛いいいいい!